Archives for "バリローチェ(Bariloche)"

Posted by Katsuya on 11th 3月 2011

Go to Santiago バリローチェからオソルノを経由しサンティアゴへ

オソルノの町中に咲くきれいなバラ

南米北上はまだまだ続く。

●バリローチェから国境を越えオソルノへ

安宿で少しの休息をし、再びバス移動。

今日は早朝7時30分発のバスで、バリローチェからオソルノを目指す。

2時間程走ったところで、アルゼンチン国境へ到着。

アルゼンチンの出国手続きは、バスの中で配られたチリーアルゼンチン入出国カードと(この2ヶ月でこの用紙何度書いたことか)パスポートにスタンプポンの簡単手続き。

これでいよいよアルゼンチンも終了。物価の高いアルゼンチンよさらば。

緩衝地帯をバスで抜け、チリ国境へ差し掛かる。

そう、チリ入国といえば恒例の食べ物検索。

チリへは、果物や肉、種子などを持ち込んではいけないという決まりがある。

国境や、担当する係官によっては形式上というところもあるが、今回のバリローチェーオソルノ間の国境では結構きっちり調べられた。

まずは、食べ物捜査犬が乗客全員のバックを嗅ぎ回る。そして、該当する匂いがするとそのバックに前足を置く。ほのぼのする光景だが、当事者はその後徹底検査が待っている。

チリ国境の食べ物検査犬その1

食べ物検査犬のチェックが終わると、次はX線で中身を調べ、同じくそこで容疑がかかると徹底検査。

チリ国境の食べ物検査犬その2

手荷物、預け荷物とバス車内を徹底的に検索すること約1時間。

特に大きな問題もなく、バスの乗客全員無事チリ入国完了。

と、ここでイミグレの係官の人や他の乗客の人から「日本の津波大丈夫か?」と声をかけてもらう。

「津波?」

ここ最近、移動続きだったので、ネットにも繋げず津波のニュースは初耳だった。

その後、オソルノに着いた後も、バスターミナルの喫茶店のテレビでは、しきりに日本の津波のニュースが報道されている。

地球の真裏で、これほど多くの人が日本のことを心配している。これはかなり一大事。未だネットに繋げていないので、詳細が分からないがとにかく心配だ。

○バリローチェからオソルノへの行き方

バリローチェのバスターミナルからオソルノへは2社が運行している。1社は7:30発、もう1社は8:00発。所要約5時間。

移動費用

バリローチェからオソルノへのバス運賃:1人 120ペソ

●オソルノの街をぶらっとしてみる

オソルノからサンティアゴへのバスは、19:45発のためまだまだ時間はある。

ただ、オソルノの街は歩き方にも情報は無く、バスターミナル内にInfoも無いため、全く分からない。

そこで、とりあえずバスターミナルを出て適当にぶらぶらしてみることに。

情報が無いだけあって、ホントに何も無い街オソルノ。でも、街を歩いてみると、地元の人がゆったりと生活しているのがすごく良く分かる。

南米は治安が悪いなんて噂を良く聞くけど、この街に関してはとっても平和そう。

そして、チリと言えばアルゼンチンと比べて物価も安く食生活が豊かなことが良い。スーパーに行くだけで、美味しいものが安く買え、ただサンティアゴに行くだけなのについつい色々買ってしまった。

オソルノのスーパー。チリのスーパーは楽しい。

●オソルノからサンティアゴへ向けて出発

あっという間に発車時刻が迫ってきたため、チケットを買ったバス会社に預けていた荷物を引き取り、バスに乗り込む。

オソルノからサンティアゴへは、たくさんのバス会社が運行している。その中でも、最安値のバス会社にしたので、最近乗っていたバスに比べて車両がしょぼい。。

まあ、仕方無い。明日の朝にはサンティアゴに着くため、ちょっとの辛抱だ。

しかも、夕食は付かないバスなので、オソルノのスーパーで買った惣菜をつまんでから、狭い座席で寝ることにしよう。

○オソルノからサンティアゴへの行き方

オソルノのバスターミナルから、複数社サンティアゴ行きのバスを運行している。

基本的には全て夜行バスなので、朝一のバスでバリローチェからオソルノへくれば、サンティアゴ行きは問題なく接続できる。

値段が一番高かったのは、Tur Busで12,900ペソ。でも、窓口は常に混んでいて一番人気のようでした。

所要約12時間。

移動費用

オソルノからサンティアゴへのバス運賃:1人 9,000ペソ

かつやかつや

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Posted by Katsuya on 10th 3月 2011

Arrive at Bariloche エル・カラファテからバリローチェへ到着

バリローチェ行きの夜行バス

昨日の夕方16時にエル・カラファテを出発した夜行バスは、夜が明けてもまだまだ快調にパタゴニアの大地の中をかっ飛ばしている。

●主張の強い欧米人

南米のバスは、トイレも付いているし、基本ご飯も配られるので、なかなかバスを停めての休憩が無い。

寝てれば問題無いが、夜が明けてしばらくすると、眠くも無いし特にやることも無い。そして、タバコが吸いたくなってしまう。

ここで、欧米人は主張してナンボという国民性なんだなということを改めて実感する。

日本的な考えなら、自分がタバコを吸いたいがために、バスを停めるなんて考えられないが、欧米人はそんなの全く関係ない。

欧米系の女性ツーリストがおもむろに運転席へ。

「ねぇ。タバコが吸いたからバス停めてよ。」

そして、それを了承するゆるい南米の運転手。

バスが停まるやいなや、中毒者が一斉に外に出る。パタゴニアの早朝の気持ちいい空気の中で吸う朝一のタバコはやっぱりたまらない。これ、喫煙者にしか分からない幸せの瞬間だけど、あのバスが停まった瞬間にどどっと出て行く姿はちょっとみっともなかった。。

一斉に外に出た喫煙者(自分も)。。

非喫煙者の皆様、お待たせしました。

気を取り直してバリローチェ行きのバスは北上を開始。

●主張の強い欧米人 その2

長距離バスと言えば、映画上映はつきもの。

昨日のバスでは、ナント「忠犬ハチ公」の日本映画がスペイン語字幕で上映された。

アルゼンチンの夜行バスで上映された「忠犬ハチ公」

日本の真裏で見る日本映画は格別で、改めて日本の良さを感じていた。

しかし、今日の欧米人はそんな状態を黙って見ているはずがない。

今度は別の欧米系女性ツーリストが自分のDVD3枚を片手におもむろに運転席へ。

「ねぇ。このDVD見たいから再生してよ。」

そしてワビもサビも全くない映画の上映が始まる。1本目のDVDがプレーヤーの中で回り出すと、早速画面に映されたのはWARNINGとR-18の文字。

起承転結もへったくれもなく、終始殺し合いの映画が2時間続き、ここで昼休憩。

簡単な昼食を食べた後、2本目の映画が始まる。

今度はちょっとした恋愛系かと思いきや、またしても殺し合いが始まる。そして、話もうまいこと展開されないままエンドロール。

映画を見終わった後の余韻を楽しむ、みたいな感覚が一切起きない。こんなのでいいのだろうか。

●バリローチェへ到着

結局、3本目の映画が上映されたかどうかは分からないけど、予定よりも2時間遅れてエル・カラファテからのバスはバリローチェのバスターミナルへ到着。

まずは、今夜の宿探し。

すっかり外が暗くなっていることと、バリローチェの街はセントロとバスターミナルが離れており、かつ安宿はセントロにあるということを考えると、1泊だけの宿探しにしては大分めんどくさい。

ということで、事前にHostel bookersでチェックしていたバスターミナル近くの安宿に行ってみることに。

外が明るければ全く問題無いが、初めての街で尚且つ手元の地図もかなり大ざっぱ、そして大荷物というのは結構厄介。

暗い道をバスターミナルからセントロ方面に向かって歩いていくと、標識に書いてある住所が目的のものにどんどん近づいていく。

そして、15分程歩いた所で無事目的の安宿に到着。部屋に空きもあって良かった!

●バリローチェの安宿「Tangoinn Soho hostel」

Hostelling International加盟の安宿。そのため、YH系の会員証があると、Hostel bookersの価格よりもさらに安く泊まれる。

ピーク時にはかなり混雑するんだろうなと思える広い設備はかなり優秀。メインのロビーにはビリヤード台が置いてあったり、ネットに繋がった無料PCも何台もある。夕食などを食べるテーブルもいくつもあり、大画面TVのくつろぎスペースも用意されている。

バリローチェの安宿「Tangoinn Soho hostel」はいい宿

もちろん、キッチンもかなり広く、無料のWiFiや朝食も完備。

部屋もきれいで、シャワー、トイレ付き。古いホテルを改造したような作りで、浴室の湿気がこもっているのは若干気になる。

アルゼンチンの物価を考えると、この値段でこの内容はなかなかすごい。

Tangoinn Soho hostel 宿泊費用:ドミ1名 40ペソ(YH会員証利用)

かつやかつや

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Posted by Katsuya on 9th 3月 2011

Go to Bariloche 夜行バスでエル・カラファテからバリローチェへ

夜行バスでエル・カラファテからいざバリローチェへ

ようやくパタゴニアの大地を後にする時が来た。

●ATM現金不足の問題も解消

昨日のATM現金不足による引き出し不能の問題も、アルゼンチンの休日も終わった今日になると無事解決され、何とか現金を調達。

その足で、今日のエル・カラファテ発のバリローチェ行き夜行バスチケットをゲット。

エル・カラファテからバリローチェへの行き方

エル・カラファテのバスターミナルでチケットの購入が可能。16時発でTAQSA/MARGA社が毎日運行している。

バリローチェまでは所要27時間。

移動費用

エル・カラファテからバリローチェまで夜行バス運賃:1人 449ペソ(セミカマ)

●Fuji旅館の仲間に別れを告げ、いざバリローチェへ

エル・カラファテの日本人宿 Fuji旅館でお世話になった旅仲間ともいよいよお別れ。シゲルさんに餞別まで頂き、名残惜しいがバスの発車時間が迫っていたため急いでターミナルへ。

バスチケットを買っていたTAQSA/MARGA社のバスに乗り込み、チケットに書いてあった座席番号を探す。

うちらの席は7と8。

ここが5、6か。

てことは、次の席が・・・

なぜ、9、10?

7番の席は離れた場所に1つ見つけたが、8なんて存在すらしていない。

てんでバラバラな座席番号。自由席でもないので、適当に座ると乗客同士でかぶるし。

バスの2階席では、何人も自分の席を探し右往左往。

荷物の積み込みをしていたバスの運転手を呼び出し、何とか席を確保。

と、一安心して席に着くと、このバス全ての席がカマ仕様なことに気づく。1階席も2階席も全て3列シートで前席との間もかなり広い。

セミカマでチケットを買っていたのに、ラッキーかと思いきや、3時間程走ると見覚えのあるバスターミナルにバスが停車。

なんとリオ・がジェゴスでバスを乗り換え。

乗り換えたバスは、残念ながら4列シートのセミカマにダウングレードし、一路バリローチェを目指す。

所要27時間のバスの旅は、まだまだ続く。

車窓にはパンパだけが広がるエル・カラファテからバリローチェへの夜行バスの道のり

かつやかつや

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