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Diving in Cenote 神秘的なセノーテダイビング
今朝も早起き。7時出発のフェリーで、コスメルからプラヤ・デル・カルメンに戻る。
昨日は天候不順のため、コスメルでダイビングができず、昨日の段階でも今日は恐らくコスメルの海は回復しないとダイビングショップの人のアドバイスもあり、行ったり来たりになってしまうが、セノーテがあるプラヤ・デル・カルメンで今日はダイビングをする。
●神秘的な地底世界セノーテ
セノーテとは、ここメキシコのカンクン周辺、ユカタン半島特有の地形が生み出した地下の泉のこと。ここは太古からの雨水を貯水している。透明度が高く、神秘的な空間。泉内には光のカーテンが降り注ぎ神秘的な空間を作り出している。
・・そう、そんな神秘的な場所で淡水ダイビングができちゃうんです。
8時前にプラヤ・デル・カルメンにフェリーが到着し、コスメルで申し込んだダイビングショップの姉妹店のDive Mikeへ向かう。
フェリー乗り場から徒歩10分くらいでダイブショップに到着。
陽気なテンションでマイクさんが迎えてくれ、早速機材のセッティング。寒がりのあきえはウェットスーツを2枚オーダーし、BCやマスクなども車に積み込む。
セノーテのあるポイントまでは、プラヤ・デル・カルメンの港から車で30分くらい。1インストラクターに対して4人のダイバーで今日は行動する。ウチら以外は、ポーランドとフィンランドから来た奥様方。2人とも今まで30本くらい潜っているので、ウチらよりベテラン。
ハイウェイを右に折れ、舗装された道路から一転、密林の中の未舗装道路を4駆のピックアップトラックは進む。
こんなところでダイビングができるなんて。なんか、不思議。
●真っ青な水、天から降り注ぐ光のカーテン
セノーテに到着し、まずは場所の説明。
マイクに着いていき、エントリーポイントへ。
そこは洞窟のように岩が削られた場所が真っ青な水を湛え、地上と水中世界をつなぐ入り口となっていた。
やばい。ものすごくキレイ。小魚もたくさん泳いでいる。
車に戻り、重いタンクや機材を運びセットアップ。
マイクから懐中電灯を渡され、5人で真っ青な湖へエントリー。
水は以外と冷たい。
デフレーターボタンを押し、BCの空気を一気に抜く。ウエイトを着けた体はぐいぐいと洞窟の底に引き込まれていく。
初めての淡水ダイブは、耳抜きがちょっと大変。マイクを先頭に、洞窟の奥へずんずん進んでいく。
セノーテダビングは、所々地上と繋がっている部分があるものの、洞窟ダイビングのようなもの。完全な洞窟ダイビングともなると、潜るには特別な訓練が必要らしいが、セノーテも海と比べると危険のようで、インストラクターは予備のタンクも含め2本しょっていたり、5人の隊列もきちんと決められ進み方もかなりゆっくり。
暗い洞窟を手持ちの明かりで照らしながら進んでいく。海と違って地味な色の魚が多い。
すると突然、目の前に天から降り注ぐエメラルドの光のカーテンが広がる。これか。セノーテの神秘的な光景。
水中用の撮影機材を持っていないため、写真を撮れなかったのが非常に残念。
その後も、遠くの方に見える地上と繋がった部分のグリーンや、これでもかというくらいクリアで透明度の高い水を楽しみ、40分程のダイビング1本目が終了。
はじめてみる神秘的な光景に大満足の1本目絵のダイビングだったが、案の定体はブルブル。2本目までに体を温めておかねば。
●長い年月をかけて大地が作り出した不思議
軽い昼食の後、2本目のダイブ。
まだ体は寒いが、震えるほどではないので、先ほどと同じ場所からエントリー。
今回のルートはさっきとは違う。マイクに着いていき、2本目のセノーテダイブを楽しむ。
1本目に光のカーテンを楽しんだ後は、洞窟の地形を楽しむ。
いわゆる鍾乳洞。洞窟内は、長い年月をかけて鉱物が染み出してきたのだろうか、ツララのようなものが天井からぶら下がっている。中にはそれらが、天井から水底まで繋がっているものもあり、まるで神殿の柱のようだ。
「DEAD ZONE!ここから先へ行ったら死神が待ってるよ」的な看板もあったりと(そこから先の洞窟はホントに真っ暗だった)少し不気味な雰囲気もするが、それが逆にここが特別な場所だと実感できる。
ある程度水で満たされた洞窟内を進んでいくと、突然マイクから「浮上」のサインが。
まだエグジットするには早すぎる。
何かと思い、水上へ浮上するとそこにはぽっかりと空気の満たされた空間が広がっていた。
ダイバーでなければ、経験できない洞窟探検。
海の世界と異なり生命が溢れる空間ではないが、水中世界はやっぱり特別だ。
○セノーテダイビング費用:95USドル(1人)
コスメルのSTUDIO BLUEで申し込むと、通常かかる機材代が無料。
コスメルからだとプラヤ・デル・カルメンまでの交通費は自己負担なので、コスメルからカンクンへの帰りに寄りたいポイント。
プラヤ・デル・カルメンのダイビングショップはDIVE MIKE。
インストラクターのマイクさんは、陽気で細やかな気遣いのできる素敵なインストラクター。
セノーテダイビングのコースは、セノーテまで往復の車と2タンク(2ダイビング)、軽い昼食などすべて込みのため、水着とログブックだけ持っていけば大丈夫。
●明日こそコスメルの海で
ダイビングも終わり、セノーテからプラヤ・デル・カルメンへは14時過ぎには戻ってきたので、しばらくプラヤ・デル・カルメンの街を散策。
そういえば、日本の海水浴場周辺ってこういう雰囲気の街ってないかも。世界のリゾート地と言われるような所は、大体こんな雰囲気なのに。
その後、プラヤ・デル・カルメンのきれいな砂浜で帰りのフェリーまでゆったり過ごし、コスメルの宿へ帰る。
セノーテでの耳抜きが失敗だったか、サイナスが痛い。今日は、早めに寝よう。
明日こそ、コスメルで潜れますように。
かつや