Archives for "サンクリストバル(San Cristobal)"
Go to Oaxaca サンクリへ到着。そしてその足でオアハカへ。
カンクンを出発して12時間が経った。
オンボロ3等バスは、ますますお疲れの様子。上り坂は時速10kmくらいしか出ていないし、下り坂までかなりゆっくり。車の基本性能である「走る・曲がる・止まる」がてんで弱ってきてる。
さらに昨日の夜中から気になりだした、車内の排気ガス濃度も時間を追う毎に濃くなってきている。
こんな状態なので、到着予定の9時はもちろんオーバー。
出発してから17時間半後、到着予定を4時間半過ぎ、13時半にようやくサンクリへ到着。
●サンクリストバルでつかの間の休息
サンクリに1泊も考えていたが、この先の予定も詰まっているので、オアハカ行きのバスまでの時間にサンクリ市内をぶらぶらすることに。
コロニアル都市サンクリストバルは、アンティグアのような町並みでゆったりとしている。
ぶらぶらしながら、ポップな色合いの教会を見たり、広場前のオープンカフェ的な食堂でこの辺の名物であるモーレソースのお昼ご飯などを食べ、ゆったり過ごす。2日連続の夜行バスに備えて、体をほぐしておかねば。
と、ランチの後、公園でゆっくりしていると、ちょうど中学生の帰宅の時間なのか、地元の中学生がぞろぞろと公園に集まってきた。中米では、道端でガムや飴などを弁当売りのような箱を抱えたおじさんが売っていたりする。
中学生は、帰宅がてらそのおじさんからガムや飴などを買っている。
そして、中学生はおじさんからライターを借り、タバコに火をつける。
ん・・・?
そう。中米では道端でガムや飴などと共に、たばこの1本売りもしていて、ここサンクリでは当たり前のように中学生もたばこを買っていた。堂々と吸っているし、メキシコではアリなのだろうか?
などなど、すっかりサンクリを堪能し、サンクリの1等バスターミナルへ。
●1等バスは快適。ただ感じ悪いメキシコのイミグレ
残念ながら、サンクリからオアハカへは1等バスしか走っていないと、3等バスのターミナルの方から教えて頂いたので、1等バスのターミナルでチケットを購入し、18時のバスでオアハカへ向けて出発。
バスってこんなに滑らかな乗り物だったんだ。1等バスのふかふかのシートで上映されている映画を楽しみながらオアハカを目指す。
2日連続夜行バスだけど、1等バスなら快適そうだ。
と、突然バスが止まり、入り口から謎の男が乗り込んできた。
パスポートを見せろと、なぜかピンポイントでウチらに来た。
貴重品が入っている内緒の場所から出さないといけないし、いきなり怪しいので、「なんで?」とか「コピーでいい?」と聞いてみるも、「オリジナルを見せろ。俺はイミグレだ」の一点張り。なんで、国境でもないこんなところでイミグレなのよ?お前のIDをまず見せろよと思いつつも、ごねてバスを降ろされるのも面倒なので、ハポンだよとパスポートを見せる。
ちらっとウチらのパスポートだけ確認し、バスを降りていった。
アジア人なだけでこの対応。メキシコのイミグレはホントいけてない。
ただ、アジア人差別は大なり小なりどこの国でも感じる。もうそんな時代じゃないと思うんだけどな~。ちょっと残念。
○サンクリからオアハカへの行き方
サンクリの1等バスターミナルからダイレクトでバスが出ています。OCC/ADOのカウンターでチケットを購入可能。残念ながら、サンクリ⇔オアハカ間の3等バスは無いようです。
サンクリからオアハカへのバス移動費用:426ペソ(1人)
かつや
Go to San Cristobal メキシカンリゾート カンクンともお別れ
今日でカンクンともお別れ。
●カンクンからサンクリへ行く3等バスを確保
3等バスのチケットを買いに、地元エリアへ。
泊まっている宿の情報ノートにも3等バス情報は載っていたが、ウチらがパレンケから来たバスも3等だったので、そのバスが到着したターミナルへ行ってみる。
すると、情報ノートにあった3等バスが集まっているところは、サンクリストバルまでは300ペソするというので、250ペソのこっちで決定。カンクンからサンクリストバルまでのバスは、日曜日は10時、13時、18時と1日3本あるようだ。
ということで、18時出発のバスチケットを購入。
その後、何度も通ったトゥルム通りをぶらぶらし、通いなれたスーパーでバスの中で食べる食料を調達する。もうここへ来るのも最後かと思うとちょっと寂しくなる。
●がんばれオンボロ3等バス
18時、3等バスに乗車。
この辺でも夜は結構寒い。しかし、これは3等バス。車内の温度をコントロールする機能なんて持ち合わせていないのはもちろん、窓を閉めても隙間風がぴゅーぴゅー。
幸いにも、一番前の席が確保できたため、カンクンに来たときのような狭さは無いが、轟々と唸るエンジン音や道路からダイレクトに伝わる振動、トイレ休憩がほとんど無いなど体には結構過酷。
ただ、それは年代モノのバスも同じ。山あり谷ありのの道はご老体にはかなりきついようで、1等バスや乗用車に次々と抜かれていく。2速のギアだけ入りづらく、フロントガラスはヒビだらけ。さらに、一回でも休憩しようものなら、なかなかエンジンがかからない。
休憩のときにふと入り口のドアを見ると「プリメーラ(スペイン語で1等の意味)」の文字が。昔は1等バスとして活躍してたんだろうな~なんて出発後夜の車窓からの風景を楽しんでいると、何故か車内に排気ガスが充満してきた。
サンクリまでまだまだ。がんばれ、オンボロバス!
○カンクンからオアハカへの行き方
1等、2等バスを利用する場合は中心部にあるADOのバスターミナルが便利(日本人宿ロサス7からもすぐ近く)。ただ、1等の1/3の費用で移動したい場合は、地元の人が中心に使う3等バスになる。これは、ターミナルも別なので情報ノートなどを参考に探してみましょう。
カンクンからオアハカへの3等バス移動費用:250ペソ(1人)
かつや