Archives for "029_アメリカ(USA)"

Posted by Katsuya on 19th 10月 2010

In Dallas JFKの暗殺されたシックスフロアへ行く

ダラスシックスフロアミュージアム。このビルの6階からジョン・F・ケネディは狙撃された

ベンチで仮眠を取り2時間くらいすると、寒さと大勢の人の気配に起きてしまう。

まだ早朝の4時過ぎ。早朝から目的の飛行機に乗り遅れまいと皆忙しそうだ。また、ダラスはまだこの時期暖かく外は半袖でも大丈夫なのに、空港内は真冬の様な寒さ。冷房強すぎで、風邪ひきそう。。

●前回泊まったダラスの宿へ

しばらく空港でウトウトしながら、宿のチェックインの時間を待つ。

ようやく街も動き出す時間になったので、この間ニューヨークに行く前に泊まったDallas Irving Backpackers Stopへ。TREでの移動は痛い目を見たので、今日はバスで移動。費用も安くあがり、待ち時間が少ない分、バス移動の方が快適。

10時チェックインで予約したのに、宿に到着するとスタッフはおらず、電話をすると11時に来るとのこと。結局、スタッフが来たのは12時前で、前回もチェックインは待たされたので、この宿は居心地は良いが時間に余裕があるときでないと厳しいかもしれない。

○ダラスフォートワース空港からSouth Irving駅への行き方

ダラスフォートワース空港から南リモートパーク行きのフリーシャトルバスで南リモートパークへ。そこから、408番のバスに乗ると30分程で到着します。

ダラスフォートワース空港からSouth Irving駅バス移動費用:1.75ドル(1人)

●偉大なるJFKの暗殺されたシックスフロア

ようやく宿のチェックインも完了し、ダラス観光へ出発。

South Irving駅からダウンタウンへバスで移動し、ジョン・F・ケネディの暗殺されたシックスフロアへ。

これまで、ジョン・F・ケネディのことを詳しく知らなかったが、このシックスフロアミュージアムでいかに彼が偉大だったかを初めて知ることになった。

このミュージアムでは、ジョン・F・ケネディの活躍した60年代アメリカの文化の紹介から始まり、アメリカが抱える問題、そしてジョン・F・ケネディがどのようにそれらを解決していったか、そして彼がどのような最後を迎えたかなどが、パネルや日本語のオーディオガイド、ショートムービーやその他展示物などで詳しく紹介されている。

キューバ危機、アフリカ系アメリカ人に対する人種差別、冷たい戦争、核戦争の危機、日米和平など様々な問題を解決し、そして人類への偉大なる資産であるアポロ計画を実現するなど、あの短期間でこれだけの仕事をこなすことができたのは、彼のカリスマ性やリーダーシップが計り知れないものだったのだろうと実感した。これだけの案件を抱えるのを想像しただけで、ぞっとする。。

そして、印象的だったのは、彼が政治家として絶頂期に他界してしまったことで、無限の可能性を永遠のものにしたということと、人類が戦争を終わりにしなければ、戦争が人類を終わりにしてしまうというジョン・F・ケネディの一言。

ジョン・F・ケネディはホントに偉大な大統領だったのだろう。

○シックスフロアミュージアム入場費用:13.5ドル(1人)

●ダラスといえば大型スーパー

日本でおなじみのドーナツもダラスのスーパーでは安く売ってる

前回、ダラスにステイした時もお世話になった宿近くのスーパーへ夕食の買い物に。

アメリカ郊外のスーパーはとにかく売り場も売っている物もビックサイズ。1kg近いバケツアイスが1ドルちょっとで売っていたり、コーラも販売最小単位が2ℓだったり、肉の大きさもハンパない。さらに、ニューヨークやカナダと比べてずっと安い。そりゃアメリカ人の体型もああなるわなと納得。

今日のメニューは親子丼。宿にはフリーの醤油も置いてあり、久しぶりの日本食を満喫。

明日は、いよいよアメリカを離れメキシコへ移動する。

かつやcat

Posted by Katsuya on 18th 10月 2010

Back to Dallas ダラスのフォートワース空港で空港泊

朝を迎えたダラスフォートワース空港

今日は、メキシコ行きの飛行機に乗るためにダラスへ戻る。

ニューヨークでお世話になったエリスちゃんともいよいよお別れ。いい人に出会えてよかった。

●US Airwaysでダラスへ

大事な腕時計を空港で破損。急ぎは禁物。。

今日のダラス行きは、ニューヨークへ来た時と同じUS Airways。

いつもと同じようにチェックインカウンターで搭乗手続きをし、続いてセキュリティチェックへ。

アメリカ、特にニューヨークはせっかちな人が多い。セキュリティチェックのために荷物をトレイに広げている時など、早くしろばりに後ろからトレイを押してきたりする。空港だし忙しいのは分かるけど、ここで急いだってしょうがないでしょ。

無事、セキュリティゲートを通過。

チェックを通った荷物をしまっていると、またしても後ろからおばちゃんがつっついてくる。分かったよ。急いでしまうから。とその時、嫌な音が。

「パリーン」

空港の石材が敷き詰められた床に、ブルガリアで買った大事な腕時計が落下。打ち所が悪く、無残にもフェイスが割れてしまった。やっぱり焦りは禁物だな。修理にいくらかかるんだろう。海外旅行保険の使い方を調べないと。

それ以外トラブルはなく、フィラデルフィアで便を乗り換え、無事ダラスへ到着。

○今日の格安航空:ニューヨークからダラス

今日搭乗する格安航空会社はニューヨークに来たのと同じUS Airways。フライトも時間通りでセキュリティゲートでの事故以外問題なしでした。

ダラスからニューヨークへの飛行機移動費用:160.4ドル + 荷物代25ドル(1人あたり)

●ダラスフォートワース空港で夜明かし

ベッドまで貸してくれたダラスフォートワース空港の夜

ダラスへ到着したのは、夜の9時過ぎ。

フォートワース空港から安宿まで距離があるし、車社会のダラスでは公共交通機関での移動が大変なので、物騒な夜のダラスでの移動は控えることに。ということで、今日はダラスフォートワース空港で空港泊。

到着したターミナルは既にほとんどのカウンターが締まっており、照明も消えている場所もある。ここに朝までいれるか不安だが、まあ大丈夫だろう。安全そうな場所を探し、防犯カメラの目の前に陣取る。

空港で時間ができたので、色々と作業をするためにまずは電源を探す。すると、清掃係のおじさんがおすすめの電源プラグがあるポイントを教えてくれ、バッテリーが底をついていたPCをつなぐことができ、ちょっと奥まったところスペースでゆっくりと作業することができた。

しばらくPCで作業をし、さっきの席へ戻るとなんと簡易ベッドが用意されていた。あきえが一人でベンチにいると、セキュリティのおじさんが「ここで寝るの?じゃあ、ベッド持ってきてあげるよ」と簡易ベッド、枕、ブランケットと3点セットを用意してくれたらしい。

ダラスフォートワース空港の夜。係員の人たちが妙に優しい。

そういえば、前回ダラスのフォートワース空港に来た際、チェックインカウンター横に謎の簡易ベッドが置いてあった。本来は飛行機の遅延など緊急用だろうが、他の人たちも結構このベッドを使って寝ていた。

残念ながらベッドは1つだけなので、今日はベンチで仮眠。

Posted by Katsuya on 17th 10月 2010

In NewYork ニューヨークの街を練り歩く

ニューヨークといえばタイムズスクエア。休日の穏やかな雰囲気はすごくいい

今日は実質ニューヨーク滞在最終日。ということで1日かけて最後のニューヨークを楽しむ。

●ニューヨークのBookOFFで地球の歩き方をゲット

今日は日曜日。仕事が休みのエリスちゃんがウチらの街歩きに付き合ってくれることに。

最初の目的地はマンハッタン中心部にあるBookOFFニューヨーク西45丁目店へ。

アメリカの次はメキシコへ行くが、情報が無いため地球の歩き方をBookOFFで探す。売り場は広く、日本の書籍も数多く揃っており、ガイドブック類も地下の売り場の一角にあった。中古のため種類は多くはないが、無事メキシコ編を発見。03-04年版と少し古いがなんと1ドルと破格だったので、迷わず購入。ついでに持っていた最新のアメリカ編も売りたかったが、売値も1ドルなので一旦保留(イギリスで4,000円弱で買ったのに…)。

ダンキンドーナツで軽い昼食のあと、次の目的地へ。

●ニューヨーク街歩き定番コース

人々がくつろぐNYの公園

まずは、タイムズスクエア。

よくTVで見る光景に、NYに来た実感が沸く。ここで行われるニューイヤーのカウントダウンは盛り上がるらしい。

そこからチェルシー、グリニッジ・ビレッジ、SOHO、チャイナタウンとニューヨークの休日の雰囲気を楽しむ。大きな通りの両側にはビルが立ち並び、無機質な都会を感じる一方、ところどころ大きな公園があり人々が休日を楽しむ姿を見ていると意外とゆったりした街でもあると感じる。同じ都会でも、やはり東京とは何かが違う。

歴史を感じる立派なブルックリンブリッジ

続いて、ブルックリンブリッジ。

なぜこの橋が有名な観光コースなのかはよく知らないと、エリスちゃん。彼女も歩いてここを渡るのは初めてらしい。30分かけてブルックリンブリッジを渡りきる。橋の上からはニューヨークの街を一望でき、歴史を感じるブルックリンブリッジと共にここが観光名所なのはよくわかった。

ブルックリンブリッジを渡り切り、マンハッタンからブルックリンへ。この辺は、閑静な住宅が立ち並び一気に落ち着いた雰囲気になる。マンハッタンからすぐ近くの住宅地ということで、やはり高級住宅地らしい。

●WTC跡地へ

今は工事中のワールドトレードセンター跡地

最後に向かったのは、ワールドトレードセンター跡地。

現在は新しいビルの建設まっただ中のため、一見ただの工事現場。ただ、9.11のニュースやその後のドキュメンタリー映像などで、このエリアの大惨事の光景は今でも鮮明に記憶に残っているため、その映像と今見る景色がリンクし非常に感慨深い。

近くにあるWTCメモリアルセンターでは、時系列で並べられたテロ直後の写真や、ビルに突入していった消防士のヘルメットなどが展示されており、あの事件がここで起きたことを人々に伝えていた。犯人のアラブ人の写真を見ると、中東の人々に色々と良くしてもらっただけに複雑な気持ちになる。

戦争が無くなる日はくるのだろうか。

●再びブルックリンブリッジへ

とここで、買ったばかりのPENからパーツが無くなっていることに気が付いた。

記憶をたどると、どうやら人で溢れかえったブルックリンブリッジで無くしてしまったようだ。ちょっとしたパーツなので、諦めてもいいが、この先買える気もしないので、とりあえず探しに行くことに。

夕方のブルックリンブリッジは、まだ多くの人で賑わっている。地下鉄の出口から丹念に探していくが、なかなか見つからない。もう踏みつぶされて粉々か、橋のすぐ横の車道に転がっていったか、諦めかけたその時、前を歩くエリスちゃんが何かを拾い上げた。

あった!

橋の縁ギリギリにあったパーツは何とか無事。さすがニューヨーカーは洞察力が鋭い。見つかる可能性は低かっただけに、すごくうれしい。

これでニューヨーク散策は終了。

プラスチックバケツの打楽器演奏 in NY

帰りの地下鉄に乗るためホームで待っていると、どこからともなく打楽器の演奏が聞こえる。アメリカやヨーロッパの国々では、当たり前のように電車のホームや車両内で楽器の演奏を行っている人を見かける。見慣れてはいたが、異様にうまいので近くまで見に行ってみる。

見える位置まで移動すると、なんと彼らが叩いていたのはペンキか何かが入っていたであろう空のプラスチックバケツ。バケツの裏面、縁など叩く位置で色々な音を作り出している。さらに、叩いているバケツを足で動かしバスドラム代わりの低音まで一つのバケツで作り出しているのだ。

しかも、演奏する2人の息がぴったり。ニューヨークの最後にいいものを見させて頂いた。

●最後の夜は日本のカレー

お礼の気持ちを込めて、今日の夕食は日本のカレーを作る。

ニューヨークのスーパーでは、日本食が置いてあるところもあり、近くのスーパーで日本のカレールーをゲット。家に帰り、いつもの手順でカレーを作る。インドネシア生まれのエリスちゃんは、アジアンテイストが大好きなので、日本のカレーもきっと口に合うだろう。

おいしくできたカレーを3人で食べる。大満足のNY最後の夕食だった。

明日はいよいよNYを離れ、次のメキシコへ向かう便が発着するダラスへ戻る。

Posted by Katsuya on 16th 10月 2010

Comeback NY ニューヨークへ再び

ナイアガラフォールズ駅にやっと到着したアムトラック

今日は一日かけてニューヨークへ戻る。

●アムトラックは快適だけど遠い。。

ちょっと早めに宿をチェックアウトし、カナダ側のナイアガラフォールズ駅へ。電車の時間まで30分以上ある。

荷物のタグやアメリカの入国フォームに記入をしている間に、定刻の出発時間10:30に。ただ、ボーディングのアナウンスも特になく、乗客も待合室から一向に動こうとはしない。しばらくすると、10:55に到着しますとアナウンスが。トロントからはるばる来る電車なだけに、多少のディレイは仕方ない。また、しばらく待ち10:55。

あと10分で到着します。

またか。また、10分待つ。

あと5分で到着します。

まあ、そのうち来るだろう。

もちろんその5分後にも電車が来ることはなく、結局それからアナウンスもないまま、電車は11:30にようやく到着。いったい、あと5分という情報はどこから手に入れたのだろう。待ち合わせに遅れる人の電話じゃないんだから。

電車に乗り、5分程でアメリカ入国。アムトラックでのカナダ入国時と同様にパスポートコントロールの係員が乗り込んでくる。今回は、長い質問と共にアメリカを離れる航空券のチケットを見せろと指示された。持っていたワンワールドのeチケットはメキシコ行きの日程を変更する前のものだったが、問題なく審査をパス。晴れてアメリカ再入国完了。

それから電車に揺られること10時間ちょっと。22時にようやくニューヨーク PENNステーションに到着。アムトラックは快適だけど、やっぱり遠い。。

●エリスちゃんと再会

ナイアガラフォールズに行く前にニューヨークで泊めてもらったエリスちゃんが、またしても泊めてくれるというのでお言葉に甘えてクイーンズにあるエリスちゃん宅へ。

愛猫のシロ、エリスちゃんの彼氏にも出迎えられ、今日からまた2泊お世話になる。

ちなみに、ナイアガラの滝だったら電車と同じく50ドルくらいで飛行機が飛んでるらしい。飛行時間は40分だって。。

エリスちゃんの彼氏、なんでこの間はいなかったのさ。

今日は一日移動で終了。明日はニューヨークの街を見に行く。

Posted by Katsuya on 14th 10月 2010

Go to Niagara Falls 再びカナダへ!

大自然の中を走るアムトラックの車窓から。紅葉が美しい

今日はニューヨークからナイアガラフォールズ カナダ側へ移動する。

電車の出発時間は7時15分。30分前までには来てねと言われていたので、皆がまだ寝静まる5時に起床。昨日も寝るのは遅かったし、今日も仕事なので起きてきた猫のシロ(Shiro)だけにさよならを伝え、5時半にはエリスちゃん宅を出る。

スモールワールド。3人とはきっとどこかでまた会える。

●快適!アムトラック

6時半にはPENNステーションに到着し、ゲートが開くのを待つ。

出発ゲートの前には続々と列が伸びていき、出発15分前にようやくゲートオープン。パスポートチェックの後、電車へ乗り込む。久しぶりの長距離列車。普段の狭い飛行機やバスの座席と違ってやっぱり電車のシートは広くて快適。アメリカ人の体系を考慮してか日本の新幹線より一回り大きいシートは何時間でも乗ってられそうだ。WiFiは飛んでないけど、席に電源は付いてるし。

紅葉のきれいな景色を車窓から眺めつつ、快適なアムトラックを楽しむ。しかし、遠い。

●電車の中でパスポートコントロール

ようやく16時過ぎにアメリカ側のナイアガラフォールズ駅へ到着。カナダ側のナイアガラフォールズもすぐ近く。ということで、もうすぐ到着かと思ったが、アメリカとカナダの国境の川を渡り、カナダ側のナイアガラフォールズ駅に電車が停車してからがまた長い。

それは、長いアムトラックに乗っている全員を端からパスポートコントロールしていくからだ。停車中の電車に乗り込んできたカナダの税関は乗客を順番に入国審査を行っていく。質問は相変わらず多いが、無難にこなし無事カナダへの再入国が完了。その後も、1時間程電車の中で全員が終わるのを待ち、ようやく電車から降りることができたのはもう夕方。

そこから予約した宿へ歩いていく。

○ニューヨークからナイアガラの滝への行き方

ニューヨークのペンシルバニア駅からナイアガラの滝行きのアムトラックが出ています。カナダ側のナイアガラフォールズ駅へ行くには、行きも帰りも1日1本なので、前日にチケットを購入しておくのが賢明。

ニューヨークからナイアガラの滝へ電車移動費用:片道1人56ドル

●今日は移動で終了

カナダといえば木のマークのHI系ホステル。これまでずっと快適だったので、今日もナイアガラフォールズのHIに泊まる。

早速、チェックインし一息ついてからキッチンで夕食の準備。自分の米を料理に使ってもいいよと言ってくれる日本好きの優しい元K-1選手がいたり(KIDとも2回対戦したって言ってた)、他にもシーズンオフのナイアガラはゆったりとした雰囲気でなかなか過ごしやすい。

今日は移動だけで終わってしまった。明日いよいよナイアガラの滝を見に行く。

●ナイアガラフォールズの安宿「HI – Niagara Falls」

ナイアガラのHI「HI - Niagara Falls」もなかなかいけてる

カナダ側のナイアガラフォールズ駅から歩いて5分くらいとかなり近い。ナイアガラの滝までも歩いて30分くらいでレインボーブリッジまで行けるので、ロケーションがかなり良いナイアガラの滝周辺の安宿。

キッチンや共有スペースも広く、無料のWiFiやネットにつながった無料PC、無料コーヒーなどサービスも問題無し。ドミの部屋が若干狭く、部屋はほぼ寝るだけスペースだが、共有の水回り設備もきれいで快適。

さすがカナダのHI系ホステルは期待を裏切らない。

宿泊費用:ドミ1泊1名 25CAD(税別)

Posted by Katsuya on 13th 10月 2010

In NewYork ニューヨークの美術館巡り

有名な画家の代表作が凝縮されたMoMAのコレクションはやばい

明日はナイアガラの滝を見に行くので、ニューヨークの街を見れる時間は限られている。

●ニューヨークの中心駅

出勤するエリスちゃんと一緒に5人で家を出る。

まずはペンシルバニア駅(通称PENNステーション。ホントに通称してた)で、アムトラックのチケット窓口へ。ナイアガラの滝まで行くメイプルリーフ号は1日何本か走っているが、カナダ側まで行くと伝えると有無を言わさず朝7時15分発のチケットが発行された。帰りのチケットも同様に、カナダ側からだと1日1本らしい。

さて、駅での用事を済ませ外へ出てみると、さっきは気付かなかったがペン駅の建物がなかなかかっこいい。折角なので、駅前の露店で売っていたでかいサイズのコーヒーを買い、早朝のニューヨークを眺めてみる。洗練された都会の街NYには忙しそうな人々とイエローキャブが良く似合う。

そういえば、あまり海外で見かけなかった電車で寝る姿をNYの地下鉄ではちらほら見かける。それだけNYの地下鉄が安全になったのか、それともやっぱり忙しすぎて疲れている人が多いのか。

●MoMAやばい

MoMAは世界を代表する美術館だろう

今日は美術館を見て回る。

まずはMoMAの名で知られるニューヨーク近代美術館へ。

美術館の名前やおしゃれな外観、表参道にもあるMoMAのショップなどから勝手に現代美術をイメージしていたが、1880年代から1940年代のコレクションがやばい。

今まで色々な有名画家の作品を世界各国の美術館で見てきたが、NYのMoMAにはそれが一同に集結している。ピカソやミロ、シャガールやマティス、ダリやゴッホなど、これでもかってくらい豪華なキャスティング。もちろん、名前だけでなく作品の質もかなり高く、結構な代表作を集めている。さらに、作品の状態がどれも良く、芸術はお金ではないがこのフロアの時価総額はとんでもないんだろうなとつい考えてしまうほどだ。

それらの作品をより深く楽しませてくれるのが日本語のオーディオガイド。中には学生がバイトで吹き込んだような手抜きのオーディオガイドを出すところもあるが、MoMAのオーディオガイドはレベルが高かった。

実際に美術作品の収集に携わるキュレーターや、評論家などが作品それぞれについて解説してくれているので、改めてその作品、そして芸術の深さに気付かされる。

「目の前に広がる現実をリアルに画面に落とすのではなく、画面で表現された現実こそがリアルだ」とか。ん~深い。芸術家は哲学者なのかもしれない。

また、作品の補修に携わった人のこだわりもそのオーディオガイドには録音されていた。

「マティスはホントはニス加工をしたくは無かった。だから、作品の補修にはまずニスを取り除く作業から取り掛かった」など、普段目にする作品がどのようにしてきれいな状態を保っているのか、第二のアーティストとも言える彼らの仕事や、そのこだわりなど、裏方の部分が垣間見えるのがとても興味深かった。

1つのフロアでとても長居してしまった。急いで、他のフロアも見学する。MoMAはとても広い。じっくり見ていたのでは1日終わってしまうので、全てのフロアをさらっと見学。

○MoMA入場費用:12USD(S割引)

●忙しい街のランチ

NYの街の至る所でホットドックなど屋台が出ている

次の美術館への移動の途中、軽くランチ。

NYの街中にはホットドックやファラフェル(中東のサンドイッチ。懐かしい!)、ピーナッツなど色々なファーストフードの屋台(バンを改造してキッチンにしている車)が出ている。なぜ、こんなにも屋台があるのか不思議だったが、昼時になると分かった気がした。

NYはビジネスにしても観光にしても、やることが多すぎて忙しい街なのだ。だから、移動の途中に軽くランチを買ってそのままパパっと食べるのに最適なスタイルが屋台なのかも。日本でいう昼時にそこら辺で売ってる弁当みたいな感覚かな?

特にフライドピーナッツは1.5ドルと安いうえ、かなりおいしかった。

●うずまきの美術館でアイロンをかける女

渦巻きの建物が有名なグッゲンハイム美術館

次は、うずまき状の建物が特徴的なグッゲンハイム美術館を訪れる。

まずは一番上の階までエレベーターで上がり、駐車場のスロープのようなうずまきを徐々に降りながらそこに展示された作品を眺めていく。途中、スロープ以外の展示室も覗く。

こちらにもシャガールやピカソが展示してあった。中でもピカソの「アイロンをかける女」は良かった。中学校の時に美術の教科書に出てきたか何かで好きな作品だったのだが、まさかこんなところで実物を見れるとは思ってもみなかった。

外へ出ると、あっという間に日が傾いてきた。急がねば。

○グッゲンハイム入場費用:15USD(S割引)

●定番の自由の女神タダ見コース

夕日に照らされる自由の女神(タダ見)

最後は、ニューヨークのシンボル「自由の女神」を見に行く。もちろん、リバティ島へ上陸してまで見たいという感じではないので、定番の自由の女神タダ見コースへ。

普通の自由の女神定番見学コースは、バッテリーパークから専用のフェリーに乗って行くのだが(今日もそこには長蛇の列が!)、ただ見るだけで1人12ドルかかってしまうので、無料で自由の女神を見学するコールも今や定番となっているようだ。

グッケンハイム美術館最寄の地下鉄駅から乗り込み、Bowling Green駅で地下鉄を降りる。そのまま島に帰る住民に紛れ、Staten Islandへ渡る無料フェリーに乗り込む。ちょうど夕方の帰宅ラッシュでフェリー乗り場は大混雑。それでも大きなフェリーは次々と乗客を飲み込み、出発時間にはすっかり平らげてしまった。それでも、フェリーの中はゆったりスペース。フェリーってすごい。

自由の女神がある方向のデッキへ出る。

秋の夕暮は少しだけ肌寒いが、それでもデッキの席はちょうど満席くらい。フェリーの中が混んでるわけでもなく、寒いのにわざわざ外へ出ている人たちは間違いなく観光客。分かりやすい。

自由の女神無料クルージングは20分程で終了し、目的のStaten Islandへ到着。ちょうど夕日の時間と重なったため、沈んでいく太陽に照らされる自由の女神はとても幻想的で美しいNYのシンボルだった。

もちろん、このフェリーの航路はStaten Islandへの最短を通るため、リバティ島からはちょっと離れている。自由の女神のサイズはそこまで実感できないのであしからず。

●5人で最後の夜

エリスちゃん宅へ帰る途中、偶然にも一緒に泊まっている台湾の2人と会いそのまま4人で帰宅。彼らは6か月の旅行期間を終え、アメリカの後は台北へ帰るそうだ。ちなみに、今回の旅でウチらが事前に用意したビザはインドビザのみ。それ以外はビザ不要の国が多く、必要なエジプトやシリアでも国境で取得できた。しかし、台湾の2人はヨーロッパやアメリカ、それ以外の国でもビザが必要なことが多く、準備するのが大変だそうだ。日本のパスポートが恵まれているということを実感する。

エリスちゃん宅へ帰り、今日はトルコ料理を囲みながらまた旅行話。面白いことに、訪問している国や見どころは結構かぶっている。2人のエイサーのPCで旅行写真のスライドショーを見ていると、なんだか見覚えのある顔が。

ノルウェーのオスロで泊めて頂いたヘルガさんご夫婦だ。なんと彼らは台湾でヘルガさん達を自宅に招いたそうだ。

スモールワールド!

#英語でもそう表現するんだね

そして、ここにいる5人は偶然にも皆同い年。
なんだかホントに世界って狭いかも。

明日は、地図上だとちょっとの距離のナイアガラフォールズへ電車で9時間かけて移動する。

Posted by Katsuya on 12th 10月 2010

Go to NY ニューヨークへ到着!

ダラス上空から@PENジオラマモード

今日のフライトもダラスFort Worth空港から。

昨日の教訓を活かし、今日はTRE(電車)を使わず、駅前から直接バスで空港へ向かう。

South Irving駅前から7:00出発の#408のバスに乗る。40分くらいで、空港の駐車場South Remote Parkingへ到着。そこから無料のシャトルバスでダラスFort Worth空港へ8時過ぎに到着。昨日の電車2時間待ちがうそのように、空港までの移動は非常にスムーズ。路線さえ分かれば小回りの利くバスの方が足としては便利なのかもしれない。

●US Airwaysを乗り継ぎ、いざニューヨークへ

チェックインカウンターで預け荷物代1個25ドル(WEBチェックインだと23ドルだったのに。。)を払い、セキュリティーゲートをくぐる。国内線の移動となると、入国の時のような執拗なチェックはない。いつものように空港ラウンジで無料の朝食をゲットし、アメリカ国旗を尾翼に記したUS Airwaysの機体に乗り込む。

ダラスからニューヨークへの経由地シャーロットダグラス空港。外はUS Airwaysばっかり

ダラスFort Worth空港を10時過ぎに出発したエアバスは、現地時間13時半に乗り継ぎ地であるシャーロットダグラス空港に到着。ここでもラウンジ利用を楽しみにしていたのに、US Airwaysのプレミア会員専用のラウンジばかりで通常のラウンジがない。何気なく外を眺めると、US Airwaysの同じカラーリングの飛行機しか停まっていない。以前使った空港でも、EasyJet一色のところもあったし、ここも同様なんだろう。格安航空会社の勢いを感じる。

空港のバーガーキングでアメリカンなランチを取り、16時過ぎのニューヨーク行きに搭乗する。気圧の変化についていけなかった変な感じの鼓膜をそのままに、寝不足のフライトはあっという間に到着地ニューヨークへ。

○今日の格安航空会社:ダラスからニューヨーク

ダラスからニューヨークへはUS Airwaysの便を使用。ヨーロッパと比べ、そこまで激安の航空券は見つからなかったが、そんな中 US Airways は安い方かも。その分、ダラスからニューヨークへはダイレクトではなく、乗り継ぎ便となった。

ダラスからニューヨークへの移動費用:1人当たり

運賃64.19 + TAX24.71 +荷物25 = 113.9USD

●Five Asians!

今日からニューヨークで2泊お世話になるのは、あきえのカウチサーフィン友達エリスちゃん宅。彼女は、英語、インドネシア語、中国語をネイティブに操る、グラフィックデザイナーのアジアンニューヨークガールだ。

到着したニューヨークLaguardia空港から、バス、地下鉄と乗り継ぎ、彼女の住む街の地下鉄駅へ。駅に到着し電話をすると、駅まで迎えに来てくれた。顔はウチらと同じく完全にアジアンだが、彼女の持つおしゃれな雰囲気はまさに”クールなニューヨーカー”な感じ。世界の中心で活躍している同年代と会うと、少し羨ましいがそれと同時に大きな刺激を受ける。

駅から会話をしつつ家へ帰ると、到着したエリスちゃん宅の玄関にはもう2人のアジアンが帰りを待っていた。ウチらが泊まらせて頂くのと同時に台湾から旅行中のカップルも現在ステイしているのだ。ちなみに、台湾人のお二人も世界一周の旅行中とのこと。

Mac miniかG5のどっちかでオーダーしたドミノピザを囲みながら、5人のアジアン+猫のシロ(Shiro)はもちろん旅行話で盛り上がり、NY初日の夜は更けていくのでした。

Posted by Katsuya on 11th 10月 2010

Go to dallas アメリカ入国!

ダラスFort Worth空港最寄の駅。何もないうえ、電車2時間待ち

カルガリー空港で1時間程睡眠をとり、フライト2時間前の朝5時にチェックイン。

セルフチェックイン機でチェックインすると、またしても搭乗券ではなく、unableなんちゃらと書かれたドキュメントが印刷されてきた。嫌な予感。。

●アメリカ入国にはやはり厳しいチェックが

急いでカウンターへ聞きに行くと、今回はノーシートではなくESTAの登録の有無を確認するためだった。良かった。

以前登録したESTAの登録完了画面をiPadに表示し、カウンターのお姉さんにパス。iPadの画面から登録番号を確認し、無事ボーディングパスが発見された。すんなりと画面の拡大やスライドなどiPadを操作するしぐさを見ていると、iPhoneユーザーだろうか。もはや世界標準となったiPhoneのユーザーインターフェースにちょっと感心。

いつものようにチェックインカウンターではバックパックを預けず、荷物を持ったままアメリカ行き専用のパスポートコントロールへ進む。入出国の用紙を記入し、審査官の元へ。このところ、審査官にはなぜかたくさん質問をされるが、カナダ出国(アメリカ入国)でも同様だった。アメリカではどこに泊まるのか、アメリカの次はどこへ行くのか、いつ日本に帰るのかなど、その他様々な質問をされ、最後に両手の全ての指と顔写真を採取され無事イミグレを通過。

ここでようやくバックパックを預かってもらえた。アメリカ入国を拒否される可能性もあるので、荷物預かりはパスポートコントロールの後なのだろう。

続いて、セキュリティチェック。手荷物のX線や金属探知のゲートなど設備はいつもと同様なのだが、かなりチェックが徹底している。手荷物は何度も何度もX線を行ったり来たりし、バッグの中身を全部出さされている人もいた。2時間前にはチェックインカウンターに並んでいたが、セキュリティチェックに並ぶ間に残すところ30分とフライトまでの時間が迫ってきた。それでも、列はなかなか進まない。

ようやく順番が回ってきて、手荷物のチェックと金属ゲートをくぐり、さらにCTスキャンのような全身スキャンを撮られ無事チェックをパス。急いで免税店でタバコを買い、搭乗ゲートへ歩いていく。空港のアナウンスで早く来てねと名前を呼ばれつつも、何とかぎりぎり間に合った。チェックインカウンターには2時間前からチェックイン開始と書いてあったが、2時間だと結構ぎりぎり。

●移動するだけで一苦労のダラス

カナダのカルガリー空港を7時に出発したAmericanAirlineの飛行機は、現地時間11:45にダラスFort Worth空港へ到着。第29か国目アメリカ合衆国へ上陸!

昨日予約したホステルへ向かうため、行き方を確認する。空港からバスに乗り、電車に乗り換えればすぐに着きそうだ。まずは最初の目的TRE(電車)の駅を目指す。

ダラスFort Worth空港からは無料のシャトルバスが出ているため、シャトルバスに乗りまずは中継地点であるSouth Remote Parkingへ。空港の駐車場だが、空港からは結構離れている。

空港の駐車場でTREの駅行きバスを待ち、ようやく到着したバスに乗車。駐車場から最寄の駅まで、これまた結構離れている。ようやく最寄のTREの駅に到着し、これであとは電車に乗れば2駅で宿最寄の駅だ。

駅の券売機でチケットを買い、ホームにある時刻表を見る。今は12時45分。12時代の電車はもう行ってしまった後だ。次の電車は…、14時半。。ダラス、電車なさすぎ。。

●宿でも待ち時間

駅周辺には屋台のホットドック屋が一つあるのみで、見渡す限り何もない。駅にある自販機は全て現金を投入する部分が壊されている。何もないプラットフォームでとにかく待つしかないか。。

10月のダラスは思いのほか暑い。カルガリーから移動してきたからかもしれないが、Tシャツ一枚でも日向にいると汗をかくくらいだ。1.5ドルのホットドックは簡単なものだが、アメリカを感じさせる味付けで結構いける。

ホームには徐々に人が集まってきた。乗る方面を間違ったら命とりなので何度も方向を確認し、目的のダラス方面の電車がようやく到着。市内行きの電車なのに2階建ての車両が長く連なったやけに大げさな列車に少し不安になりながらも、乗車した電車は2駅で目的の駅へ到着。

駅から徒歩で移動し、宿に到着すると閉ざされたエントランスには張り紙が。人の気配が一切無い、一軒家風の安宿にまたしても不安に。張り紙に書いてあった番号に電話すると15分待って!と。普段、宿にスタッフは常駐していないのだろうか。

電話してから約30分。ようやくスタッフが到着。昨日、今日と移動と待ち時間ばかり。。

●それでも物価は安いダラス

これだけ買っても1人400~500円。アメリカ意外と安い

一息入れた後、ご飯を食べに外へ出る。スタッフお勧めのステーキハウスは残念ながらCLOSEだったので、スーパーで食材を調達することに。

意外と物価の高かったカナダと比べると、ダラスの物価は安い。大型スーパーだからかもしれないが、今日の夕食、明日の朝、昼と食材を山ほど買っても日本円換算で1,000円くらい。輸出企業はじめ日本の経済にとってはマイナスだが、円高米ドル安の恩恵をひしひしと感じる。

ということで、宿のキッチンで豪華なディナー(って言っても1人500円にも満たない)を作りテキサスのサーロインステーキを堪能。

明日は午前中の便でニューヨークへ移動する。

●ダラスの安宿「Dallas Irving Backpackers Stop」

ダラスFort Worth空港からも、ダウンタウンからも近く(電車の本数は少ないけど。。)、最寄のSouth Irving駅や近くの大型スーパーからも歩ける距離なのでもろ車社会のダラスでは便利な安宿。

一軒家に少し手を加えた感じのホステルなので、リビングスペースやキッチンは立派。ベッド数も少ないため、共有スペースが混むこともなくゆったりと使える。無料WiFiや無料のPCもあり、不安になる外観とは異なり快適な安宿。

4ベッドドミ1泊1名:25.56USD