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In Dubrovnik ドブロブニクの美しい街並みと悲しい歴史
この先の航空券の手配はまだまだ続く。
今日も宿のネットを使い、北欧のフライトをブッキング。ようやく終わりが見えてきた。格安航空会社は確かに安いが、なんだかんだ料金が加算されると結構いい値段になる。基本のフライト料金に税金やら荷物代やらクレジットカードの支払手数料やら。うまい事、乗せてくる。
さて、こんなことばかりしていると(大事だけど。。)あっという間に時間が過ぎてしまうので、午前中いっぱいで終わりにし、午後からドブロブニクの観光へ。
●魔女の宅急便!ドブロブニク
宿からは路地を抜け、旧市街を目指す。途中、高台から見下ろすドブロブニクの街並みはホントに美しい。小さな家々の屋根はすべてオレンジ色で統一され、旧市街は城壁の中にきれいに並び、そしてそれらを真っ青のアドリア海が取り囲んでいる。これが中欧の世界であり、魔女の宅急便の舞台だ。
旧市街では、クロアチア名物のアイスを片手に整列された街並みを眺める。そして、ドブロブニク旧市街の見どころを一通り見学。フランシスコ会修道院、大聖堂、総督邸と見て回るが、中でも印象的だったのが総督邸の写真展。
●ドブロブニクの美しい街並みと悲しい歴史
近くの土産物屋でも同じような本が売っていたが、「Dubrovnik WAR」と題されたその写真展は1991年~92年の独立戦争の生々しいドブロブニクの悲しい一面をモノクロの写真が語っていた。今では、その美しい街並みに魅せられ多くの観光客が訪れる平和な街だが、それらの写真では今見てきたその平和な光景と同じ景色が無残にも破壊されているのだ。
銃弾を受け傷ついた大聖堂、砲弾が直撃しぽっかりと穴の開いたオレンジの屋根の家、アドリア海に浮かぶ燃え盛る船、ぷっつりと糸の切れたスルジ山へのロープウェー、がれきで埋め尽くされた美しい旧市街の通り、燃える店舗から商品を撤去する店主…。独立を果たし今や街はきれいに修復されているが、ドブロブニクの人々が受けた傷は癒えたのだろうか。
●スルジ山からドブロブニクを一望
旧市街を抜け、真新しいロープウェーでスルジ山へ登る。歩き方には、「戦争で破壊され、今は徒歩かタクシー」と書いてあったが、修復され運行していた。ロープウェーを降りたところには、破壊される前のロープウェー、破壊された無残な姿、そして修復作業の様子とそこにも写真が飾られていた。どこの地でも、歴史は破壊と創造を繰り返している。
スルジ山の上から見るドブロブニクの街はそれでもやっぱり美しい。ユーゴスラビアの悲しい歴史を思いつつ、しばらくドブロブニクの景色を眺める。独立戦争の内容や旧ユーゴスラビアの文化や歴史など、さわり程度しか理解していないが残念ながら日程がない。中東にいすぎた。。
○スルジ山のロープウェー
旧市街の北側城壁の外から頂上へロープウェーが出ています。乗り場は、Infoで聞くか、山を見ればロープウェーが見えるので分かるかも。
料金:73Kn(1人往復)
短かった旧ユーゴ地域の滞在は今日で終了。夜行フェリーでイタリアへ向かう。チェックイン前に、フェリー乗り場近くのピザ屋さんでピザを食べ(さすがイタリアに近いだけあって安くておいしい!)、21時にチケットを買ったオフィスでチェックイン。
23時にフェリー乗り場からクロアチアを出国。フェリーに乗り込み寝床を確保。今日は、デッキで寝袋にくるまって就寝!
Go to Dubrovnik ドブロブニクを目指してさらに北上!
今日こそはドブロブニクへ行く。まずは、ウルツィニィから朝7時15分のバスでヘルツェグ・ノヴィまで移動する。
●これだから客引きは…
泊まったプライベートルームの客引きの少年は、朝バスターミナルまで車で送っていくよと昨日約束してくれた。しかし、約束の6時半になっても来ない。あと10分待ってみるもやっぱり来ない。これだから客引きの言葉は信用できない。
仕方なく、プライベートルームを後にしバスターミナルまで歩く。ウルツィニィの中心からバスターミナルまでは徒歩で20分くらいなので、ヘルツェグ・ノヴィ行きのバスには問題なく間に合った。
ちょっと小さ目のバスはヘルツェグ・ノヴィへ行く途中で次第に満席となっていったが、コトル辺りで気付いたらウチらだけになっていた。ヘルツェグ・ノヴィには11時位にようやく到着。早速、バスターミナルでドブロブニク行きのバスの時刻を確認し、ちょっと時間が空いたのでヘルツェグ・ノヴィの街を見に行く。
●ここはヨーロッパだ
ギリシャからアルバニア、モンテネグロと北上してきたが、ここにきてようやく中欧らしい雰囲気になってきた。ヘルツェグ・ノヴィの街は、石畳の路地におしゃれなカフェや教会が立ち並び、まさにヨーロッパ。つい、おいしそうなパフェのお店でヨーロッパの雰囲気を味わってみたりしてしまう。
ドブロブニク行きのバスが15時半なので、4時間位時間が空いた。その間にヘルツェグ・ノヴィの街を観光しようと思ったが、立ち寄ったカフェでラッキーにも無料でWiFiが使えたため、昨日の続きで航空券の手配をちょっくら行う。やっぱり結構手間がかかる。あっという間に15時前になってしまい、ヘルツェグ・ノヴィの観光は終了。。
●いよいよドブロブニクへ
ヘルツェグ・ノヴィ 15時30分発のバスに乗り、モンテネグロの国境を超え、第19か国目クロアチアへ入国。ここの国境越えもスムーズだった。
そして、ようやく17時位にドブロブニクへ到着。ティラナからは2日がかりでやっとたどり着いた。と、その足で真っ先に明日のイタリア行きのフェリーチケットを買いにチケットオフィスへ。これから10/2まで、スケジュールが詰まっている。無事、明日のイタリア行き夜行フェリーのチケットをゲット。
○ドブロブニクからイタリア バーリへの行き方
ドブロブニクのフェリー乗り場の近くにフェリーのチケットオフィスがあります。
買ったのはこのチケット。
2010/09/06 23:00 -> 2010/09/07 8:00
DOBROVNIK -> BARI(ドブロブニク→バーリ)
料金:デッキ1人 40ユーロ
●ドブロブニクの城壁を眺めながらディナー
ドブロブニクの宿は、今日ヘルツェグ・ノヴィのカフェで予約しておいた。フェリー乗り場までフリーのピックアップサービスがあると書いてあったが、電話が繋がらなかったので歩いて宿まで移動することに。
しかし、ドブロブニクの街は道がわかりづらいうえ、坂がハンパない。途中、道に迷いガソリンスタンドのおじさんに親切に道を教えて頂き(日本が好きなおじさんで良かった)、急な階段を上りようやく宿に到着。1時間以上かかった。。
宿にチェックインした後、宿のスタッフお勧めのレストランへ夕食を食べに向かう。途中、高台からドブロブニクの街を眺めつつ小道を抜け、目の前が開けるとそこにはドブロブニクの旧市街が。城壁に囲まれた茶色い家々はホントに美しい街並みだ。これぞ中欧な雰囲気。
紹介して頂いたレストランも安くて美味しかった。生演奏と城壁ビューは、料理の味をさらにおいしくする。
明日はフェリーの時間まで、ドブロブニクの街を見て歩く。
●ドブロブニクの安宿「Villa Banana」
家族経営のドブロブニクの安宿。おばあちゃんが若干チャキってるけど、基本的には親切なご家族。WiFiも無料で使え、設備もきれいで快適な宿です。
ドミ1泊:1人15ユーロ
Go to Montenegro ドブロブニクを目指して北上!
今日は、朝起きてまずOne Worldの日程変更から。JALのヨーロッパ国際予約センターに電話し日程を変更する。
●ヨーロッパにいるならOne Worldの変更はここ!
以前、日本のJAL予約センターに電話した時は、回線がいっぱいで全く繋がらなかったので(そして多額の国際電話料金請求…)、JALから電話がかかってきたときにヨーロッパのセンターを聞いておいた。
○JAL ヨーロッパ国際予約センター
ロンドンにあります。One Worldの日程変更など受け付けてくれます。
電話番号:+44-20-7660-0349
受付時間:ロンドン時間で8:00~17:00
さあ、ロンドンはつながるか。朝一で電話するもやはり「ただ今順番にお繋ぎしております」のアナウンスが。国際電話の料金を気にしつつも2,3分待つと「ただ今大変混雑しておりますので、しばらくたってからお掛け直しください」と…。またか!と思ったが、切らずにイライラするさわやかなお待たせ音楽を聞いていると、またロールの最初に戻った。ということは、「お掛け直しください」の時点で切った人がいれば、順番が繰り越されるはず。もうちょっと待ってみるか。
案の定「お掛け直しください」のアナウンスの後、2,3分でオペレーターへつなぐコール音が。勝った!つながったオペレーターの人は、対応レベルも高く一安心。早速、フライト変更の手続き(全3フライト)をする。希望日を伝えるだけで、その場で手続きを取ってくれ、各航空会社の承諾もすぐにOKが出た。この段階で、また長い事待たされるかと覚悟していたが、最初のコールから15分程で完了。ロンドンの方が、日本の予約センターよりも待たされなくてお勧め!
●格安航空券を探す
さて、One Worldの日程変更が予定通り変更できたので、次は、残りのヨーロッパの旅を効率よく回るためのカギを握る航空券を手配する。
もちろんインターネットを駆使し格安航空会社を探すのだが、ヨーロッパには格安航空会社がたくさんあるため、1社1社日程を入れて料金を比較してなんてのは時間がかかってしょうがない。そこで、便利なのが「SkyScanner」というサイト。まさに、こんなサイトを探してましたって感じ。出発地と目的地を都市名で入れ、日程を設定したら検索をクリックするだけで、ずらっと航空会社、時間、価格の一覧が出る。
しかも、そこから予約までできちゃうという優れもの。午前中一杯かけ、ヨーロッパのフライトを手配する。結構、めんどくさい。。
●ドブロブニクを目指して北上!
宿の人に昨日聞いておいたルートで、ドブロブニクを目指して北上する。
まずはティラナの北にあるバス乗り場から、アルバニア国境の町シュコダルまで移動する。バスはちょっと古いけど、シュコダルまで快適に移動。シュコダルから、ちょっと小さめなバスに乗り換え、モンテネグロのウルツィニィまで行く。そこで、うまい事ドブロブニク行きの夜行バスでもあれば。。
国境越えはスムーズで、アルバニア出国ではパスポートチェックすら無し、モンテネグロ入国では、バスに係員が乗り込んできて流れ作業でスタンプポン。
ただ、到着したウルツィニィのバスターミナルで、ドブロブニク行きを確認したところ、明日の朝7時15分が今からだと最短とのこと。今から(18時くらい)だと、ポトゴリツァ行きのバスが20:00にあるくらい。どうしようか考えていると、ちょうどプライベートルームの客引きの少年が声をかけてきた。
○ティラナからドブロブニクへの行き方
バス移動の場合、1日でティラナからドブロブニクへはたぶん無理。まずは、モンテネグロのウルツィニィを目指しましょう。
①ティラナの北からシュコダル行きが11時から時間おきに有り(2時間半、300Lec)
②シュコダルからウルツィニィへは15時か16時のバス(2時間、5ユーロ)
③ウルツィニィからヘルツェグ・ノヴィ行きのバスが7時に出ている(4時間、9.5ユーロ+荷物1ユーロ)
④ヘルツェグ・ノヴィからドブロブニク行きのバスが15:30に有り(1.5時間、10ユーロ+荷物1ユーロ)
ウルツィニィのバスターミナルで声をかけてきた客引きの少年の話によると、プライベートルームはウルツィニィの街の中心にあり1人10ユーロとこの辺の相場からするとかなり安い。まあ、10ユーロなら寝れればいいかくらいで行ってみるとこれがまた快適!
ホントに街の中心だし、ドミじゃなくちゃんとしたダブルの部屋。しかも、エアコンも冷蔵庫もWiFiまで無料で使える。少年が部屋まで案内してくれ、その場で2人分20ユーロを支払い後はご自由にと鍵を渡していった。
今日はドブロブニクまで行けず残念だったが、第18か国目のモンテネグロに入国し、ウルツィニィで快適な一泊。
●ウルツィニィの安宿 プライベートルーム
ウルツィニィのバスターミナルで中学生くらいの少年が声をかけてきます。その辺の安宿よりも設備のクオリティが高く快適。
1泊ダブル:1人 10ユーロ