Archives for "015_ルーマニア(Romania)"

Posted by Katsuya on 22nd 8月 2010

Bus terminal in Sofia ソフィアのバスターミナルで夜を明かす

ソフィアのメイン通り WiFi使えるマックもある

16時ブカレスト発のバスは、23時くらいにソフィアのバスターミナルへ到着。

ブカレストでギリシャ行きのバスチケットが買えず一旦ソフィアに来たのだが、このまま夜行バスでギリシャに行きたい。手当たり次第、まだやっているバスカウンターへ聞いてみる。しかし、ギリシャ行きの便がある会社も今日は既に出発してしまっていた。最短で朝9時の便(ソフィアのセントラルバスターミナル#50のカウンター)だそうだ。仕方ない、明日朝一で移動することにしよう。

●寝るに寝れないソフィアのセントラルバスターミナル

朝一での移動だし、ソフィアで夜中のホテル探しはちょっと危ない雰囲気だったので、バスターミナルで朝を待つことに。警備員さんもいるし、24時間やっているお店もターミナル内にあるので安全っぽい。貴重品だけしっかり管理し、さてひと寝入りと横になると…すぐに警備員さんが近づいてきて「Excuse me」と起こされる。仕方ない、座ったままうとうとするか。

ということで、ほぼ一睡もできないままターミナルがにぎわいだしてきた。これから出かける人達なので、朝の5時からみんなテンションが高い。さて、ここで一つ問題が。地球の歩き方に載っている、アテネの宿が高い。少しだけ安宿も載っているが、ハイシーズンなだけにそこが一杯だった場合痛い。それに、ミコノス島行きのフェリーなどもその場で買えるか不安。情報不足で新たな国に入ると高くつくということを過去に経験しているだけに、物価の安いソフィアで1泊し、準備を整えてからアテネへ向かうことにしよう。

●とりあえずソフィアで1泊

ソフィアのバスターミナルはネットが使えない。メインの通りをちょっと行ったところにマックがあるが、WiFi拾うにもPCの電池があと2時間もたないくらいなので心配だ。ということで、ソフィアに1泊しちゃえ。眠いし。。

●ソフィアの安宿 Hostel Mostel

前回ソフィアに来た時にいっぱいで泊まれなかった安宿「Hostel Mostel」。リザベーション無しでとりあえず行ってみると、今日は部屋が空いていた。一番安いドミは、薄暗い屋根裏部屋にマットレスがたぶん20個くらい床に並んでいる大部屋。とはいっても、マットレスの間隔はある程度空いているので寝る分には全く問題なし。

1階の共有スペースは相変わらず世界中のバックパッカーで賑わっており、この宿が皆に人気なのが分かる。トイレやシャワールームなど水回りはキレイ。何よりネットが早い!これだけの人数で使って快適な速度は初めてかも。また、ドミだとよくコンセント争奪戦になるが、大部屋のコンセントはマットレスの数と同じくらい用意されていて充電も問題なし。無料で夕食(パスタやビール)なども付き、良く考えられた宿だ。もちろん、スタッフの対応も良く、ソフィアのINFOをばっちりしてくれた。

●1泊の値段(1人分)

ドミ(大部屋):18LV

Posted by Katsuya on 21st 8月 2010

Bucuresti to Sofia ブカレストからまたソフィアへ

ルーマニア革命の象徴か。国民の館

風邪も少し良くなってきた。
今日はいよいよルーマニアを離れ、ギリシャへ向かう。

宿のおじさんにギリシャ行きのバスがどこで乗れるか聞いてみる。ぶっちゃけ知らない感じだ。ただ、色々調べてくれた結果、おじさんは近くのアウトガラから(アウトガラ・チネ)出ているとの情報をキャッチ。早速、タクシーを呼んでくれ(ルーマニアはタクシーが安いので)5分程でアウトガラへ。

ここ最近経験してきたアウトガラとかオトガルとかと雰囲気は異なり、何かさびれている。1件だけやっているバスオフィスで聞いてみると、なんとギリシャ行きはないとのこと。宿のおじさん、めんどくさくなったのか間違った情報をつかまされたのか。。仕方ない、ソフィア行きはあるか尋ねてみると1本だけあるって。ソフィアでギリシャ行きは探そう。ルーマニアでギリシャ行きを探せる気がしないし。

16時発ソフィア行きのバスチケットを購入し、出発までの約2時間半、ブカレスト観光へ出かける。唯一、ブカレストで見てみたかった「国民の館」はこのアウトガラから近い。早速、歩いて行ってみる。

●やっぱり活気がない街 ブカレストルーマニアの無機質な通りとまばらなテナント

昨日ブカレストに入った時に感じた何か淀んだ空気感は、国民の館近くの方が強く感じた。無機質に整備された街並みは緑こそ豊かに配置されているが、建物や広場などに血が通っていない。人やテナントがまばらな一本道を進んでいくと、そこに立派な建物が虚しくたたずんでいた。故チャウシェスク大統領は、どんな野望を胸にこの館を築いたのだろうか。

ルーマニア最後の観光をするために来た国民の館だが、エントランスで聞いてみるとなんと今日はもう一杯だそうだ。ガイドツアーのみの見学なので、1日にこなせる数も限られているのだろう。明日なら空いてるよと言ってくれたが、今日のバスでルーマニアを離れるので外観だけをしっかりと目に焼き付け、その場を離れる。

残り少しだった手持ちのルーマニアレイを使い切るため、統一広場近くのスーパーでお買いもの。オトガルへ戻り、外でたばこを吸っているとたくさんの子供たちが集まってきた。ブラショフでもそうだったが、この国は物乞いの子供が多い。一見すると先進国のようだが、近年の政治・経済不安で不幸せな子供たちが増えてしまったのだろう。お金も使い切ってしまったし、あげられるものは飲みかけのコーラくらい。ちょっぴり切ない気持ちで16時発のソフィア行きバスに乗り込む。

Posted by Katsuya on 20th 8月 2010

Go to Bucuresti ブラショフからブカレストへ

ポップな外観の聖ニコラエ教会

今日はブラショフからブカレストへ移動する。

まだ風邪で体調は悪いが、そんなにゆっくりしている時間も無いので、14時の電車でブラショフを後にする。

その前に、ブラショフ市内をあまり見ていなかったので、宿近くの聖ニコラエ教会を見学する。外観はポップな雰囲気でかわいらしいデザイン。中に入ると壁から天井まで色鮮やかなフレスコ画が見事だ。ちょっとこじんまりとした教会だが、いい感じだった。

さて、14時05分発の快速ブカレスト行きは17時02分着の予定。しかし、とてつもなくゆっくりと走る。しかも駅でもないところで結構止まる。案の定、1時間くらい遅れて(快速料金なのに快速の意味なし??)ブカレストへ到着。

●寂しげな街 ブカレスト

そこから、地下鉄を乗り継ぎ、予約をした宿へ。地下鉄をおり、街を彷徨いつつようやく宿にたどり着く。ソフィアの宿でフランス人と話した時、ブカレストの街は死んでいたと彼らは言っていたが、確かに街に活気が無く、夕暮れの雰囲気は少しだけ物騒な気がする。近年あった革命の傷はまだ癒えていないのだろう。

さて、ようやく着いた宿では何やらオーバーブッキング。ただ、宿のおじさんの手際が良く、不満を感じされる暇もなく違う宿へ輸送完了。清潔ないい宿で良かった。この宿は、閑静な住宅街の中にあるため、近くのレストランも高級そうだが、入ってみるとそうでもない。

ルーマニアはおいしくて安くご飯が食べられる。特にスープがおいしい。

●ブカレストの安宿 ALEX Villa Hostel

予約した宿 Happy Hostel がオーバーブッキングのため、近くのオーナー知り合いの宿に変更。場所は、地下鉄Universitate駅から東へ2スクエア目を入ったところ。この辺りは夜でも治安が良いらしく、ちょっと高級そうなレストランが多くあったり、隠れ家的クラブのような場所もある。宿は清潔で設備も整っている(泊まった時はネットの調子が悪かったけど)。ドミも広くて快適。

●1泊の値段(1人分)

ドミ:43RON

Posted by Katsuya on 19th 8月 2010

catch a cold 風邪でダウン

日本から持ってきたカゼ薬

今日は、昨日の消耗戦も影響してか、朝から熱がある。

一日ゆっくり宿で休もう。

Posted by Katsuya on 18th 8月 2010

Bran Castel ブラン城へ行く

ドラキュラな雰囲気!?ブラン城

ヨーロッパに来るとカゼを引く。

いつの季節もヨーロッパではなぜかカゼが流行っており、大抵うつされる。そして、今日起きると肺が痛い。昨日、くしゃみが止まらなかったので、まだ本格的な症状は出ていないが恐らく風邪をひいた。ということで、今日は吸血鬼ドラキュラの舞台となったブラン城へ行く。

ブラン城へは、ブラショフのアウトガラ・ドイ(バスターミナル2)からバスで1時間くらい。バスが到着すると、早速ブラン城が見えてきた。ここから先はバスを降りて徒歩で向かう。ブラン城周辺は、かなり観光地化されており、土産物屋や食べ物の屋台など軒を連ね、時折音楽の生演奏をしていたりと楽しい雰囲気だ。

いよいよブラン城の敷地内に入るところでチケットを購入。城は小高い丘の上に建っているので、坂を上り入り口を目指す。少し登ったところで入り口を発見。夏のシーズンのため、観光客が多いが、団体客をかき分けなんとか中へ入り込む。

お城の中は、非常に入り組んでおり、たくさんの部屋がある。調度品なども恐らく当時のまま保管されているようだ。窓からの景色や部屋の様子などいい感じだが、お城という雰囲気ではない。むしろ、ドラキュラという雰囲気も一切なく、素敵な豪邸見学でした。ルーマニアの初秋の風が気持ち良い。

●ブラン城への行き方

ブラショフのアウトガラ・ドイから1時間に1本くらいバスが出ている。帰りは、降りたところの反対側から同じようにブラショフへバスが出ている。チケットは運転手から購入する。ブラショフのアウトガラ・ドイへは、市内12番のバスとかで行ける。

◇費用(1人分)

ブラショフからブラン城へのバス:4RON
ブラン城入場料:10RON(S割引)
ブラショフ市内バス:1.5RON

●市内バスでやられそうに

夕方になりカゼの症状も本格的になってきた。

ブラン城から戻ってきたアウトガラ・ドイで市内バスに乗り換え、宿に戻ることに。ところが、バス乗り場でバスのチケットが売っておらず、乗ったバスでも運転手がなぜがチケットを売ってくれない。と、すぐにチケットコントロールの係員が乗り込んできた。その時点でチケットを持っていない者は反則切符45RONを買えというのだ。やられた。運転手もグルになって反則金をむしり取る作戦だ(もし車内で買えないんだったら、そう言ってくれればすぐ降りたのに…)。

他にも、同じ手口に引っかかった2人の旅行者がいて、係り員に対し必死の抵抗。口論を続けているうちにバスは終点に着き、他の乗客を降ろした後もドアを閉めやり取りは続く。しばらくすると、バスの外で「そんな奴ら(悪質な係員)の話を聞くな」と激怒りしている若者が現れる。こちらもドアを開けて降ろせと抗議。すると観念した運転手がドアを開けた。すぐに、うちらは外の窓口で正規のチケットを買い、その場を後にすることができた。

この国は、オフィシャルな人たちも悪さをするらしいので、気を付けよう。

あと、欧米系のバックパッカーは宿の冷蔵庫のものを勝手に食べるので気を付けよう。

Posted by Katsuya on 17th 8月 2010

IN BRASOV ブラショフへ到着

宿近くのバス停から見るブラショフの景色

ソフィアを夜中の0時30分に出発したバスは、朝8時30分くらいにブカレストへ到着。

ブルガリア、ルーマニアの国境越えはスムーズで、バスでボーダーに到着したと思ったら、バス内でパスポートを回収され、少し待って返却されたパスポートには既にスタンプが押してある状態だった。

ただ、ブカレストに到着したバスは、どこかの道端が終点で降ろされた地点はまさに「ここはどこ?」って感じ。寝起きのぼーっとした頭で何とか運転手に場所を確認し、ちょっと歩いて行ったら地下鉄の駅があるということは会話の中でやり取りができた。

●ここはどこ? IN ブカレスト

ルーマニアのお金も持っていないし、Exchengeがある雰囲気も全くない。っていうか、ここはただの幹線道路の途中だ。こんなところで降ろされても困ったもんだと思いつつ、5分程歩くとようやく賑わってきた。幸いにも銀行がいくつかあったので、ATMで現金を引き出す。これで、ようやく生きた心地だ。

さて、次は中心部へ移動しないと。地下鉄のマークを探し、駅を確認。どうやら「Tineretului」という駅のようだ。早速、地球の歩き方で地下鉄の路線図を確認し「Gara de Nord」まで移動するために地下鉄のチケットを購入。30分程で移動でき、ここからCFR(電車)でブラショフまで移動する。

電車のチケットを買う前、道端で「ブラショフに行くんだったら、バスだと電車の半分の時間で行けるよ。ただ、ここからだとバスターミナルまで遠いから、送っていくよ」と男に話しかけられる。ここ最近、親切な人ばかりの国だったので危なかったが、やっぱりこの男タクシーの運転手だった。危ない、危ない。エジプトみたいだ。

さて、その後9時50分の電車でブカレストからブラショフまで移動。ブラショフへは、13時過ぎくらいにようやく到着(運賃33.3RON/人)。

ホテルの予約は既にしてあったので、駅前にいたそのホテルの客引きに行き方を確認し、市バスで移動。ブラショフの街並みを楽しみつつ、ホテルへ到着。至る所に教会があり、建物も美しく街並みがもうヨーロッパだ。

●ルーマニア料理を堪能ルーマニアのスープはうまい

ルーマニア料理って言ってもピンとこなかったが、ホテルのスタッフに紹介してもらったレストランで食べたトラディショナルなルーマニア料理はかなりおいしかった。どんぶりサイズで出てきた一品目のスープが特にやばい。

「なんか味が足りないな~」とここ何か月か思ってきた中東料理と違い(もちろん中東料理もおいしかったよ!)、絶妙な味付けだ。しかも、半分持ち帰りにしたくらい大量に頼んで、1人1500円くらいとかなり安い。本格的なヨーロッパの物価になる前に、中欧でおいしい料理を食べておかないと。

●ブラショフの安宿 Kismet Dao

今日から泊まるのは、昨日泊まった「Sofia Hostel」に置いてあったチラシで見つけた「Kismet Dao」。駅から若干遠いが、バスで簡単に来ることができる。しかも、毎晩ビールかジュースが無料で貰えたり、洗濯がタダだったり、もちろんWiFiやネット接続されているPCも全部フリー。

部屋や水回りも清潔で、やっぱり欧米系のバックパッカーで賑わっている。こんな快適できれいな安宿なかなかないかも。

●1泊の値段(1人分)

ドミ:45RON

◇行き方

ブラショフの駅に着いたら、駅前のバスターミナルから51番のバスで8つ目のバス停で下車(目の前が聖ニコラエ教会の Piata Unirii という広場)。Balea通りへ入り最初のT字路を右(Democratieiという通り)に入る。右側の何軒目かがKismet Dao。

Posted by Katsuya on 16th 8月 2010

Highlight in sofia ソフィアの見どころを巡る

街中にひっそりとたたずむ聖ゲオルギ教会

今日は、ソフィア市内の見どころを観光。

①聖ゲオルギ教会
②聖ネデリャ教会
③バーニャ・バシ・ジャーミヤ
④聖ペトカ地下教会
⑤セルディカの遺跡
⑥聖ニコライ・ロシア教会
⑦アレクサンダル・ネフスキー寺院
⑧海外アート国立ギャラリー

●地下教会と国立ギャラリー

ソフィアは街中に見どころが固まっているので、すべて徒歩で移動し5時間くらいで回ることができた。中でも良かったのが「聖ペトカ地下教会」と「海外アート国立ギャラリー」。

聖ペトカ地下教会は、外から見ると瓦屋根っぽい部分しか見えず、一見教会には見えないこじんまりとした建物。ただ、中に入るととても雰囲気のある教会だ。さらに、見学者もほとんどいないためじっくり当時の雰囲気に浸ることができる。

海外アート国立ギャラリーは、各国のアートが3階の建物にぎっしりと詰まっており、かなり見ごたえがある。特に、1階のアジア系ギャラリーはとても興味深い。葛飾北斎の東海道五十三次や安藤広重の江戸百景、そして表情豊かな仏像やインドから来たキリスト教の像まで、もちろん2、3階にはたくさんの絵画も展示されており、いい作品に久しぶりのヨーロッパを感じた。

●ソフィアからブカレストへの行き方

そして、今日は夜行バスでソフィアからルーマニアのブカレストに移動する。ブルガリアは、素朴でとてもいい国でした。

◇行き方

ソフィアのセントラルバスターミナルでいくつかバス会社をあたると、ブカレスト行きの便がある会社が見つかります。

夜行バス:00:30発
運賃:45LV(1人)