Archives for "103_OneWorld"
Arrive at Santiago and Go to Peru! サンティアゴ到着!そしてペルーへ
怒涛の南米北上はまだまだ続く。
●オソルノからサンティアゴ到着
オソルノからの夜行バスは、朝8時くらいにサンティアゴのサンティアゴバスターミナルに到着。
今日のサンティアゴからリマへのフライトは21:00なので、それまでに最後のサンティアゴ観光をする。
サンティアゴで唯一見たかったのが、国立自然史博物館にあるロンゴロンゴ板。ロンゴロンゴは、イースター島で昔使われていた文字で、そのロンゴロンゴが彫られた木板のオリジナルはこの博物館にしか無いらしいからだ。
イースター島の博物館も閉鎖してたし、ここがラストチャンス。ということで、地下鉄を乗り継ぎサンティアゴの国立自然史博物館へ。
国立自然史博物館最寄り駅のQuinta Normal駅に到着。
すると、駅構内で国立自然史博物館の特別展がやっており、本館に行く前にちらっとのぞく。
その後、地上へ出て国立自然史博物館を探すも、なかなか見つからずその辺のおじさんに聞いて、何とかたどり着く。
公園を横切って、国立自然史博物館に到着するも何かがおかしい。
明らかにひと気が少ないし、メインの入り口付近が思い切り工事中。
むむっと思いながら入り口へ行くと、門はクローズ。そして、駅の展示を見てね的な貼り紙がしてある!
結局、ロンゴロンゴは見ることはできず、公園で簡単なランチを済ませ、まだ早いが特にサンティアゴでやることもないため、足取り重くアルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港へ向かうことに。
○サンティアゴ市内から空港への行き方
地下鉄Pajaritos駅からアルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港へ空港バスが出ています(空港バスは他の駅からも出てる)。
バス会社2社が運行しており、今回はTur Busを利用。ちょっと高いが、車両が快適。
移動費用
地下鉄Pajaritos駅からアルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港へのバス運賃:1,700ペソ
●なかなかウザいアメリカ行きの飛行機
チェックインの前にしばらくロビーでWiFi。日本の津波の被害をここで初めて知ることになる。想像以上に甚大な被害にとても心配。
その後、無事チェックインを済ませ、免税店で買い物。
あきえが化粧水を購入するも、何故かその場では商品を受け取れず搭乗ゲートの後に渡すという。
水物なのでセキュリティの関係か?でも、セキュリティチェック受ける前に水は処分したし、セキュリティゲート後の免税店の商品なのにな。。と半分状況を飲み込めないまま、免税店を後にする。
搭乗時間までは、空港ラウンジでほっと一息。サンティアゴの空港には、Priority Passが使えるラウンジが3箇所あるが、その中でも航空会社系じゃないところをチョイス。
食べ物も豊富で無料WiFi も有り、そして飲み物も持ち帰りができるタイプの缶などで用意されていた。ということで、リマに着いてから飲む用にとちょっとだけ頂く。
そして、いよいよリマ行きの搭乗が開始。搭乗ゲートは乗るまでに二転三転しなかなか惑わされたが、時間通り搭乗はスムーズに行われた。
ところが、チケットもぎりの後、タラップへ向かう通路の途中で何故か荷物チェックが行われている。
そして、次々と没収されていく液体物。
もちろん、セキュリティチェック後に制限区域内で買った飲み物。通常価格の3倍以上で売られている飲み物を、中には全く開封することなく没収される方も。
苦笑いしながら「誕生日おめでとう」と未開封のミネラルウォーターを置いていく欧米系の観光客。
例外無くラウンジから貰ってきたジュースもここで飲み切るか、置いていけと係員から指示。
この不自由な程のセキュリティは、恐らくこれから乗る飛行機がサンティアゴ発、リマ経由のニューヨーク行きだからだろう。
免税店で買った化粧水も、この後に渡されるという意味がようやく分かった。
アメリカ行きの飛行機、ほんとにめんどくさ。
先に言ってくれりゃいいのに。
●3ヶ月ぶりにサンティアゴを出発
去年の12月14日にメキシコからサンティアゴに入ってから、約3ヶ月チリ・アルゼンチンを中心に(途中イースター島の往復など含め)南米の南部をぶらっとした。
そして、いよいよサンティアゴからOne World世界一周航空券、次の目的地ペルーのリマへ向かう。
滑走路から勢いよく空へ飛び出したボーイングから眺めるサンティアゴの夜の街並みは、今日の雲一つ無い天気のおかげもあってものすごくきれい。
3時間ちょっとの短いフライトだが、安定飛行になると機内食くが
配られた。チキンとトマトのラザニア。LAN航空の機内食はそこまで美味しくなく、ちょっと飽きてきた。
●定刻通りリマへ到着。荷物検査も無事パス
LAN航空530便は定刻通り、現地時間の23時くらいにリマのホルヘ・チャベス国際空港へ到着。
入国時の荷物検査(税関)は、メキシコの時と同じくロシアンルーレット式の荷物検査。
預け荷物を受け取った後、出口に設置されたボタンを押し、”青”なら素通り、”赤”なら徹底チェックが待っているというもの。
確率をちょっとでも下げるため、ウチらは荷物を一つのカートにまとめボタン一回の勝負。
光ったライトは、みごと青。
良かった。
もちろん、青のライトが光るとX線はおろかチェックは全く無い。
チリのあの食べ物の持ち込みに対する入国チェックの徹底ぶりを経験すると、逆にこんなのでいいのかと不安を感じるほど。
まあ、時間がかかる検索よりも楽でいいのは確か。
●リマの空港は空港泊には向いてない
もう、夜も遅いので、今日は街に出ずにリマの空港に泊まることにする。
しかし、リマのホルヘ・チャベス国際空港にはなかなかいい感じのベンチが無い。
欧米系のバックパッカー達は、半分野生の民族なので、硬いタイルの床を物ともせず、その辺の地べたに寝っ転がっているが、さすがに地べたはきつい。
色々探したあげく、大きなソファー席のある喫茶店で24時間空いている店があったので、今日の宿泊はそこに決定。
まだ、金銭感覚がアルゼンチン・チリのまま、ペルーにしてはかなり高い飲み物やご飯を頼み、夜明けを待つのでした。
かつや
Go to Antarctica! 南極上陸クルーズいよいよ出発!
今日の夕方、いよいよウシュアイアの港から南極へ向けて出航する。
●ウシュアイアの郵便局から荷物を送る
南米で郵便を送るのは危ないと言われている。
パラグアイでは、送ったはずのTシャツが届かず、郵便局へ確認に行くと郵便局員がそのTシャツを着ていたなんて笑い話もあるくらい、荷物が途中で消えてしまうという。
もちろん、ブエノスなんかでもそうらしい。
そんな中、以外と安全とされているのが、ここウシュアイア。
他の郵便局と異なり、極地手当てのようなものが局員に支給されているらしく、悪さをしないようだ。
ウシュアイアの街中にある郵便局へ行くと、確かに安全そう。
郵便局員が優しく手順を教えてくれ、荷物を抜き取られないようにダンボールの上から包装紙を巻くというアドバイスもしてくれたくらいだ。
○ウシュアイアの郵便局から日本へ荷物を送る
ウシュアイアの街中に郵便局があります。ウシュアイアが免税エリアということもあってか、たくさんのツーリストがお土産を送るのに使っています。
①郵便局の(Sanmartin通りじゃない方の)向かいにある文房具屋で包装紙を買う
②送る荷物には封をせず郵便局へ持ち込む
③荷物のチェックを受け、OKが出たら封をする
④包装紙でダンボールを包み込み、再度封をする
⑤宛名などを書く紙を2種類もらい記入
⑥宛名を書く紙とは別に、荷物そのもの(包装紙の上から)にも住所を書く
⑦窓口で計量し、郵便代金を支払い
ウシュアイアから日本への郵送費用:325ペソ(5kg)
●One World世界一周券のルート(区間)を変更
昨日検討した、One World世界一周券のルート(区間)を変更するため、今日改めていつものJALに電話をする。
休日の昨日と異なり、2,3コールですぐに受付の方が出てくれた。
担当の方に取り次いで頂き、One World世界一周券のルート(区間)を変更したい旨伝える。
日程変更と異なり、ルート(区間)変更には時間がかかるようで、後ほど折り返して頂くことに。
1時間後、ルート変更は問題ない(空席あり)と、折り返しお電話を頂く。
サンティアゴ→サンパウロ→リマ→ロス(トランジット)→成田
を
サンティアゴ→リマ→サンパウロ→サンフランシスコ(トランジット)→羽田
に変更。
いつの間にか、羽田も国際化されてたのね。。
ちなみに、One World世界一周券のルート(区間)変更手数料は1人 202ドル。
今のところ、サンフランシスコ→羽田の便がConfirmされていない(キャンセル待ち)ので、確定し次第変更手数料はクレジットカードで支払うことに。
●南極へ向けて出発!
集合時間の16時に、ウシュアイアの港へ到着。
港には、何隻か船が停泊しており、その中に今回11日間お世話になるAntarctic Dream号を発見。
隣で越前丸という日本の船が作業している中、タラップからAntarctic Dream号へ乗り込む。
元々、南極の調査船だったというAntarctic Dream号。無骨な造りのその船は、外観こそ調査船の面影を残すものの、内装はまるでホテルのよう。
レセプションでチェックインを済ませ、部屋へ案内してもらう。
まるでホテルの一室のようなきれいな部屋。若干狭いが、水周りも部屋についており設備は清潔。11日間快適に過ごせそうだ。
その後は、スタッフの紹介があったり緊急時の避難訓練があったりと出航前の準備が行われ、18時を回った辺りでいよいよウシュアイアの港を出港。
ビーグル水道を通りながら、船の中では豪華ディナー。
ウエルカムドリンクに何種類か前菜が運ばれ、メインディッシュ。最後にデザートとフルコースのディナーに大満足。
夜ベッドに着くころに、船はいよいよドレーク海峡へ差し掛かる。
南極へ行ってきた人は、必ずといっていいほど南極の美しさと、このドレーク海峡の激しさを話していた。
さっきまでの静けさがうそのように、中型の船体は右へ左へ大きく揺れる。
船酔いに陥る前に、レセプションで酔い止めをもらい、早めに就寝。
かつや
Ushuaia Day 7 上野山荘でアサドパーティー
いよいよ明日、南極ツアーの出発日。ウシュアイアの港近くにある、アーティスティックなお土産屋さんを少しぶらついてから、用事を済ますことに。
●プエルト・ナタレス行きのバスチケットを購入
南米のバカンスシーズンである今の時期、南米の長距離バスは非常に混んでいる。
南極から帰ってきてから、バス待ちの足止めを食らうのは嫌なので、今日のうちにウシュアイアからプエルト・ナタレス行きのチケットを買っておく。
ウシュアイアでバスチケットを購入する場所は、先日調べておいたので、旅行代理店に行き即購入。10日以上先ということもあってか、席はまだがらがら。
○ウシュアイアからプエルト・ナタレスへの行き方
代理店の場所などは、一昨日のエントリー参照。
ウシュアイアからプエルト・ナタレスへの移動費用
夜行バス セミカマ運賃:290ペソ(1人)
●One World世界一周券のルート(区間)を検討
当初予定に無かった南極が日程に入ってきたため、今後行く国の見所のシーズンを考えないと。
今のところ、この後のOne World世界一周券のルート(区間)は、サンティアゴ→サンパウロ→リマ→日本だが、鏡張りのウユニ塩湖は、今がシーズンどんぴしゃなので一刻も早くリマに飛びたいし、ブラジルにあるレンソイスのラグーンが溜まるには、今からの時期は遅ければ遅いほどいい。
ということで、この間日程を変更したばかりなので、ちょっと気が引けるが、いつものJAL担当者の方にSkypeでコール。
しかし、何度試しても出ない。
いつも2,3コールですぐ出てくれるのに、おかしい。
何気なくメキシコのカレンダーを調べてみると、今日のメキシコは祝日!
日本やヨーロッパのJALはいくら電話してもなかなか出ないし、南米のJAL(代理店)だと変更が出来ないところも多いので、One World世界一周券のルート(区間)変更は明日に持ち越し。
●上野山荘でアサドバーティー
アルゼンチンと言えばアサド(南米流バーベキューみたいなもの)。
上野山荘の宿泊者のうち、ウチら含め5人が明日から南極なので、上野山荘のみんなで最後の夕食をシェア飯にすることに。
もちろん、メニューはアサドということで、近くのスーパーLAに買出しに行きアサド用の肉を購入。
火おこし班と、仕込み班に分かれ準備を進める。
ちなみに、アルゼンチン流アサドのポイントはこんな感じらしい。
○アルゼンチン流アサドの作り方
・肉はスーパーで買ってきた巨大なカタマリのままじっくりと両面を焼く
・炎を出さないように炭火を調整し、遠赤外線で焼く
・肉の味付けは粗塩とコショウのみ
・基本的に野菜は焼かない(サラダとかにする)
焼肉やバーベキューとは、作法が全く異なるようだ。
肉の塊は、牛1.5kg、羊1kgとなかなか巨大なので、片面20分くらいかけじっくり焼き上がりを待つ。
チャリダーヨシさんがアサドール(アサドを仕切る人のこと。アルゼンチンの男はアサドができて一人前らしい)となり、肉が焼きあがった。
牛はもちろんのこと、チョリソーや羊はアサドにするとかなりうまい。
味付けは粗塩とコショウのみという意味が分かる。肉自体のうまみがぎゅっと閉じ込められ、余分な油や臭みなど落ちているため、タレなどでごまかす必要が全くないからだ。
ウチラが乗るAntarctic Dream号で南極に行ってきた3人が今日上野山荘に戻ってきたため、3人も一緒にアサド。
巨大な肉のかたまりはあっという間にきれいさっぱり。
明日からの南極船のディナーも楽しみ。
かつや
Ushuaia Day 4 ウシュアイアで南極行きの準備
南極行きは当初決まっていなかったので、今後の日程の変更や道具の準備などが必要。
●南極に行くのに必要なもの
今回申し込んだ南極船Antarctic Dream号では、長靴や防寒ジャケットは貸してくれるので、必要なのは防水のズボンと旅行代理店の人が言っていた。
さらに、旅行代理店の方に防水グッズの安いお店を聞いたので、そこに行ってみる。
すると、Sanmartin通りにあるようなアウトドアグッズを扱うきらびやかなお店ではなく、どちらかというと現場系の服を扱うようなお店。
ということで、防水ズボンも70ペソという安い価格でゲット。
お店の住所:Deloqui 942
手袋は上野山荘のフリーボックスに入っていたので、あと必要なものと言えば、双眼鏡。もしくは、カメラの望遠レンズ。
南極では動物など間近によって見れない場合もあるので、どちらかは必要不可欠な道具だろう。
そう言われてみると、街中を歩いているツーリストは、バカでかい一眼をよくぶら下げている。まるでバズーカのようだ。
●ウシュアイアで一眼レフを検討
ウシュアイアは免税エリアのため、電化製品を扱うお店がたくさんある。
ウシュアイアのメイン通りSanmartin通りには、パソコンや携帯、そしてカメラが多く並んでいる。
カナダから愛用しているカメラ(Olympus PEN)の望遠レンズとファインダーが欲しかったが、残念ながらPENを扱うお店がなく、ウシュアイアでPENのアクセサリーを扱うお店は無いようだ。
ということで、別の一眼を検討。
WiFiのカフェでコーヒーを飲みながら、ネットで情報集め。ある程度、分かったところで、改めてカメラ屋へ。
狙いはNikonのD3000かD5000。免税エリアとはいえ、日本と比べるとなかなか高い(1.5倍~2倍くらい)。
一晩悩もう。
●One World世界一周券の日程変更
さて、南極行きを決定したことにより、今後の日程を変更しなければいけなかったので、JALに電話しようとiPadでSkypeを立ち上げようとしたその時、ケータイが鳴る。
もしもし、と電話に出ると、なんとJALのいつも日程を変更する担当者の方からちょうど電話がかかってきた。
すごいタイミング。
次のフライトの時間が変更になった旨、連絡をしてきてくれたので、ついでにフライトの変更をリクエスト。
なかなか、希望の日のフライトに空きがなく、日程決めに苦戦したもののサンティアゴ→サンパウロ、サンパウロ→リマのフライト日程を決定。
JALの担当者の方、いつもお世話になってます。
かつや
Easter Island!! イースター島上陸っ!
ずーと来てみたかった場所、
いけてないワンワールド世界一周チケットを買った一番の理由の場所・・
イースター島にとうとう来ちゃいました
モアイ、モアイ
●モアイまでの道・・
ここまで長かった。。
朝(深夜?)1時半まで荷造りして、3時起床。3時半宿出発。
真夜中の道をコレクティーボ・バスと乗り継ぎ空港へ。
9時半の飛行機に乗り約4時間。
チリ最果ての島、イースター島へ。
眠くて頭回ってないー
けどそれもなんのそのー。
空港から宿までの道のり。モアイが普通にいる!
なんか実感が沸かない。
けどなんだかのんびりしてて、いい場所なのが伝わってくる。好き。ここ。
すごい観光名所のはずなのに、村人がすれてない。
すごく素朴で暖かい雰囲気の田舎町。イースター島。
滞在日数一週間じゃ足りないって理由がなんとなく分かるかも。
着いたばかりだけど楽しみだなー。
これから10日間。
イースター島を満喫するぞ~
とりあえず今日は宿の近くをぶらり。
町の中心部はレストラン、商店、レンタカー屋さんがずらり。
値段さえ考えなければレストランも雰囲気いいし良さそう。
ま、考えちゃうけど。
明日。
レンタカーかバギーでも借りてモアイ見に行きたいなー
たのしみ
○イースター島の安宿「Residencial Petero Atamu」
イースター島の空港から無料送迎有り。
オーナーさんが空港で待ち構えている(客引き)ので、その辺の人に聞いてオーナーさんを探す。※たまにいないときもあり。
清潔なキッチン・WiFi無料。部屋や水周りの設備などもきれいで、共有スペースもあり。ゆったりと過ごせる場所。
2,3年前の歩き方には掲載されてます(最新版には載ってない)
立地もいいし、イースター島の安宿でWiFi無料で使えるところは少ないからおすすめかな。※キャンピングサイト、ミヒノア→有料。日本人宿→ネット環境無し。
宿泊費用: 一泊6000ペソ(一人・朝食無し・約12USドル) 朝食有りだと約15USドル
○ビーニャ・デル・マルからイースター島への行き方
サンティアゴ発のイースター島行きのフライトに乗るには、ビーニャ・デル・マールのセントロを朝5時に出る空港直通バスに乗らないといけない。その ため、汐見荘に泊まっている場合、最悪歩き覚悟で時間に余裕を持って宿を出発。深夜でもパラパラとコレクティーボが走っているので見つけ次第乗車 を。メインロードはバスも24時間運行してるらしい。
タクシーは平気で1,2時間遅れてくるらしいので危険。
ビーニャ セントロへの深夜コレクティーボ費用:1,500ペソ(2人)
ビーニャからサンティアゴの空港までバス費用:3,200ペソ(1人)
あきえ
Arrival at Chile サンティアゴの空港でちょっとしたトラブル
メキシコシティを昨日の夜に離陸したLAN航空の飛行機は、翌朝現地時間9時半くらいにサンティアゴへ到着。
●梅干 vs チリの税関
機内で渡された入国なんちゃらの紙を記入し、イミグレへ。
パスポートチェックの後、続いて荷物検査。
これまで特に引っかかったこともないし、もちろんやましいこともないし、気軽に荷物検査に応じていると何やら係官から別室に来いと指示が。
「国外からチリ国内に、野菜や果物、それらの種などを持ち込んではいけない。それが加工品でもだ。」
なんと。バッグの奥底に日本出国時に持っていた梅干が2,3粒残っていた。噂によると、リンゴ1個で200USドル払わされた人もいるらしい。これは、何とか抗議せねば。
「違います。これはジャパニーズメディスンです。」
「いや、これはプルーンだろ。中に種が入っている。」
「納得できません。」
「ほら、ここにサインしてるだろ。植物の種は持ち込んでいませんって(入国なんちゃらの紙)。」
「スペイン語は分かりません。」
「はい。植物の種0.2g所持。ここにサインして。その後、奥で手続きしてもうから。」
これにサインしたら終わりだろう。とにかく抗議を続ける。すると、別の係官(たぶんこの人の上司)が現れ、その人ともしばらく話し合う。すると、
「分かりました。あなた方は私達の言葉を完全に理解するのが難しく、これ以上話し合ってもラチが空かない。このプルーンをここに置いていくのであれば、もう行ってもOKです。」
ん~。さすが上司。許してくれてありがとう。次は気をつけます。
チリに食べ物を持ち込むときは気をつけましょう!
●サンティアゴからビーニャ・デル・マルへ
ようやく、空港ロビーへ脱出。
まずはチリのお金を手に入れないと。
いくら降ろせばいいかな、とレートを調べるとチリは1ペソ=0.18円くらいみたいだ。ってことは、100,000ペソで18,000円くらいか。さっきまで、1ペソ=7円のメキシコにいたので、この感覚に慣れるのに時間がかかりそうだ。
今日の目的地は、サンティアゴはスルーし、ビーニャ・デル・マルというチリのリゾート地にある日本人宿。
ということで、空港からサンティアゴ中心部を経由し、ビーニャ・デル・マルへ移動する。
○サンティアゴの空港からビーニャ・デル・マルへの行き方
①空港を出ると市内行きのバスが出ています。そのバスで乗り換えポイントのパハリトスまで(20分くらい)。
②パハリトスの地下鉄の駅隣のバスターミナルでビーニャ・デル・マル行きのバスへ乗車。1時間半くらいで終点ビーニャ・デル・マルへ到着。
バス移動費用(1人):①1,400ペソ ②3,400ペソ
●ビーニャ・デル・マルへ到着!日本人宿「汐見荘」へ
ビーニャ・デル・マルの街の中心部から汐見荘へは乗り合いタクシーのコレクティーボで行く。
・・・が、これがなかなか見つからない。
オーナーさんから教えてもらったのは、86番か88番。
たまに86番のコレクティーボが目の前を通るが、あいにくの満席。ってことが2度3度。1時間半ほど待ってやっと空席ありの86番が到着。
乗ってしまえばばすいすい。15分程で宿の目の前に到着。
さて、汐見荘。見た目は普通の一軒家。番地で確かめない限り分からないので、行く方はご注意を。どうやら、南米で日本人が集まっていると分かると物騒らしい。なので、大っぴらにはしないようだ。
●ビーニャ・デル・マルの安宿「汐見荘」
毛がふかふかの看板デブネコ(触ってみるとデブじゃないけど)がかわいい。
部屋はシンプルな作りのダブルルームで、なかなか過ごしやすそうだ。しかし、さっき謎の薬(虫退治?)をまいたらしく、相当きつい匂い・・。ちょっと嫌な予感。
ま、大丈夫かーとチェックインする。
ちなみに、昨日までここには1人しかいなかったらしい。しかし、今日一気に3組、5人がチェックインし、宿はいい感じに盛り上がる。しかも5人中4人が同い年の29歳だって。すごいね、それ。
時差もあるし疲れたし、気持ちいい中庭でゆっくりしているとあっという間に一日が終了。
明日は魚市場へ行く。
宿泊費用:ダブル1泊1室 12,000ペソ
かつや
Go to Chile 中米最終日。夜行の飛行機で南米チリへ
今日でいよいよ中米最終日。
チェックアウト準備や、余ったメキシコペソを使い切るためにスーパーに行くなどをしていると、あっという間に空港へ向かう時間に。
●メキシコシティのベニートフワレス空港へ
メキシコシティの地下鉄を乗り継ぎ、日本語訳したら”空港駅”というそのままの名前「AeroPeruto駅」へ。
駅に到着したのは、出発2時間半前。
国際線ということを考えると、以外とギリギリ。
と、地下鉄の駅から外へ出るも、空港がどこか分からない。
約2ヶ月前も、空港から市内へ向かうときはこの駅を使ったはずなのに。
景色に全く見覚えが無い。
辺りを見回すと、何やら飛行場のような建物が大きな道路を挟んで反対側にある。あっち側にどうやって行っていいか、全く分からない。
売店のおばちゃんに道を聞き、30分近くかけて何とか空港へ到着。その名も空港駅のはずなのに、行き方の案内は全くないし、っていうか駅の出口から遠いし。。
●LAN航空は第2ターミナル!?
ようやく、ベニートフワレス空港へ到着。
LAN航空のチェックインカウンターはどこか、インフォメーションのお兄さんに聞いてみる。
「LAN航空は第2ターミナルだよ。ここは第一ターミナル。」
第2ターミナル?そんなのあるのか。メキシコに着いた時はこのターミナルだったし、第2があるなんてノーマークだった。
「分かりました。で、どうやったら第2に行けますか?」
「第2へはバスで行けるよ。」
そうか。よくあるターミナル連絡バスだな。
「1人10ペソでね。」
ん? 有料!? さっき、スーパーで地下鉄乗る以外のお金は使い切っちゃったのに!
仕方なく、手持ちのUS2ドルだけ、メキシコペソに両替し、第2ターミナル行きのバスを探す。
しかし、ものすごく空港内が分かりづらい。聞く人聞く人違うこと言うし(中にはLANは第1だよなんてスタッフも)、案内板もロクなのが無し。そして、フライトの時間も刻々と迫り、残すところ2時間を切ってきた。
何とか、第1ターミナルから第2ターミナルへの有料連絡バスを見つけ(第1ターミナルPerto6か7の外の赤いバスがそれ)、10分程で第2ターミナルへ到着。
急いで、LANのチェックインカウンターへ。
●1時間半のディレイで一息つく
長い列に並び、チェックインをする。
すると、21時10分発のサンティアゴ行きの飛行機が1時間半遅れの22時40分に変更になったとのこと。
移動でバタバタしていたので、搭乗前に一息できる時間ができた。どっちにしろ、サンティアゴ到着は翌朝なので、1時間くらい遅れても問題無し。
メキシコシティの第2ターミナルは空港ラウンジが充実している。免税店でたばこを買い、1時間程ラウンジでゆっくりすることに。
ラウンジ内は広く、無料の飲み物や食べ物が充実している。しかも、さっきまでの地下鉄と違い、ここではVIPなメヒカーナが談笑している。同じメキシコでも雰囲気が全く違う。1回の乗車が20円の地下鉄と、何百ドルもする飛行機。国籍が同じでも、見かける人の階層は明らかに違う。
サンドイッチがおいしかった。
●噂のLANクオリティ
時間になったので、搭乗ゲートへ向かう。
搭乗ゲート前にぱらぱらと人が集まっており、搭乗時間になってもなかなか中に入ろうとしない。スタッフに聞くも、ちょっと待っててと。そして、よく分からないまま搭乗が開始。なんだか、手際が悪い。
そして、搭乗寸前のタラップ付近で、なぜか荷物チェックとパスポートチェック。さらに、「サンティアゴへはどれくらいの期間いる?」とか「なんで2週間もサンティアゴにいるの?」など、今更イミグレ的な検問(そういえば、ここまでメキシコ出国のイミグレは無かった)。
搭乗したらしたで、2人の席がバラバラ。何とか、一緒の席に変更してもらえたけど、これが噂のLANクオリティか。
この先の南米の移動が思いやられる。
機内食はまあまあ。
一路、サンティアゴへ!
かつや
Diving in Cozmel コスメルの海で海がめと泳ぐ
今朝も早起き。朝一でダイビングショップへ行く。
風はまだ少しあるが、海の様子は昨日と比べだいぶ良くなっている。
●小さめのボートでダイビングへ出発!
ダイブショップへ着くと、早速機材のフィッティングをしようと。お、今日は行けるってことだ。
合わせた機材をタクシーに積み込み(今日は2人ともウェットスーツ2枚重ね)、ボートの待ち受ける港へ。
小さなダイビングボートはインストラクター含めスタッフ4人と、ダイバー8人を乗せ、良くなったとは言え、まだ波のある海へ出発。
●コスメルでダイビング1本目
1時間ほど航行したところポイントでボートは停止。1本目のダイブサイトは「Palancar Jardines」。
ウェットスーツを2枚着込み、機材をセッティングする。
ウチらと同じチームの2人の欧米人はウェットスーツ無しで、BCなど機材を身に着けている。さすが、彼らは寒さに強い。
さあ、いよいよ1本目。
コスメルの海は魚が豊富だ。
そして、地形もおもしろい。
サンゴの隙間を縫って泳いだり、トンネルをくぐったり。
ダイブマスターについていき、島の外側に沿って形成されたコーラル沿いにドリフトダイブ。コーラルよりも沖の方を見ると一気にドロップオフしており、暗黒の海が不気味にも感じる。
1本目は水深21mまで潜り、あっという間に約40分の海底探索は終了。
水深5m付近で3分間の安全停止をし、浮上する。
今回のボートは小さいため、ボートに上がる前にBCやタンクなどを脱ぎスタッフへパス。フィンとマスクだけの状態で、ボートを半周し最後にフィンを脱ぎ、梯子を上る。ただ、今日は若干波が荒く、半周するだけでも結構大変。
●コスメルでダイビング2本目
岸へ戻って、十分な水面休息時間を取る。
続いてのポイントは「La Fransesa」。
2本目もそこまでディープなところには行かない為、日の光に照らされた海底は美しく、コスメルの海のたくさんの命を感じることができた。
岩に潜むロブスター、色とりどりのサンゴ、最小様々な群れをなす魚たち、そしてこの間イスラ・ムヘーレスで海へ帰るのを待ちわびていたウミガメ。
魚と戯れているウミガメはこちらが近づいても全く驚くそぶりは見せず、我関せずのウミガメはしばらく一緒に泳ぐと、生身の人間では進むことの出来ないディープな海中へ消えていった。
コスメルの海はまさしく竜宮城。
こんなきれいな海は後世に引き継いでいかないといけない。
全てのダイバーはナチュラリスト。「取るのは写真だけに。命を頂くのは限られた時だけに。海に残すのは泡だけに。」
今回コスメルのダイビングをお願いしたダイブショップのSTUDIO BLUEのスタッフウェアはそんなテキストがプリントされたTシャツを着ていた。
○コスメルダイビング費用:77USドル(1人)
ダイビングショップからボートが停泊する港までの往復送迎とボート、機材、2タンク、軽食など全て込み。ダイブショップは町の中心部にあり、コスメルのフェリー乗り場からも近く便利。スタッフの対応も良く、今回行った2つのポイントも素晴らしかった。
●コスメルにもう一泊
特別な時間はあっという間に終了。
あまりにコスメルがいいところなので、予定を延ばしコスメルにもう1泊。
それに伴い、この後の予定がぎちぎちなので、メキシコシティ→サンティアゴのフライト(One World)を変更する。電話をしたのはJALメキシコオフィス。電話もすぐにつながり、日本語で対応してもらえるので、簡単に予定の変更ができた。
○JALメキシコオフィス電話番号:TEL <52> (55)52420150
今日は手作りタコスの夕食。いよいよ明日でコスメル最終日。天候にも悩まされたが、楽園のような島の生活もあっという間だ。
かつや
Go to Mexico メキシコ入国
ダラスの宿を早朝に出発し、いざメキシコへ。
○国際線でも機内食のないアメリカン航空
カナダからアメリカへ飛ぶときにも利用したアメリカン航空。
そのときもそうだったんだけど、この航空会社、国際線なのに機内食が出ない。
ワンワールドのチケットを日本で購入する際、
カナダ→アメリカ間の機内食が出ない説明は受けていたものの、
他の路線については特に聞いていなかったので今回は出るかと思いきややっぱりなし。
格安航空会社だったら分かるけど、なんで出さないんだろう?
機内食って国際線ならではの楽しみだったりするので、ないのはちょっと残念。
そこまで予算を削って果たして魅力的なのだろうか。
9.11以降大変な状況にあるアメリカの航空会社ならではなのかもしれない。
という事で、お昼はダラスの宿で握ってきたおにぎりを機内で食べる。
○メキシコ到着!
飛行機は3,4時間で第30ヶ国目のメキシコへ到着。
二人とも今迄で一番の最高レベルの厳戒態勢で望む。
だってメキシコの治安をネットで調べたら、腕時計してるだけで腕切られるとか
地下鉄でいきなり強盗に身ぐるみひっぺがされ周りの人は見て見ぬフリとか・・
恐ろしいことしか出てこなかったメキシコ。
メキシコの治安、どうなってるの??
タクシーのほうが安全だとは分かりつつもそんなお金はなし。
空港のハジのハジまで歩いて地下鉄へ。何度か乗り継ぎを繰り返し宿に到着する。
なんとかまだ無事。腕ある。ふー・・
今日はこわいので、宿近くのスーパー、ウォルマートに行き終了。
暗くなったらおそわれる。。。。
スーパーはアメリカ系で広かった、でもダラスのが楽しかったかも。
※後でそこまで危なくないって事を知る。
腕時計してるだけで腕切られるとか昔の話しらしい。
メキシコは中米の中では安全なほうみたい。まぁ、油断は禁物。
○ダラスフォートワース空港
出発ロビーに無料のインターネット&電源有り。
但し、ノートパソコンの場合、LANケーブルが必要。フリーWiFiは無し。
○メキシコシティの安宿 ペンション・アミーゴ
フリーWiFi・キッチン・冷蔵庫・フリー調味料に加え、
何とフリーウォーター(おいしいお水)&朝食付き!!
朝食は早い者勝ち。パン・軽食・コーヒー・ミルクなど。
コモンルーム(ダイニング)と広い中庭・ハンモック有り。
水回り:若干設備は老朽化しているけど清潔。毎日清掃してるっぽい。
宿泊費用:一泊目80ペソ。二泊目以降は70ペソ。個室も同料金なので、2人旅の人にはお勧め。
WiFiも快適に使えるし、水回りも結構清潔だし、いい宿。個人的には大好き。沈没注意です。
あきえ
Go to Canada ロンドンからカルガリーへ!フライト満席!?
今日はいよいよヨーロッパ最終日。夕方のフライトでカナダへ向かう。
●世界中の宝物が展示 大英博物館
と、その前にヨーロッパを締めくくるにふさわしい大英博物館を見に行く。
この博物館にはイギリスが世界的に絶好調のころ、植民地化していた国から持って帰ってきたありとあらゆる宝物が展示されている。特に興味があるのが、エジプト関連。6月の半ばから1か月程エジプトを見て回っていたが、「この続きはイギリスで」的な解説が多かった。そう、エジプトの大事な観光資源である考古学の品がイギリスに持ち去られているのだ。
ということで、朝一で大英博物館へ向かう。
地下鉄を降り、大英博物館の方向に歩く。ギリシャの神殿を彷彿とさせる立派なデザインの大英博物館がロンドンの街の中に突如現れる。世界中の宝物を展示するにふさわしい建物だ。
半透明のガラスで構成された美しい天井のエントランスを抜け、早速エジプトルームへ。
●持ち去られた品々とロゼッタストーン
エジプトで見てきた神様の像やミイラなどがきれいに展示されている。中には巨大な像の頭と腕だけ持ってきているものもあり、当時のイギリスのやる気を感じる反面、エジプトにあるそれらよりも状態のよい貴重な品を見ているとちょっぴり切ない気持ちにもなる。
ミイラや像はエジプトでもたくさん見てきたが、大英博物館にしかない物があの有名なロゼッタストーンだ。エジプトのロゼッタで発見され、ヒエログラフを解明する手がかりになった石版はイギリス人に持ち去られ、ばっちり大英博物館に展示されていた。間近で見る石版に刻まれた3種類のテキストはかなりミステリアス。これを発見し、解明した時はきっとものすごい興奮だったろう。
国別に分かれた展示室はかなり多い。時間もないので、気になる部屋をいくつかピックアップして回る。
中でも「日本」の部屋は印象的だった。茶室の説明や鎧兜、江戸時代の人々の暮らしなど、日本的な展示物が多く展示してあり、外国にある日本を紹介する博物館の一室で改めて自国のことを学ぶことができた。
というか、過去の植民地から持ち去ってきた品々を展示するってどうなんだろ?
●ノーシート??
大英博物館から宿に戻り、預けていた荷物をピックアップ。
夕方のフライトに間に合うように、早めに移動開始。
今日のフライトはヒースロー空港から。今度こそ空港間違えをしないように何度もチケットを見る。うん。間違いない。ヒースローだ。
ロンドン中心部から1時間くらいでヒースロー空港へ到着。さすがヨーロッパの玄関。ヒースロー空港はかなり広大で、設備も新しく立派。
さて、まずはチェックイン。セルフチェックイン機にパスポートを差し込み、今日乗る便名を入力する。すると何やら搭乗券ではないチケットが印刷されて出てきた。
「Sorry,なんちゃら unable to process your bookingなんちゃら」
ワンワールドの一周券でブッキングしたフライトなだけに安心していたが、何かがおかしい。
急いでアシスタンスデスクへ。
「チェックインしたいのですが」
「残念ながらあなたたちのシートはありません」
「!!??」
「いやいや、ワンワールドですべて抑えてあるけど」
「シートはありません。あちらで手続きを。」
この窓口ともめても無駄だ。急いで指定されたA14の窓口へ向かう。
●なんか釈然としない。。
窓口名は「フライトマネージメント」とかっこよく書かれているが、列に並ぶ際、最初に話しかけてきた係員の態度が明らかにクレーム対応時のマニュアル通りといった感じのトーンだ。
横には呆然と何かを待って立ち尽くしているスーツケースを持った人たちの列と、窓口には他のスタッフよりもひときわ落ち着いたテンションのフライトマネージャーたち。空港の中でこのエリアだけ異様な空気が流れる。
順番が回ってきた。A14の窓口にチェックイン機から出てきたSorryチケットを渡す。
「あなたたちにシートはありません」
「なんで。なんで。おかしくない?」
「16:45になったらまたここへ来てください」
1時間後にまた来いって…なんだこの扱い。
「なんで16:45にここに来なきゃいけないの?」
「今の時点では席に空きはありませんが、譲ってくれる方を募ります」
これが噂のオーバーブッキングだ。海外ではよくあるらしいが、キャンセルを見越して席数以上の予約を取るってやつ。
「もしそれでも今日のフライトに乗れなかったら?」
「明日の便の搭乗券をこの場でお渡しします」
「あとは?」
「今夜のホテルをこちらで用意します」
「あとは?」
「1人600ユーロの補償金をお支払いたします」
と、結構いい条件を提示してきたが、既に今夜のカナダで約束があるので、仕方なく1時間の時間を潰すためのコーヒーチケットをもらい、時間まで待ってみることに。
1時間後、再度A14へ向かう。すると、ボーディングパスの準備が出来ていた。釈然としないが、チケットを受け取り搭乗手続きを済ませる。結局、最後までスタッフから一言も謝罪は無く、残り少ない時間で広いヒースロー空港内を移動しボーディングパスに書かれたゲートからBA103に搭乗。たぶん、2人で1,200ユーロをもらってたとしてもうれしくないだろうし、今日のフライトに乗れたところで全くうれしくない。
この仕組みってどうなんだろ。いま時のやり方にはとても感じないが、大手航空会社の旧態依然とした体制が変わらない限り改善されないのだろうか。がんばれ、格安航空会社。
ちなみに、One Worldの一周券で予約する航空券のクラスはYなどかなり低いクラス。
VWXY…Z。
犬・猫のひとつ前だったりして。。
●チャーリーさんご夫婦のお宅に宿泊
ロンドンからの釈然としないBA103便は、8時間程のフライトで第28か国目カナダのカルガリーへ到着。
日頃のバス移動などで、長時間乗り物に乗り続けることには慣れているので8時間のフライトは意外とあっという間に感じた。
さて、今日からカルガリーでの滞在は、カウチサーフィンで知り合ったチャーリーさんご夫婦のお宅に泊めて頂く。空港に到着後、最近なんだかめんどくさいイミグレを通過し、荷物をピックアップ後空港出口へ。
すると、こちらを見て感じの良いご夫婦が声をかけてきた。
「ようこそ。カルガリーへ。」
チャーリーさんだ。笑顔での空港お出迎えに、さっきまでのBAに対する嫌悪感も吹っ飛ぶ。それから、チャーリーさんの車でお家に帰りがてら、行きつけのパブでイングリッシュディナー。車の中や食事中に、お二人の話を聞いたりウチらの旅行の話などをする。とても良いご夫婦で、約束を優先してホント良かった。
夕食後、カルガリー郊外にあるお二人の家へ。カルガリーから先の予定をあまり決めていなかったので、カナダのおすすめエリアを聞いたり、一緒にバンフの宿を調べたりする。普段ならまだまだ現役の時間だが、ロンドンとカルガリーでは-7時間の時差があるため、体内時計はすっかりオール状態。用意して頂いたアメリカンサイズのベッドでゆっくりと寝よう。