Archives for "ビオトポ・デル・ケツァール(Quetzal)"
Biotopo del Quetzal to Flores 幻の鳥ケツァールを待つ
宿の若女将(8歳)に教えてもらった時間の朝5時半に、ケツァールの木の前で待つ。
●会えるか!?幻の鳥ケツァール
昨日の朝は、残念ながら大雨。
もちろん、そんな状態ではケツァールのケの字も期待できたなかったが、今日は雨も降っておらず万全のコンディション。
夜明け前の5時半からケツァールの木の前で、ひたすら木の上を見上げて幻の鳥が来るのを待つ。
遠くの山がうっすら青くなってきた。そろそろ夜明けだ。
遠くから鳥の声が聞こえだす。
いよいよ、ケツァールの木にも小鳥達が集まってきた。
ケツァールが好んで食べる実がなっているこの木は、高さが結構あるため、木の上のほうで鳥の気配がしても肉眼でその種類を確認するのは結構厳しい。ただ、ケツァールの特徴的な尾っぽは未だ確認できない。
1時間待つ。
くちばしだけ黄色い黒い鳥や、緑色をした小鳥など、日本では見たことの無い鳥が、森のどこからともなくこの木にやってくる。リスも冬に備えてだろうか、木の上でむしゃむしゃ木の実を食い散らかしている。この森は生命に満ち溢れている。
さらに、1時間待つ。
すっかり日も昇ってきた。
木に生い茂る葉っぱの緑が朝日に照らされ美しい。
森の木々たちからは朝露が蒸発し、白い湯気のようなものが出ている。神秘的な世界。
ただ、ケツァールは来ない。
朝の8時を回る。
近くの道を行き来する車の量も増え、いつもの朝の姿になってきた。ケツァールの木に集まる鳥もいよいよ少なくなり、逆に地上を飛び交う虫の動きが活発になってきた。
仕方ない。諦めよう。
●コバンへ移動
次のフライトの予定も迫っており、これ以上ここにステイする日程的な余裕が無いため、なくなくチェックアウト。
宿の看板娘イザベルちゃん(だっけ?)ともお別れし、宿近くからバスを拾い、隣町コバンへ移動する。
1時間半程でコバンの街へ到着。
バスの終点から歩いて街の中心部まで移動する。
そこから、目的の宿へ行き、行くか行かないかまだ決まっていなかったが、セムクチャンペイのツアーの値段を聞いてみる。
1人260ケツァールもするか。しかも、もうシーズンではないのだろう。洞窟内も泳げないらしい。
ということで、セムクチャンペイは今回見送り、ティカル遺跡の近くの街フローレスに移動することに。
○ビオトポデルケツァールからコバンへの行き方
ケツァールが出没するはずの宿「Los Ranchitos del Quetzal」の前の通りから時々通るミニバスを拾えば、コバンへ移動できる。午前中なら15分に1本くらいは何かしらコバン行きのバスが通っているはず。午後でも1時間に2~3本くらいはあるかと。
ビオトポデルケツァールからコバンへのバス移動費用:10ケツァール(1人)
●コバンからフローレス、なかなか遠い。。
地図からしてそんな距離でもないし、明るいうちにフローレスに到着できるかなと思っていたが、コバンからフローレス、なかなか遠い。
コバンの街を発着するミニバスが集まるバスターミナルに行くと、客引きが声をかけてきた。
フローレスに行きたいことを伝え、バスを案内される。
ミニバスのシートが埋まり、いよいよ出発。
3時間程、車窓からの景色を楽しんでいると、どこかのポイントに到着。フローレスへはここで乗り換えと車掌さんから指示。指定されたミニバスに乗り換え、さらに2時間。
ようやく到着したころには、辺りも暗くなってきた。
「フローレスはあっちだぜ」
バスを降りる間際、運転手が指差す方向を見ると川がある。
おお、川の向こうがフローレス島か。ただ、橋が見当たらない。まあ、いっか。と、川を渡す小さな舟に乗り対岸へ。
全く、ここがどこかつかめていないが、イメージしていたのよりだいぶ地味な雰囲気。ここはフローレスか?
舟で対岸に着いてから、道をちょっと歩いてみる。
辺りは真っ暗。何も無い。これはおかしい。
舟が着いた場所に引き返し、そこで待っていたミニバスの運転手に聞いてみる。
「フローレスはどこ?」
すると、まだここから60km以上離れているとのこと。どうやら、ここはコバンからフローレスに行く途中に乗り換えるポイントのサヤスチェのようだ。さっきの乗り換えはなんだったんだろう?
ちょうど、そのバスはフローレス行きだったので乗車。辺りも真っ暗になった18時半にサヤスチェを出発。
真っ暗の密林の道を1時間半程走り、ようやく終点フローレスへ到着。
バスターミナルで待ち受けるトゥクトゥクに乗り、フローレス島へ。
歩き方で目星を着けていた安宿にチェックインし、明日のティカル遺跡行きのバスチケットを購入する。
中米の移動は結構大変。。
○コバンからフローレスへの行き方
①コバンの町のはずれにあるミニバスのターミナルからサヤスチェ行きのミニバスに乗る。途中、なぞの乗り換えをし、5時間くらいでサヤスチェへ到着。②渡し舟で川を渡り、③フレーレス行きのミニバスへ乗り換え。1時間半くらいでフローレスのターミナルへ到着。④トゥクトゥクに乗りフローレス島へ。5~10分くらいで到着。
①コバンからサヤスチェへのバス移動費用:50ケツァール(1人)
②サヤスチェの川の渡し舟移動費用:2ケツァール(1人)
③サヤスチェからフローレスへのバス移動費用:20ケツァール(1人)
④フローレスからフローレス島へのトゥクトゥク移動費用:10ケツァール
○フローレスの安宿「ミラドール・デル・ラゴ」
フローレス島にある安宿。歩き方にも掲載されている。
レイクビューの部屋がおすすめ。部屋は広く、バルコニーもあり。ティカル遺跡へのツアーや、メキシコ行きのシャトルなどの手配もしているため便利。設備も清潔で、商売熱心のスタッフは値段交渉にも応じてくれ対応も良い。WiFiは使わなかったけど、たぶん無料で利用可能。
宿泊費用ダブル1泊:定価140ケツァール
(※交渉可。いくらまで下がったかは・・宿のおじちゃんとの約束のため秘密・・)
かつや
In Biotopo del Quetzal 幻の鳥ケツァール。今日は見れず
雨の音で目が覚める。
●今朝は大雨でケツァール見れず
ケータイの目覚ましが5時に鳴ったが、外は大雨。
泊まっている部屋の屋根はトタンのため、雨の音が響く。
この雨じゃ、さすがにケツァールは来ないだろう。
このところの移動の疲れもあり二度寝。
●ケツァールの宿連泊決定
グアテマラへ来た目的は、スペイン語を勉強するのと、幻の鳥ケツァールを見ること。
次のフライトまで日程は迫っているが、目的を果たすためにこの宿にもう一泊する。
朝、9時。皮肉にも雨は上がっており、森を見ながらホットコーヒーとパンで朝食。あったかいコーヒーが体に染み渡る。この時期、森の中は結構寒い。
早朝のケツァールタイムを過ぎると、この宿で特にやることはない。
町に出るにはいちいちバスに乗らなきゃいけないし、今日1日ゆっくりしよう。
●ケツァールの森を散策
近くに、ケツァールの森「ビオトポ・デル・ケツァール」がある。
しかし、宿の女の子曰く「あそこは2人でいったら80ケツァールかかるし、動物もいないよ」とのこと。
宿の裏山にもっとお勧めポイントがあるというので、ちびっこガイドに着いていき、しばしケツァールの森(無料版)を散策する。
ぬかるんだ細い山道がどこまでも続く。マイナスイオンたっぷりの森の散策は、蚊が多い意外はとても気持ちいい。
ガイドの説明では全工程2時間。
所々、植物を引っこ抜いたり、かじったりでゆっくりと道を進んでいくと、川に出た。
ガイドはどうしても対岸に連れて行きたいらしく、川の中に転々とする石を渡ろうとする。
ただ、この石とにかく滑る。
危険を冒して、川に落ちると、洗濯物すら乾かないケツァールの森の中。靴や服が大変なことになる。
靴やズボンの予備は無いため、なんとか対岸に行くことを諦めてもらい、ガイド手作りの紙舟を川に流して、宿への帰路に着く。
特に動物は見れなかったが、生命溢れる森の散策は楽しかった。
●明日こそケツァール
夕食はポヨフリートとノンミールを頼む。
やっぱりグアテマラのポヨ(鶏肉)はうまい。しかも、貴重な水を無料でくれた。
朝洗った洗濯物は未だ乾いてないけど、雨が降りそうな感じはしない。
明日こそケツァールを拝めますように。
かつや
Basilica and Quetzal[Los Ranchitos del Quetzal] パシリカとケツァール
朝。車の音で目を覚ます。
・・まだ7時。
早いけど、バシリカは朝6時からやってるので早起きしてバシリカへ。
平日の早朝にも拘わらず、バシリカの前には多くの参拝客が訪れていた。
休日は人で溢れかえるらしい。
昨日はミサが行われていたので近くまで行けなかった黒いキリスト像を見にいく。
○エスキプーラスの黒いキリスト像
教会を正面に見て左側にある、外の入り口からキリスト像を目指す。
教会の裏側を通っていくルートで、祭壇奥にあるキリスト像へ。
先住民のアイデンティティとキリスト教の精神が融合していると言われる「黒い」キリスト像。
侵略者であるスペイン人と同じ肌の色「白」ではなく、先住民と同じ「黒」にする・・
現在では中米の人々に慕われている像であるけれども、
制作段階での意図については色々と考えさせられてしまう。
でも、2世紀前に作られた黒いキリスト像は独特な雰囲気を持っていて、
素直に神々しく感じられた。
このバシリカがある場所で2世紀以上昔にイエス様が降臨するのを見た人がいた。
この広いバシリカのどこら辺だったんだろ・・
考えながら歩いていたら、ちょっと空気の異なる場所があった。もしかしたらココ?
エジプトのシナイ山の麓にある修道院でも感じた空気の場所あり。
(黒いキリスト像を見るルートの帰路)
なんの確証もないんだけど、、他にもそう思った人いるかな。
アンティグアからはるばるホンジュラスとの国境近くにあるこの町まで着たのは
ひとえにこの像を見るため。
実際に見てしまうと・・あっけない気もする。
けど、それは来れたから思うことなのかな。とりあえず、来れてよかった。
バシリカの後は路上で売ってたトルティージャを朝ごはんに食べ、市場を散策。
その後10時前には宿をチェックアウトし、次の目的地を目指した。
トルティージャ・・出来立てでおいしかったな
ふわふわ出来立の生地は一枚毎に味が違う。
あんこだったり、鶏肉、チーズ、卵など色々な具が入っていて、更に上からサルサソース。
砂糖たっぷりのコーヒーと一緒に。いい朝食。
次に向かう先は・・
ビオトポ・デル・ケツァール
そう、幻の鳥ケツァールを見に行きます
○火の鳥を見るためやってきたグアテマラ
ケツァールとは・・グアテマラの国鳥であり、
手塚治の「火の鳥」のモデルになったとも言われている美しい鳥。
体長はハト位。でも尾がすごーく長くて、野鳥愛好家の間では憧れの存在らしい。
最初、コスタリカまで見に行こうと思ってたんだけど、
グアテマラでも見れる!という情報をメキシコでゲット。
予定を変更し、グアテマラでケツァールを見れる場所
ビオトポ・デル・ケツァールにある安宿へ行くことに。
ここの安宿、乾季の12月から3月の早朝ならほぼ確実にケツァールが見れるらしい。
まだ12月じゃないけど時期は近い。かけてみるしかない
エスキプーラスからバスを乗り継ぎ乗り継ぎ・・
(エスキプーラス→チキムラ→エルランチョ→ビオトポデルケツァール)
16時ごろ・・やーーっと到着。
ビオトポ・デル・ケツァール。
そしてバス降りてすぐの場所にあった宿「Los Ranchitos del Quetzal」
昨日も日本人が泊まってたらしい。
もういないってことはケツァ-ル見れたって事かな?期待大
しっかりものの宿の女の子(8歳)が
お部屋から何から色々案内してくれた。
ケツァールが来る木も案内してくれて、朝5時半から待て。と指示が。
気になるのは天気。着いてから小雨が降り続いている・・
雨でもケツァール来る?と聞いてみる。
答えは「ノ」
明日の朝、晴れることを祈るしかない。
今日はその宿の女の子と遊んで過ごした。
夕食を宿でとり(周辺にお店は一切ないので注意。うちらはパンを若干買い込んできた)
明日の朝に備えて今日は早めに寝た。
でも・・夜が更けるにつれ、雨がどしゃ降りになってくる・・
このままだと見れない、ケツァール!
困ったな・・雨の音がこわい・・・
明日、晴れてますように。
○エスキプーラスからビオトポデルケツァールへの行き方
①エスキプーラスのパシリカ前の通りで、チキムラ行きのバスを捕まえる。バックパックをしょって通りを歩いていれば、車掌さんが「チキムラ?」と声をかけてくる。マイクロバスに乗り、チキムラへ。所要1時間半くらい。
②車掌さんにコバンに行きたいと伝えておけば、チキムラの街の入り口で次の案内係がバスに乗り込んできて、エスキプーラスからのバス終点から案内してくれる。案内されたバスは、グアテマラシティ行きで途中のエルランチョで乗り換え。大型バスに乗り、エルランチョへ。所要2時間くらい。
③車掌さんにコバンに行きたいと伝えておけば、エルランチョで降ろしてくれる。エルランチョでコバン行きのバスに乗り換え。チキムラからのバスで降ろしてもらったところのすぐ近く。ビオトポデルケツァールへ行きたいと車掌さんに伝えておけば、ビオトポデルケツァールの入り口で降ろしてくれる。ワンボックスタイプのミニバスで所要1時間半くらい。
○エスキプーラスからビオトポデルケツァールへの移動費用
①エスキプーラスからチキムラへのバス:1人15ケツァール
②チキムラからエルランチョへのバス:1人20ケツァール
③エルランチョからビオトポデルケツァールへのバス:1人25ケツァール
○ビオトポデルケツァールの安宿「Los Ranchitos del Quetzal」
庭の木にケツァールがやってくることで有名なビオトポデルケツァールの安宿「Los Ranchitos del Quetzal」。
バスで降ろしてもらうビオトポデルケツァールの入り口からコバン方面へ歩いて2,3分のところにある。
ダブルの部屋の費用:130ケツァール。若干ぬるいホットシャワー・トイレ付き。
お布団が若干カビ臭い・・以外はOK。
ちょっとごはん高いけど、この立地でごはんが食べれるならしょうがないかな。だって周囲は森の中。(朝食:コーヒー5ケツァール 昼食:パンは1個1ケツァール 夕食:35ケツァール)
節約派は、チキムラだったり近くの村で最低限の食料は買い込んできたほうがいいかも。
あきえ