Archives for "ミラノ(Milano)"

Posted by Katsuya on 17th 9月 2010

Go to Poland ポーランドのクラクフへ

中世の雰囲気漂うポーランド クラクフの街

今日は、ミラノからポーランドのクラクフへ移動する。

10:45のフライトに合わせ、朝早く宿をチェックアウトしベルガモにあるオリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)を目指す。

●小さな空港って便利

ベルガモのRyanAirのチェックインカウンター。小さな空港って便利

宿の前から市内バスに乗り、ミラノ中央駅へ。ミラノ中央駅の東側に空港行きのバスターミナルがあるので、そこからベルガモのオリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)行きのバスに乗車。既にバスのチケットは購入してあったので、発車時間ぎりぎりだったがスムーズに乗車できた。

8時過ぎくらいにオリオ・アル・セリオ空港へ到着。バスを降り、入り口を入るとすぐに今回乗る飛行機会社「RyanAir」のチェックインカウンターを発見。

特にチェックインカウンターも混んでなく、直ぐにチェックイン完了。荷物を預け、空港内を探索がてら搭乗ゲートへ向かう。セキュリティゲートで簡単なチェックを受けるとそこはもう搭乗フロア。ん~コンパクト。まるで日本の地方空港で国内線に乗るかのようだ。混んでる箇所もなく、あっという間に手続完了。

おかげで結構時間が余った。空港内のラウンジは閉鎖されていたので、マックでゆったりとポーランドの情報を調べつつ朝食を取る。時間になったので、搭乗ゲートから飛行機に乗り込む。シェンゲン条約だからだろうか、イミグレもスタンプも特になくイタリアを出国。

○ミラノ市内からベルガモ オリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)への行き方

ミラノ中央駅の東側(駅を背にすると左側)にあるバスターミナルから、ベルガモのオリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)行きのバスが出ています。1時間に2本くらいあり、ミラノからオリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)への所要時間は1時間くらい。

チケットは、駅構内の売店などで「BERGAMO BUS TICKET」と入り口に書いてあるお店で買えます(買えるところは何か所もあり)。バスの時間などもそこで確認を。

ミラノからベルガモ オリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)へのバス費用:8.9ユーロ(1人分)

●クラクフ空港から市内へ

クラクフの空港から最寄の駅まで無料のシャトルバスが運行

クラクフ行きの飛行機はベルガモの出発が1時間程遅れ、予定より1時間くらい遅い13時過ぎに到着。第22ヵ国目ポーランドへ入国。

到着したクラクフの空港もまた小さめ。コンパクトな空港はすぐに預け荷物が出てくるなど手続もスムーズだし、何より移動も楽。空港のATMでポーランドの通貨ズウォティを引き出し、クラクフ市内へ移動する。

クラクフ空港を出ると目の前に駅へのシャトルバスが停まっていた。早速無料のシャトルバスに乗り駅へ移動。5分くらいで駅に到着し、そこからクラクフの市内に行けるようだ。しかし、空港の駅はただの野原にぽつんとプラットホームがあるだけ。チケットを買う場所などもない。

もしかして、空港でチケットを買っておく必要があったか。30分おきのシャトルバスは空港に戻ってしまったし、なんて考えているうちに市内行きの電車が到着。乗り込む人々を見ると電車内の券売機でチケットを買っている。良かった。ここで買えそうだ。

そういえば、さっき引き出したズウォティは最大紙幣の100しかない。券売機で使えそうにもない。む~初めての土地は色々途方に暮れる。と、ちょうど駅員が通りかかったので、チケットが欲しいと伝えると、手持ちの発券機で発行してくれた。

市内への電車は30分ちょっとで到着。近くて便利。

○今日の格安航空会社 ミラノからクラクフへ

今回乗った航空会社は「RyanAir」。オンラインで予約し、予約が完了したらオンラインチェックインを行いボーディングパス(搭乗券)を自分で印刷して空港へ持っていく。ヨーロッパで人気の格安航空会社で、ベルガモでも機体に「RyanAir」と書かれた飛行機がバンバン離陸していった。もちろん、機内のサービスなど一切なく、席も自由席だが、特に不満点はなし。

ミラノからクラクフへの飛行機移動 費用:71.99ユーロ(1人)

○クラクフ空港からクラクフ市内への行き方

空港を出るとクラクフ空港駅行きの無料シャトルバスが30分間隔で運行してます。クラクフ空港駅から電車に乗り、クラクフ中央駅まで30分ちょっと。電車のチケットは車内の券売機または車内の駅員から買えます。

クラクフ空港から市内への電車移動 費用:8ズウォティ(1人)

●中世の雰囲気漂うクラクフへ到着

クラクフの街の雰囲気はいい感じ

到着したクラクフは、駅前に大型のショッピングセンターがあり、駅を出ると第2次世界大戦の戦災を免れた中世の建物が並ぶ。街の雰囲気はとても良い。

早速、予約していた宿へチェックイン。久しぶりにちゃんとした安宿な感じ。宿にBARも併設されていて良い雰囲気だ。

その後、街へ出て明日行くアウシュビッツ行きのバスを調べたり、明後日移動するベルリン行きのバスを調べたり、歩き方に載っていた「ゴスポダ・フライドゥシャ」でポーランド料理を堪能したりであっという間にいい時間。ゴスポダ・フライドゥシャは、スタッフのお姉さんはちょっと怖いが安くておいしかった。

ついでに、歩き方に掲載されていたコーヒー屋さん「スクレップ・ズ・カヴォン」にも行ってみる。お店が見つけづらくウロウロしたが、隠れ家的なお店をようやく発見。じっくり入れてくれたコーヒーはこれまたおいしかった。

ポーランドっていい国。

明日は、ポーランドへ来た目的でもある「アウシュビッツ」へ行く。

●クラクフの安宿「Hostel Giraffe」

久しぶりの欧米系バックパッカーで賑わう典型的安宿。部屋や水回りの設備は清潔で、ドミ部屋の電源も何か所かある。また、BARが併設されていたりで共有スペースが豊富。朝食付きで、キッチンもある。もちろん、WiFi無料でネット接続のPCも1台置いてある。スタッフの対応も良く、荷物ストレージも無料できちんと保管してくれると、ここまでは完璧だが、強みでもあるBARがこれまたクセモノ。

不定期でパーティが開催され、夜中の2時、3時まで音楽ガンガン&部屋で寝ててもお構いなしに電気を付けたり消したりで、安眠はできません。パーティが行われないと、夜の部屋は静かです。

駅から徒歩15分くらい。

宿泊費用:ドミ12ベッド1泊 25ズウォティ(1人)

Posted by Katsuya on 16th 9月 2010

Galleria Ferrari ミラノからマラネロのフェラーリ博物館へ行く

マラネロのフェラーリ博物館。美しいフェラーリはもはや芸術品

今日は、ミラノ滞在の目的でもあるフェラーリ博物館へ行く。

●電車のチケットの刻印を忘れた・・・

ミラノ中央駅にあるスーパーで朝ご飯兼昼ご飯を買い、12:35の特急に乗る。フェラーリ博物館最寄のモデナ駅には14:17到着の予定だ。さて、到着まで1時間ちょっと時間があるので、電車の中でご飯を食べながら歩き方でも読もうっと。ふっと目をやったページに「イタリアの電車はチケットの刻印を必ずしてね。やらないと多額の罰金だよ」と。

やばい!忘れてた。この間、ピサに行くときもうっかり忘れてしまったが、その時は駅員が検札に来なかったので大丈夫だった。ただ、今回は特急だし検札は来るだろう。こういう時は先手必勝。「次はなんちゃら駅~」と車内アナウンスをしていた駅員を捕まえ、刻印を忘れてしまったと伝える。幸いにも駅員もイタリアーノだった。「OK!OK! 全然、ノーブロブレムだよ!」と、その場でチケットに穴をあけてくれた。

ふ~、良かったと席に着いて一息付いていると、別の駅員が検札に回ってきた。危ない、危ない。間に合ってよかった。穴の開いたチケットを見て、一瞬怪訝な顔をしたが、問題なく検札をパス。イタリアの電車でチケットの刻印を忘れたら、まず駅員に相談を!

○ミラノ駅からモデナ駅までの行き方

ミラノ駅の自動券売機でチケットを簡単に買うことができます。安い鈍行は2~3時間に1本くらいしかないので、事前にチェックを。特急は1時間に2本くらいあり。電車に乗る前にチケットへの刻印を忘れずに!

ミラノ駅からモデナ駅までの移動費用:24.5ユーロ(特急 1人分)

●いざフェラーリ博物館へ

颯爽と走るイタリアーノのフェラーリ@フェラーリ博物館前

モデナ駅を出て、売店でフェラーリ博物館への行き方を聞く。そこからバスを乗り継いでフェラーリ本社まで移動。

ホントはここでフェラーリ工場の見学もしたかったが、フェラーリの正式な所有者でないと工場見学の予約はできないとのことだったので、外から雰囲気を眺めるだけで、フェラーリ博物館へ向かって歩く。

そこから歩いて10分もかからないくらいで、フェラーリ博物館へ到着。さすが、マラネロ。博物館へ行くまでの間に何台ものフェラーリがごろごろしている。店先に置いてあったり、テストドライブのフェラーリがあったり。フェラーリ博物館前では、イタリアーノが運転するフェラーリが颯爽と通り過ぎたり。モナコとマラネロにはフェラーリが良く似合う。

○モデナ駅からフェラーリ博物館への行き方

モデナ駅前のバスターミナルNo.2から7番のバスに乗り、モデナのセントラルバスターミナルまで5分くらい(1人1ユーロ)。セントラルバスターミナルのチケットオフィスでマラネロ行きのバスチケットを購入(1人2.4ユーロ)し、プラットフォーム2番からマラネロ行きのバスに乗り、30分ちょっとでバス停フェラーリに到着。ここがフェラーリ本社前です。マラネロ行きのバスチケットは往復を買っておいた方がいいかも。

●もはや芸術品の美しいフェラーリ

フェラーリ博物館では空力パーツの細かいところまで見られる

フェラーリ博物館に入ると、まずは過去のF1マシンの展示から。順路を進むにつれ、様々なパーツが進化していくのが見て取れる。特にウイングすら無かった過去のマシンから考えると、空力パーツが年代ごとに追加されていくのは見ていて面白い。

90年代くらいでF1マシンの展示は終了。続いて、他のレースカーや、フェラーリ工場の内部写真などの展示があり、いよいよ現代F1マシンの展示室が。

F2008までの展示だったが、やっぱりF2007、F2008はかっこいい。今年はモナコくらいしか見れていないので何とも言えないが、去年の空力制限のマシンと比べると、これでもかってくらい空力パーツがゴテゴテ付いていて、それでも全体的にはスマートにまとまっている良いマシンだ。

歴代のフェラーリのF1マシンをこれだけ間近で見れるマラネロのフェラーリ博物館は、フェラーリファンにとって一度は訪れてみたい場所だろう。

続いて、市販車コーナー。

どどーんと、エンツォフェラーリが展示されていた。F1マシンを彷彿させるデザインで運転席も狭い。走るために設計された車なんだなと見てわかる。他にも、F40やF50、フェラーリ458など惜しげもなく展示されていた。

歴代のF1マシンから最近の市販車までフェラーリのフォルムはとても美しくもはや芸術品。この車がイタリアで生まれたというのも分かる気がする。

次は、フェラーリ工場の見学にマラネロを訪れてみたい。

●ミラノのドゥオーモはイタリア一美しい

ゴシック建築の最高傑作 ミラノのドゥオーモ

マラネロからモデナへバスで戻り、モデナからミラノへ。帰りは普通列車なので、2時間20分でミラノへ到着。

明日は午前中のフライトでポーランドのクラフクへ行くので、イタリアは今日が最後。既に21時くらいだが、せっかくなのでゴシック建築の最高傑作ミラノのドゥオーモを見に行くことに。

ミラノから地下鉄でドォオーモ駅へ移動し、駅を降りる。地下から地上へ階段で上がると、目の前には真っ暗な空に何本もの尖塔が伸びている。すごい迫力だ。イタリアで見てきたドォオーモの中では一番かもしれない。

14世紀後半に作り始められ、完成したのが19世紀初めというのも分かるくらい細部までこだわって作られている。最上部までの高さもものすごく、どうやってあんな大きな大理石を積んだのだろう。

ミラノ駅の立派な駅舎で始まり、ドゥオーモで終わる。芸術の都ミラノらしい。

ダ・ヴィンチの最後の晩餐とフェラーリ工場は次回で。

○モデナからミラノへの移動費用

普通列車:11.9ユーロ(1人)

Posted by Katsuya on 15th 9月 2010

Go to Milano さらばヴェネツィア

水上バスから見るヴェネツィアの美しい街並み。昼間見るとやっぱりきれい

残念ながらヴェネツィアは時間の関係上1泊のみ。

昨日の夜、WiFiは売り切れ(?)だし、ネットが使えるPCは埋まってるしで、次のミラノの予約や調べ事ができなかったので、午前中は次の準備に時間を費やす。

ようやく次のミラノでの動きが見えてきたので、宿をチェックアウトしヴェネツィアの街へ出る。

●運河からの美しい街並みとサン・マルコ広場

今回泊まった宿はヴェネツィアの街からちょっと離れた島にあるので、まずは水上バスでヴェネツィア駅まで戻り荷物を預ける。自由の身で、まずはランチ。セルフサービスのお店はヴェネツィアでも安くてうまい。ここ最近毎日のようにパスタを食べているが、太陽のようなトマトの味は飽きることがない。

その後、駅前から水上バスに乗り、ここへきてようやくヴェネツィアの街の中心サン・マルコ広場へ行く。水上バスからの景色は全くの異空間。街の動脈はすべて水路で、車はおろか自転車すら走っていない街。さらに、カラフルな建物やゴシック建築そのものな立派な建物がごろごろしている。

もちろん、路地も水路。小さなボートが建物の間に吸い込まれるように入っていく。水路脇の標識がなんかおもしろい。高級なホテルやカジノ、地元の人の家など、運河に面して水面ギリギリに玄関があったりもする。この街では水と共に暮らしている。

ヴェネツィアは路地ももちろん水路。一方通行とモーターボート進入禁止の標識がなんかおもしろい

水上バスを降り、最寄の停留所から徒歩でサン・マルコ広場を目指す。途中の通りの道は、高級ブランドのお店で埋め尽くされている。イタリアはさすがブランドの本場、店内もとてもおしゃれ。

到着したサン・マルコ広場は多くの人で賑わっていた。確かに街の中心の雰囲気たっぷり。ヴェネツィア滞在あと2時間。

サン・マルコ広場はコッレール博物館やサン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿などに囲まれており、広場の隅には鐘楼がそびえ立っている。どの建物もかなり立派。広場から四方を見回すと威圧的とも感じるくらいだ。広場に座り、しばらくゆっくりする。あっという間に駅に戻る時間に。

●ミラノへ向けて出発!

イタリアでは多くの都市を回ってきた。それでもまだまだ見切れないくらい、イタリアは魅力的だ。

さて、そんなイタリア滞在最後の都市はミラノ。ヴェネツィア駅で預けた荷物をピックアップし、17:05の鈍行列車でミラノへ向けて出発!(結構混んでる。。)

21時ちょい前くらいにミラノへ到着。電車を降りると、早速芸術の街ミラノを垣間見ることができた。広大なミラノ駅は、惜しげもなく大理石で作られすばらしい彫刻で飾られている。ミラノ駅自体がまるで宮殿のようだ。

石造りが美しい立派なミラノ駅

駅前のセルフサービスのお店でイタリアンの夕食を食べてから、予約した宿へ向かう。ミラノの地下鉄は薄暗くちょっと怖いというような情報もあったが、新しくなったのかまるで安全な雰囲気。ホームも電車も明るくきれいで、問題なく宿へ到着。

明日は、マラネロのフェラーリ博物館へ行く。

○ヴェネツィアからミラノへの行き方

ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅からミラノ中央駅まで頻繁に電車が出ています。

ヴェネツィアからミラノまでの移動費用:1人 14.05ユーロ(鈍行列車)

●ミラノの安宿「Hotel Ambra」

今回、ミラノで泊まる宿は「Hotel Ambra」。ミラノの宿は今日の朝しか探すことができなかったため、安宿の件数があまりない中での宿探しとなった。

Hotel Ambraは、中級ホテルにドミの部屋も一応用意しているという感じ。そのため、元々は普通のホテルの部屋にベッドをきつきつに並べただけで、電源が少なかったり共同のバスルームがワンフロアに一つしかなかったりと不便な点もある。

基本的には設備も清潔でスタッフも親切。WiFiが快適なスピードで使え、ベッドもホテル仕様(ちゃんとしたマットレス)で毎日ベッドメイキングもされる。ただ、地下鉄の駅からちょっと遠いことと、共有スペースが少ないことはマイナスかも。

ミラノの安宿 宿泊費用:1人1泊20ユーロ(ドミ)