Archives for "フィレンツェ(Firenze)"
Go to Venezia 水の都ヴェネツィアへ
今日でフィレンツェ最終日。夕方の電車の時間までにウッフィツィ美術館を見学する。
朝一でウッフィツィ美術館に向かったが、9時半の時点で長蛇の列。一般の(チケットを持っていない)エントリーの列に並ぶも、なかなか列は進まない。少し進んでは停止。しばらく待ってまた少し進んだかと思うとまた停止。一向に中に入れる気配がない。列を横目にするっと中に入っていくツアー客がうらやましい。
●フィレンツェのネットカフェで航空券を印刷
まだまだ中には入れなさそうなので、2人で手分けして時間を有効活用する。イタリアからポーランドへのフライトが迫っており、既にWEBチェックインを済ませているためボーディングパスを印刷しないといけない。その先も含めて6フライト分を印刷しに、中央市場近くのインターネットカフェに向かう。
フィレンツェのネットカフェは、昨日フィレンツェSMN駅から中央市場に向かう時に通ったV.Chiara通りに何軒かあった。記憶を頼りにネットカフェへたどり着き、全12枚のフライトチケットを印刷完了。漏れが無いといいけど。。
○フィレンツェのネットカフェ
フィレンツェSMN駅から中央市場に向かう途中のV.Chiara通り(最短の道より一本向こう)に何軒かあります。
ネット費用:30分 1ユーロ
印刷費用:1枚 0.2ユーロ
ウッフィツィ美術館を出発してから1時間後くらいに戻る。もうとっくにチケットを買えていたかと思ったが、まだ列の途中。結局、12時くらいにようやく中に入ることができた。
●並んだかいがあったウッフィツィ美術館
ルネッサンス美術のすべてがここにあると表される通り、ウッフィツィ美術館には見ごたえのある作品が多く展示されていた。
ラファエロの「ひわの聖母」やボッティチェッリの「春」、そして有名な「ヴィーナスの誕生」、ダ・ヴィンチやミケランジェロの作品も展示されているというとても豪華な美術館。空港並みのセキュリティチェック(液体を持ち込めないとか)を通過して中に入るのも分かる。
「ヴィーナスの誕生」という絵自体はもともと知っているが、本物を間近で見るというのはやっぱり違う。知名度の高い作品は、素人が見てもやっぱり良い作品だ。
電車の時間が迫っていたので、2時間くらいでさらっと見て終了。
●水の都ヴェネツィアへ
ドゥオーモ広場で人気のピザ屋さんのピザを急いで食べ、宿に預けた荷物をピックアップしフィレンツェSMN駅へ。
ヴェネツィア行きはなぜか鈍行が無かったので、仕方なくちょっと高いが特急のチケットを窓口で購入。16:30くらいに出た電車は2時間くらいでヴェネツィアへ到着。駅へ荷物を預け、ヴェネツィアの街を散策する。
駅を出るといきなり目の前に運河が広がる。運河の両岸には色とりどりの美しい建物が並び、ボートが行きかっている。夕日に照らされた運河はとてもきれいだ。
まずは、滞在中の足になる水上バスのチケットを駅前で購入。窓口は多くの人が並んでいたので、誰も使っていない自動券売機で購入。操作は思いのほか簡単だった。
しばらく街を散策し、そろそろ宿に向かおうかと駅に預けた荷物を取りに戻る途中、日本人のおじさん旅人に声をかけられる。
○フィレンツェからヴェネツィアへの行き方や費用など
フィレンツェSMN駅からヴェネツィア・サンタ・ルチア駅まで2時間くらい。
・フィレンツェからヴェネツィアへの移動費用:42ユーロ
・ヴェネツィア駅の荷物預かり費用:4ユーロ(5時間まで)
・ヴェネツィアの水上バスチケット費用:18ユーロ(24時間券)
●パワフルなおじさんとヴェネツィアクルーズ
彼の年齢は65歳。土木系の公務員をやっていたそうで、定年退職し今はテント片手に一人で世界旅行をしている。今日の宿が決まっていないとのことで、とりあえず一緒にウチらが予約した宿へ向かう。
ヴェネツィア滞在の宿はジューデッカ島にあるユースホステル。1番の水上バスでヴェネツィアのナイトクルーズ。ボートの上では、今までどんな国を行ってきたかなどおじさんの話を聞いたり、これから行くところの情報交換をしたりする。ガイドブックも無しに世界中を旅行し、宿はほとんどキャンプサイトでテントとかなりパワフル。とても定年退職した65歳とは思えない。
世界中には、素敵な建物や橋はたくさんある。日本の土木はとにかく安く済ませることしか考えていない。と嘆いていた。確かに、今まで世界の色々な建築物を見てきたが、それぞれの国の特色が出ていて素敵な建物はたくさんあった。建物だけではないが、日本にもうちょっとデザインに重きを置く文化があればもっと素敵な国になるかもね。
ヴェネツィアの夜は意外と静か。建物などもライトアップはされておらず、街灯に照らされたゴシック建築をしみじみ楽しむといった感じ。昼間のヴェネツィアの街も楽しみだ。
明日はヴェネツィアを観光した後、ミラノへ移動する。
●ヴェネツィアの安宿「Ostello di Venezia」
ヴェネツィアにあるユースホステル。運河沿いのおしゃれなレストランでディナーを楽しむ街なだけあってあまり安宿はなし。
清潔な建物で設備は問題ないが、良くも悪くもユースホステル。スタッフの対応も役所的で、これといったサービスや宿の特色もなし。ネットも設置されているPCで1時間3ユーロ、WiFiはログインパスのチケットが売り切れでこの時使用できず。朝食も付くが、パンが2個だけ。寝るだけなら全く問題ないけど、居心地が良いという感じはしない。可もなく不可もなくかな。
宿泊費用:ドミ1泊1人 22ユーロ
Go to Pisa ピサの斜塔と花の聖母教会ドゥオーモ
今日は午前中にピサに行き、午後フィレンツェへ戻りフィレンツェの見どころを散策する。
●時間には余裕を
フィレンツェからピサへは電車で1時間程の距離。宿からバスでフィレンツェ SMN駅まで行き、券売機でピサ行きのチケットを購入。ホームが分からないにも関わらず、チケット購入時に、直後の時間を選択したため朝からフィレンツェ駅を右に左にダッシュ。結局電車は見つからず発車時間も過ぎていたため、次の電車が来るホーム1Aでおとなしく待機。
チケットは自由席なので問題なかったが、時間ギリギリの購入は気を付けようと心に誓う。朝からそんなバタバタでチケットの刻印も忘れ(検札が来なくて良かった。。)、ピサにはあっという間に到着。
○フィレンツェからピサへの行き方
フィレンツェSMN駅からダイレクトでピサまで電車が出ています。本数も結構あるので便利。また、ピサ駅から斜塔のあるドゥオーモ広場までは歩いて20分くらい。バスでも行けるはず。
フィレンツェからピサへの移動費用:1人 5.8ユーロ(片道)
●迫ってくる勢いのピサの斜塔
ピサ駅に到着し、斜塔のあるドゥオーモ広場へ徒歩で移動。建物の色がカラフルでピサの街並みはなかなかきれい。
ピサ駅から20分くらい歩いたところで、ドゥオーモ広場に到着。目の前には、美しくて立派な3つの建物が並ぶ。左に洗礼堂、中央にドゥオーモ、そして右側にピサの斜塔がそびえ立っている。
名前からしてその通りだが、ピサの斜塔はホントに斜めだ。まるでこちらに迫ってくるかのように前のめりに建っており、今にも倒れそう。もちろん、ただ斜めなだけではなく、白い大理石で作られた鐘楼はとても美しい。
緑の芝生に覆われた広場では、おなじみのポーズで写真を撮る観光客でにぎわう。しばらく、斜めになった鐘楼を眺め、恒例の写真を撮ったらピサは満足。フィレンツェに滞在できるのも明日までなので、急いでピサからフィレンツェへ戻る。
●イタリアのiPadにはイタリアンレザーのケースを
イタリアと言えば、ピザとパスタ、そして革製品だ。この間、ローマのApple Storeで購入したiPadは、持ち運びの際、シリアのアカバでナッツを買った時にもらった紙袋にしまっている。さすがにこれでは残念なので、iPadにぴったりの革のケースをフィレンツェの中央市場で探すことに。
フィレンツェSMN駅から歩いて5分程の位置にある中央市場は、周辺に露店のような形でたくさんのお店が軒を連ねている。中でも革製品を扱うお店は多い。さすがイタリア。
お店を順番に見ていく。革ジャンが並ぶお店、革のバッグが並ぶお店、どこの国でも見かけるI Love ITALYのTシャツが並ぶお店、そんな中、革でできたブックカバーやファイルケースなどを扱うお店もちらほら。iPadのサイズにちょうど良さそうなのを端から見ていく。
ブックカバー類は、最大のサイズでもまだiPadよりも小さい。逆に、ファイルケースはサイズが大きかったり、iPadを保護するにはちょっと心もとない構造だったりとなかなかちょうどいいのが無い。
そんな中、ついに発見!なんと、iPad専用に作られたイタリア革のケース。価格は55ユーロ。イタリアの革は確かに品質が良く、それからすると決して高くはない値段のためしばらく悩む。ただ、色のバリエーションが少なく面白みのない色だけだったので、一旦保留に。
気を取り直して他のお店をあたると、専用ではないもののぴったりのサイズのファイルケースがあった。しかもこのサイズは残り1個。色も赤っぽいブラウンでいい感じ。しかも、35ユーロとさっきのケースよりも安かったためこれに決定。
入れてみるとかなりしっくりくる。やっぱりイタリアのiPadにはイタリアンレザーのケースだね。
●花の都フィレンツェを堪能
その後、イタリアの大衆食堂トラットリアでランチを食べた後、フィレンツェのドゥオーモ広場へ。
これぞ花の都フィレンツェ!洗礼堂、ジョットの鐘楼、ドゥオーモが並ぶこの広場は色鮮やかで(今日は天気が悪くちょっと残念だけど)、まるで中世の世界に迷い込んだよう。「ガラスケースに入れておくべき工芸品」と歩き方に書いてあったが、すごく分かる。
ドゥオーモの内部に入ると、中は広い空間で思いのほかシンプル。一番の見どころは一番奥の天井画。状態も良く、色鮮やかに聖書の世界が描かれていた。
その後、ミケランジェロ広場まで行ってみようと思ったが、雨がひどくなってきたので断念。高台からのフィレンツェの街並みは見れなかったけど、それ以外は花の都を満喫。
明日は、ウッフィツィ美術館を見に行った後、ヴェネツィアに移動する。
Go to Firenze 花の都フィレンツェへ
今日はローマからフィレンツェへ移動する。
予定より1泊多く快適に過ごしたローマの宿をチェックアウトし、電車を乗り継ぎテルミニ駅へ向かう。予定通り10時過ぎにはテルミニ駅に到着。フィレンツェへ向かう電車は10:45発車の予定だが、10分前になっても発車ホームが決まっていない。
ようやく5分程前に発車ホームが決定し、それから10分のディレイでフィレンツェ行きの鈍行列車がローマを発車する。フィレンツェへの到着時刻は14:47の定刻通りに到着。花の都フィレンツェへ到着だ。
○ローマからフィレンツェへの行き方
ローマ テルミニ駅からフィレンツェ SMN駅までダイレクトの電車があります。1時間半くらいで到着する高速列車から4時間かかる鈍行列車まで頻繁に出ています。
ローマからフィレンツェへの移動費用:17.15ユーロ(鈍行列車1人分)
●意外とでかいダヴィデ像
今回予約したホテルは、フィレンツェ SMN駅からちょっと離れているため、フィレンツェへ到着した足でアカデミア美術館を見に行くことに。
駅からアカデミア美術館までは1km程とそこまで遠くないが、20kgの重りを背負っての移動は結構疲れる。さらに、美術館に着くと長蛇の列が。30分程並び、ようやく中に入るとなんとクロークが無いとのこと。荷物を背負って美術館に入るわけにもいかず、2人で順番に中を見学する。
もちろん、アカデミア美術館の見どころはかの有名な「ダヴィデ像」。ミケランジェロの傑作は思ったよりも大きく、完璧な肉体のダヴィデの周りにはたくさんの人だかりができていた。アカデミア美術館の見どころは主にそれくらい。
○アカデミア美術館 入場費用
1人 10ユーロ
その後、宿に行くためにフィレンツェ駅へ戻る。その途中、カプリ島でお会いした日本人ご夫婦に偶然にもバッタリ遭遇。こういった出会いは、ほんのちょっとでもお互いに行動が違っていたら会えなかったと考えると、何か運命を感じる瞬間だ。
駅前のチケット売り場(古い2階建てバスを改良したブース)でバスチケットを購入し、宿へ向かう。特に安い宿はどうしても駅から離れてしまうのが難点だ。ただ、チェックインした宿は設備もきれいでとても快適。
明日は、斜塔で有名なピサへ行く。
●フィレンツェの安宿「Hostel 7 Santi」
今日からフィレンツェで2泊する宿。フィレンツェの宿は比較的高く、あまり安宿がない中で(直前の予約だったからかな?)、コストパフォーマンスの高い安宿。フィレンツェ駅からバスで約20分とフィレンツェの中心からは離れているが、設備は整っている。
12ユーロで夕食と朝食が食べれられます。夕食は、パスタ、メイン、デザートと付いて、特にパスタが格別でした。フィレンツェは外食も高いし、ここは朝食もちゃんとしているので、1度は試す価値あり。
バスはフィレンツェ SMN駅から17番に乗り、9番目のバス停「SETTE SANTI」で下車。降りたところから見える教会の隣が入り口(ちょっと分かりづらい)。シャワー室に鍵が無い事と、蚊が多いこと以外は問題ない宿でした。
○Hostel 7 Santi 宿泊費用
ドミ1泊:1人14ユーロ