Archives for "ヴェネツィア(Venezia)"
Go to Milano さらばヴェネツィア
残念ながらヴェネツィアは時間の関係上1泊のみ。
昨日の夜、WiFiは売り切れ(?)だし、ネットが使えるPCは埋まってるしで、次のミラノの予約や調べ事ができなかったので、午前中は次の準備に時間を費やす。
ようやく次のミラノでの動きが見えてきたので、宿をチェックアウトしヴェネツィアの街へ出る。
●運河からの美しい街並みとサン・マルコ広場
今回泊まった宿はヴェネツィアの街からちょっと離れた島にあるので、まずは水上バスでヴェネツィア駅まで戻り荷物を預ける。自由の身で、まずはランチ。セルフサービスのお店はヴェネツィアでも安くてうまい。ここ最近毎日のようにパスタを食べているが、太陽のようなトマトの味は飽きることがない。
その後、駅前から水上バスに乗り、ここへきてようやくヴェネツィアの街の中心サン・マルコ広場へ行く。水上バスからの景色は全くの異空間。街の動脈はすべて水路で、車はおろか自転車すら走っていない街。さらに、カラフルな建物やゴシック建築そのものな立派な建物がごろごろしている。
もちろん、路地も水路。小さなボートが建物の間に吸い込まれるように入っていく。水路脇の標識がなんかおもしろい。高級なホテルやカジノ、地元の人の家など、運河に面して水面ギリギリに玄関があったりもする。この街では水と共に暮らしている。
水上バスを降り、最寄の停留所から徒歩でサン・マルコ広場を目指す。途中の通りの道は、高級ブランドのお店で埋め尽くされている。イタリアはさすがブランドの本場、店内もとてもおしゃれ。
到着したサン・マルコ広場は多くの人で賑わっていた。確かに街の中心の雰囲気たっぷり。ヴェネツィア滞在あと2時間。
サン・マルコ広場はコッレール博物館やサン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿などに囲まれており、広場の隅には鐘楼がそびえ立っている。どの建物もかなり立派。広場から四方を見回すと威圧的とも感じるくらいだ。広場に座り、しばらくゆっくりする。あっという間に駅に戻る時間に。
●ミラノへ向けて出発!
イタリアでは多くの都市を回ってきた。それでもまだまだ見切れないくらい、イタリアは魅力的だ。
さて、そんなイタリア滞在最後の都市はミラノ。ヴェネツィア駅で預けた荷物をピックアップし、17:05の鈍行列車でミラノへ向けて出発!(結構混んでる。。)
21時ちょい前くらいにミラノへ到着。電車を降りると、早速芸術の街ミラノを垣間見ることができた。広大なミラノ駅は、惜しげもなく大理石で作られすばらしい彫刻で飾られている。ミラノ駅自体がまるで宮殿のようだ。
駅前のセルフサービスのお店でイタリアンの夕食を食べてから、予約した宿へ向かう。ミラノの地下鉄は薄暗くちょっと怖いというような情報もあったが、新しくなったのかまるで安全な雰囲気。ホームも電車も明るくきれいで、問題なく宿へ到着。
明日は、マラネロのフェラーリ博物館へ行く。
○ヴェネツィアからミラノへの行き方
ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅からミラノ中央駅まで頻繁に電車が出ています。
ヴェネツィアからミラノまでの移動費用:1人 14.05ユーロ(鈍行列車)
●ミラノの安宿「Hotel Ambra」
今回、ミラノで泊まる宿は「Hotel Ambra」。ミラノの宿は今日の朝しか探すことができなかったため、安宿の件数があまりない中での宿探しとなった。
Hotel Ambraは、中級ホテルにドミの部屋も一応用意しているという感じ。そのため、元々は普通のホテルの部屋にベッドをきつきつに並べただけで、電源が少なかったり共同のバスルームがワンフロアに一つしかなかったりと不便な点もある。
基本的には設備も清潔でスタッフも親切。WiFiが快適なスピードで使え、ベッドもホテル仕様(ちゃんとしたマットレス)で毎日ベッドメイキングもされる。ただ、地下鉄の駅からちょっと遠いことと、共有スペースが少ないことはマイナスかも。
ミラノの安宿 宿泊費用:1人1泊20ユーロ(ドミ)
Go to Venezia 水の都ヴェネツィアへ
今日でフィレンツェ最終日。夕方の電車の時間までにウッフィツィ美術館を見学する。
朝一でウッフィツィ美術館に向かったが、9時半の時点で長蛇の列。一般の(チケットを持っていない)エントリーの列に並ぶも、なかなか列は進まない。少し進んでは停止。しばらく待ってまた少し進んだかと思うとまた停止。一向に中に入れる気配がない。列を横目にするっと中に入っていくツアー客がうらやましい。
●フィレンツェのネットカフェで航空券を印刷
まだまだ中には入れなさそうなので、2人で手分けして時間を有効活用する。イタリアからポーランドへのフライトが迫っており、既にWEBチェックインを済ませているためボーディングパスを印刷しないといけない。その先も含めて6フライト分を印刷しに、中央市場近くのインターネットカフェに向かう。
フィレンツェのネットカフェは、昨日フィレンツェSMN駅から中央市場に向かう時に通ったV.Chiara通りに何軒かあった。記憶を頼りにネットカフェへたどり着き、全12枚のフライトチケットを印刷完了。漏れが無いといいけど。。
○フィレンツェのネットカフェ
フィレンツェSMN駅から中央市場に向かう途中のV.Chiara通り(最短の道より一本向こう)に何軒かあります。
ネット費用:30分 1ユーロ
印刷費用:1枚 0.2ユーロ
ウッフィツィ美術館を出発してから1時間後くらいに戻る。もうとっくにチケットを買えていたかと思ったが、まだ列の途中。結局、12時くらいにようやく中に入ることができた。
●並んだかいがあったウッフィツィ美術館
ルネッサンス美術のすべてがここにあると表される通り、ウッフィツィ美術館には見ごたえのある作品が多く展示されていた。
ラファエロの「ひわの聖母」やボッティチェッリの「春」、そして有名な「ヴィーナスの誕生」、ダ・ヴィンチやミケランジェロの作品も展示されているというとても豪華な美術館。空港並みのセキュリティチェック(液体を持ち込めないとか)を通過して中に入るのも分かる。
「ヴィーナスの誕生」という絵自体はもともと知っているが、本物を間近で見るというのはやっぱり違う。知名度の高い作品は、素人が見てもやっぱり良い作品だ。
電車の時間が迫っていたので、2時間くらいでさらっと見て終了。
●水の都ヴェネツィアへ
ドゥオーモ広場で人気のピザ屋さんのピザを急いで食べ、宿に預けた荷物をピックアップしフィレンツェSMN駅へ。
ヴェネツィア行きはなぜか鈍行が無かったので、仕方なくちょっと高いが特急のチケットを窓口で購入。16:30くらいに出た電車は2時間くらいでヴェネツィアへ到着。駅へ荷物を預け、ヴェネツィアの街を散策する。
駅を出るといきなり目の前に運河が広がる。運河の両岸には色とりどりの美しい建物が並び、ボートが行きかっている。夕日に照らされた運河はとてもきれいだ。
まずは、滞在中の足になる水上バスのチケットを駅前で購入。窓口は多くの人が並んでいたので、誰も使っていない自動券売機で購入。操作は思いのほか簡単だった。
しばらく街を散策し、そろそろ宿に向かおうかと駅に預けた荷物を取りに戻る途中、日本人のおじさん旅人に声をかけられる。
○フィレンツェからヴェネツィアへの行き方や費用など
フィレンツェSMN駅からヴェネツィア・サンタ・ルチア駅まで2時間くらい。
・フィレンツェからヴェネツィアへの移動費用:42ユーロ
・ヴェネツィア駅の荷物預かり費用:4ユーロ(5時間まで)
・ヴェネツィアの水上バスチケット費用:18ユーロ(24時間券)
●パワフルなおじさんとヴェネツィアクルーズ
彼の年齢は65歳。土木系の公務員をやっていたそうで、定年退職し今はテント片手に一人で世界旅行をしている。今日の宿が決まっていないとのことで、とりあえず一緒にウチらが予約した宿へ向かう。
ヴェネツィア滞在の宿はジューデッカ島にあるユースホステル。1番の水上バスでヴェネツィアのナイトクルーズ。ボートの上では、今までどんな国を行ってきたかなどおじさんの話を聞いたり、これから行くところの情報交換をしたりする。ガイドブックも無しに世界中を旅行し、宿はほとんどキャンプサイトでテントとかなりパワフル。とても定年退職した65歳とは思えない。
世界中には、素敵な建物や橋はたくさんある。日本の土木はとにかく安く済ませることしか考えていない。と嘆いていた。確かに、今まで世界の色々な建築物を見てきたが、それぞれの国の特色が出ていて素敵な建物はたくさんあった。建物だけではないが、日本にもうちょっとデザインに重きを置く文化があればもっと素敵な国になるかもね。
ヴェネツィアの夜は意外と静か。建物などもライトアップはされておらず、街灯に照らされたゴシック建築をしみじみ楽しむといった感じ。昼間のヴェネツィアの街も楽しみだ。
明日はヴェネツィアを観光した後、ミラノへ移動する。
●ヴェネツィアの安宿「Ostello di Venezia」
ヴェネツィアにあるユースホステル。運河沿いのおしゃれなレストランでディナーを楽しむ街なだけあってあまり安宿はなし。
清潔な建物で設備は問題ないが、良くも悪くもユースホステル。スタッフの対応も役所的で、これといったサービスや宿の特色もなし。ネットも設置されているPCで1時間3ユーロ、WiFiはログインパスのチケットが売り切れでこの時使用できず。朝食も付くが、パンが2個だけ。寝るだけなら全く問題ないけど、居心地が良いという感じはしない。可もなく不可もなくかな。
宿泊費用:ドミ1泊1人 22ユーロ