In Calgary カルガリーの街をぶらぶら
今日は、カルガリーの街をゆったり散策する。
歩き方を見るも、特にこれといった見どころもないようなので、主に街をぶらぶら”ゆったり”観光してみる。
●バスディーポでの厳重なセキュリティ
チャーリーさん宅からはバスで最寄の駅まで移動し、そこからCトレインで街の中心部まで行く。
カルガリーのCトレインは、郊外では普通の電車と同じく専用の敷地を走るが、中心部まで来ると路面電車となり車やバスなどと共存して走る。これまで、色々な国でトラム(路面電車)を使い非常に便利だったので、乗り換えなしで電車が路面電車になるカルガリーの交通システムは良く考えられているなと感心。
さて、明日はカルガリーからバンフへ移動する。
移動手段としてカナダのメジャーな長距離バス「グレイハウンド」を使うので、事前にグレイハウンドのバスディーポ(バスターミナル)で時間を調べておかねば。
街の中心部からバスディーポまで歩いて行ってみる。途中、歩道のない道もあり、カナダの車社会っぷりを痛感。
やっとの思いでバスディーポまで到着しターミナル建物内へ入る。目に入ってきたのは、乗り場のゲート前で行われる厳しいセキュリティチェック。まるで空港のようだ。以前、あったカナダのバスで起きた残忍な事件やテロに対しての予防だろう。ここはアメリカ大陸。
チケット窓口に確認したところ、早朝と午後一、夕方から夜にかけてとカルガリーからバンフへは1日6~7本はバスが出ている。明日のバスの時間もわかったので、いよいよカルガリーのダウンタウン巡りをする。
●街の雰囲気はとても穏やか
午後からゆったりと時間をかけ、街を散策してみる。
この時期のカルガリーの街は、紅葉とハロウィン一色だ。スーパーには大きなかぼちゃが店先を彩り、雑貨屋さんはホラーな人形をおどろおどろしくディスプレイしている。中には、変身グッツを専門に扱う店もあり、マリリンモンローに扮したちょっと大きめのおねえさんにはちょっとびっくり。
街を歩いてみると、カルガリーの街を行きかう人々や様々なお店の店員さんなど、人がものすごく穏やかで親切なのが分かる。広大な自然に包まれて生活すると、人は穏やかになるのだろうか。特に主だった見どころはないが、カルガリーを満喫。ゆったりと過ごすにはちょうどいい街かも。
●気付いたら一眼レフを購入
街を歩いているとカメラ屋さんが目に入った。
過酷な自然環境の中東に長くいたせいか、最近カメラの調子が悪い。まだ買って一年も経たないソニーのサイバーショットが埃にやられ、ズームをすると写真に埃の影まで写るようになってしまった。日に日に埃の存在は大きくなってきており、写真を撮るとせっかくの美しい景色も台無しになってしまうような状態。
そこで、藁をもすがる思いでカメラ屋さんに入ってみる。
店内に入ると、そこにはコンパクトカメラから一眼レフまでたくさんのカメラがずらっと並び、まさにカメラの専門店。カメラの修理ってやってますか?と聞いてみる。すると、ちょっと見せてと店員さん。カメラを触る手つきが専門家を物語っている。
何も言わずにレンズのクリーニングや、エアーでカメラ内部の埃を飛ばす作業をやってくれた。しかし、全く改善されない。アラブの砂埃はカメラの心臓部であるセンサーにまで到達し、もはや工場での専門的なクリーニングを行うしかないそうだ。
修理費用も高額で、もちろん修理を待っているような時間もない。そこで、新しい旅のお供を探すことに。
店員さんの最初の提案は防水デジカメ。サイバーショットの一見防水には見えないようなスタイリッシュなデジカメ。確かに、水が入らない構造なら砂や埃にも強く、過酷な環境に耐えうる設計だ。ただ、今のところサイバーショットに対してあまり信用がないため却下。他にも色々なデジカメを勧めてくれたが、スイッチONでレンジがにょきっと出るタイプのデジカメは同じように埃が入るトラブルがつきものだそうだ。
そこで続いての店員さんの提案は一眼レフ。レンズが外せるため、内部に入った埃をクリーニングするために本体を分解する必要が無いためだ。ただ、本格的な一眼レフは巨大なうえ高価。あのシャッターを切った時の音やファインダーを覗く感じはたまらないが、あと一歩購入に踏み切れない。
そんなウチらの様子を見た店員さんは、最後のとっておきのカメラを披露する。コンパクトデジカメの機動性を備えつつ、一眼レフの利点である大きなセンサーと大きなレンズを備えた「OLINPAS PEN」だ。ちょっと無骨でレトロなデザインと、コンパクトで丈夫なメタルボディ、そして何といっても一眼レフ特有の立体的で色鮮やかな写真が撮れるPENに一瞬で虜に。
正直、最近のカメラは大体性能いいし、デジカメなんて何でもいんじゃん、なんて今まで思っていたが、いいカメラを使ってみるとやっぱり違う。試し撮りでシャッターを切るたびに買わなければいけない気になってくる。
ということで、5分だけ外で考え、購入決定。
デジカメの埃どうにかならないかな?と軽い気持ちで入ったカメラ屋。気付いたら、一眼レフの入った袋を持って店を出ていた。親身になって一緒に検討してくれた店員さんの営業力にやられた。
あと、これだけ世界中に美しい景色があったら、そりゃ仕方ないよね。
○特別支出
OLYMPUS PEN E-PL1:600ドルくらい
明日は、カルガリーからバンフへ移動する。カナダの大自然がPENにどう映るか楽しみだ。
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