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Go to Jericho パレスチナ自治区のエリコを訪れる
今日はエリコへ1Dayトリップ。
●情報が全然違う・・・
昨日、インフォで聞いた情報を元にダマスカス門へ。
早速、♯36のバスが通りかかったので聞いてみると、ダマスカス門前の乗り場ではなく、そこから100mくらい離れたセントラルバスステーションから乗るとのこと。
そこまで歩いて移動し、停まっていたバスの運転手に再度聞いてみる。するとエリコ行きは♯36ではなく、♯63のバスだそうだ。しかも、乗り替え場所もインフォで聞いたのとは違う「エザリア」という街らしい。何がなんだかわからん。
とりあえず、♯63のバスを探し乗り込む。定員に達したところでバスは出発。
●アラブ人?ユダヤ人?
テンポのいい運転をする運転手はアラブ人だろうか。それぞれの国で、最低限のあいさつなどその国の言葉で覚えるのだが、イスラエルに関してはアラブとユダヤで使っている言葉が異なるため、人によって使い分けなければいけない。
そんなバスの車窓から見えるお店の看板は、右側がヘブライ語、左側がアラビック。
○エルサレム市内からエザリアまでバス移動費用
6NIS
●イスラエルは比較的交通費が安い
エルサレムから40分くらいでエザリアに到着。そこからセルビスに乗り替えエリコまで行く。イスラエルの物価は基本的に高いが、交通費はとても良心的。移動の多い日には特にありがたみを感じる。
エリコはパレスチナ自治区だが、ベツレヘムのように分離壁があったりセキュリティチェックを伴うようなチェックポイントは無い。そのため、パレスチナナンバーのセルビスは難なくエリコに到着。
セルビスの終点から最初の目的地、悪魔に試みられた誘惑の山へ。
●誘惑の山を登る
テル・アッスルターンという遺跡からロープウエーが出ているので、まずはそこを目指す。
最初は徒歩で移動していたが、その辺の人に道を聞いてみるとどうやら遠そうだ。日差しも強くなってきたのでタクシーを捕まえるることに。そこで、道端で手をあげていると止まってくれたのは、パンを仕入れレストランに戻る途中の一般の人。
タクシーではないが1人5NISで交渉成立。5分くらいで目的地に到着。ロープウエーの高い運賃を払い山頂へ。さらにそこから徒歩で登り、ようやく教会に到着。
山からの景色は砂漠地方特有の草木の生えていない荒涼とした山に小さなエリコの街。そして、この山の中腹あたりに開いた洞窟のような穴がとてもいい雰囲気。
と、教会の入り口に目を向けると扉が閉まっている。押しても引いても開かない。ここまで来てまさかのCloseかと不安を感じていたその時、中から管理人のおじさんが開けてくれた。
扉の先の狭い通路を抜け教会へ。
隣にある洞穴やベランダからの眺めを満喫する。ここにイエスは40日間こもり悪魔に打ち勝ったのかとしばし思いにふける。
●セルビスの待ち時間で地元のおじさんと交流
今日はこの後エルサレムに戻り、ユダヤの博物館を見たかったので急いでエリコの街へ戻る。
帰り道の途中「ザアカイの木」に寄り、イエスが遠ったこの道の当時を思う。その時からこの立派は木はずーとそこにあるってのが、すごく神秘的。
さて、セルビス乗り場へ戻り、八百屋でフルーツを買った後、エザリアに戻るセルビスを待つ。
人が集まらないと発車しないセルビスに1時間程待たされ、地元のおじさん達とちょこっと交流。彼らが口を揃えて言うのがパレスティーニャは優しく、すばらしい人種だというような亊と、日本のJAICAがエリコにあるってこと、彼らはパレスチナ人としてホコリを持っていることと、日本人の亊が大好きだってことが会話の中から伝わってくる。
最後まで、何でエリコに泊まらないんだ?何でエルサレムに泊まるんだ?と答えづらい質問を浴びせかけてくるが、エリコはとても雰囲気が良くいい街だった。
●イスラエルも今日は最終日
帰りのバスでは(エザリアからエルサレムへ戻るバスは♯36だった)イスラエル側のチェックポイントで軍人によるパスポートチェックがあった。イスラエルとパレスチナの関係が何となく分かった気がする。
なんだかんだでエルサレムに着く頃には16時。ユダヤの博物館は諦め、夕食の準備や明日の出発に備え片付けなどをする。
今日で実質イスラエル最終日。
見どころも多く、文化も興味深いイスラエルは1週間以上の滞在だったがあっという間だった。
日本人の旅仲間も初めてでき、とても有意義で楽しい国でした。ちょっと寂しいけど、街に慣れてきたころにはいつも出発だ。
明日には使うお金も変わる。今日は早目に寝よう。