Archives for "ナポリ(Napoli)"

Posted by Katsuya on 9th 9月 2010

Go To Roma 永遠の都ローマへ!

ローマに安く泊まるならキャンプ場がおすすめ

今日は、夕方の電車でローマへ行く。

午前中のうちに、ローマの宿を予約したり、ローマでやることなど調べ事を済ませる。この宿はネットが早くて気持ちいい。

●ナポリの国立考古学博物館へ

昨日ナポリの中央駅でローマ行きの電車を調べたところ、時間によって電車の種類が異なるため料金に開きがある。最安の16:36のチケットが売り切れると困るので、午後一でまずは中央駅までチケットを買いに出かける。無事、最安のチケットをゲット。

また、昨日は遠出してしまったので、まだナポリ市内の見どころを見れていない。そこで、夕方の電車までにナポリの国立考古学博物館を見学することに。幸いにも宿から歩いて2,3分の距離なので、大きな荷物は宿に預けたまま時間を有効に使うことができる。

考古学博物館は1階と2階に分かれており、1階は彫刻が中心に展示されている。たくさんの彫刻がずらりと並んでおり、まるで美術室のよう。特に巨大な彫刻は見ごたえがある。あの躍動感と力強さは製作者の魂が感じられた。しかし、どうやってあの巨大な大理石を扱ったのだろうか。古代の技術はかなりのものだったのだろう。

2階は昨日見に行ってきたポンペイなどの発掘品が展示されている。ペンペイレッドで彩られた数々の壁画が展示され、美しい絵ばかりだが実際の現場を見てきただけに複雑な思いだ。どれだけ街が栄えていても、技術が進んでいても、自然の力には到底及ばない。人間はちっぽけで、もしかしたら明日にでも滅んでしまうかもしれない。

ナポリの国立考古学博物館 入場料:1人 8ユーロ

●最後のナポリピザを楽しみローマへ移動

考古学博物館の後、昨日とは別のお店でナポリのピザを食べ、その足で中央駅へ。

16:36の鈍行でナポリを出発。電車の外は相変わらず落書きで一杯だが、車内は快適。最安の電車だが、座席は長距離移動にも耐えられるちゃんとしたやつだ。ローマのテルミニ駅へは定刻通り19時ちょっと過ぎに到着。そこから、予約した宿へ移動する。

○ナポリからローマへの行き方

電車での移動が安くて便利。ナポリの中央駅からローマのテルミニまでダイレクトで行きます。

料金:10.5ユーロ

●ローマのキャンプ場に泊まる広大な敷地にコテージが並ぶローマの安宿「Tiber Village Hostel」

予約するときに読んだ案内文は、街の中心から20分くらいだよなんて書いてあったが、さすが安いだけあって結構遠い。テルミニ駅から地下鉄で移動し、さらに郊外鉄道で30分。。ここはホントにローマか。。

ようやく目的の駅に到着し、ピックアップのバスを待つ。宿のピックアップと言えば普通ハイエースくらいのバンだが、迎えに来たのは大型の観光バス。駅前で待っていたたくさんの宿泊客をあっという間に飲み込んだ。どれだけ大きなところなんだろう。

バスは5分くらいで到着し、レセプションでチェックイン。辺りを見回すと、その敷地はかなり広大で、所々キャンピングカーが停まっていたりする。結構本気のキャンプ場だ。ただ、ミコノス島の時のように青空寝袋ではなく、ちゃんとコテージが並んでおり渡された鍵で部屋に入るとちゃんとベッドが用意されていた。ローマのキャンプ場で宿泊。何となく楽しい!

●ローマ安宿「Tiber Village Hostel」

ローマの宿は高めだが、ここは安くておすすめ。キャンプ場ながら、部屋はちゃんとしており水回りなどの設備も問題なし。グレードの低い方だと、共同の水回り+部屋はプレハブ、グレードの高い方だと水回り付きのちょっといいプレハブ。2泊目から後者の部屋にアップグレードしてもらい快適でした。但し、ローマの中心から離れてるのが難点。なんだかんだテルミニから1時間くらいかかります。

歩き方には載っていないので、HostelBookersなどで予約を。行き方なども書いてあります。

1泊ダブル:1名 10ユーロ

Posted by Katsuya on 8th 9月 2010

Grotta Azzurra & Pompei イタリアの青と赤

イタリア青の洞窟の入り口はホントに狭い

今日は青の洞窟を見に、カプリ島へ行く。

ナポリからカプリ島へは、通常高速船で16ユーロかかるが、宿の人が隣の港から10ユーロでフェリーが出ていると教えてくれた。隣と行っても歩ける距離なので、朝7:35出発のフェリーを目指し宿を出発。

歩けど歩けど港は遠い。宿の人は歩いて20分くらいで着くよと言っていたが、30分歩いてようやく通常の高速船が出る港 Molo Beverello の辺りに到着。この時点で、船が出るまであと10分しかない。間に合わないかと諦めかけた瞬間、Molo Beverello – Calata Porta 港間のシャトルバスが目の前を横切り、運転手が声をかけてくれた。

シャトルバスがあるとは知らなかったので、運転手の思いやりに感謝だ(隣の港に行きたいことがなぜわかったのかは不明…)。シャトルバスは5分程で目的の Calata Porta 港に到着。カプリ島へ向けて出発!

○ナポリからカプリ島への行き方(節約版)

通常の高速船を使う場合は Molo Beverello 港から1時間に1本くらいは出ています(16ユーロ)。ナポリからカプリ島への移動を節約したい場合は、隣の Calata Porta 港から7:35にフェリーが出ています(10ユーロ)。いずれにせよ青の洞窟は午前中が見頃なので、ナポリからカプリ島への移動は朝早くがおすすめです。

●青の洞窟はホントに青いか!

ナポリからのフェリーは9時ちょい前にカプリ島へ到着。フェリーは揺れも少なくいたって快適。

カプリ島へはるばる来た目的は、イタリアの青の洞窟を一目見るため。早速、青の洞窟行きのボートを出しているショップを探す。フェリーを降りたところから街へエントリーする道の途中に早速「Grotta Azzurra」の看板を発見。

チケット売り場の上にはツアーの内容などが書いてある。見上げてみるとツアーのプランは2つある。1つはカプリ島一周+青の洞窟で14ユーロ(2時間のコース)、もう一つは青の洞窟のみで12ユーロ(1時間のコース)。今回は青の洞窟が目的で来たので2つ目の方を選ぼう。さて、次の出発時間は、カプリ島一周の方が10時で、青の洞窟は…ん?書いてない。あれ?

空を見上げると、朝からぐずついていた空からちらほら雨が落ちてきている。嫌な予感を抱えながら、チケット売り場のお兄さんに青の洞窟行きの次の出発時間を確認すると、彼の表情もさえない。今の段階では波が高くてボートが出せない。あと30分待ってとのこと。不安…

それから、30分待っても1時間待ってもチケットを売ってくれない。天候は回復せず、今日は無理かもしれないとお兄さんも弱気。すると、日本人ツアー客が大勢青の洞窟から帰ってきた。彼らは口々に「良かったね~」と言っている。お兄さん!ほら、ツアー客青の洞窟行ってきたって!それでも、お兄さんはとりあえず午前中はもう無理。午後行けるかもしれないけど、それも天候次第でどっちかっていうと今日は無理だろうと。

まもなく青の洞窟!しびれを切らし、違うボートの会社を探す。港を左にぐるっと回ったところにもう1社あった。しかもちょうど今ボートが出るらしい。窓口でチケットを購入(14ユーロ)し、ボートに飛び乗る。港から15分くらいで青の洞窟入り口に到着。ここから手漕ぎボートに乗り換え、青の洞窟内部に潜入するのだ。

先に着いていた別のボートのお客さんが手漕ぎボートに乗り換え、青の洞窟内に吸い込まれるように入って行った。乗客はボートに仰向けになり、ホントにボート分の隙間くらいしか入り口がない。ウチらのボートでもアナウンスが流れる。「4人ずつ手漕ぎボートに乗り洞窟に入ります。あと5分程お待ちください。手漕ぎボートの料金は11.5ユーロで…」ん~楽しみだ。

先ほど青の洞窟に入ったボートが出てきた。2人の乗客は何と全身ずぶ濡れ。普通のボートに乗り換え、デッキでTシャツを絞っている。濡れるとは聞いていたがあそこまで濡れるのか、それか飛び込んだのかな、なんて話していると、またアナウンスが。

「I’m Sorry… 波が高くなったため、入れなくなりました。」なんと!英語を聞き間違えたか。いや、確かに Can’t って言ってたよな。急いで洞窟の方を見ると、さっきまでちょっとだけ空いていた青の洞窟への入り口が波でほとんど見えなくなっている。それで、さっきの2人はずぶ濡れになって出てきたのか。。

ボートは踵を返し、島一周のツアーへ出発。青の洞窟、、さようなら。

カプリ島の周辺の海は、やっぱり青がきれい。浅瀬は薄い緑に近いアクアブルー、深い部分は濃紺のような深い青。確かに良かったけどね。14ユーロ×2が海のモクズに。

●気を取り直してソレントへカラフル(?)なポンペイ行きの電車

青の洞窟は諦め、12:40の高速船でソレントへ行く。ソレントから電車でポンペイへ行くためだ。

高速船は20分くらいでソレントへ到着。港近くのInfoで駅までの道を聞いて、ソレントの街並みを観察しながら港からの坂道を登って行く。ソレントは、観光客も多く優雅な雰囲気だ。ゆったりした雰囲気で、ウチらもパスタのランチ。イタリアは、どこで食べてもパスタのレベルがハンパない。トマトソースが絶妙なのはさすが。

14:20くらいの電車に乗り、ソレントからポンペイへ移動。駅を降り、すぐにポンペイへエントリー。

○カプリ島からポンペイへの行き方

①カプリ島からソレントへ高速船がたぶんたくさん出てます(20分くらい 14ユーロ)
②ソレントから電車でヴィッラ・ディ・ミステリ Villa di Misteri へ(30分くらい 1.9ユーロ)

●一瞬にして灰に埋もれた古代都市ポンペイ一瞬にして灰に埋もれた街ポンペイ ほんのさっきまで暮らしていたかのよう

あいにくの雨模様の中、ポンペイの街を見学。チケット売り場で街の地図をもらい、見どころに印を付け地図を見ながら歩く。普通に街だ。普段、初めての街を歩く時と全く同じように地図を見ながら歩いている。この規模の街が一瞬にして灰に埋もれ、最近丸ごと発掘されるなんてすごく興味深い。

人々がさっきまで生活していたかのようにキッチンがあったり、きれいな壁画が描かれた客間があったり。発掘された品が展示されていたスペースでは、壺などの生活用品に交じって石化した犬や人のミイラも展示してあった。灰から逃れるように顔を腕で覆い、うつ伏せになったままの姿で。

2000年も前に埋没した都市とは思えないくらい、街は区画整備され、残っている壁画は美しい。ポンペイの赤は現代の技術をもってしても再現できないらしい。イタリアの青は見れなかったが、赤は見れて良かった。

ポンペイへの入場料:11ユーロ(1人)

●もう一つのイタリアの赤ナポリの老舗ピザ屋ダ・ミケーレは長蛇の列

ポンペイから電車でナポリへ戻る。

ナポリでの今日のディナーは、130年続くナポリのピザ屋さん。歩き方にも載っている「ダ・ミケーレ」に、ナポリの中央駅から徒歩で向かう。お店が見えてくると、目に入ってきたのは長いピザ待ちの列。ナポリは至る所にピザ屋があり、どこもおいしいはず。なのに、ここに来るまで行列が出来ていたのは唯一この店だけだ。

整理券をもらい、ごうごうと燃える窯の赤い炎を見つつ1時間近く待つ。ようやく手に持っていた札の番号26番が呼ばれた。

通してもらった席は、イタリアンのご家族と一緒の席。この店はピザ2種類とコーラとビールくらいしかメニューがない。もちろん、それらすべてを注文。ピザは次々と窯から上がり、注文から10分位でテーブルに乗った。

待ちに待ったピザを最初にイタリアンのお父さんに間違えて食べられ、場が和んだところで改めていただきます。真っ赤なトマトソースに、これでもかとモッツァレラチーズが乗っている。味は至ってベーシック。決して、ピザに詳しいわけではないが、飾らない味でこれが元祖な味なんだなと感じる。

夕食後、ナポリの夜の街を30分くらいかけて徒歩で宿に帰る。治安が悪そうな雰囲気の通りもあるが、大通りを中心に歩いていたので特に問題はなかった。

明日は、ローマへ移動する。青の洞窟は、日本に帰ってから沖縄で見ることにしよう。

Posted by Katsuya on 7th 9月 2010

In Itary! イタリアへ入国!バーリからナポリへ

バーリ港からイタリアへ上陸!バーリ港は意外と地味

昨日の23時にクロアチアのドブロブニクを出港したフェリーは、7時にイタリアのバーリへ到着。

フェリーの準備が整うまで1時間くらいかかり、ようやく8時に下船。その後、イミグレを通過し20か国目イタリアへ入国!

今日の目的地はナポリ。バーリからはバスで行けるということくらいしか調べていなかったので、まずは長距離バスが出ているバーリ駅まで港から移動しないと。港を出たところの商店で行き方を聞き、まずは市内バスに乗りバーリ駅まで行く。

○バーリ港からバーリ駅までの行き方

港を出たところの辺から市内バス20番に乗ると20分くらいでバーリ駅に行けます。

運賃:1人 0.8ユーロ

●さすがイタリア。クロワッサンがうまい

イタリアはカフェのちょっとしたクロワッサンもうまい

バーリ駅に着いてからは、ナポリ行きの長距離バスを探す。事前にあった情報としては駅の南口とのことだったので、市内バスが到着したロータリーから地下道をくぐり、バーリ駅の南口へ抜ける。

するとバスターミナルがあるわけではないが、右側にバスがたくさん停まっている。辺りを探し、ようやくバスチケットのオフィスを発見。早速ナポリ行きのチケットを購入。バスの時刻は12:50と時間が空いたので、近くのカフェでしばらく時間を潰す。

そこで何気なく注文したカフェとクロワッサンが格別だった。さすがイタリア。カウンターには一杯のカフェを求めに続々と人々が来るし、お店も一杯のカフェやクロワッサンへのこだわりが違う。これから先のイタリア料理が楽しみだ。

○バーリからナポリへの行き方(バス)

バーリ駅南口から右手200mくらいにバスが発着する場所があります。その向かい辺りにバスチケットのオフィスがあるので、チケットはそこで購入。ナポリ行きの12:50のバスは、そのバス発着場所から駅地下道側に戻って2つ目の地下道の前あたりから出ます。

運賃:1人 19ユーロ

●ナポリへ到着。今日はパスタパーティー

バーリ発12:50のバスは16:30にナポリへ到着。到着した場所はナポリの中央駅。昨日のうちにナポリの宿は予約していたので、中央駅から地下鉄に乗り宿へ向かう。

宿にチェックインすると、今日は宿泊者へパスタを無料でふるまってくれるパスタパーティーの日だそうだ。ラッキー。

さて、夕食の時間になり宿泊者が続々と集まってくる。無料のパスタということなので、そこまで期待していなかったのだが、ここはイタリア。宿のスタッフが作るパスタもかなりうまい。しかもさらっと作るパスタが、チェリートマトとベーコンのペンネというおしゃれなメニューだ。

明日は朝早くに青の洞窟を見にカプリ島へ出かける。北欧の残りのフライトを予約しつつ、早めに寝ないと。

●ナポリの安宿「Welcome inn」

ナポリ中央駅から地下鉄2番に乗り1つ目のカヴール駅(Cavour)で下車。そこから歩いて10分くらい。歩き方には載っていませんが、HostelBookersで予約できます。

ナポリで最安のランクに入る宿ですが、設備や部屋は快適でスタッフの対応も問題なし。欧米系のバックパッカーで賑わうきれいな安宿。朝食付き&WiFi無料でネットもかなり早く快適。ネットにつながったPCもあります。ナポリの主要なところへ歩いていくこともできオススメです。

ちなみに、パスタパーティーは火曜と土曜の夜に行われます。

ドミ1泊:1人 13.99ユーロ