Archives for "アンマン(Amman)"

Posted by Katsuya on 23rd 7月 2010

Go to syria 意外と大変。。シリアへの入国

ライトアップされた美しいウマイヤドモスク

今日は、昨日に引き続き国境越え。
ヨルダン(アンマン)からシリア(ダマスカス)へ移動する。

●セルビスの運転手がどっかいっちゃった。。

朝6時半にホテルを出発。セルビス乗り場までタクシーで移動(メーターで1JD弱)し、シリア行きのセルビス乗り場のチケットオフィスで1人11JDを支払う。オフィスのスタッフと交渉の結果、3人×11JDでOKだったのだが、オフィス側の話とセルビスの運転手とで話が折り合わず、怒った運転手は車を走らせどこかへ行ってしまった。

ということで、ウチらは待ちぼうけ。しかも、今度はオフィスのボスが出てきて4人集まらないと出発しないと言ってきた(もちろん1人11JDのまま)。若干、ボスと言い争うもすぐに別の乗客が1人来て4人そろったので、時間ももったいないし悔しいが引き下がる。7時には出発するはずだったが、結局アンマン出発は8時過ぎ…。今日の目的はシリアのクネイトラへ行くこと。果たして間に合うだろうか。

●ヨルダン出国完了。が、シリアの国境でビザ取得に時間かかる

セルビスは国境へ向け順調に進む。最初のヨルダン側国境へ到着。コントロールの事務所では、現地の人が並ぶ窓口とは別のオフィスでパスポートを預け、すぐに出国スタンプの押印完了。

セルビスに戻り、次はシリアの入国事務所へ。アンマンの日本人宿では、シリアビザは国境で簡単に取れるとのことだったが、シリア国境の係員が「なんでシリアビザ持ってないの?」と突っ込んでくる。何とか手続きをしてもらい、支払い窓口でビザ代を払おうとすると、今度はおつりのドルがないと、ここでも時間をくってしまう。早く行きたいドライバーはもうカンカン。そうはいってもウチらもどうしようもない。またそこでもめる。

結局、ビザ代はシリアポンドで払うことが出来たので、3人分1,300SPを払いやっとのことでビザをGET。そこからさらに行列に並び、ようやく入国スタンプを押してもらえた。入国に時間がかかっている外国人は他にもおり、乗ってきたバスにおいていかれてしまった人もいた。セルビスの運転手はちゃんと待っててくれてよかった。

そこからセルビスで移動し、荷物チェックや入国ゲートなど、シリアへの入国は意外と大変だ。結局、セルビスの終点(ダマスカスの郊外)に到着したのが13時45分。クネイトラへ行くための許可証を申請するオフィスが14時までのため、急いでタクシーに飛び乗る。

●クネイトラ行きの申請は間に合わず

そこまで200SPと言われたが、交渉している時間もないのでとにかく行ってもらう。しかし、飛び乗ったタクシーは残念ながら英語が全く通じず、意思疎通が困難なためクネイトラの申請オフィスへ到着したのは14時をとっくに回ってしまっていた。しかも、オフィスでは金曜日はCLOSEと言われ、どのみち今日は申請できなかった。

近くの広場からセルビスに乗り、ダマスカス市内に戻る。アンマンの日本人宿の情報ノートで目星を付けていた宿にチェックイン。今日は、朝早くから色々あってとにかく疲れた。とりあえず3人でダマスカス名物のチキンを食べに行く。

さて、クネイトラの申請場所を探すときや市内へ帰るためのセルビスを探すときなど、シリアの人はかなり親切にしてくれる。さらに、市内に着いたセルビスからホテルを探すときなど5~6人がかりでホテルまで案内してくれたり、チキンのお店を探しているときも地元のお兄さんがそこまで連れて行ってくれたりと、今までのアラブの国では考えられない程(もちろん他のアラブの国も親切な人は多いが)良い人ばかりだ。もちろん、客引きでもなく、バクシーシの要求も一切ない。シリアって素敵な国かも。

●ダマスカスの見どころを回る

カシオン山からの夜景はやばい

シリア滞在の日数は限られている。明日ダマスカスを離れる予定なので、今日のうちに見どころを見て回ろう。

初めに訪れたのがダマスカスの旧市街。時間も遅いうえ今日は金曜日なので、お店も結構閉まっていたが、ライトアップされたウマイヤドモスクはきれいだった。また、スークの途中のアイス屋は地元の人に人気のようで、皆そこのアイスを片手に旧市街の通りを歩いている。大混雑したお店でなんとかアイスをGET。ちょっと甘いが確かにおいしかった。

アイスを食べながら外でモスクを眺めていると、地元の人が話しかけてきた。そのシリア人は日本が好きで、日本に行くのが夢だそうだ。いつかは行きたいが日本入国のパーミッションを取るのが難しいらしく、行ける目途が立たないと残念がっていた。自由に世界を旅行できるというのは恵まれた環境なのだろう。また、日本に行きたいのに行けないとう外国人の話を聞くと、何とも寂しい気持ちになる。

次は、カシオン山の夜景。

旧市街前でタクシーを捕まえ、いくらでいけるか聞いてみる。One Way 500SPとかなりふっかけてくる。それから複数台タクシーを止めやりとりしていると、地元のおじさんが助けに来てくれた。間に入って交渉してくれるも、片道300SPがやっとの金額。諦めずに別のタクシーを捕まえた、ちょうどその時ポリスが登場。タクシーの運ちゃんに一言。

「メーター使ってるよね?」

「はい。使ってます」

ラッキー。値段交渉無しでメーターで行ってくれることに。ようやくタクシーを確保できた。

カシオン山から見るダマスカスの夜景はホントにきれい。地元の人たちも夜景を楽しんでおり、とてもいい場所だった。結局、カシオン山の上で1時間以上待たせてしまい、タクシー運賃は270SP程になってしまった。ただ、純粋に片道だけならメーターで80SPくらい。どんだけふっかけてくるのよ。

明日こそクネイトラへ。

●ダマスカスの安宿「ZIAD HOTEL」

ダマスカスの中心部にある安宿。アンマンの日本人宿マンスールホテルの情報ノートに記載あるのみ。典型的な中東の安宿で、空調はファンのみ、水回りも清潔とは言い難い。建物も古く、寝るだけなら問題ないといったレベル。

トリプルの部屋:1人250SP

Posted by Katsuya on 22nd 7月 2010

Go to amman ノースタンプでヨルダンに戻る

ダマスカス門前のアレンビー橋行きのセルビス

今日は、エルサレムからヨルダンのアンマンに移動する。

●セルビスでイスラエルの国境へ

朝7時にチェックアウトし、ダマスカス門前にあるセルビス乗り場へ。セルビス仕切りのおじさんに教えてもらい、アレンビー橋行きのセルビスの前で待つ。

人数が集まらないと出発しないセルビス。しばらく待つも全く人が集まらない。何かがおかしい。そこで、周辺を見回すと、近くに動きのあるセルビス乗り場が。ウチらが待ってたこのセルビス、ただ路駐してただけだ。。

動きのあるセルビス乗り場へ行き、チケットオフィスでヨルダン行きのチケットを購入。セルビスの定員人数はすぐに集まり出発(さっきの待ってた時間なんだったんだろう・・・)。

アレンビー橋手前でポリスのチェックがあり、ちょっとした車の渋滞。1台1台車体下部や乗客のパスポートをチェックしていく。大型バスが何台も待ち、その横にはボーダーの有刺鉄線が地平線まで続いている。

●無事ノースタンプで帰って来れた

ようやく順番が回ってきた。ポリスチェックはすぐにパスし、ボーダー内部へセルビスは進む。

アレンビー橋の国境で簡単な出国手続きを行い、ヨルダン入国のためのシャトルバスに乗り替える。ちょっとの距離を走るシャトルバスに2人で8.5JD(高い!)のバス運賃を支払い、ヨルダンへ入国。

パスポートは既にバスの中で預けていたため、それを窓口で受け取る。イスラエルの入出国は別紙で行ったため、最初にヨルダンに入国した以外のスタンプはない。なんか不思議だが、これで問題なくシリアにも行けそうだ。

○エルサレムからヨルダンへの移動費用(1人分)

セルビス代 36NIS
イスラエル出国税 167.5NIS
ヨルダン入国のシャトルバス 4.25JD

●アンマン最後の夜を満喫

キングフセインの国境からセルビスでアンマン市内へ。

セルビス乗り場からダウンタウンに向かうセルビスに乗り替え、マンスールホテルへ。

できれば今日のうちにシリアに入りたかったが、意外と待ち時間が多く、アンマンのホテルについたのは14時過ぎ。外も暑いし、国境越えで疲れたので、今日は最初のヨルダンでゆっくりすることに。

余ったイスラエルのシュケルをシリアポンドへ両替したり、地元のおいしいレストランやスイーツのお店でアンマンを満喫。

明日一緒にダマスカスに行く人が見つかったため、セルビスシェアでシリアへ向かうことに。

明日も早起きだ。

Posted by Katsuya on 14th 7月 2010

Go to Jerusalem ノースタンプでイスラエル入国!

ノースタンプでイスラエル入国!宿近くのダマスカス門

昨日、ルアイさんにタクシーを手配して(特別料金で!)頂き、約束のタクシーは6時過ぎにホテルへ到着。

特別料金からさらに値切り、1人4JDでキングフセイン橋へ向けて出発。1時間程でヨルダンとイスラエルの国境キングフセイン橋へ到着。

●ノースタンプでヨルダン国境を越える

ノースタンプの方法は情報ノートできちんと予習していたので、後は運次第か。

まずはX線の荷物チェック(出発ロビーの機械が壊れているのか、なぜか到着ロビーの機械を案内された)を受けた後、出発ロビーで待つ。

8時に窓口がOPENし、パスポートを提出。今日最初の「ノースタンププリーズ」。

ヨルダン側では、問題なく別紙にスタンプを押してくれた。ちなみに、ヨルダンの出国税は無くなったようだ。

パスポートを預けたまま、イスラエル行きのJETTバスに乗る。途中、車内チェックのため乗客全員がバスを降ろされ、銃を構えた格好のまま軍人がバスの中へ突入。ここはヨルダンとイスラエルの国境。物々しい。

預けていたパスポートはバスの中で返却後、スタンプを押した別紙は回収された。

●いよいよ勝負のイスラエルイミグレ

9時前にはイスラエルへ到着。

バスを降り、まず大きな荷物を預ける。その時、パスポートに荷物預かりのステッカーが貼られたが、これもシリア入国時にひっかかるらしいので、後で剥がさないと。

まずは、ロビーに入る前にパスポートチェック。ここでも「ノースタンププリーズ」と念のため伝える。

その後、ロビーに入り手荷物のX線と、金属探知のゲートを潜る。まるで飛行機に乗る前のようだ。

次に、旅行者用の列に並び、係員のお姉さんからの合図を待つ。しばらく待つと、1番の窓口へどうぞと合図があり、ヨルダンの宿から一緒だった4人でいよいよ勝負のイミグレへ。

今日最後の「ノースタンププリーズ」。

入国審査官からすかさず「Why?」。

そう。その流れ。その質問は知っている。答えはばっちり用意済みだ。

「トルコへ陸路で行く時にシリアを通るから。」さらっと答える。

特に不信感は無し。そして、他の質問も全て想定通りで「イスラエル入国の目的は?」とか「どこに泊まる?」とか、終始にこやかなやり取りで4人への尋問は終了。

無事、別紙のスタンプをGET。パスポートは無傷のまま、荷物をピックアップし、別紙が回収されるポイントを通りイスラエル入国が完了。

さっそくヨルダンディナールをイスラエルシュケルへ両替。気になるレートは街中の両替商と比べて3?4円高いくらい。

その後、バスチケットを40NIS(荷物込み)で購入し、バスでエルサレムのダウンタウンへ移動。

ホテルへチェックインするころには13時を回るくらいになってしまった。朝早くからなかなかハードだった。

ただ、エルサレムは金・土と身動きが取れなくなるので、今日のうちに見れるところを見ておこう。

●聖墳墓教会を訪れる

聖地の重みを感じるエルサレムの聖墳墓教会

ちょっと宿で情報を調べてからダマスカス門へ。

1週間分くらいの現金を入手しておきたかったが、その辺のATMはATM使用料のかかるタイプ(ATM側で手数料を取られて、さらにCITI BANK側でも取られてしまう)で割に合わないので、手持ちの100ユーロを取り合えずスーク入口付近で両替。レートは1NIS=0.2ユーロ=23円くらい。

さて、今まで色々なスークを見てきたが、イスラエルのスークは他よりちょっと洗練されている。

物価も高いが、その辺のレベルも高そうだ。

最初の見どころはスークを進み、聖墳墓教会へ。

他のチャペルと違い、さすが聖地という重みがすでに周囲の空気から感じられる。地下や上の階にも様々な形でイエスキリストが祭られている。

多くのクリスチャンの人々が巡礼に訪れており、この風景はとても美しい。

あっという間に2時間近く経ち、次は嘆きの壁へ。

●嘆きの壁を訪れる

ユダヤの聖地エルサレムの嘆きの壁

今度はユダヤ教の聖なる場所だ。

近くまで行くと、壁の向こうにはイスラムのモスクの金のドームが見える。

3つの宗教全ての聖地エルサレム。すごいパワーを感じる。

嘆きの壁では、正装のユダヤ教徒が壁に向かって祈りを捧げている。祈りの方法も独特で、興味深い光景だ。

今日はハードだった。

ピザとビールを買って、4人でピザパーティ。

しばらくゆっくりと寝てない気がする。今日は特に眠い。。

●エルサレムの安宿「PalmHostel」

ダマスカス門近くでエルサレム観光に便利な立地。部屋はあまり清潔とは言い難いが、キッチンや無料のWifiがあり設備やコモンスペースは充実している。

清潔さを求めなければ、安く快適な宿。

宿泊費用(ドミ):1泊 40NIS(1人)

かつやcat

Posted by Katsuya on 13th 7月 2010

Go to Amman ペトラからアンマンに移動。そして死海へ

死海に浮かぶペトラから一緒だった旅人と現地の人

今日は、ペトラからアンマンに移動する。

●アンマン市内に入るも突然のマシントラブル

昨日、ホテルで予約したセルビスが8時に迎えに来る。セルビスシェアの約束をした4人で乗り込み出発。

砂漠の道をひたすら進み、3時間程でアンマン市内に入る。

と、ここでドライバーが緊急停止。

ボンネットを開け、何やら調子を見ている。

これまで調子良く走っていたが、ブレーキに問題が見つかったらしい。

アンマン市内は交通量も多く、シビアなブレーキングが要求されるので、念のため車を乗り換えてくれとのこと。

何やら怪しいが、ブレーキトラブルがホントだったら走り続けるのも確かに危ない。

代わりのタクシーが到着し、乗り換える。

これまた人相の怪しいドライバーにますます不安は募るが、結局何の問題もなく目的のホテルへ到着。乗り換えたタクシーでも約束通り料金は発生せず良かった。

●日本人宿として有名なマンスールホテル

さて、到着したホテルはあの有名なマンスールホテル。

地球の歩き方にもその方の名前が出ている程、日本人好きのスタッフがいることで有名。

到着するなり、早速冷蔵庫からジュースを出してくれたり、タバコをいきなり箱ごとくれたり、今日死海に行きたいと伝えるなり特別料金でセルビスを手配してくれたりと、至れり尽くせりだ。

もし、事前にここのホテルの情報を知らずこの待遇だったら間違いなく怪しさ満天だが(まさにタダより高いものは無いって感じ)、ペトラから一緒にセルビスシェアで来た方がペトラに来る前にもここに泊まっており、その時の待遇を聞いていたので、逆にその通りで驚いた程。

その待遇の良さからか、宿には他にもたくさんの日本人が泊まっていた。

情報ノートも充実しており、イスラエルのノースタンプのノウハウをしっかりと予習する。

●定番の楽しみ方で死海を満喫

さて、死海へはホテルを15時半に出発。

宿からタクシーで1時間程で死海に到着。

噂通り死海の体験は楽しい。死海に入るとホントに勝手に体が浮き上がる。そして、ほんのちょっとでも死海の水が目に入るとヤバイくらい痛いし、口に入ると苦い。

さらに、タクシーのドライバーがすばらしい状態の泥を秘密の場所から発掘し、死海で定番の泥パック体験。

そして、定番の死海に浮きながら新聞を読む写真を撮り大満足。

ただ、はしゃぎすぎて、塩の結晶で手を切ってしまった。。

マンスールホテル名物!?の特性スパイスおにぎりをみんなで作る

ホテルへ戻ると、ルアイさんが特製スパイスのご飯を炊いてくれ、宿のみんなでおにぎりを作る。

おにぎり片手に、夜遅くまで旅の話しで盛り上がる。

●アンマンの安宿「マンスールホテル」

アンマンの有名な日本人宿マンスールホテル。スタッフのルアイさんが日本人好きで、旅の相談など色々親切に教えてくれる。設備は多少老朽化しているが、特に問題無し。

宿泊費用ドミ1泊: 4JD(1人)

かつやcat