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In Dubrovnik ドブロブニクの美しい街並みと悲しい歴史
この先の航空券の手配はまだまだ続く。
今日も宿のネットを使い、北欧のフライトをブッキング。ようやく終わりが見えてきた。格安航空会社は確かに安いが、なんだかんだ料金が加算されると結構いい値段になる。基本のフライト料金に税金やら荷物代やらクレジットカードの支払手数料やら。うまい事、乗せてくる。
さて、こんなことばかりしていると(大事だけど。。)あっという間に時間が過ぎてしまうので、午前中いっぱいで終わりにし、午後からドブロブニクの観光へ。
●魔女の宅急便!ドブロブニク
宿からは路地を抜け、旧市街を目指す。途中、高台から見下ろすドブロブニクの街並みはホントに美しい。小さな家々の屋根はすべてオレンジ色で統一され、旧市街は城壁の中にきれいに並び、そしてそれらを真っ青のアドリア海が取り囲んでいる。これが中欧の世界であり、魔女の宅急便の舞台だ。
旧市街では、クロアチア名物のアイスを片手に整列された街並みを眺める。そして、ドブロブニク旧市街の見どころを一通り見学。フランシスコ会修道院、大聖堂、総督邸と見て回るが、中でも印象的だったのが総督邸の写真展。
●ドブロブニクの美しい街並みと悲しい歴史
近くの土産物屋でも同じような本が売っていたが、「Dubrovnik WAR」と題されたその写真展は1991年~92年の独立戦争の生々しいドブロブニクの悲しい一面をモノクロの写真が語っていた。今では、その美しい街並みに魅せられ多くの観光客が訪れる平和な街だが、それらの写真では今見てきたその平和な光景と同じ景色が無残にも破壊されているのだ。
銃弾を受け傷ついた大聖堂、砲弾が直撃しぽっかりと穴の開いたオレンジの屋根の家、アドリア海に浮かぶ燃え盛る船、ぷっつりと糸の切れたスルジ山へのロープウェー、がれきで埋め尽くされた美しい旧市街の通り、燃える店舗から商品を撤去する店主…。独立を果たし今や街はきれいに修復されているが、ドブロブニクの人々が受けた傷は癒えたのだろうか。
●スルジ山からドブロブニクを一望
旧市街を抜け、真新しいロープウェーでスルジ山へ登る。歩き方には、「戦争で破壊され、今は徒歩かタクシー」と書いてあったが、修復され運行していた。ロープウェーを降りたところには、破壊される前のロープウェー、破壊された無残な姿、そして修復作業の様子とそこにも写真が飾られていた。どこの地でも、歴史は破壊と創造を繰り返している。
スルジ山の上から見るドブロブニクの街はそれでもやっぱり美しい。ユーゴスラビアの悲しい歴史を思いつつ、しばらくドブロブニクの景色を眺める。独立戦争の内容や旧ユーゴスラビアの文化や歴史など、さわり程度しか理解していないが残念ながら日程がない。中東にいすぎた。。
○スルジ山のロープウェー
旧市街の北側城壁の外から頂上へロープウェーが出ています。乗り場は、Infoで聞くか、山を見ればロープウェーが見えるので分かるかも。
料金:73Kn(1人往復)
短かった旧ユーゴ地域の滞在は今日で終了。夜行フェリーでイタリアへ向かう。チェックイン前に、フェリー乗り場近くのピザ屋さんでピザを食べ(さすがイタリアに近いだけあって安くておいしい!)、21時にチケットを買ったオフィスでチェックイン。
23時にフェリー乗り場からクロアチアを出国。フェリーに乗り込み寝床を確保。今日は、デッキで寝袋にくるまって就寝!
Go to Dubrovnik ドブロブニクを目指してさらに北上!
今日こそはドブロブニクへ行く。まずは、ウルツィニィから朝7時15分のバスでヘルツェグ・ノヴィまで移動する。
●これだから客引きは…
泊まったプライベートルームの客引きの少年は、朝バスターミナルまで車で送っていくよと昨日約束してくれた。しかし、約束の6時半になっても来ない。あと10分待ってみるもやっぱり来ない。これだから客引きの言葉は信用できない。
仕方なく、プライベートルームを後にしバスターミナルまで歩く。ウルツィニィの中心からバスターミナルまでは徒歩で20分くらいなので、ヘルツェグ・ノヴィ行きのバスには問題なく間に合った。
ちょっと小さ目のバスはヘルツェグ・ノヴィへ行く途中で次第に満席となっていったが、コトル辺りで気付いたらウチらだけになっていた。ヘルツェグ・ノヴィには11時位にようやく到着。早速、バスターミナルでドブロブニク行きのバスの時刻を確認し、ちょっと時間が空いたのでヘルツェグ・ノヴィの街を見に行く。
●ここはヨーロッパだ
ギリシャからアルバニア、モンテネグロと北上してきたが、ここにきてようやく中欧らしい雰囲気になってきた。ヘルツェグ・ノヴィの街は、石畳の路地におしゃれなカフェや教会が立ち並び、まさにヨーロッパ。つい、おいしそうなパフェのお店でヨーロッパの雰囲気を味わってみたりしてしまう。
ドブロブニク行きのバスが15時半なので、4時間位時間が空いた。その間にヘルツェグ・ノヴィの街を観光しようと思ったが、立ち寄ったカフェでラッキーにも無料でWiFiが使えたため、昨日の続きで航空券の手配をちょっくら行う。やっぱり結構手間がかかる。あっという間に15時前になってしまい、ヘルツェグ・ノヴィの観光は終了。。
●いよいよドブロブニクへ
ヘルツェグ・ノヴィ 15時30分発のバスに乗り、モンテネグロの国境を超え、第19か国目クロアチアへ入国。ここの国境越えもスムーズだった。
そして、ようやく17時位にドブロブニクへ到着。ティラナからは2日がかりでやっとたどり着いた。と、その足で真っ先に明日のイタリア行きのフェリーチケットを買いにチケットオフィスへ。これから10/2まで、スケジュールが詰まっている。無事、明日のイタリア行き夜行フェリーのチケットをゲット。
○ドブロブニクからイタリア バーリへの行き方
ドブロブニクのフェリー乗り場の近くにフェリーのチケットオフィスがあります。
買ったのはこのチケット。
2010/09/06 23:00 -> 2010/09/07 8:00
DOBROVNIK -> BARI(ドブロブニク→バーリ)
料金:デッキ1人 40ユーロ
●ドブロブニクの城壁を眺めながらディナー
ドブロブニクの宿は、今日ヘルツェグ・ノヴィのカフェで予約しておいた。フェリー乗り場までフリーのピックアップサービスがあると書いてあったが、電話が繋がらなかったので歩いて宿まで移動することに。
しかし、ドブロブニクの街は道がわかりづらいうえ、坂がハンパない。途中、道に迷いガソリンスタンドのおじさんに親切に道を教えて頂き(日本が好きなおじさんで良かった)、急な階段を上りようやく宿に到着。1時間以上かかった。。
宿にチェックインした後、宿のスタッフお勧めのレストランへ夕食を食べに向かう。途中、高台からドブロブニクの街を眺めつつ小道を抜け、目の前が開けるとそこにはドブロブニクの旧市街が。城壁に囲まれた茶色い家々はホントに美しい街並みだ。これぞ中欧な雰囲気。
紹介して頂いたレストランも安くて美味しかった。生演奏と城壁ビューは、料理の味をさらにおいしくする。
明日はフェリーの時間まで、ドブロブニクの街を見て歩く。
●ドブロブニクの安宿「Villa Banana」
家族経営のドブロブニクの安宿。おばあちゃんが若干チャキってるけど、基本的には親切なご家族。WiFiも無料で使え、設備もきれいで快適な宿です。
ドミ1泊:1人15ユーロ
Go to Montenegro ドブロブニクを目指して北上!
今日は、朝起きてまずOne Worldの日程変更から。JALのヨーロッパ国際予約センターに電話し日程を変更する。
●ヨーロッパにいるならOne Worldの変更はここ!
以前、日本のJAL予約センターに電話した時は、回線がいっぱいで全く繋がらなかったので(そして多額の国際電話料金請求…)、JALから電話がかかってきたときにヨーロッパのセンターを聞いておいた。
○JAL ヨーロッパ国際予約センター
ロンドンにあります。One Worldの日程変更など受け付けてくれます。
電話番号:+44-20-7660-0349
受付時間:ロンドン時間で8:00~17:00
さあ、ロンドンはつながるか。朝一で電話するもやはり「ただ今順番にお繋ぎしております」のアナウンスが。国際電話の料金を気にしつつも2,3分待つと「ただ今大変混雑しておりますので、しばらくたってからお掛け直しください」と…。またか!と思ったが、切らずにイライラするさわやかなお待たせ音楽を聞いていると、またロールの最初に戻った。ということは、「お掛け直しください」の時点で切った人がいれば、順番が繰り越されるはず。もうちょっと待ってみるか。
案の定「お掛け直しください」のアナウンスの後、2,3分でオペレーターへつなぐコール音が。勝った!つながったオペレーターの人は、対応レベルも高く一安心。早速、フライト変更の手続き(全3フライト)をする。希望日を伝えるだけで、その場で手続きを取ってくれ、各航空会社の承諾もすぐにOKが出た。この段階で、また長い事待たされるかと覚悟していたが、最初のコールから15分程で完了。ロンドンの方が、日本の予約センターよりも待たされなくてお勧め!
●格安航空券を探す
さて、One Worldの日程変更が予定通り変更できたので、次は、残りのヨーロッパの旅を効率よく回るためのカギを握る航空券を手配する。
もちろんインターネットを駆使し格安航空会社を探すのだが、ヨーロッパには格安航空会社がたくさんあるため、1社1社日程を入れて料金を比較してなんてのは時間がかかってしょうがない。そこで、便利なのが「SkyScanner」というサイト。まさに、こんなサイトを探してましたって感じ。出発地と目的地を都市名で入れ、日程を設定したら検索をクリックするだけで、ずらっと航空会社、時間、価格の一覧が出る。
しかも、そこから予約までできちゃうという優れもの。午前中一杯かけ、ヨーロッパのフライトを手配する。結構、めんどくさい。。
●ドブロブニクを目指して北上!
宿の人に昨日聞いておいたルートで、ドブロブニクを目指して北上する。
まずはティラナの北にあるバス乗り場から、アルバニア国境の町シュコダルまで移動する。バスはちょっと古いけど、シュコダルまで快適に移動。シュコダルから、ちょっと小さめなバスに乗り換え、モンテネグロのウルツィニィまで行く。そこで、うまい事ドブロブニク行きの夜行バスでもあれば。。
国境越えはスムーズで、アルバニア出国ではパスポートチェックすら無し、モンテネグロ入国では、バスに係員が乗り込んできて流れ作業でスタンプポン。
ただ、到着したウルツィニィのバスターミナルで、ドブロブニク行きを確認したところ、明日の朝7時15分が今からだと最短とのこと。今から(18時くらい)だと、ポトゴリツァ行きのバスが20:00にあるくらい。どうしようか考えていると、ちょうどプライベートルームの客引きの少年が声をかけてきた。
○ティラナからドブロブニクへの行き方
バス移動の場合、1日でティラナからドブロブニクへはたぶん無理。まずは、モンテネグロのウルツィニィを目指しましょう。
①ティラナの北からシュコダル行きが11時から時間おきに有り(2時間半、300Lec)
②シュコダルからウルツィニィへは15時か16時のバス(2時間、5ユーロ)
③ウルツィニィからヘルツェグ・ノヴィ行きのバスが7時に出ている(4時間、9.5ユーロ+荷物1ユーロ)
④ヘルツェグ・ノヴィからドブロブニク行きのバスが15:30に有り(1.5時間、10ユーロ+荷物1ユーロ)
ウルツィニィのバスターミナルで声をかけてきた客引きの少年の話によると、プライベートルームはウルツィニィの街の中心にあり1人10ユーロとこの辺の相場からするとかなり安い。まあ、10ユーロなら寝れればいいかくらいで行ってみるとこれがまた快適!
ホントに街の中心だし、ドミじゃなくちゃんとしたダブルの部屋。しかも、エアコンも冷蔵庫もWiFiまで無料で使える。少年が部屋まで案内してくれ、その場で2人分20ユーロを支払い後はご自由にと鍵を渡していった。
今日はドブロブニクまで行けず残念だったが、第18か国目のモンテネグロに入国し、ウルツィニィで快適な一泊。
●ウルツィニィの安宿 プライベートルーム
ウルツィニィのバスターミナルで中学生くらいの少年が声をかけてきます。その辺の安宿よりも設備のクオリティが高く快適。
1泊ダブル:1人 10ユーロ
In Tirana ティラナの人々は基本的には良い人だけど…
テッサロニキを昨日の21:00に発車したバスはティラナにギリシャ時間の7時に到着。ギリシャとアルバニアの時差は-1時間なので、ここで時計の針を1時間戻す。
早朝のティラナはまだ暗く、目星を付けていたホステルのレセプションOPENまで時間もあるので、バスが到着した付近のカフェで朝食タイム。あらかじめ、テッサロニキでアルバニアのお金を用意しておいて助かった。
バスが到着したのは、街の中心からすぐのところだったので、辺りの人に聞いたり歩き方の地図を見ながらホステルまで徒歩で移動。無事、ベッドに空きもあり、チェックイン完了。
さて、One Worldの次のフライトはロンドンから9/15と日が迫ってきている。間違いなく残りの日数でヨーロッパを周ることは不可能なので、One Worldの日程を変更することに。ロンドンの次の目的地であるカルガリーでは、オーロラを見にイエローナイフまで行く予定だ。そのため、オーロラのシーズンを調べ、ぎりぎりの10/2ロンドン発に変更することに決定。
そうなると、今日から1か月で中欧、ヨーロッパ、北欧を周らないと。ヨーロッパはかなり広いし、興味深い国や見どころがとにかくたくさんある。1か月で周れる国とルートを考え、スケジュールを確定。中東でちょっとゆっくりしすぎた。これからはスケジュール通りに動かないと。さらに、これまで陸路での移動がほとんどだったが、ヨーロッパの格安航空会社を駆使し、移動に飛行機を使い移動時間を節約する。
●アルバニアの人は基本親切だけど…
明日にはアルバニアを離れ、次の目的地ドブロブニクを目指す。ドブロブニクへの行き方を宿のスタッフに確認し、ティラナの北の方にあるバス乗り場を見に行くついでに、ティラナの街を歩く。
アルバニアに来るために乗ってきた夜行バスや宿を探すときもそうだったが、アルバニアの人は基本親切。ちょっと距離感は近いが、寄ってたかって旅行者に道を教えていたりいい人が多い。ただ、残念なのは中国人に対する偏見が強いことだ。特に若い層は道すがらあからさまにばかにしてくる。日本人の旅行者もまだ少ないようで、だいたいは中国人に見られる。
見どころも特に無く、ティラナ観光は終了。近年、ねずみ講の破たんによりアルバニア経済は一旦崩壊しかけたとのことだったが、人々の生活は今は安定しているように見えた。あとは、中国人に対する偏見さえ何とかなれば日本人も旅行をしやすい国になるだろう。
●ティラナの安宿 ティラナ・バックパッカー・ホステル
ティラナで泊まった安宿は、歩き方にも載っている「ティラナ・バックパッカー・ホステル」。街の中心からも近く、設備やスタッフの対応も良い。WiFiも使え、ネットにつながっているPCも2台ある。お掃除のおばちゃんも良い人(やっぱり距離感は近いけど…)。
ドミ1泊:1人 1,500Lek
Go To Tirane ギリシャからアルバニアへ
今日は移動日。ギリシャのカランバカからアルバニアのティラナに向かう。
●カランバカからテッサロニキへ
カランバカの快適なホテルをチェックアウト後、マラテヤの奇岩を見納めつつカランバカの駅へ向かう。カランバカの駅でテッサロニキまでの切符を買い、電車を乗り継ぎカランバカからテッサロニキまで移動。
◇カランバカからテッサロニキへの行き方
カランバカ 10:24発
ラリッサ 11:46着(ここで乗り換え)11:58発
テッサロニキ 12:51着
運賃(1人):15.4ユーロ
●アルバニアへ入国!
テッサロニキ駅に到着したものの、はたしてティラナ行きのバスはどこから乗るのだろうか。駅前のバスターミナルのチケット売り場で聞くと「駅構内のInfoで聞いてみて」と。やっぱり駅前のバスターミナルは市内バス専用のようだ。そこで、駅構内のInfoで聞くと、バスターミナルの向こう(スクエアの向こう)だよ、と。バスターミナルを超え、道を渡りちょっと行くと右側に色々な国の行き先が書かれたオフィスを発見。
なんとかティラナ行きのバスチケットをゲット。テッサロニキ発は21時なので、しばらくテッサロニキ市内をぶらぶらする。ギリシャ第二の都市とはいえ、やはりアテネとは違ってそこまで都会な感じではい。市場や飲食店、服のお店など見ながら、海まで歩く。海辺では飲食店が昼間からにぎわい、まるでビーチのようなゆるいムード。過ごしやすそうな街だ。
バスチケットを購入したオフィスの前からティラナ行きのバスは定刻よりちょっと早めに出発。日付が変わる前くらいにアルバニアとの国境に到着し、ギリシャの出国、アルバニアの入国手続きを行う。基本的にはバスの運転手に乗客全員がパスポートを預け、まとめて処理してもらう形式。ただ、出国時全員バスから降り、係員から一人ずつパスポートを返却してもらうのだが、外がものすごく寒かった。もう夏は終わったのか、標高が高いのか。震える手でパスポートを受け取り、無事17か国目アルバニアへ入国完了。
◇テッサロニキからティラナへの行き方
テッサロニキ駅前バスターミナルを超えたところ周辺に国際バスチケットを扱うオフィスが多数あり。そこでチケットを購入できます。
テッサロニキ発 21:00
ティラナ着 7:00(ギリシャ時間)
料金(1人):28ユーロ
Go To Meteora メテオラの奇岩群と修道院
昨日のうちにカランバカのInfoでメテオラ行きのバスの時間は聞いておいた。
朝の9時発のバスでメテオラへ出発!
●メテオラの奇岩群と修道院はすごい
奇岩群といえばカッパドキアは、とても良かった。ただ、メテオラの奇岩群もカッパドキアとは異なる壮大さを持っている。
■とても力強い地形とその上に建つ修道院
岩に洞窟を掘るタイプのカッパドキアとは異なり、メテオラの修道院は大きな岩の上に建っている。しかも、今でも多くの修道士達がそこで暮らしており、観光地というよりきちんとした修道院だった。そして、メテオラの景色を構成する大きな奇岩群はとても力強く、岩一つ一つがなぜそんな形をしているのか、なぜそこにあるのか「浸食で形造られた」の一言では片づけられない、何か神秘的なものを感じる。
■修道院内の教会に描かれた美しいフレスコ画
訪れた修道院内の教会全てで、フレスコ画が美しかった。教会に入ってすぐの部屋、奥のお祈りをする部屋の2つに分かれており、2つ目の部屋では、通常の宗教画が天井から壁まで色鮮やかにびっしりと描かれており、また1つ目の部屋では、何故かキリスト教徒が処刑をされているおぞましい絵が描かれていた。なぜそうなっているか後で調べてみよう。
さて、メテオラへはカランバカからバスで行き、各修道院を1日かけて徒歩で巡り、カランバカへはメテオラからトレッキングコースで帰ってくるというかなり足が棒なコース取りをした。今日のコースはこんな感じ。
①カランバカからメガロ・メテオロン修道院へバス(15分くらい)
②メガロ・メテオロン修道院から徒歩でヴァルラーム修道院へ(15分くらい)
③ヴァルラーム修道院からルサヌー修道院を眺めつつ徒歩でアギオス・ステファノス修道院へ(1時間くらい)
※ルサヌー修道院は水曜日が休みだったため
④アギオス・ステファノス修道院から徒歩でアギア・トリアダ修道院へ(20分くらい)
⑤アギア・トリアダ修道院から徒歩でトレッキングコースを通りカランバカ市内へ(1時間くらい)
◇メテオラの行き方と料金
メテオラへはカランバカのバスステーション(タウンホール広場から下ったところ)から9時発でメガロ・メテオロン修道院までのバスが出ています。帰りは、メガロ・メテオロン修道院から13:10が最終なので、それを過ぎたら徒歩かタクシーになります。バイクのレンタルでもしたら楽かも。
バス料金(1人):1.4ユーロ
修道院入場料(1人):一律2ユーロ
Greece’s snack ギリシャのスナック菓子
●ギリシャのスナック菓子
「Fou dou nia」
パッケージに栗とピーナッツの絵が書いてある・・
どんな味するんだろ??と気になって思わず購入しちゃいました!
味はキャラメルコーンとカールを足して、甘栗ほっこりした様なお味。
甘いような、しょっぱいような?キャラメルバターみたいな・・
うーん、説明が難しい
でも意外とハマる味でおいしかったです
横のチョコレートドリンクも普通においしかった。
海外だとスーパーで安く売ってて嬉しい
暑い国だとチョコは溶けちゃうから・・ドリンクタイプのほうがよく飲みます。
ギリシャに行かれる際は是非お試しを
◇料金
スナック菓子 0,95ユーロ(約100円)
チョコレートドリンク 1,03ユーロ(約110円)
In Kalambaka カランバカを散策
今日は、一日カランバカを散策。
とは言っても、カランバカはメテオラ観光の拠点となる小さな町なので特に見どころもない。ただ、街から見るメテオラの奇岩の様子はとても壮大で、また、ようやくギリシャらしい温かい街の人々に触れることができた。
●ギリシャはやっぱりこうでなくっちゃね
アテネでは、人々の印象や街の印象はあまり良くない(ギリシャ人いかれてる?)。どこの国もそうだが、やっぱり田舎に住む人の方が穏やかで余裕があるせいか、旅人にもやさしい。
そして、ウチらがどこの国でも実践してきたことが、その国のあいさつやありがとう、おいしいなどを現地の言葉でちゃんと話すということだったが、ギリシャに来てすっかり怠っていた。それは、人とのかかわりが楽しくなかったアテネや、欧米人であふれていたミコノス島に行っていたからかもしれない。ということで、ギリシャ最後のカランバカではきちんと実践しよう。
ギリシャ語で「ありがとう」はエフファリストー、「こんにちは」と「さようなら」はヤサス、おいしいは「オレオ」。よし、一旦こんなところでOK。
夕食は宿近くのレストランでギリシャ料理(続きはあきえの食べログで)。オレオ!の一言で店員さんとも仲良しに。
明日は、いよいよメテオラへ行く。
Go to Kalambaka メテオラ観光拠点の街カランバカへ
今日はアテネからカランバカへ移動する。
●抜け毛に効果あり!?と噂の石鹸「AMALTHIA(アマルシア)」
と、その前にアテネで買っておかなければならないものが。
最近、ずっと暑いところにいるからか、食べ物が変わったからか、それともストレスか分からないが抜け毛が増えた気がする。そこで、ギリシャ名物の髪の生える石鹸「AMALTHIA(アマルシア)」を買いに、オモニア広場にあるHondos Centre(ホンドスセンター)へ。
ホンドスセンターは、日本のデパートのような感じ。化粧品や服、本やレストランなど階ごとに分かれた大きなショッピングセンターだ。特に、入り口のエスカレーター上がってすぐの薬局的な階は人気があり、目的の石鹸AMALTHIA(アマルシア)もそこの階に売っている。
さて、歩き方に載っていた写真を参考に探していくと、普通の石鹸やシャンプーなどが陳列されている中にひとつだけとびきり高い石鹸があった。これだ。この価格はホンモノだ。隣にある一般的な石鹸の20倍くらいする。ちょっと高いなーと思いつつも、2つ購入。
###果たして効果は?
その効果はまだ分からないが、使ってみた感じはすごくいい。というか、今まで気が付かなかったが、一般的なシャンプーは体に良くないのかもと感じるくらい。やっぱり天然の素材で作った石鹸なので、頭皮への負担など無いのだろう。きめの細かい泡で、泡立ちも全く問題ない。
◇AMALTHIA(アマルシア)の価格
1個:12.96ユーロ
(2010年8月30日 アテネのホンドスセンターにて)
●電車を乗り継ぎカランバカへ
オモニア駅からラリッサ駅まで地下鉄で移動。
昨日「予約はできないよ」と言われたため、改めて今日のチケットを買うため窓口へ並ぶ。やはり窓口は長蛇の列で、発車直前にようやくカランバカ行きのチケットをゲット。1番ホームに泊まっていた電車に飛び乗る。
ゆっくりと北上していく電車に揺られ、約4時間で乗換駅のPaleofarsalos(パレオファルサロス)へ。そこで隣のホームで待つこと20分、カランバカ行きの落書き電車が到着。ギリシャの電車はほとんどの車両が落書きの被害にあっているが、車内はいたって快適。
さて、辺りも暗くなってきた20時過ぎに電車はカランバカへ到着。目星を付けていたホテルの場所を駅員さんに聞き、メテオラの奇岩を眺めつつホテルまで移動。部屋が空いてて良かった。
◇アテネ(ラリッサ)からカランバカまでの行き方
ラリッサ駅発 14:53 → パレオファルサロス駅着 18:54
パレオファルサロス駅発 19:20 → カランバカ駅着 20:00
運賃(1人):18.6ユーロ
このホテル歩き方には載ってません。カランバカの中心の通り「トリカロン通り」を北西に上っていき、タウンホール広場を過ぎてさらに200mくらいのところにあります。カランバカ駅の駅員さんに聞くと、駅に備え付けのマップで教えてくれます。
Hotel Odysseonは安宿というより、中級ホテル。部屋もきれいで、ベランダもついており洗濯物もすぐに乾きます。クーラーやWiFiも無料で部屋で使えるので快適。スタッフの対応も良いです。
ダブル1室1泊:35ユーロ
Go To Athens From Mykonos さらばミコノス島
ミコノス島の滞在もあっという間に終わり、今日アテネへ戻る。
さて、乗り込む港を確認しようとフェリーのチケットを見ると、行きの時には書いてあった乗り場の欄が空白だ。ミコノス島には、オールドポートとニューポートの2か所港がある。はたしてどっちだ。
●ミコノス島からピレウスへはニューポートから
フェリー会社のWEBサイトを見ても、当たり前のごとくどっちの港かは載っていない。ためしにホテルのフロントの人に聞いてみると「ああ、それならニューポートだよ」と、これまた当たり前のように教えてくれた。この感じ、間違いなさそうだ。では、ミコノスタウンからニューポートへはどうやって行くのだろう。
これもホテルのフロントの人に聞いてみる。もちろん、ホテルから直接タクシーという手もあるが、安く済ませるならオールドポートまで徒歩で移動し、そこからシャトルバスでニューポートへ行けるそうだ。ということで、皮肉にもミコノス島最終日になって暑くなってきた日差しの下、ミコノスタウンからオールドポートへ歩く。
●バスが無い!?
炎天下の中、20分程歩き続け、ミコノス島の白い街をようやく通り抜けられた。オールドポートへ到着だ。さて、オールドポートのバスステーションに行ってみると、何やらニューポート行きの時刻表が書いてある。ふむふむ、今は10時15分でウチらが乗るフェリーは11時10分。なので、次のバスに乗れば間に合う…だめだ。10時の次は11時だ。11時のバスだと危うい。
しかし、歩くにも距離がありすぎる。ええい、タクシーに乗っちゃえ。っていっても、ミコノス島のタクシーはそんなに多くない。しばらく途方に暮れているとちょうどオールドポートへ到着するタクシーがお客を乗せてやってきた。チャンス!乗客の荷物を降ろしている運転手に話しかけ、ニューポート行きの交渉成立。何やらその後運転手と乗ってきた乗客で「あれ?こっからフェリーでないの?(客) そうなんだよ。昔はオールドポートだったけど、今は小さいボートだけだよ。こっちは。(運)」と、気になる会話をしていたが、ごめん。もう乗っちゃった。運転手さん、ニューポートまでよろしく。
◇オールドポートからニューポートまでのタクシー料金
ミコノス島のタクシーは、ちゃんとメーターでした。大きな荷物2つの料金も合わせ、オールドポートからニューポートへのタクシー料金は 8ユーロ。
●ミコノス島のニューポートは名ばかり
到着当日にも思ったが、明るい状態で見るニューポートはホント何もない。ほったて小屋の待合所はすでにフェリー待ちの客でいっぱい。昨日に引き続き、海辺で夏の日差しをいっぱいに浴びつつ、フェリーを待つ。ニューポートへ到着したフェリーは立派。今日乗るフェリーは高速バージョンで、船体の下の部分が2つに分かれているタイプだ。
ちなみに船の名前はHighSpeed 5。船体に描かれたvodafoneの広告とマッチしていてかっこいい。ただ、船内のWiFiはエラーでつながらず。。ちなみに、行きは普通のフェリーで4時間半かかったが、帰りの高速フェリーは3時間でアテネへ到着!
◇今回乗ったミコノス島からピレウス行きのフェリー
船会社:Hellenic Seaways
チケット受け取りの事務所の場所:ピレウス港の南側(GATE7の辺)
ミコノス島出発時間:11:10
ピレウス到着時間:14:10
運賃:1人52.5ユーロ(エコノミー)
乗り場:ミコノス島 ニューポート
アテネに着いた後、まず明日のカランバカ行きの電車のチケットを取りにラリッサ駅へ。長蛇の列に並び、ようやく窓口にたどり着いたと思ったら「故障してるから明日以降の予約はできない。当日のみだから明日来て。」と。駅構内の発車時刻案内版も故障しているし、走っている電車は落書きだらけだし、ちょっと不安。
その後、今朝予約したホテルにチェックインし、アテネ観光へ出かける。
今日は日曜日のため、ほとんどのお店が閉まっている。大きなデパートやスーパーまでもシャッターで閉ざされているなんて、ちょっと意外。シャッター街をしばらく歩いた後、アテネの国立考古学博物館へ。
50室程の展示室からなる考古学博物館は、とにかく広い。所狭しと、ギリシャの歴史的な石像が並んでいる。また、なぜかエジプトの遺跡コーナーもあり、エジプトで見た展示物よりも状態のいい(なぜ!?)石像や棺など見ることができた。見るのに時間はかかるがその分大満足だ。
◇アテネ 国立考古学博物館 入場料
1人 3ユーロ(S割引)
●アテネの安宿「HOTEL LOZANNI」
オモニア広場周辺にあるため、ホテル周辺は若干治安が悪い雰囲気もあります。暗くなってからは出歩きたくない。但し、歩き方に載っている一番治安の悪い通りよりは安全。たぶん。hostelbookerで予約できます。
部屋は清潔できれい。スタッフの感じも良く、コストパフォーマンスの高い宿だと思います。ホントは無料でWiFiも使えるけど、またしても壊れてるという、安宿に良くあるパターン。ネットにつながったPCも1台あり、無料で使えます。
ドミ(6人部屋)1泊:12ユーロ(1人)