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Back to Cusco 快適なペルーレイルでマチュピチュからクスコへ
クスコからマチュピチュへ来る時は、最も費用のかからない方法で来た。
しかし、安い分かなりきつかったため、帰りは真っ当な方法でマチュピチュからクスコへ帰ることに。
●快適なペルーレイルのバックパッカー
歩き方には、最安の「バックパッカー」はあまり乗りたくならないような書き方がされていたが、実際に乗ってみるとかなり快適。
前日のうちに、マチュピチュ村のマチュピチュ駅でチケットを買っておき、9時ちょっと過ぎの電車に乗車。
車内は、ビスタドーム同様車両の上部がガラス張りになっており、座席も広々快適。
しかも、軽食のサービスまである。
これで33USドルなら、行きもペルーレイルで来れば良かったかとちょっと後悔。
電車を使わないでマチュピチュへ行くのも、なかなかアドベンチャーだったからまあ良かったけど。
ちなみに、ここで見かけた現地の新聞には日本の津波のニュースが一面から出ていた。
遠く離れたペルーでも日本のことを連日報道している。
2時間くらいで、マチュピチュからの終点オリャンタイタンボ駅へ到着。
オリャンタイタンボ駅からクスコ中心部までは、コレクティーボで移動。
オリャンタイタンボ駅に着くと同時に、客引きに声をかけられついて行くと、そこはコレクティーボ乗り場。
はじめに声をかけてきた客引きとは、オリャンタイタンボ駅からクスコ中心部まで1人10ソルで話がついていたが、いざ車を見てみると乗る人数よりも座席が少ない。
マチュピチュ行きのコレクティーボのぎゅうぎゅう詰め状態が、クスコから一緒に行動していた皆の頭に浮かぶ。
そして、ちょうど横の車の運転手が声をかけてきた。
こっちの車は、ツーリストバスで座席も余裕で車両もベンツの新しいやつ。
しかも、クスコまで1人8ソルだって。
客引きのおじさん、ごめん!
そして、快適な車で3時間程走りクスコへ到着。
○マチュピチュからクスコへの移動費用
マチュピチュからオリャンタイタンボ(ペルーレイル):1人 33USドル
オリャンタイタンボからクスコ(コレクティーボ):1人 8ソル
●クスコのサン・フランシスコ広場からバスターミナルへ
オリャンタイタンボからのコレクティーボは、クスコのサン・フランシスコ広場へ到着。
いつもは、宿が近いということもありアルマス広場を中心に動いていたが、サン・フランシスコ広場周辺の方が地元エリアになっており、ご飯なども安い。
早速、サン・フランシスコ広場前で軽いランチ。
その後、明日のラ・パスへの移動のため、サン・フランシスコ広場前からコレクティーボで長距離バスターミナルへ。
クスコのコレクティーボはよくわからなかったが、お店のおばちゃんに教えてもらい、無事コレクティーボでバスターミナルに到着。
○クスコ中心部から長距離バスターミナルへの行き方
タクシーだと5〜6ソル。コレクティーボを使う場合は、サン・フランシスコ広場の西側から乗れる。コレクティーボが次々と来るので「アウトブステルミナル?」と聞けばOK。運賃は1人0.6ソル。
●財布の残金0.5ソル(約15円)
バスターミナルでラ・パス行きのチケットを購入。
クスコからラ・パス行きのバスは何社も出しているので、条件などを確認し、簡単に買うことができる。
○クスコからラ・パスへの移動費用
夜行バス運賃:1人 50ソル
バスチケットは買えたものの、そろそろ財布の中のペルー現地通貨ソルが少なくなってきた。
一旦、宿に戻り、海外での引き出し用の口座にメインバンクからお金を入れようとすると、なんとみずほダイレクトが死んでいる。
日本のニュースで話題になっていた、みずほのシステムダウンがこんなところにまで影響している。
いざという時はクレジットカードで何とかはなるが、とりあえず日本の週明けにあたる明日までみずほの出方を待ってから対応を考えよう。
ということで、財布の中の現金を計算しつつ、サン・フランシスコ広場前の安いレストランで夕食。
それでも、ここはペルー。物価が安いことが幸いし、少ない現金でお腹一杯食べることができた。
宿へ帰る途中、1ソルの水を買うと財布の中の現金は2人合わせても残り0.5ソル。
みずほさん、明日には復活してますように。
かつや
Machu Picchu in the cloud 天空都市マチュピチュは雲の中
マチュピチュを見下ろすことができるワイナピチュの登山には人数制限がある。
1日400人の枠に入るには、マチュピチュ村を出るバスの始発に乗らないといけないらしい。ちなみに、そのバスは朝5時半くらいから出発するのだが、もちろんワイナピチュ目当ての観光客はそれ以前からバス乗り場に行列を作る。
ということで、ウチラは朝4時半から並ぶことに決定。
●マチュピチュ村の朝。まさかの大雨
ちなみに、バス乗り場はバスチケットを買ったのと同じ場所。そういえば、昨日バスチケットを買うとき、前に並んでいた現地ガイドがこんなことを言っていた。
「インカのカレンダーだと、明日はすごくいい日なんだ。しかも、見てみなよ、この星空。明日は絶対良い天気だね。」
朝4時。目覚ましの音に混じり、なんだか不穏が音が聞こえる。
「ザー」
宿の近くにアグアスカリエンテス川という川が流れているので、その音だろうか。にしては、やけに音が大きい。
恐る恐る窓を開けてみると、なんと雨。しかも、結構大雨。
この雨の中、ワイナピチュ登山は厳しいだろうし、折角のマチュピチュもよく見えないんじゃないかと、しばらく悩む。
1時間ほどすると、雨が弱くなってきた。
昨日トレッキングをした感じや、クスコ滞在時の天気を考えると、恐らくこの辺りの早朝は天気の悪い日が多いはず。
ということで、時間が経つにつれ徐々に天候が回復するという予想をし、5時の時点で今日マチュピチュへ行くことに決定。
●間に合うかワイナピチュの登山制限人数
準備を整え、バス乗り場へ行ってみると既にそこには長蛇の列。みんなのマチュピチュにかける情熱を感じる。
5時半くらいからマチュピチュ行きのバスが出発しだした。
ようやくウチらの番になりバスへ乗車。
マチュピチュ村からマチュピチュへは、バスで20分くらい。マチュピチュへ向かうバスの車窓からは、既にマチュピチュへ観光客を送り届けたバスが、次々と引き返してくる姿が見える。
ん〜、決断が遅かったか。
1台、2台、3台・・・。折り返してくる空席のバスを数えてみる。1台40人乗れるとして、マチュピチュ到着までに折り返してきたバスは9台。ってことは、ウチらで10台目。ちょうどワイナピチュ登山制限人数の400人。
こんな早朝にマチュピチュへ行くってことは、全員ワイナピチュのチケット目当てだろうし、このピストンバス以外にもツーリストバスも見かけた。
最後の望みをかけて、バスを急いで降り、入場ゲート横にあるワイナピチュ登山エントリーの窓口の列に並ぶ。
すると、締め切られることもなく係員のもとへ到着。
「7時と10時どっちがいい?」
やった!まだ、登山制限人数に達していなかった。
まだまだ天候は回復しそうになかったので、少しでも遅い方の10時の登山開始を希望し、マチュピチュ入場チケットの裏にワイナピチュのスタンプを押してもらう。
●これぞ天空都市マチュピチュ
しとしとと雨は降り続く中、マチュピチュへエントリー。
まずは、マチュピチュ全体が見渡せる「見張り小屋」へ。
本来はここからマチュピチュの遺跡全体がよく見渡せるはずだが、マチュピチュはすっかり雲の中。
まあ、これも雰囲気があって良い。すごく神秘的な感じがする。雲の中にあるマチュピチュ、これぞ天空都市か。
続いて「インカの橋へ」。
山の中をほんの少しのトレッキングし、20分程でインカの橋へ到着。
断崖絶壁に石を積み上げ、丸太の橋をかける。敵が侵入して来たらこの橋を落とすという仕掛けらしいが、一体全体どうやって断崖絶壁にこの橋を築いたのだろう。
謎深きインカの文明に、知らず知らず惹きつけられる。
●ワイナピチュへ登る
石切り場や主神殿など、主要なところへ立ち寄りながら、いよいよワイナピチュの登山道入り口へ。
そして、10時の開門と同時に登山スタート。
パタゴニアでパイネやフィッツロイなどある程度トレッキングをこなして来たので、ワイナピチュのトレッキングなんてマチュピチュのコースの一つでしょと、若干なめていた。
しかし、この山。なんと、毎年トレッキング中に落下事故が起きているらしい。
それも分かるくらい、実際登山を開始すると、かなりきつい急勾配が待っていた。
さらに、トレイルは狭く、場所によってはロープが張ってあり、それに掴まって登らないと上へ行けないくらい激しい山道。
しかも、多少は天気が回復してきたとはいえ、足元はかなりぬかるんでいる。
トレッキングは自分との戦い。天気が悪いから、ワイナピチュの頂上へ登ってもマチュピチュは見えないんじゃ、、なんて関係ない。
とにかく、登り坂が続く限り登って行く。
登り始めて約1時間。ついに、ワイナピチュの頂上へ到着。
果たして、マチュピチュは見えるか!?
見渡す限りこの辺りは雲に覆われているのに、なぜかマチュピチュの上空だけぽっかりと雲が無くなっている。
しばし、この幻想的な光景に見とれる。
しかし、30分もしないうちにワイナピチュは大雨。たいした装備もしていないので、急いで下山。山から落ちないように、慎重に。。
●太陽に照らされるマチュピチュに見とれる
ワイナピチュから下山後、持ってきたパンをかじり軽いランチを済ます。
マチュピチュ観光後半戦は、マチュピチュの北側。
「太陽の神殿」「コンドルの神殿」「王女の宮殿」「王の別荘」など、見どころ満載。
特に良かったのが、太陽の神殿と王女の宮殿。
マチュピチュの中でも、特に大事な建物は壁となっている石の積み方が周りの建物と明らかに違う。
それぞれの建物に対する、職人達の気合を感じる。
400年も500年も経っているのに、今でも石はきっちり組み合わさっているその様子には、思わず見入ってしまう。
全ての見どころを身終えるころ、今までどんよりしていた雲が徐々に晴れてきた。
これは、またとないチャンス。
改めて、始めに行った見張り小屋へ。
太陽に照らされるマチュピチュ。インカが繁栄し、大勢の人々が暮らしていた頃の姿がまるで蘇ったかのように、マチュピチュに命が吹き込まれる瞬間。
これは、感動する。
最初が最初だっただけに(あれはあれで良かったけど)、しばらくその姿に見とれてしまった。
●マチュピチュ村まで歩く
マチュピチュ村からマチュピチュへの行きは、登り&早朝だったためバスを使ったが、帰りは下りなので歩いて帰ることに。
マチュピチュからマチュピチュ村へは、高低差約400mを下る最後のトレッキング。
バスが通る道とは違う、人専用のトレイルが整備されており、マチュピチュの遺跡エントリー付近のバス乗り場横からトレイルに入ることができる。
約30分程、とにかく下る。道は結構整備されているので、比較的歩きやすい。
下まで降りたら、あとは行きのバスと同じルートで、川沿いに30分程歩けばマチュピチュ村へたどり着ける。
それにしても、朝から歩き疲れた。
今日の夕食は、なぜか皆知っていた地元の食堂で、7ソルのおいしい定食を食べる。
ペルー料理、レベル高い。
かつや
Go to Machu Picchu クスコからマチュピチュへ格安に移動する
クスコからマチュピチュへの行き方は2通りあると言われている。一つは一般的な方法でペルーレイル(電車)を使う方法、もう一つは地元の人が使うコレクティーボを乗り継いでいく方法。
●過酷なコレクティーボでマチュピチュへ。まずはサンタマリア
朝、6時半。宿を出発し、アルマス広場に停まっているタクシーを捕まえ、まずは第一の目的地「サンタマリア」行きのコレクティーボ乗り場へ。
サンタマリアまでのコレクティーボ料金は30ソルだという。
事前の情報では、相場が20~25ソル。さらに、出発時間が近くなると空席を埋めるため、簡単に10ソルくらいまで下がるらしい。
次のサンタマリア行きのコレクティーボは7時発ということで、ギリギリまでちょっと粘ってみる。
しかし、今日の仕切り屋は女将さん。
7時ギリギリになっても、決して値段を下げることはなく、結局25ソルで交渉成立した段階で次のコレクティーボは7時半に。
しかも、9人乗りくらいのワンボックスに12人以上は乗っている。
ぎゅうぎゅう詰めのコレクティーボは、8時過ぎに出発。
途中、悪路も続き、ようやく舗装道路に出たかと思うと、今度は山道をくねくねと上がったり下がったり。
雲の上まで道が続いていた。
高地に住んでいる貧しい女の子に、コレクティーボの中から現地の女の人が食べ物をあげたり、
あまりの激しいワインディングロードに、乗り物酔いの末期のご家族がヤバかったりと、マチュピチュ行きのコレクティーボの旅は続く。
乗客全員がぐったり仕切った5時後にようやくサンタマリアへ到着。
安くクスコからマチュピチュへ行く方法、結構きつい。
●まさかの土砂崩れで通行止め。サンタテレサ経由で水力発電所へ
次の目的地は、サンタテレサを経由して「水力発電所(イドロエレクトロニカ)」へ。
サンタマリアに到着すると、早速コレクティーボの客引きが声をかけてくる。
ちょっと休憩の後、コレクティーボで水力発電所を目指す。
するといきなりの悪路にコレクティーボは立ち往生。
泥沼のような路面に、車がスタックする可能性があるため乗客は全員降りて車重を軽くし、勢いをつけて突破。
オフロード仕様のバイクですらあまりの悪路に苦戦。
もちろん、乗客はそこを徒歩で通過。靴もズボンもぐっちゃぐちゃ。
少しでもコースを外れるとすぐ崖という、車1台やっと通れるような道を進んでいく。
サンタテレサに着く前に、またしてもコレクティーボがストップ。
また悪路かなと思いきや、これ以上コレクティーボは進めないという。どうやら、数日前の土砂崩れで車が通れないらしい。
ここからサンタテレサを目指し、徒歩で移動。
途中、バラバラと山の上から道へバラバラと石が降ってくるミニ土砂崩れエリアを通過し、いよいよ土砂崩れ現場へ。
たくさんの重機が道の復旧を目指し、土砂を片付けている。
今までどんな悪路も物ともしなかったバイカーも、さすがに立ち尽くす。
徒歩だと何とか通過することができ、ちょうど通行止めの反対側でコレクティーボが待っていたので、水力発電所まで連れて行ってもらうことに。
サンタテレサを経由し、さっくりと水力発電所へ到着。
●最後は徒歩でマチュピチュを目指す
15時過ぎ。水力発電所にあるトレッキングのエントリーで名前を記入し、トレッキング開始。
エントリーのおじさんに教えてもらった方向に歩くと、すぐにペルーレイルの駅に到着。ここからは、線路沿いに歩けばマチュピチュに到着するらしい。
しかし、線路に沿って先に進むと、いきなり線路が土砂に埋まっている。
工事のおじさんに進む方向を聞き、山の中を登る。すると、目の前に線路が現れた。
あとは、とにかく線路沿いに歩く、歩く。
この辺は雨も多いのか、近くを流れる川は茶色く濁った濁流、歩く足元の道も良くない。
線路の敷石も、これまた歩きづらい。
途中、狭いトンネルの中で正面から迫ってくる電車に驚かされたりしながら、なんとかマチュピチュ村(アグアスカリエンテス)へ到着。
ここまで、かなり辛い道のりだった。
そういえば、どこかで会った旅人が言っていた。
「電車を使わないでマチュピチュへ行くのは結構ハードだよ。」
うん。帰りは電車にしよう。
●クスコからマチュピチュへ電車を使わず安く行く方法まとめ
①クスコ市内からタクシーでサンタマリア行きのコレクティーボ乗り場へ
②コレクティーボでサンタマリアへ(乗り物酔いに注意)
③コレクティーボでサンタテレサを経由し、水力発電所(イドロエレクトロニカ)へ
④ペルーレイルの線路沿いにひたすら歩けばマチュピチュ村へ到着
費用および所要時間
①タクシー料金1台 5ソル 5~10分
②コレクティーボ料金1人 25ソル 5時間
③コレクティーボ料金1人 15ソル 1時間
④徒歩 2.5時間
※③は途中通行止めが無ければ
●マチュピチュの入場チケットを購入
アルマス広場にある観光案内所(ツーリストInfo)隣のチケット売り場で、マチュピチュの入場チケットを購入。日曜日だったので、チケット売り場が閉まっているのではと心配していたが、営業時間は20時くらいまでのよう。
その後、みんなで近くのペルー料理で15ソルのディナー。
片道8USドルのマチュピチュ行きのバスチケットを買い、明日の早起きに備えて早めの就寝。
○マチュピチュ入場費用 1人:63ソル(S割引)
●マチュピチュ村の安宿「Hostal Sayac-Marca」
マチュピチュ行きのバス乗り場すぐ近くにあるマチュピチュ村の安宿「Hostal Sayac-Marca」は、この辺では最安値ラインの安宿。
バス乗り場すぐ近くなので、早朝並ぶのにはかなりの好立地。また、マチュピチュ村のセントロ「アルマス広場」や、マチュピチュ駅にも近いのでかなり便利。
ただ、古いホテルのような作りのため、欧米系ホステルのような快適さは無い。部屋も若干カビ臭く、朝食やWiFi、キッチンなどのサービスも無し。
マチュピチュに行くためだけで、とにかく安くマチュピチュ村に泊まりたいという方にはおすすめ。
宿泊費用:ドミ1泊 15ソル(1人)
場所:マチュピチュ駅から民芸品マーケットを抜けた西側の橋を渡って、アグアス・カリエンテス川沿いの通りに降りるスロープの途中(Sinchi Roca通り)にある。
水力発電所から歩きの場合は、マチュピチュ村に入って始めに見える人が渡る用の橋のたもとの路地を左に入るとすぐHostalの看板が見える。
かつや