Archives for "ポトシ(Potosi)"

Posted by Akie on 11th 4月 2011

SAJAMA HOT SPRING サハマの温泉

クスコに滞在していたとき、何人もの旅人が言っていた。
”ボリビアの温泉、サハマはヤバイ。”

○リャマと温泉天国、サハマ国立公園

富士山が二つ、パタゴニアのパイネ&フィッツロイにありそうな山も一つずつ。
ベースキャンプしつつ、6000m超級の山にアタック出来る世界有数のトレッキング&クライミングスポット。

それがボリビアにあるサハマ国立公園。

なんだけれど、日本人に人気なのは登山でもトレッキングでもなく、
この国立公園に湧き出ている温泉!

海外の温泉のイメージ。
どうせぬるいんでしょー とか プールみたいなアレでしょー。とか・・

でも、ここは違いました。正真正銘、日本レベル:bikkuri:
富士山を眺めつつ、温泉に入り疲れをとる。。

そんな日本人なら誰もが憧れる場所でした。

○いざ、温泉へ~

温泉までの道のりは結構果てしない。

でもその先に温泉が待っている!と思うと、苦に感じない・・
のは日本人の凄いところ?
(温泉嫌いのかつやは嫌そうだけど)

まずはバスターミナルへ。

ここで最初の目的地までのチケットをゲットし、バスに乗り込む。
※詳しい行きかたは2日目のブログにて。

乗客ガラガラ。その割には発車本数の多いバスは目的地目指して進んでいく。
その時間、およそ2時間。
ウトウトと眠~くなったところでバスは最初の目的地、パタカマヤに到着。

○早い者勝ち、1日1便のコレクティーボ。

パタカマヤは、のんびりとした田舎町。

次なる目的地へは1日1本のコレクティーボにて移動。

既に温泉に言ってきた旅人からは、
「人数が集まらないとなかなか発車しない。
10時位から人数を集めだすけれど、結局揃うのは13時頃。
あんまり早く行っても暇だよ。(早くても)11時くらいでいんじゃないかなー」
と聞いていた。

が。

私たちが着いた11時には、コレクティーボはほぼ満席!
私達とヨーロピアンツーリスト1名が乗り込み、残り僅か1席に。

ぎりぎりセーフ!
早めに行くのに越したことはないかと。
この日は人数が早めに集まったため、12時に出発しました。

満員御礼のコレクティーボは満載の人と荷物を載せて走り出す。

ここからサハマ国立公園までは180km、3時間ほど。
途中うっかり寝たりしながらサハマを目指す。

いい景色だな~

午後17時。予定より1時間遅れでバスはサハマ国立公園に到着。

日没まで残り僅か2,3時間。

温泉までは、ここから更に2時間ほど歩かなければならない。
早くしないと日もくれちゃうし、急がないと!

事前に聞いた話しだと、運がよければヒッチハイク可能
温泉手前まで車で連れて行ってもらえるとのこと。
ただ、通る車はめったにいないので見つけ次第ヒッチするのがポイントらしい。

うちらの場合は残念ながら車は1台も現れず。歩いて温泉を目指した。

温泉までの道は簡単。ひたすらまっすぐ道を進み、
遠くに見える黄色い家(温泉の目の前にあるホテル)を目指していけば良い。

ひたすらまっすぐの一本道。

それなのに。

まさかの迷子。

黄色い家は目の前にあるのに、
気づけば目の前には大きな川が立ちふさがり、向かい岸まで行くのは無理そうな状況に。

どこで道、間違えたんだろう・・:taran:

道を聞きたくても尋ねられる人もいなく、標識もない。
まわりにいるのはリャマ・リャマ・リャマ・・・


暗くなってきた・・

国立公園入り口まで引き返す事も考えた・・が、

絶対どっかに川の切れ間があるはず!!

そう信じて歩いて渡れそうな所を探す。
なんとか、比較的水位の低い場所を発見!

と、

わんわん:bikkuri::onpu2:

いきなりワンコ登場。
しかも人懐こくてかなりかわいい。

私達が川を渡ろうとしていると、
道案内でもするようにスッと向かい岸までジャンプしていった。
向こう岸で私達を待つわんこ。

その姿にも背中を押され、靴を脱ぎサンダルに履き替え川に足を入れる・・
つ、冷たーーーーーっつ><

気合の川越えで見事向かい岸へ到着成功。

周りは既に真っ暗

周りには細い溝のような川がたくさん流れており、
気をつけて歩かないとちょっと危ない感じ。

案内人のガイドに従い、目的地を目指す。

温泉への道って、こんなにハードだって誰か言ってたっけ??

・・・

温泉のある黄色いホテル前に着くと、人の気配。

パタカマヤのコレクティーボから一緒だった彼だー!

同じく温泉目当てでサハマへやってきたドイツ人のフェリス。

彼は迷子にもならず、結構前に到着したそう。
そしてフェリスからは悲しいお知らせが。

「黄色いホテル、誰もいないんだ。今日泊まることは不可能っぽい。僕達野宿だね・・

えーー!

ここまで来れば、暖かい部屋でゆっくり出来ると思ってたのに。

「私達、野宿出来るような装備、今日持って来てないの。。」
そういうと、彼はマットレス代わりに大きなビニール袋と布を貸してくれた。

なんて優しい・・涙。:namida:

寝袋だけは持ってきていたので、なんとかこれでしのげそう。

欧米人ツーリストは無償の優しさが多い気がする。

○やっと温泉!

寝床が確保出来たところで念願の温泉へ入ることに。

ここの温泉は、一見ただの川みたい。
最初みたときは、なんてナチュラルなんだろーと新鮮に感じた。

湯加減のちょうど良い温泉に浸かり、しばし寛ぐ。
外の気温はぐんぐん寒くなっていくけれど、温泉に入ってる分には問題はない。

あー、朝までずっと入ってたいなー

湯加減は、源泉の近くが一番熱め。日本人好みのいい温度。
フェリスは熱すぎず、ぬるすぎない中間エリアがお気に入り。

3人で独占する天然露天風呂。

最高すぎる・・

空には星が満点。

天の川が虹のようにかかってる。その天の川の中を流れる無数の流れ星。
この星の数、ウユニの宇宙越え。

「明日は月が去り、星が去り、太陽がやってくるとこを
温泉入りながらみたいんだ。」

フェリスの粋な言葉。

それ、乗った!

明日は早起きしてそれを楽しもう。

ひとしきり温泉を満喫したところで
寝袋にくるまり就寝。

ワンコが近くでワンワン吠えている。

いい警備員・・

つづく。

あきえ:a_house:

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Posted by Katsuya on 31st 3月 2011

Prison in Lapaz ラ・パスの刑務所ツアー

ラパスといえば日本食のけんちゃん

ポトシからの夜行バスは、6時にラ・パスのバスターミナルへ到着。

●ラ・パスの刑務所ツアーを探す

前回と同じく、今回もラ・パスの宿はエル・ソラリオ。

しかし、朝の6時過ぎに行くも、今は満室ということで、チェックアウトの時間まで待つことに。

10時過ぎ、無事部屋を確保することができた。

さて、ラ・パスと言えば刑務所にかなり特徴があるらしい。

以前、どこかで会った旅人に「ラ・パスにはジェイルツアーというのがあって、おもしろい」と聞いたことがある。歩き方には一切載っていないので、試しにロンプラを見てみると確かにラ・パスの刑務所の話が載っていた。

どうやらラ・パスの刑務所は独立したコミュニティで、中で囚人が商売を行い、自分の部屋の鍵を持ち、家族と暮らし、ペットまで飼っているらしい。さらには、部屋(監獄?)もお金を払って借りないといけないという。もちろん、自分で稼いだお金で。

これはおもしろそう。

ただ、旅行代理店に聞いてみるも、今はもうジェイルツアーを扱っていないらしい。見学したいのなら、警察と交渉したほうがいいとのこと。

ということで、教えてもらった地図を頼りにラ・パスの刑務所に行ってみる。

ちなみに、ラ・パスの刑務所のある場所は、サン・ペドロ教会隣のサン・ペドロ広場に面するAcosta通りにある。

ラ・パスにある噂の刑務所外観

噂では警察にお金を払ってツアーをやってもらうというが、正門を見張っていたポリスに「中を見たい」というと、家族か兄弟など面会者がいないと入れることはできないという。

何か今日は一般人で溢れかえっており、何かの特別な日なのだろうか。

裏門に回ると、欧米人ツーリストが5,6人で門番と交渉している。ガイドのような現地の人も一緒だったが、結局中には入れず。

もう、ラ・パスの刑務所ツアーはやっていないのだろうか。残念。

●ラ・パス日本人会のチャリティーコンサート

ラ・パスでは、今から1ヶ月前くらいに大きな水害があったらしい。

その被害への義援金として、今回のコンサートの売り上げがすべて寄付されるという。

最初のプログラムは着物ショー。

ラ・パス日本人会のチャリティーコンサート。まずは着物ショー

会場はほとんどが現地のお客さんなので、結構盛り上がっていた。

次は、ビッグバンドによるフォルクローレというボリビア音楽の演奏。

ラ・パス日本人会のチャリティーコンサート。ビッグバンドによるフォルクローレの演奏

演奏レベルも高く、なかなか楽しい時間でした。

最後は、日本人ギタリストによるギターソロ。会場が冷え切ったところで休憩・・・のはずが、ここで多くのお客さんが退席。

ラ・パス日本人会のチャリティーコンサート。日本人ギタリストによるギターソロ

ということで、うちらも日本人会館の上にある日本料理「けんちゃん」に避難。

南米の魚「トゥルーチャ」をふんだんに使った、トゥルーチャ刺身定食。

これがまたヤバイ。

トゥルーチャの味はサーモンをもうちょっとさっぱりさせたような、かなり美味しい魚。

65ボリ(約800円)とボリビアの物価を考えると、とんでもない高級料理だが、日本でも食べられないとびきり美味しい日本食なので、ついつい頼んでしまう。

ラ・パスの日本食料理屋けんちゃんのトゥルーチャ刺身定食

他の料理もかなりレベルが高い。

ラ・パスのけんちゃん。もしかしたら、世界一おいしい海外の日本食屋なのかもしれない。

ラ・パスの日本食料理屋けんちゃんのみそらーめん

ごちそうさまでした。

かつやかつや

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Posted by Katsuya on 30th 3月 2011

Go to Potosi ポトシの鉱山を見学。暗闇で汗を流す男達の物語

ポトシの鉱山でコカの葉をかみながら必死に汗を流す男達

ウユニからポトシへ来た目的は、鉱山を見学すること。ポトシには、セロ・リコという銀などが取れる山があり、この街の多くの人が鉱山作業員として従事しているらしい。

●ポトシで鉱山ツアーを申し込み

ポトシの鉱山ツアーは、午前と午後の2回。

ポトシへ到着したのが、昨日の深夜なので午前中にツアー決めをし、午後から参加することに。

事前に得ていた情報だと、カテドラルに隣接する通り「Lanza」にあるSilver Tourが主催のため安いと聞いていたが、行ってみると残念ながら今日は休み。

ポトシの鉱山ツアーで安いと噂のSilver Tourは残念ながら今日は休み

そのため、近くの「コアラツアー」という旅行代理店にツアー内容を聞きに行くと、内容がいい感じ。
今夜のラ・パス行きの夜行バスのチケットも合わせて買うと、ディスカウントもしてくれたので、ポトシの鉱山ツアーはここで決定。

○ポトシの鉱山ツアー費用:1人 80ボリ

○ポトシからラ・パスへの行き方

ポトシのバスターミナルは市内から離れており、バスチケットを買うのは時間とお金が無駄にかかってしまう。そのため、旅行代理店で鉱山ツアーなどと一緒に買うのが便利。

ちなみに、バスチケットの旅行代理店発行手数料は、20ボリの上乗せが相場。

ポトシからラ・パスのバス運賃は、スタンダード30ボリという格安からあり、最高級のカマでも80ボリ。(旅行代理店でお願いするとそれに20ボリ上乗せ)

ボリビアの物価って素晴らしい。

ポトシからラ・パスへの移動時間:1人 100ボリ(カマ)

●鉱山作業員へのお土産にダイナマイトを買う

午後13時からの鉱山ツアー開始に合わせ、旅行代理店へ向かう。

すると、ポトシの中心部11月10日広場では、何やらお祭りが開催されていた。

ポトシの広場周辺はお祭り騒ぎ

旅行代理店の人に聞いてみると、選挙か何かでボリビアの大統領がここに来ているらしい。

お祭りで中心部周辺は込んでいたため、ちょっと離れた場所まで歩きツアーバスに乗る。

最初の目的地は、服の着替え。

全身鉱山用のウェアに着替え、長靴とヘルメット、ライトを装着。

ポトシの鉱山ツアーではまず全身鉱山用のウェアに着替え、長靴とヘルメット、ライトを装着する

その姿で皆車に乗り込むのだが、車内の風景はまるでこれから作業に向かう車のよう。

次の目的地は、鉱山作業員用のマーケット。

ここで鉱山作業員へのお土産に、ジュースやコカの葉、ダイナマイトなどを購入。若干特別価格で高かったが、これも過酷な環境で働く作業員のためか・・・。

ポトシの鉱山ツアーでは事前に鉱山の作業員への差し入れを買う

続いて立ち寄ったのが、鉱山で取れた原石を精製する工場。

大雑把な機械がウォンウォンと鈍い音を立てながら動いている。

ポトシの鉱山ツアーで見学する原石の精製工場

生成段階が進んでいっても、機械は大雑把なまま。

そして出来た銀の最終段階の製品を25~30USドル/kgでアメリカや日本、中国などに販売するらしい。kg当たり30ドルなんて、銀とは思えない価格だが、最終段階の製品はまだまだ銀には程遠く、きらきら光る土といった感じ。

ガイドが言う。

「これが、ボリビアンテクノロジーさ。」

ボリビアンテクノロジーで精製された銀の原料

最終製品でこの売り上げであれば、末端の作業員にどれほどの給料が行き渡るのだろうか。

●狭く暗い過酷なポトシの鉱山の中で働く男達

ポトシの鉱山セロ・リコへ到着。

ポトシの鉱山セロ・リコへ到着

はじめはちょっとした探検気分でガイドに着いていき、狭い坑道を進んでいく。

ポトシの鉱山ツアーもはじめはちょっとした探検気分

しかし、奥へ続く道はどんどん狭くなり、這い蹲らないと進めないくらい狭い箇所も。そして、ものすごい砂埃に、マスクをしてても咳き込む。また、ぬかるんでいる箇所ではかなり足場が悪く、それに加えてこの中は蒸し暑いため、自然とヘルメットから汗が滴り落ちてくる。

ただでさえそんな環境なのに、ここは標高4,000mという高所でもある。あまりの過酷なツアーのため、8人のツアーメンバーのうち途中で2人が脱落。

うちらはただ歩いているだけなのに、この環境の中で力仕事をしている作業員っていったい。。

梯子を使って縦穴を降りたり、ヘルメットをぶつけながら横穴を進んでいくと突き当たりで何やら作業員が石をスコップですくっている。

ポトシの鉱山で働く男達

どこからか採掘してきた石をトロッコに乗せここへ運んでくる。そして、地上へ搬出するため、トロッコからかごに石を乗せかえる作業をここで行っているわけだが、この工程すべて手作業。

何十トンとあるトロッコを男4,5人がかりでここまで押してきて、台車を横に倒し石をぶちまける。出来た石の山を何度もスコップですくい小さなかごへ乗せる。小さなかごを上の階で引き上げる。

自分でぶちまけた石が邪魔でトロッコが進まないため、そこにいる全ての作業員でトロッコを持ち上げ、レールの見える部分までトロッコをずらす。

ポトシの鉱山で働く男達。トロッコの石をぶちまける

ここでは、こんなことをひっきりなしにやっている。

次に向かったのは、作業員の休憩場所。

といっても、地べたに座ってやっとという広さの狭い暗いトンネルの突き当たりのスペースがあるくらい。

そこでは、ベテランのおじさんと青年が休憩していた。

ポトシの鉱山で働く男達。ベテランのおじさんと青年が休憩していた

ガイドが色々な質問をする。

「何歳からここで仕事してる?」とか「給料はどう?」なんてぶっちゃけた質問も。

今17歳だという青年は、コカの葉で頬に一杯にしながら浮かない顔でぽつぽつと答える。

「14歳からここで仕事をしている。金なんてちょっとしかもらってない。」

ガイドは言う。

「彼のお父さんが、彼が14歳のときにこの場所を用意してくれたんだ。。」

ガイド自身の父親も元鉱山作業員で、長年の過酷な作業がたたったのか既に亡くなってしまったらしい。

14歳から既に彼の人生が決まっている。

そして、既にそれを悟ったような表情で、その後もぽつぽつとガイドと話をする。

だって彼はまだ17歳。

暗い穴の中で食事もせず、ただコカの葉だけを噛みながら、朝から晩まで働く。

仕事のやり方も、仕事自体を選ぶ権利もまるで無いかのように。

ここの鉱山の中にトイレはない。これはどういうことか。
トイレがないということは、行きたくても行けないということ。

その為、鉱山労働者達は朝から晩まで食事を摂らず、ただひたすら暗闇の中で働いている。食事は朝と、仕事終わりの夕食のみ。

その重労働をまかなうものは?”コカの葉”
写真を見れば気づくと思うが、鉱山労働者は皆、頬をコカの葉で一杯にしている。

コカの葉には覚醒作用があるので、それで空腹を紛らわしているのだ。

おみやげにと渡したコカの葉。
これが彼らの食事なのだと思うと、複雑な気持ちにならざるを得ない。

その昔、鉱山で働く作業員は大規模なデモを起こし、選挙権を勝ち取ったらしい。しかし、今日この街にボリビアの大統領が来ていても、彼らは町でやっているお祭り(デモ)には参加せず、ただ黙々と石を運んでいる。

選挙権を勝ち取ったとしても、過酷な労働環境や貧しい生活は一向に改善せず、今となっては諦めの境地なのか。

鉱山出口へ向かう途中、たくさんの資材を積むトロッコを押すのをガイド筆頭に手伝う。

ポトシの鉱山で働く男達。役に立たないトロッコ

しかし、ろくに整備もしてないレールは、まるでその役目を果たさず、すぐに台車がレールから外れてしまう。

その度に、作業員全員で「せーの」とトロッコを持ち上げて、レールに戻す。また、すぐにトロッコはレールの外にいってしまうのに。

作業員には、どこまでの裁量が与えられているのだろう。どう見てもこの鉱山全般かなり効率が悪い。作業スペースをもう少し広くしたり、もう少し機械を入れたり、もう少しレールをちゃんと直したり、、それだけでかなり効率が上がるはずなのに、直すお金をかけるならその分作業員を安い賃金で投入しろということなのだろうか。

ツアーの途中でガイドから聞いた。

「日本で作っている多くの電化製品の基盤にも、この銀は使われている」

産業の末端で世界を支える労働者は、世界中にたくさんいる。ここで見た現実は、ほんの一部だろう。安い賃金で文句一つ言わず、ただ黙々と決められた仕事をこなす。仕事の改善を試みる裁量も与えられず。

1日の作業を終え、外で休憩している作業員のおじさんが声を掛けてきた。

「おお、日本人か。今日本大変みたいだな。がんばれよ。」

世界は一つだ。

1人1人が今出来る精一杯のことを頑張るしかない。

●夜行バスでポトシからラ・パスへ

ポトシの鉱山ツアーは、結構きつかったが色々と考えさせられた。

21時半発の夜行バスに合わせ、タクシーで新バスターミナルへ。

さっきまでの鉱山の町の質素な雰囲気とは対照的に、新バスターミナルは近代的で立派な作り。

ポトシのバスターミナルは鉱山の設備とは対照的に近代的で立派な作り

ちょっとした先進国のバスターミナルよりも立派だ。

全く異なる資本とはいえ、狭い坑道の中のズレたレールのことを考えてしまった。

定刻の21時半、夜行バスでラ・パスへ向けて出発。

かつやかつや

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Posted by Katsuya on 29th 3月 2011

UYUNI salt lake 2day 雨季のウユニ塩湖2日目

たくさんの景色を持つウユニ塩湖の朝

○たくさんの顔を持つ、朝のウユニ

朝。起きるとまだ暗い空。

昨日の夜見た無数の星たちは去っていって、代わりに月が見えていた。

ウユニの朝。昨日の夜見た無数の星たちは去っていって、代わりに月が見えていた

足元には・・昨日乾いていた場所まで来ている水、水、水・・

ウユニの水は朝増える。

聞いてた話しは本当だったんだ。

この水はどこから来るんだろう?

辺り一面水の世界。

昼間は強力な太陽の光が照るウユニ塩湖だけれど、朝はまだまだ寒い。

寒さに耐えながら見る夜明け・・から朝日。

昼間は強力な太陽の光が照るウユニ塩湖だけれど、朝はまだまだ寒い

空と地面が分からなくなる

同じ朝見たとは思えない程、くるくる変わるウユニの朝の顔。その1

同じ朝見たとは思えない程、くるくる変わるウユニの朝の顔。その2

同じ朝見たとは思えない程、くるくる変わるウユニの朝の顔。その3

同じ朝見たとは思えない程、くるくる変わるウユニの朝の顔。その4

同じ朝見たとは思えない程、くるくる変わるウユニの朝の顔。その5

同じ朝見たとは思えない程、くるくる変わるウユニの朝の顔。その6

同じ朝見たとは思えない程、くるくる変わるウユニの朝の顔。その7

同じ朝見たとは思えない程、くるくる変わるウユニの朝の顔。その8

同じ日に、同じ場所から、同じ朝見たとは思えない。
くるくる変わるウユニの顔。

今日のウユニ塩湖にはウロコ雲が広がっている

今日はウロコ雲が広がっている。

一緒に塩のホテルに宿泊していたプロカメラマンの方は
「これじゃ撮るものないよー(泣)」

と言っていたけれど、私は結構好き。

雲がむくむく~!ではないけれど、薄い雲の中に包まれているよう。

今日のウユニ塩湖では薄い雲の中に包まれているよう。その1

今日のウユニ塩湖では薄い雲の中に包まれているよう。その2

朝日を見、朝ごはんを食べたら
ここ、プラヤブランカにいる時間も残り僅かになってきた。

ウユニ塩湖の塩のホテル「プラヤブランカ」にいる時間も残り僅かになってきた

昨日の昼からいるこの塩のホテル。

ホテルもベッドも机も椅子も、インテリアも。
ぜーんぶ塩!で出来てる(事だけが)売り文句。

ウユニ塩湖の塩のホテル「プラヤブランカ」はホテルもベッドも机も椅子も、インテリアもぜーんぶ塩!で出来てる。その1

ウユニ塩湖の塩のホテル「プラヤブランカ」はホテルもベッドも机も椅子も、インテリアもぜーんぶ塩!で出来てる。その2

うん、なんかあんまり感動はしなかったけど。
かわいいのはかわいい。

ウユニ塩湖の塩のホテル「プラヤブランカ」はホテルもベッドも机も椅子も、インテリアもぜーんぶ塩!で出来てる。その3

ウユニ塩湖の塩のホテル「プラヤブランカ」はホテルもベッドも机も椅子も、インテリアもぜーんぶ塩!で出来てる。その4

ホテルスタッフのおじさんはちょっとイケてないが
(宿泊者だけの時間だと大丈夫だけど
日帰りツアーの人が来て、人数多くなってくるともうダメ。。)

がきんちょくんがかわいかった。一緒に遊んだりしてのんびり過ごす。

ウユニ塩湖の塩のホテル「プラヤブランカ」のがきんちょくん1号

ウユニ塩湖の塩のホテル「プラヤブランカ」のがきんちょくん2号

ウユニ塩湖の塩のホテル「プラヤブランカ」のがきんちょくん3号

子供と遊んでるとおじさんも上機嫌。
やっぱ、かわいいよね。
有料トイレをめぐり、おじさんと揉めたくない人は是非子供と仲良くなってみて(笑)

ツアー会社の方の提供してくれるおいしい昼食

ツアー会社が提供してくれるおいしい昼食を食べたら・・
ここに滞在できる時間ももうちょっとだー

ウユニ塩湖に滞在できる時間もあとちょっと。名残惜しい。その1

ウユニ塩湖に滞在できる時間もあとちょっと。名残惜しい。その2

ウユニ塩湖に滞在できる時間もあとちょっと。名残惜しい。その3

ウユニ塩湖に滞在できる時間もあとちょっと。名残惜しい。その4

ウユニ塩湖に滞在できる時間もあとちょっと。名残惜しい。その5

昼食後、更なる絶景スポットを目指して移動。
そのとき車から見えてきたのは・・

ウユニ塩湖といえば。。おばかな方々の全裸。。

・・おばかな方々・・

ウユニは何故か、裸になりたがる人多い。
日本人でも結構裸になった人知ってるけど、
こんだけ広くって綺麗だと開放的な気分になるのかなぁ。

今日のツアーメンバーはフランスから来た女の子たち
皆で「すごいねー」て注目しつつ、車から眺めてた。

まあ、男の子はね。

よくなるよね。

ま、無理だよね。女の子は。

・・

ウユニ塩湖では女の子も全裸!

違ったみたいでした。

さっきの男の子たちに触発されちゃったのか、脱ぎ出しちゃったアメリ似の女の子。

び・・びっくりした・・

けど

ポージングも決まってて、堂々としてる姿はかっこよかった。
雑誌のモデルさんとか、CDのジャケ写みたいで。

ウユニ塩湖では女の子が全裸でかっこよくキメる!

うん。かっこいい。
それに比べてさっきの男の子達は・・
もじもじしてるよね?あのポーズ。うーん、男らしくないっ
アメリちゃんの勝ち:good:

そんなこんなで色々と楽しめる場所、ウユニともお別れして・・

ウユニ塩湖ともいよいよお別れ

次に来たのは、列車の墓場。

ウユニ塩湖ツアーに必ず着いてくる列車の墓場

昔使われていた列車が、そのまま放置されている。

列車の墓場では、昔使われていた列車がそのまま放置されている。その1

列車の墓場では、昔使われていた列車がそのまま放置されている。その2

列車の墓場では、昔使われていた列車がそのまま放置されている。その3

完全ウユニツアーのおまけ的な場所だけど
列車の上に登ったり、写真撮ったり。
意外に楽しく過ごせました。

私達のウユニの旅はこれで終了。
大きなトラブルもなく、1泊2日すごく素敵な時間を過ごすことが出来た。
ブリサに感謝:clob:
ありがとう、ドライバーのケンジさん:bikkuri1:

ウユニ塩湖ツアーも無事終了。ありがとう、ブリサのドライバーのケンジさん!

最後に。
ここウユニ塩湖では車同士が正面衝突し
日本人5人、イスラエル人5人、現地ボリビア人(運転手やドライバー)3人の
合計13名が死亡するという悲しい事故が2008年に起きている。

どうしてこんな、見晴らしのいい場所で事故なんて?
唯一生き残り、逃げたドライバーの息は酒臭かったらしい。

事件の真相は分からないけれど・・

亡くなってしまった人たちの事を思ったら
とても悲しくなった。

この事故以降もウユニ塩湖が人気の観光地であることに変わりないし、
私を含めてたくさんの日本人旅行者もここを訪れている。

犠牲者の方の冥福を祈るためには、どうしたらいいんだろう?

亡くなった方達の分まで、思いっきりウユニ塩湖を楽しんで、
ドライバーは飲酒や居眠りをしないようにする・・

明確な答えは見つからないけれど、
もう、これから先こんな悲しいことが起こらないよう
みんなで意識し続けることが大切なのかもしれない。

ウユニ塩湖で起きた悲しい事故の慰霊碑

○さよなら、ウユニ。

ウユニの町には泊まらず、そのまま夜行で次の目的地へ。

次なる目的地は鉱山の町、ポトシ。
ウユニからは夜発の便で行って、深夜0時到着予定。

スムーズに行くかと思いきや、バスは山道でいきなりストップ!
運転手が車の調子を調べるが、うんともすんともいかず・・
もしかして、このままバスの中、暗い山道の中で朝を迎えるのか??と、

諦めかけたそのとき。

立ち席のおじさん(ボリビアにはある。例え長距離バスでも。)が
自前のライトを取り出し、助け舟を出した。
みるみる良くなっていくバスの調子。

お、おじさん・・かっこいい:!:

見事バスの不調を直してくれました。

再び動き出すバス・・

おじさん一躍ヒーローでした。
(職人さんだったのかな?)

そんなトラブルもあり、ポトシの町に着いたのは
2時間半遅れの夜中2時半・・

他のバスより出発が30分早いバスにしたはずだったんだけどな。
結局どのバスよりも遅れて到着してしまった。

さっそくタクシーを捕まえ目的の安宿「La Casona」へ。

・・が!なんと満室。

他にめぼしい宿は知らなかったので途方にくれる。

この宿は人気らしく、次々と夜行バスでポトシに到着したツーリストが
タクシーで駆けつけてくる。が、当然ベッドに空きはなく・・。

安宿が集まるエリアが他にあるにはあるが、水シャワーだったりと評判はよくなく
せっかくタクシー乗って来たのに、またタクシーで追加料金を払い、そこまで行くのもバカらしい。
うーんどうしよー。

ふと向かいを見るとそこにも宿が。

値段を聞きにいってみた。

うん。そこまで高くない。しかもホットシャワー&個室、朝食付きだって。
ま、いんじゃない?
第一希望ではなかったけれど、夜も遅いし本日の宿はココに決定:bikkuri1:

○ポトシの安宿Ⅰ「コンパニーア・デ・へスス」

後で知ったのだけれど、歩き方に載っている。
(歩き方に載ってる宿情報は使えないので、最近はまともに見てない・・)

ドミトリーなし。個室のみ。部屋にホットシャワー・トイレ付き。朝食無料。
wifi・キッチンなし。
宿のスタッフが親日家で~とか書いてたけど、特にそんな感じはしない。
朝食会場のお部屋には各国のおみやげが並んでいたので、旅行好きな人が経営者ってだけ。
でも宿のおばちゃんいい人です。チェックアウト後、荷物もきちんと預かってくれます。
向かいの安宿「La Casona」に泊まれなかった場合はここでもまぁ。いんじゃないかな?
中級ホテル~て感じ。

住所:Calle chiquisaca445
宿泊費用:110ボリ(ツイン1室)

○おまけ。ポトシの安宿Ⅱ「La Casona」

お目当てだった宿。結局今回は泊まれなかったけど、旅行者の評判は高い。
ドミ・個室有り。個室の場合、ダブル・ツインともに70ボリ位。
ホットシャワー・トイレ付きらしい(たぶん)
朝食無料。wifi・PCあり。キッチンもあり。
こっちのがやっぱいいよねー。wifiフリーが素敵・・

住所:Calle chiquisaca460

あきえ:a_house:

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