Archives for "エスキプーラス(Esquipulas)"

Posted by Akie on 23rd 11月 2010

Basilica and Quetzal[Los Ranchitos del Quetzal] パシリカとケツァール

朝。車の音で目を覚ます。
・・まだ7時。
早いけど、バシリカは朝6時からやってるので早起きしてバシリカへ。

平日の早朝にも拘わらず、バシリカの前には多くの参拝客が訪れていた。
休日は人で溢れかえるらしい。

昨日はミサが行われていたので近くまで行けなかった黒いキリスト像を見にいく。

○エスキプーラスの黒いキリスト像

教会を正面に見て左側にある、外の入り口からキリスト像を目指す。
教会の裏側を通っていくルートで、祭壇奥にあるキリスト像へ。

先住民のアイデンティティとキリスト教の精神が融合していると言われる「黒い」キリスト像。
侵略者であるスペイン人と同じ肌の色「白」ではなく、先住民と同じ「黒」にする・・
現在では中米の人々に慕われている像であるけれども、
制作段階での意図については色々と考えさせられてしまう。

でも、2世紀前に作られた黒いキリスト像は独特な雰囲気を持っていて、
素直に神々しく感じられた。

このバシリカがある場所で2世紀以上昔にイエス様が降臨するのを見た人がいた。
この広いバシリカのどこら辺だったんだろ・・
考えながら歩いていたら、ちょっと空気の異なる場所があった。もしかしたらココ?
エジプトのシナイ山の麓にある修道院でも感じた空気の場所あり。
(黒いキリスト像を見るルートの帰路)
なんの確証もないんだけど、、他にもそう思った人いるかな。

アンティグアからはるばるホンジュラスとの国境近くにあるこの町まで着たのは
ひとえにこの像を見るため。
実際に見てしまうと・・あっけない気もする。
けど、それは来れたから思うことなのかな。とりあえず、来れてよかった。

バシリカの後は路上で売ってたトルティージャを朝ごはんに食べ、市場を散策。
その後10時前には宿をチェックアウトし、次の目的地を目指した。

トルティージャ・・出来立てでおいしかったな:ribon:
ふわふわ出来立の生地は一枚毎に味が違う。
あんこだったり、鶏肉、チーズ、卵など色々な具が入っていて、更に上からサルサソース。
砂糖たっぷりのコーヒーと一緒に。いい朝食。

次に向かう先は・・

ビオトポ・デル・ケツァール

そう、幻の鳥ケツァールを見に行きます:onpu1:

○火の鳥を見るためやってきたグアテマラ

ケツァールとは・・グアテマラの国鳥であり、
手塚治の「火の鳥」のモデルになったとも言われている美しい鳥。
体長はハト位。でも尾がすごーく長くて、野鳥愛好家の間では憧れの存在らしい。

最初、コスタリカまで見に行こうと思ってたんだけど、
グアテマラでも見れる!という情報をメキシコでゲット。

予定を変更し、グアテマラでケツァールを見れる場所
ビオトポ・デル・ケツァールにある安宿へ行くことに。

ここの安宿、乾季の12月から3月の早朝ならほぼ確実にケツァールが見れるらしい。
まだ12月じゃないけど時期は近い。かけてみるしかない:bikkuri1:

エスキプーラスからバスを乗り継ぎ乗り継ぎ・・
(エスキプーラス→チキムラ→エルランチョ→ビオトポデルケツァール)

16時ごろ・・やーーっと到着。
ビオトポ・デル・ケツァール。

そしてバス降りてすぐの場所にあった宿「Los Ranchitos del Quetzal」


昨日も日本人が泊まってたらしい。
もういないってことはケツァ-ル見れたって事かな?期待大:kira:

しっかりものの宿の女の子(8歳)が
お部屋から何から色々案内してくれた。

ケツァールが来る木も案内してくれて、朝5時半から待て。と指示が。

気になるのは天気。着いてから小雨が降り続いている・・
雨でもケツァール来る?と聞いてみる。

答えは「ノ」

明日の朝、晴れることを祈るしかない。

今日はその宿の女の子と遊んで過ごした。
夕食を宿でとり(周辺にお店は一切ないので注意。うちらはパンを若干買い込んできた)
明日の朝に備えて今日は早めに寝た。

でも・・夜が更けるにつれ、雨がどしゃ降りになってくる・・:ame::down:
このままだと見れない、ケツァール!

困ったな・・雨の音がこわい・・・:taran:

明日、晴れてますように。

○エスキプーラスからビオトポデルケツァールへの行き方

①エスキプーラスのパシリカ前の通りで、チキムラ行きのバスを捕まえる。バックパックをしょって通りを歩いていれば、車掌さんが「チキムラ?」と声をかけてくる。マイクロバスに乗り、チキムラへ。所要1時間半くらい。

②車掌さんにコバンに行きたいと伝えておけば、チキムラの街の入り口で次の案内係がバスに乗り込んできて、エスキプーラスからのバス終点から案内してくれる。案内されたバスは、グアテマラシティ行きで途中のエルランチョで乗り換え。大型バスに乗り、エルランチョへ。所要2時間くらい。

③車掌さんにコバンに行きたいと伝えておけば、エルランチョで降ろしてくれる。エルランチョでコバン行きのバスに乗り換え。チキムラからのバスで降ろしてもらったところのすぐ近く。ビオトポデルケツァールへ行きたいと車掌さんに伝えておけば、ビオトポデルケツァールの入り口で降ろしてくれる。ワンボックスタイプのミニバスで所要1時間半くらい。

○エスキプーラスからビオトポデルケツァールへの移動費用

①エスキプーラスからチキムラへのバス:1人15ケツァール
②チキムラからエルランチョへのバス:1人20ケツァール
③エルランチョからビオトポデルケツァールへのバス:1人25ケツァール

○ビオトポデルケツァールの安宿「Los Ranchitos del Quetzal」

庭の木にケツァールがやってくることで有名なビオトポデルケツァールの安宿「Los Ranchitos del Quetzal」。

バスで降ろしてもらうビオトポデルケツァールの入り口からコバン方面へ歩いて2,3分のところにある。

ダブルの部屋の費用:130ケツァール。若干ぬるいホットシャワー・トイレ付き。

お布団が若干カビ臭い・・以外はOK。
ちょっとごはん高いけど、この立地でごはんが食べれるならしょうがないかな。だって周囲は森の中。(朝食:コーヒー5ケツァール 昼食:パンは1個1ケツァール 夕食:35ケツァール)

節約派は、チキムラだったり近くの村で最低限の食料は買い込んできたほうがいいかも。

あきえ:a_house:

Posted by Akie on 22nd 11月 2010

go to Esquipulas アンティグアからエスキプーラスへ。怒涛の移動日

朝起きると昨日にも増して富士山くっきり。
こんなにくっきりな富士山、アンティグア初日以来かも。
始めと最後。綺麗な富士山(今更だけど名前はアグア火山)が見れて良かった。

最後にいい人達にも会えて名残惜しいけど、行かなくちゃ。
ペンション田代をチェックアウトし、中米の巡礼地、エスキプーラスを目指す。

メルカドの少年から1個7ケツァールの安たばこを大量に買い(かつや、タバコ代節約)
まずはチキンバスでグアテマラシティを目指す。

○エスキプーラスへの道のり

グアテマラシティ(通称ガテマラシティ)の終点からは
客待ちしてたタクシーに乗り込み、エスキプーラス行きを出している
Rutas Orientales社のターミナルへ。

ガテマラシティは治安が悪い事で有名で、強盗に遭ったらどうしよう・・って
ちょっと不安だったけどそんなこともなく大丈夫だった。
タクシーの運転手が強盗に化けることもなく、
タクシーの中からガテマラシティを車窓観光。

治安さえ悪くなかったら普通に歩いてみたい町なんだけどな。
まあ、昼間人通りの多い場所なら大丈夫でしょう。
平日にも関わらず、さすが首都。賑わってる~

Rutas Orientales社のバスはチキンバスじゃなくて
立派な普通のバスだった。
まぁ、背もたれのリクライニングが壊れてたりするけど、そんなのは余裕。

エスキプーラスまで片道5時間。だけどその間にトイレ休憩はなし。
寄る先々の町でお菓子やらごはんやらの売り子が乗り込んでくるからかな。
バスを降りての休憩がないのはグアテマラの特徴かも。

○やっと到着。エスキプーラス

ひたすらバスに乗ること約5時間。エスキプーラスに到着!

ここはキリスト教徒にとっての大事な巡礼地。
昔イエス様がこの地に降臨されたのを見た先住民がいて、
その後数々の奇跡を起こした事で、中米の巡礼地として賑わっている。
地元住民の依頼により彫られた黒いキリスト像が有名。
せっかくの世界一周。世界各地にある巡礼地も回ってみたいと思っていた。
けどなんだかんだとバタバタ。ちゃんとした巡礼地はイスラエル以来かな。

○水シャワー

エスキプーラスの宿・・
歩き方であらかじめ目星は付けていた。
けどなんせ地図がないから場所が分からない。コピーさせてもらったロンプラの地図のみ。
名前と住所を頼りに探そうか、と思っているとバスを降りた瞬間客引きが。
一応みてみよっか~と着いていく。
最初に案内してくれた宿は設備もいいし(ホットシャワー・トイレつき)まぁまぁの安宿。
でも値段が・・一部屋100ケツァールと、ちょっと予算オーバー。
渋ってると違う宿を紹介してくれた。・・したらこっちが激安。部屋は狭くて寝るだけ。
水シャワー・トイレは共同。

み、水シャワー・・・どうしよう・・て最初考えちゃったけど、一泊だけだし
安いしって事でここに決定。
シャワー一日我慢代。
宿決めるのに時間使いたくなかったからよかった。たぶん最安値。

○宿、以外と便利。

まだ外も明るいので、すぐ近くにあるバシリカへ。
中ではミサが行われており、静粛な雰囲気。しばらく待ってみたけどまだ終わらなさそう。
暗くなる前に市場を見に行く。
バシリカすぐ近くで出てるたくさんのお店。名物菓子か巡礼グッズを売っているお店が多い。
ぷらっと見た後でもう一度バシリカへ。
やっぱりまだミサの最中。中からは賛美歌が。綺麗な歌声に癒される。

外はもう暗い。夜になるのはあっという間だ。
黒いキリスト像を見るのは明日かな。

夜ご飯も宿の近くで。
メニューは・・ポヨ、ポヨ、ポヨ(チキンのみ)
・・グアテマラ、お肉ばっかし。

ーーーーーーーー
ポヨづくし。ポヨフリートはやっぱりうまい。
グアテマラのポヨはどこで食べてもぴかいち。
ーーーーーーーー by かつや<img src=”../wp-includes/images/smilies/cat_2.gif” alt=”cat” />

肉嫌いの私は・・:down:
ポヨクリームっての頼んだら、クリームソースもポヨが強すぎてギブアップ。
ほぼ全部、かつやへあげちゃった。
はー、、お肉以外のメインが食べたい。

外は暗くなったけど、まだ20時前。
でも狭い部屋でやることもなく(シャワーも水シャワーだし)早めに寝る。

ちなみに横は家族4人連れ。部屋の大きさは一緒。うちらの比じゃない。

○アンティグアからエスキプーラスへの行き方

①アンティグアのメルカド横からグアテマラシティ行きのチキンバスへ乗る。「グァテ~グァテ~」と車掌さんが連呼しているので、どのチキンに乗ればいいのかはすぐ分かる。10分~20分に1本はある。所要1時間ちょっと。
②グアテマラシティ行きのチキンバス終点まで行き、待ち構えているタクシーに乗車。エスキプーラス行きのバス始発ターミナル(Rutas Orientales社)へ。タクシーの運転手は場所知ってるので、行き先伝えればOK。所要20分くらい。
③ターミナルに着くとRutas Orientales社の客引きが来るので「エスキプーラス」と伝えれば、チケット売り場やバスを案内してくれる。バスは30分に一本(客が少ないとスキップするっぽい)。所要5時間くらいで、エスキプーラスへ到着。

○アンティグアからエスキプーラスへの移動費用

①アンティグアからグアテマラシティへのバス:1人10ケツァール
②グアテマラシティ内ターミナル移動タクシー:1台35ケツァール
③グアテマラシティからエスキプーラスへのバス:1人50ケツァール

○エスキプーラスの安宿「Lemus hotel」

グアテマラシティからのバスはエスキプーラスの街の中心部が終点。バスを降りると、ホテルの客引きが声をかけてくる。何件か紹介してくれた中で今回決めたのが「Lemus hotel」。

特徴はとにかく安いこと。エスキプーラスは1泊だけの予定なので、寝れればいいということで最安のこのホテルに決定。立地が良く、グアテマラシティからのバス終着点やチキムラ行きのバス出発点にも近く、パシリカに近いのも便利(全て徒歩2,3分圏内)。

ただ、部屋は狭くベッドのみで、ネット環境はもちろん、電源すら無し。水周りは共同でシャワーは水シャワーのみ。メインの通りにも近いため、車やバイクの走る音や排気ガスのにおいもちょっと気になるかも。うちらはシャワー一日我慢することにして、ここに泊まった。
だって安いの一番。

宿泊費用:ダブル1泊 50ケツァール

あきえ:a_house: