Archives for "ローマ(Roma)"
Go to Firenze 花の都フィレンツェへ
今日はローマからフィレンツェへ移動する。
予定より1泊多く快適に過ごしたローマの宿をチェックアウトし、電車を乗り継ぎテルミニ駅へ向かう。予定通り10時過ぎにはテルミニ駅に到着。フィレンツェへ向かう電車は10:45発車の予定だが、10分前になっても発車ホームが決まっていない。
ようやく5分程前に発車ホームが決定し、それから10分のディレイでフィレンツェ行きの鈍行列車がローマを発車する。フィレンツェへの到着時刻は14:47の定刻通りに到着。花の都フィレンツェへ到着だ。
○ローマからフィレンツェへの行き方
ローマ テルミニ駅からフィレンツェ SMN駅までダイレクトの電車があります。1時間半くらいで到着する高速列車から4時間かかる鈍行列車まで頻繁に出ています。
ローマからフィレンツェへの移動費用:17.15ユーロ(鈍行列車1人分)
●意外とでかいダヴィデ像
今回予約したホテルは、フィレンツェ SMN駅からちょっと離れているため、フィレンツェへ到着した足でアカデミア美術館を見に行くことに。
駅からアカデミア美術館までは1km程とそこまで遠くないが、20kgの重りを背負っての移動は結構疲れる。さらに、美術館に着くと長蛇の列が。30分程並び、ようやく中に入るとなんとクロークが無いとのこと。荷物を背負って美術館に入るわけにもいかず、2人で順番に中を見学する。
もちろん、アカデミア美術館の見どころはかの有名な「ダヴィデ像」。ミケランジェロの傑作は思ったよりも大きく、完璧な肉体のダヴィデの周りにはたくさんの人だかりができていた。アカデミア美術館の見どころは主にそれくらい。
○アカデミア美術館 入場費用
1人 10ユーロ
その後、宿に行くためにフィレンツェ駅へ戻る。その途中、カプリ島でお会いした日本人ご夫婦に偶然にもバッタリ遭遇。こういった出会いは、ほんのちょっとでもお互いに行動が違っていたら会えなかったと考えると、何か運命を感じる瞬間だ。
駅前のチケット売り場(古い2階建てバスを改良したブース)でバスチケットを購入し、宿へ向かう。特に安い宿はどうしても駅から離れてしまうのが難点だ。ただ、チェックインした宿は設備もきれいでとても快適。
明日は、斜塔で有名なピサへ行く。
●フィレンツェの安宿「Hostel 7 Santi」
今日からフィレンツェで2泊する宿。フィレンツェの宿は比較的高く、あまり安宿がない中で(直前の予約だったからかな?)、コストパフォーマンスの高い安宿。フィレンツェ駅からバスで約20分とフィレンツェの中心からは離れているが、設備は整っている。
12ユーロで夕食と朝食が食べれられます。夕食は、パスタ、メイン、デザートと付いて、特にパスタが格別でした。フィレンツェは外食も高いし、ここは朝食もちゃんとしているので、1度は試す価値あり。
バスはフィレンツェ SMN駅から17番に乗り、9番目のバス停「SETTE SANTI」で下車。降りたところから見える教会の隣が入り口(ちょっと分かりづらい)。シャワー室に鍵が無い事と、蚊が多いこと以外は問題ない宿でした。
○Hostel 7 Santi 宿泊費用
ドミ1泊:1人14ユーロ
Go to Vaticano カトリックの総本山ヴァティカンへ
昨日はiPadを買ってしまったので、睡眠時間3時間で駅に向かう宿の送迎バスに乗る。
郊外鉄道に揺られ、地下鉄を乗り継ぎローマの中心テルミニ駅へ。そこからバスで第21か国目ヴァティカンを目指す。
○ローマからヴァティカンへの行き方
テルミニ駅前のバスターミナルからNo.40のバスに乗り、終点で下車。テルミニ駅のバスターミナルは工事中のため、No.40の乗り場はバスターミナルのInfoで確認が必要。
●サン・ピエトロ寺院はすごい
テルミニ駅から15分くらいで、ヴァティカンへ到着。ヴァティカンは人口1,000人の小さな国だが、ローマの中にあるため国境を越えたという感じは全くしない。もちろん、手続きも一切なく、ローマの市内バスで簡単に来れる国だ。
まずは、サン・ピエトロ寺院に行く。到着するとまず目に入ってきたのは長蛇の列。サン・ピエトロ寺院前のサン・ピエトロ広場は結構広いが、そこの3/4周ほど列は伸びている。列の最後尾に行くために歩いている間にも列はどんどん伸びていき、なかなか最後尾にたどり着けない程だ。
ただ、列の進みは早く、30~40分くらいでサン・ピエトロ寺院内へ。ミケランジェロのピエタや、豪華な宝物館など荘厳で巨大な寺院内を見学する。特にすごいと感じたのは、その巨大な建物と壁面や柱にある彫刻。力強く躍動感があり、今にも動き出しそうなくらいその目に魂を感じる。ナポリでもそうだったが、イタリアの彫刻は見るものをひきつける力を持っている。
サン・ピエトロ寺院 宝物館入場料:1人 4ユーロ(Sディスカウント)
●システィーナ礼拝堂で聖書の世界へ
サン・ピエトロ寺院のクーポラへ登った後は、ヴァティカン博物館へ。
ヴァティカン博物館の内部はかなり広く、歴代の教皇による収集品が数多く展示されていた。立派なコレクションを眺めながら、ヴァティカン博物館一番奥のシスティーナ礼拝堂へ。
大きな礼拝堂の天井と壁は一面宗教画。天地創造や最後の審判など、色鮮やかに聖書の世界を描写している。ミケランジェロの傑作を一目見に、システィーナ礼拝堂はたくさんの観光客が埋め尽くしている。高い天井に描かれたアダムの創造や楽園追放。人間は生まれながらにして罪を背負っている。
サン・ピエトロ寺院 クーポラ入場料:1人 5ユーロ(エレベーター不使用料金。階段でも簡単に登れます)
ヴァティカン博物館 入場料:1人 8ユーロ(Sディスカウント)
●締めくくりはコロッセオ
ローマの見どころは何日滞在しても見切れないくらい多い。もう明日にはローマを発たなければいけないので、コロッセオを一目見てローマ観光は終了することに。
ヴァティカン博物館近くのOttaviano駅からColosseo駅まで地下鉄で移動。Colosseo駅を降りるとすぐに円形闘技場が見えてきた。夕日を浴びるコロッセオの周りでは、結婚式が行われていたり、コントのような観光客相手の剣闘士がいたりと、とても平和な風景。過去にここで殺し合いが行われていたなんてとても信じられない。
しばらくコロッセオの立派な造りを眺め、ローマ観光は終了。
テルミニ駅へ戻り、明日のフィレンツェ行きの電車のチケットと、今日の夕食を構内のスーパーで購入し、宿へ戻る。ローマの見どころは見ごたえがあったし、宿もリラックスできるところでとてもいいところでした。
Apple Store in Roma ローマのアップルストアへ行く
ルーマニアの宿に愛用していたiPodを忘れてきてしまった。
移動の際のリラックスタイムや、周りがうるさい中寝ることがあるため(夜行バスとかドミとか)、iPodは旅の必需品だ。ルーマニアで忘れたのも、ドミでiPodを聞きながら就寝し、枕の下か何かに置いてきてしまった。バックの中に入ってない!と気付いたのが、もう国境を越えた後だったので、戻るのも時間の無駄だし諦めた。
ということで、今日はiPadを買いにローマにあるApple Storeに行く。旅の後半のガイドブックはデータしかないので、かねてからiPadは欲しかったが、旅に出る前までに発売せず日本では買えなかった。しかも、PCが1台しかないとWiFiにつながる宿で取り合いになるので、ブラウジング端末としても重宝しそう。なので、iPodの代わりにiPadを買う。
●ローマのショッピングモールRomaEstへ
ローマのApple Storeはちょっと郊外のショッピングモールRomaEstに入っている。事前にローマの詳細な路線図が見つからなかったので、RomaEstに行くのにどのくらい時間がかかるか分からなかったが、地下鉄から郊外列車に乗り換えのTiburtina駅で路線図を見ると目的の駅まで結構遠い。しかも、最寄りの駅からバスに乗る。ローマにいられる時間も短いため、早いとこ買ってローマ市内に戻らねば。
乗り換えのTiburtina駅で電車の時間を待ったりで、宿から結局目的のLunghezza駅まで1時間くらいかかってしまった。Lunghezza駅に電車は到着し、急いで改札を抜ける。すると、目の前に乗る予定の055番のバスが!もう発車寸前だったためバスに飛び乗る。ふ~何とか間に合った。
Lunghezza駅からRomaEstまでは、バスで5分くらいと比較的近いはず。しかし、飛び乗ったバスは10分経ってもまだ着かない。同じ055番でも逆方面に乗ってしまった。。改めて055番の駅方面のバスに乗り今度こそRomaEstへ到着。
○RomaEstへの行き方
まず、地下鉄などでTiburtina駅へ。Tiburtina駅からFR2線Tibori方面行きの電車に乗り30分くらいでLunghezza駅へ。Lunghezza駅を出て(出口は1か所のみ)駐車場っぽいところを超えてすぐの道からバスに乗れる。
RomaEst行きのバスは055番か314番で、駅を背に右方面に行くバスに乗車し(左方向は逆方面のためRomaEstにたどり着きません)、5分くらい。帰りのバスは、降りたところで乗ると一旦終点まで行きLunghezza駅まで折り返してくれます。RomaEst前にバス停は無いため、周りの人の動きを参考に。
料金:ローマの地下鉄やバスなどの共通1日が有効 1人4ユーロ
●RomaEstのApple Store
RomaEstは、大型ショッピングモールだが、そこまで広すぎず日本によくあるショッピングモール(ららぽとか)くらいのちょうどいい規模。なので、目的のApple Storeもすぐに発見。
iPhoneやiPod、iPadなど新製品が出そろったからか、Apple Storeは結構混んでる。大勢のおしゃれなイタリア人が何十台と用意された実機を触りじっくり吟味している。何とか空いているiPadを見つけ一応触る。むむ、意外と重い。。
荷物が重くなるのは厳しいが、悩んでいる時間がもったいないので購入決定。さあ、どこで買えばいいんだ。店舗がおしゃれすぎてレジっぽいところは一切ない。辺りを見回すと、店舗の奥に何かを待っている人がたくさんいる。
一番奥に店員さん用のMacがずらっと並んだカウンター、手前にもテーブルが一列に並んでいる。一番奥のカウンターには、どうやら相談窓口のようだ。ブルーのMacのTシャツを着たスタッフが10人くらいでお客さんの対応をしている。と、近くを店員さんが通ったのでどこで買ったらいいか聞いてみる。
「ちょっとこの辺で待ってて」、とイタリア語(イタリア語わかんないけど)。確かに手前のテーブルのMacでは会計が行われている。早速列に並んでいると、iPhoneやiPadがバンバン売れていく。そして、商品を買うだけなのにお客さんと店員さんとのからみが長い。。おしゃべり好きのイタリア人だからか、手続きが面倒なのか。しばらく列の後ろで待つ。
●ローマでiPadをゲット!そして電車は来ない
ようやく順番が回ってきた。ボウズ頭のちょっと小柄な店員さんは、いきなりのアジア人にもにこっといらっしゃい的な挨拶。iPad欲しいんだけどと伝えると、WiFiと3Gどっちにする?と。WiFiオンリーで32GBのモデルを注文。すぐに店舗裏からパッケージを持ってきてくれた。
代金は599ユーロ。日本だといくらなんだろ?と考えつつ、目の前のMacがクレジットカードを読み取る。PCのソフトが入ってるくらいの大きさのパッケージを受け取り、ようやくiPadをゲット!
やはく触りたいけど、今日のうちに行けるローマの見どころは行っておかないと。RomaEstのマックでイタリアンなビックマックを食べ(味は同じだった)、バスで駅まで戻る。しかし、10分待っても20分待っても電車は来ない。30分待っても来ない。いくら郊外とはいえおかしい。
電光掲示板を見ると何とディレイ50分…。一筋縄にはいかないRomaEst。
●ようやくローマの休日
郊外鉄道から市内の地下鉄に戻ってくるころにはきれいな夕日が。夜でも見れるところへ行く。
まずは、スペイン広場。Tiburtina駅からTermini駅でA線に乗り換え、Spagna駅へ。
夜のスペイン階段は、ライトアップされていい雰囲気。階段はローマの夜を楽しむ人でいっぱい。若者がビール片手にピザを食べていたり(飲食禁止じゃなかったっけ?)、恋人が語り合ったり、そこに物売りがバラを勧めたり、夜も大勢の人で盛り上がっていた。さすが人気スポット。
次もローマの人気スポット。トレヴィの泉へ。スペイン広場から歩いて10分くらいでトレヴィの泉へ到着。夜のトレヴィの泉もライトアップがとてもきれいだ。泉の水は幻想的なブルー、そして泉の背に建つ彫刻はとても立派。ローマに来たって実感できる場所だ。
もちろん「後ろ向きコイン」を2人で実践。まあ、あんだけ泉が大きかったらコインは入るよ。次は、時間とお金に余裕をもってローマに来よう。
パスタの夕食を食べた後、パンテオンを眺めつつSpagna駅へ戻る。そこから1時間かけて宿へ戻る。ピックアップバスの最終便にぎりぎり間に合い、キャンプ場へ到着。明日は、ヴァティカンへ行く。
Go To Roma 永遠の都ローマへ!
今日は、夕方の電車でローマへ行く。
午前中のうちに、ローマの宿を予約したり、ローマでやることなど調べ事を済ませる。この宿はネットが早くて気持ちいい。
●ナポリの国立考古学博物館へ
昨日ナポリの中央駅でローマ行きの電車を調べたところ、時間によって電車の種類が異なるため料金に開きがある。最安の16:36のチケットが売り切れると困るので、午後一でまずは中央駅までチケットを買いに出かける。無事、最安のチケットをゲット。
また、昨日は遠出してしまったので、まだナポリ市内の見どころを見れていない。そこで、夕方の電車までにナポリの国立考古学博物館を見学することに。幸いにも宿から歩いて2,3分の距離なので、大きな荷物は宿に預けたまま時間を有効に使うことができる。
考古学博物館は1階と2階に分かれており、1階は彫刻が中心に展示されている。たくさんの彫刻がずらりと並んでおり、まるで美術室のよう。特に巨大な彫刻は見ごたえがある。あの躍動感と力強さは製作者の魂が感じられた。しかし、どうやってあの巨大な大理石を扱ったのだろうか。古代の技術はかなりのものだったのだろう。
2階は昨日見に行ってきたポンペイなどの発掘品が展示されている。ペンペイレッドで彩られた数々の壁画が展示され、美しい絵ばかりだが実際の現場を見てきただけに複雑な思いだ。どれだけ街が栄えていても、技術が進んでいても、自然の力には到底及ばない。人間はちっぽけで、もしかしたら明日にでも滅んでしまうかもしれない。
ナポリの国立考古学博物館 入場料:1人 8ユーロ
●最後のナポリピザを楽しみローマへ移動
考古学博物館の後、昨日とは別のお店でナポリのピザを食べ、その足で中央駅へ。
16:36の鈍行でナポリを出発。電車の外は相変わらず落書きで一杯だが、車内は快適。最安の電車だが、座席は長距離移動にも耐えられるちゃんとしたやつだ。ローマのテルミニ駅へは定刻通り19時ちょっと過ぎに到着。そこから、予約した宿へ移動する。
○ナポリからローマへの行き方
電車での移動が安くて便利。ナポリの中央駅からローマのテルミニまでダイレクトで行きます。
料金:10.5ユーロ
予約するときに読んだ案内文は、街の中心から20分くらいだよなんて書いてあったが、さすが安いだけあって結構遠い。テルミニ駅から地下鉄で移動し、さらに郊外鉄道で30分。。ここはホントにローマか。。
ようやく目的の駅に到着し、ピックアップのバスを待つ。宿のピックアップと言えば普通ハイエースくらいのバンだが、迎えに来たのは大型の観光バス。駅前で待っていたたくさんの宿泊客をあっという間に飲み込んだ。どれだけ大きなところなんだろう。
バスは5分くらいで到着し、レセプションでチェックイン。辺りを見回すと、その敷地はかなり広大で、所々キャンピングカーが停まっていたりする。結構本気のキャンプ場だ。ただ、ミコノス島の時のように青空寝袋ではなく、ちゃんとコテージが並んでおり渡された鍵で部屋に入るとちゃんとベッドが用意されていた。ローマのキャンプ場で宿泊。何となく楽しい!
●ローマ安宿「Tiber Village Hostel」
ローマの宿は高めだが、ここは安くておすすめ。キャンプ場ながら、部屋はちゃんとしており水回りなどの設備も問題なし。グレードの低い方だと、共同の水回り+部屋はプレハブ、グレードの高い方だと水回り付きのちょっといいプレハブ。2泊目から後者の部屋にアップグレードしてもらい快適でした。但し、ローマの中心から離れてるのが難点。なんだかんだテルミニから1時間くらいかかります。
歩き方には載っていないので、HostelBookersなどで予約を。行き方なども書いてあります。
1泊ダブル:1名 10ユーロ