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Galleria Ferrari ミラノからマラネロのフェラーリ博物館へ行く
今日は、ミラノ滞在の目的でもあるフェラーリ博物館へ行く。
●電車のチケットの刻印を忘れた・・・
ミラノ中央駅にあるスーパーで朝ご飯兼昼ご飯を買い、12:35の特急に乗る。フェラーリ博物館最寄のモデナ駅には14:17到着の予定だ。さて、到着まで1時間ちょっと時間があるので、電車の中でご飯を食べながら歩き方でも読もうっと。ふっと目をやったページに「イタリアの電車はチケットの刻印を必ずしてね。やらないと多額の罰金だよ」と。
やばい!忘れてた。この間、ピサに行くときもうっかり忘れてしまったが、その時は駅員が検札に来なかったので大丈夫だった。ただ、今回は特急だし検札は来るだろう。こういう時は先手必勝。「次はなんちゃら駅~」と車内アナウンスをしていた駅員を捕まえ、刻印を忘れてしまったと伝える。幸いにも駅員もイタリアーノだった。「OK!OK! 全然、ノーブロブレムだよ!」と、その場でチケットに穴をあけてくれた。
ふ~、良かったと席に着いて一息付いていると、別の駅員が検札に回ってきた。危ない、危ない。間に合ってよかった。穴の開いたチケットを見て、一瞬怪訝な顔をしたが、問題なく検札をパス。イタリアの電車でチケットの刻印を忘れたら、まず駅員に相談を!
○ミラノ駅からモデナ駅までの行き方
ミラノ駅の自動券売機でチケットを簡単に買うことができます。安い鈍行は2~3時間に1本くらいしかないので、事前にチェックを。特急は1時間に2本くらいあり。電車に乗る前にチケットへの刻印を忘れずに!
ミラノ駅からモデナ駅までの移動費用:24.5ユーロ(特急 1人分)
●いざフェラーリ博物館へ
モデナ駅を出て、売店でフェラーリ博物館への行き方を聞く。そこからバスを乗り継いでフェラーリ本社まで移動。
ホントはここでフェラーリ工場の見学もしたかったが、フェラーリの正式な所有者でないと工場見学の予約はできないとのことだったので、外から雰囲気を眺めるだけで、フェラーリ博物館へ向かって歩く。
そこから歩いて10分もかからないくらいで、フェラーリ博物館へ到着。さすが、マラネロ。博物館へ行くまでの間に何台ものフェラーリがごろごろしている。店先に置いてあったり、テストドライブのフェラーリがあったり。フェラーリ博物館前では、イタリアーノが運転するフェラーリが颯爽と通り過ぎたり。モナコとマラネロにはフェラーリが良く似合う。
○モデナ駅からフェラーリ博物館への行き方
モデナ駅前のバスターミナルNo.2から7番のバスに乗り、モデナのセントラルバスターミナルまで5分くらい(1人1ユーロ)。セントラルバスターミナルのチケットオフィスでマラネロ行きのバスチケットを購入(1人2.4ユーロ)し、プラットフォーム2番からマラネロ行きのバスに乗り、30分ちょっとでバス停フェラーリに到着。ここがフェラーリ本社前です。マラネロ行きのバスチケットは往復を買っておいた方がいいかも。
●もはや芸術品の美しいフェラーリ
フェラーリ博物館に入ると、まずは過去のF1マシンの展示から。順路を進むにつれ、様々なパーツが進化していくのが見て取れる。特にウイングすら無かった過去のマシンから考えると、空力パーツが年代ごとに追加されていくのは見ていて面白い。
90年代くらいでF1マシンの展示は終了。続いて、他のレースカーや、フェラーリ工場の内部写真などの展示があり、いよいよ現代F1マシンの展示室が。
F2008までの展示だったが、やっぱりF2007、F2008はかっこいい。今年はモナコくらいしか見れていないので何とも言えないが、去年の空力制限のマシンと比べると、これでもかってくらい空力パーツがゴテゴテ付いていて、それでも全体的にはスマートにまとまっている良いマシンだ。
歴代のフェラーリのF1マシンをこれだけ間近で見れるマラネロのフェラーリ博物館は、フェラーリファンにとって一度は訪れてみたい場所だろう。
続いて、市販車コーナー。
どどーんと、エンツォフェラーリが展示されていた。F1マシンを彷彿させるデザインで運転席も狭い。走るために設計された車なんだなと見てわかる。他にも、F40やF50、フェラーリ458など惜しげもなく展示されていた。
歴代のF1マシンから最近の市販車までフェラーリのフォルムはとても美しくもはや芸術品。この車がイタリアで生まれたというのも分かる気がする。
次は、フェラーリ工場の見学にマラネロを訪れてみたい。
●ミラノのドゥオーモはイタリア一美しい
マラネロからモデナへバスで戻り、モデナからミラノへ。帰りは普通列車なので、2時間20分でミラノへ到着。
明日は午前中のフライトでポーランドのクラフクへ行くので、イタリアは今日が最後。既に21時くらいだが、せっかくなのでゴシック建築の最高傑作ミラノのドゥオーモを見に行くことに。
ミラノから地下鉄でドォオーモ駅へ移動し、駅を降りる。地下から地上へ階段で上がると、目の前には真っ暗な空に何本もの尖塔が伸びている。すごい迫力だ。イタリアで見てきたドォオーモの中では一番かもしれない。
14世紀後半に作り始められ、完成したのが19世紀初めというのも分かるくらい細部までこだわって作られている。最上部までの高さもものすごく、どうやってあんな大きな大理石を積んだのだろう。
ミラノ駅の立派な駅舎で始まり、ドゥオーモで終わる。芸術の都ミラノらしい。
ダ・ヴィンチの最後の晩餐とフェラーリ工場は次回で。
○モデナからミラノへの移動費用
普通列車:11.9ユーロ(1人)
Go to Milano さらばヴェネツィア
残念ながらヴェネツィアは時間の関係上1泊のみ。
昨日の夜、WiFiは売り切れ(?)だし、ネットが使えるPCは埋まってるしで、次のミラノの予約や調べ事ができなかったので、午前中は次の準備に時間を費やす。
ようやく次のミラノでの動きが見えてきたので、宿をチェックアウトしヴェネツィアの街へ出る。
●運河からの美しい街並みとサン・マルコ広場
今回泊まった宿はヴェネツィアの街からちょっと離れた島にあるので、まずは水上バスでヴェネツィア駅まで戻り荷物を預ける。自由の身で、まずはランチ。セルフサービスのお店はヴェネツィアでも安くてうまい。ここ最近毎日のようにパスタを食べているが、太陽のようなトマトの味は飽きることがない。
その後、駅前から水上バスに乗り、ここへきてようやくヴェネツィアの街の中心サン・マルコ広場へ行く。水上バスからの景色は全くの異空間。街の動脈はすべて水路で、車はおろか自転車すら走っていない街。さらに、カラフルな建物やゴシック建築そのものな立派な建物がごろごろしている。
もちろん、路地も水路。小さなボートが建物の間に吸い込まれるように入っていく。水路脇の標識がなんかおもしろい。高級なホテルやカジノ、地元の人の家など、運河に面して水面ギリギリに玄関があったりもする。この街では水と共に暮らしている。
水上バスを降り、最寄の停留所から徒歩でサン・マルコ広場を目指す。途中の通りの道は、高級ブランドのお店で埋め尽くされている。イタリアはさすがブランドの本場、店内もとてもおしゃれ。
到着したサン・マルコ広場は多くの人で賑わっていた。確かに街の中心の雰囲気たっぷり。ヴェネツィア滞在あと2時間。
サン・マルコ広場はコッレール博物館やサン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿などに囲まれており、広場の隅には鐘楼がそびえ立っている。どの建物もかなり立派。広場から四方を見回すと威圧的とも感じるくらいだ。広場に座り、しばらくゆっくりする。あっという間に駅に戻る時間に。
●ミラノへ向けて出発!
イタリアでは多くの都市を回ってきた。それでもまだまだ見切れないくらい、イタリアは魅力的だ。
さて、そんなイタリア滞在最後の都市はミラノ。ヴェネツィア駅で預けた荷物をピックアップし、17:05の鈍行列車でミラノへ向けて出発!(結構混んでる。。)
21時ちょい前くらいにミラノへ到着。電車を降りると、早速芸術の街ミラノを垣間見ることができた。広大なミラノ駅は、惜しげもなく大理石で作られすばらしい彫刻で飾られている。ミラノ駅自体がまるで宮殿のようだ。
駅前のセルフサービスのお店でイタリアンの夕食を食べてから、予約した宿へ向かう。ミラノの地下鉄は薄暗くちょっと怖いというような情報もあったが、新しくなったのかまるで安全な雰囲気。ホームも電車も明るくきれいで、問題なく宿へ到着。
明日は、マラネロのフェラーリ博物館へ行く。
○ヴェネツィアからミラノへの行き方
ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅からミラノ中央駅まで頻繁に電車が出ています。
ヴェネツィアからミラノまでの移動費用:1人 14.05ユーロ(鈍行列車)
●ミラノの安宿「Hotel Ambra」
今回、ミラノで泊まる宿は「Hotel Ambra」。ミラノの宿は今日の朝しか探すことができなかったため、安宿の件数があまりない中での宿探しとなった。
Hotel Ambraは、中級ホテルにドミの部屋も一応用意しているという感じ。そのため、元々は普通のホテルの部屋にベッドをきつきつに並べただけで、電源が少なかったり共同のバスルームがワンフロアに一つしかなかったりと不便な点もある。
基本的には設備も清潔でスタッフも親切。WiFiが快適なスピードで使え、ベッドもホテル仕様(ちゃんとしたマットレス)で毎日ベッドメイキングもされる。ただ、地下鉄の駅からちょっと遠いことと、共有スペースが少ないことはマイナスかも。
ミラノの安宿 宿泊費用:1人1泊20ユーロ(ドミ)
Go to Venezia 水の都ヴェネツィアへ
今日でフィレンツェ最終日。夕方の電車の時間までにウッフィツィ美術館を見学する。
朝一でウッフィツィ美術館に向かったが、9時半の時点で長蛇の列。一般の(チケットを持っていない)エントリーの列に並ぶも、なかなか列は進まない。少し進んでは停止。しばらく待ってまた少し進んだかと思うとまた停止。一向に中に入れる気配がない。列を横目にするっと中に入っていくツアー客がうらやましい。
●フィレンツェのネットカフェで航空券を印刷
まだまだ中には入れなさそうなので、2人で手分けして時間を有効活用する。イタリアからポーランドへのフライトが迫っており、既にWEBチェックインを済ませているためボーディングパスを印刷しないといけない。その先も含めて6フライト分を印刷しに、中央市場近くのインターネットカフェに向かう。
フィレンツェのネットカフェは、昨日フィレンツェSMN駅から中央市場に向かう時に通ったV.Chiara通りに何軒かあった。記憶を頼りにネットカフェへたどり着き、全12枚のフライトチケットを印刷完了。漏れが無いといいけど。。
○フィレンツェのネットカフェ
フィレンツェSMN駅から中央市場に向かう途中のV.Chiara通り(最短の道より一本向こう)に何軒かあります。
ネット費用:30分 1ユーロ
印刷費用:1枚 0.2ユーロ
ウッフィツィ美術館を出発してから1時間後くらいに戻る。もうとっくにチケットを買えていたかと思ったが、まだ列の途中。結局、12時くらいにようやく中に入ることができた。
●並んだかいがあったウッフィツィ美術館
ルネッサンス美術のすべてがここにあると表される通り、ウッフィツィ美術館には見ごたえのある作品が多く展示されていた。
ラファエロの「ひわの聖母」やボッティチェッリの「春」、そして有名な「ヴィーナスの誕生」、ダ・ヴィンチやミケランジェロの作品も展示されているというとても豪華な美術館。空港並みのセキュリティチェック(液体を持ち込めないとか)を通過して中に入るのも分かる。
「ヴィーナスの誕生」という絵自体はもともと知っているが、本物を間近で見るというのはやっぱり違う。知名度の高い作品は、素人が見てもやっぱり良い作品だ。
電車の時間が迫っていたので、2時間くらいでさらっと見て終了。
●水の都ヴェネツィアへ
ドゥオーモ広場で人気のピザ屋さんのピザを急いで食べ、宿に預けた荷物をピックアップしフィレンツェSMN駅へ。
ヴェネツィア行きはなぜか鈍行が無かったので、仕方なくちょっと高いが特急のチケットを窓口で購入。16:30くらいに出た電車は2時間くらいでヴェネツィアへ到着。駅へ荷物を預け、ヴェネツィアの街を散策する。
駅を出るといきなり目の前に運河が広がる。運河の両岸には色とりどりの美しい建物が並び、ボートが行きかっている。夕日に照らされた運河はとてもきれいだ。
まずは、滞在中の足になる水上バスのチケットを駅前で購入。窓口は多くの人が並んでいたので、誰も使っていない自動券売機で購入。操作は思いのほか簡単だった。
しばらく街を散策し、そろそろ宿に向かおうかと駅に預けた荷物を取りに戻る途中、日本人のおじさん旅人に声をかけられる。
○フィレンツェからヴェネツィアへの行き方や費用など
フィレンツェSMN駅からヴェネツィア・サンタ・ルチア駅まで2時間くらい。
・フィレンツェからヴェネツィアへの移動費用:42ユーロ
・ヴェネツィア駅の荷物預かり費用:4ユーロ(5時間まで)
・ヴェネツィアの水上バスチケット費用:18ユーロ(24時間券)
●パワフルなおじさんとヴェネツィアクルーズ
彼の年齢は65歳。土木系の公務員をやっていたそうで、定年退職し今はテント片手に一人で世界旅行をしている。今日の宿が決まっていないとのことで、とりあえず一緒にウチらが予約した宿へ向かう。
ヴェネツィア滞在の宿はジューデッカ島にあるユースホステル。1番の水上バスでヴェネツィアのナイトクルーズ。ボートの上では、今までどんな国を行ってきたかなどおじさんの話を聞いたり、これから行くところの情報交換をしたりする。ガイドブックも無しに世界中を旅行し、宿はほとんどキャンプサイトでテントとかなりパワフル。とても定年退職した65歳とは思えない。
世界中には、素敵な建物や橋はたくさんある。日本の土木はとにかく安く済ませることしか考えていない。と嘆いていた。確かに、今まで世界の色々な建築物を見てきたが、それぞれの国の特色が出ていて素敵な建物はたくさんあった。建物だけではないが、日本にもうちょっとデザインに重きを置く文化があればもっと素敵な国になるかもね。
ヴェネツィアの夜は意外と静か。建物などもライトアップはされておらず、街灯に照らされたゴシック建築をしみじみ楽しむといった感じ。昼間のヴェネツィアの街も楽しみだ。
明日はヴェネツィアを観光した後、ミラノへ移動する。
●ヴェネツィアの安宿「Ostello di Venezia」
ヴェネツィアにあるユースホステル。運河沿いのおしゃれなレストランでディナーを楽しむ街なだけあってあまり安宿はなし。
清潔な建物で設備は問題ないが、良くも悪くもユースホステル。スタッフの対応も役所的で、これといったサービスや宿の特色もなし。ネットも設置されているPCで1時間3ユーロ、WiFiはログインパスのチケットが売り切れでこの時使用できず。朝食も付くが、パンが2個だけ。寝るだけなら全く問題ないけど、居心地が良いという感じはしない。可もなく不可もなくかな。
宿泊費用:ドミ1泊1人 22ユーロ
Go to Pisa ピサの斜塔と花の聖母教会ドゥオーモ
今日は午前中にピサに行き、午後フィレンツェへ戻りフィレンツェの見どころを散策する。
●時間には余裕を
フィレンツェからピサへは電車で1時間程の距離。宿からバスでフィレンツェ SMN駅まで行き、券売機でピサ行きのチケットを購入。ホームが分からないにも関わらず、チケット購入時に、直後の時間を選択したため朝からフィレンツェ駅を右に左にダッシュ。結局電車は見つからず発車時間も過ぎていたため、次の電車が来るホーム1Aでおとなしく待機。
チケットは自由席なので問題なかったが、時間ギリギリの購入は気を付けようと心に誓う。朝からそんなバタバタでチケットの刻印も忘れ(検札が来なくて良かった。。)、ピサにはあっという間に到着。
○フィレンツェからピサへの行き方
フィレンツェSMN駅からダイレクトでピサまで電車が出ています。本数も結構あるので便利。また、ピサ駅から斜塔のあるドゥオーモ広場までは歩いて20分くらい。バスでも行けるはず。
フィレンツェからピサへの移動費用:1人 5.8ユーロ(片道)
●迫ってくる勢いのピサの斜塔
ピサ駅に到着し、斜塔のあるドゥオーモ広場へ徒歩で移動。建物の色がカラフルでピサの街並みはなかなかきれい。
ピサ駅から20分くらい歩いたところで、ドゥオーモ広場に到着。目の前には、美しくて立派な3つの建物が並ぶ。左に洗礼堂、中央にドゥオーモ、そして右側にピサの斜塔がそびえ立っている。
名前からしてその通りだが、ピサの斜塔はホントに斜めだ。まるでこちらに迫ってくるかのように前のめりに建っており、今にも倒れそう。もちろん、ただ斜めなだけではなく、白い大理石で作られた鐘楼はとても美しい。
緑の芝生に覆われた広場では、おなじみのポーズで写真を撮る観光客でにぎわう。しばらく、斜めになった鐘楼を眺め、恒例の写真を撮ったらピサは満足。フィレンツェに滞在できるのも明日までなので、急いでピサからフィレンツェへ戻る。
●イタリアのiPadにはイタリアンレザーのケースを
イタリアと言えば、ピザとパスタ、そして革製品だ。この間、ローマのApple Storeで購入したiPadは、持ち運びの際、シリアのアカバでナッツを買った時にもらった紙袋にしまっている。さすがにこれでは残念なので、iPadにぴったりの革のケースをフィレンツェの中央市場で探すことに。
フィレンツェSMN駅から歩いて5分程の位置にある中央市場は、周辺に露店のような形でたくさんのお店が軒を連ねている。中でも革製品を扱うお店は多い。さすがイタリア。
お店を順番に見ていく。革ジャンが並ぶお店、革のバッグが並ぶお店、どこの国でも見かけるI Love ITALYのTシャツが並ぶお店、そんな中、革でできたブックカバーやファイルケースなどを扱うお店もちらほら。iPadのサイズにちょうど良さそうなのを端から見ていく。
ブックカバー類は、最大のサイズでもまだiPadよりも小さい。逆に、ファイルケースはサイズが大きかったり、iPadを保護するにはちょっと心もとない構造だったりとなかなかちょうどいいのが無い。
そんな中、ついに発見!なんと、iPad専用に作られたイタリア革のケース。価格は55ユーロ。イタリアの革は確かに品質が良く、それからすると決して高くはない値段のためしばらく悩む。ただ、色のバリエーションが少なく面白みのない色だけだったので、一旦保留に。
気を取り直して他のお店をあたると、専用ではないもののぴったりのサイズのファイルケースがあった。しかもこのサイズは残り1個。色も赤っぽいブラウンでいい感じ。しかも、35ユーロとさっきのケースよりも安かったためこれに決定。
入れてみるとかなりしっくりくる。やっぱりイタリアのiPadにはイタリアンレザーのケースだね。
●花の都フィレンツェを堪能
その後、イタリアの大衆食堂トラットリアでランチを食べた後、フィレンツェのドゥオーモ広場へ。
これぞ花の都フィレンツェ!洗礼堂、ジョットの鐘楼、ドゥオーモが並ぶこの広場は色鮮やかで(今日は天気が悪くちょっと残念だけど)、まるで中世の世界に迷い込んだよう。「ガラスケースに入れておくべき工芸品」と歩き方に書いてあったが、すごく分かる。
ドゥオーモの内部に入ると、中は広い空間で思いのほかシンプル。一番の見どころは一番奥の天井画。状態も良く、色鮮やかに聖書の世界が描かれていた。
その後、ミケランジェロ広場まで行ってみようと思ったが、雨がひどくなってきたので断念。高台からのフィレンツェの街並みは見れなかったけど、それ以外は花の都を満喫。
明日は、ウッフィツィ美術館を見に行った後、ヴェネツィアに移動する。
Go to Firenze 花の都フィレンツェへ
今日はローマからフィレンツェへ移動する。
予定より1泊多く快適に過ごしたローマの宿をチェックアウトし、電車を乗り継ぎテルミニ駅へ向かう。予定通り10時過ぎにはテルミニ駅に到着。フィレンツェへ向かう電車は10:45発車の予定だが、10分前になっても発車ホームが決まっていない。
ようやく5分程前に発車ホームが決定し、それから10分のディレイでフィレンツェ行きの鈍行列車がローマを発車する。フィレンツェへの到着時刻は14:47の定刻通りに到着。花の都フィレンツェへ到着だ。
○ローマからフィレンツェへの行き方
ローマ テルミニ駅からフィレンツェ SMN駅までダイレクトの電車があります。1時間半くらいで到着する高速列車から4時間かかる鈍行列車まで頻繁に出ています。
ローマからフィレンツェへの移動費用:17.15ユーロ(鈍行列車1人分)
●意外とでかいダヴィデ像
今回予約したホテルは、フィレンツェ SMN駅からちょっと離れているため、フィレンツェへ到着した足でアカデミア美術館を見に行くことに。
駅からアカデミア美術館までは1km程とそこまで遠くないが、20kgの重りを背負っての移動は結構疲れる。さらに、美術館に着くと長蛇の列が。30分程並び、ようやく中に入るとなんとクロークが無いとのこと。荷物を背負って美術館に入るわけにもいかず、2人で順番に中を見学する。
もちろん、アカデミア美術館の見どころはかの有名な「ダヴィデ像」。ミケランジェロの傑作は思ったよりも大きく、完璧な肉体のダヴィデの周りにはたくさんの人だかりができていた。アカデミア美術館の見どころは主にそれくらい。
○アカデミア美術館 入場費用
1人 10ユーロ
その後、宿に行くためにフィレンツェ駅へ戻る。その途中、カプリ島でお会いした日本人ご夫婦に偶然にもバッタリ遭遇。こういった出会いは、ほんのちょっとでもお互いに行動が違っていたら会えなかったと考えると、何か運命を感じる瞬間だ。
駅前のチケット売り場(古い2階建てバスを改良したブース)でバスチケットを購入し、宿へ向かう。特に安い宿はどうしても駅から離れてしまうのが難点だ。ただ、チェックインした宿は設備もきれいでとても快適。
明日は、斜塔で有名なピサへ行く。
●フィレンツェの安宿「Hostel 7 Santi」
今日からフィレンツェで2泊する宿。フィレンツェの宿は比較的高く、あまり安宿がない中で(直前の予約だったからかな?)、コストパフォーマンスの高い安宿。フィレンツェ駅からバスで約20分とフィレンツェの中心からは離れているが、設備は整っている。
12ユーロで夕食と朝食が食べれられます。夕食は、パスタ、メイン、デザートと付いて、特にパスタが格別でした。フィレンツェは外食も高いし、ここは朝食もちゃんとしているので、1度は試す価値あり。
バスはフィレンツェ SMN駅から17番に乗り、9番目のバス停「SETTE SANTI」で下車。降りたところから見える教会の隣が入り口(ちょっと分かりづらい)。シャワー室に鍵が無い事と、蚊が多いこと以外は問題ない宿でした。
○Hostel 7 Santi 宿泊費用
ドミ1泊:1人14ユーロ
Go to Vaticano カトリックの総本山ヴァティカンへ
昨日はiPadを買ってしまったので、睡眠時間3時間で駅に向かう宿の送迎バスに乗る。
郊外鉄道に揺られ、地下鉄を乗り継ぎローマの中心テルミニ駅へ。そこからバスで第21か国目ヴァティカンを目指す。
○ローマからヴァティカンへの行き方
テルミニ駅前のバスターミナルからNo.40のバスに乗り、終点で下車。テルミニ駅のバスターミナルは工事中のため、No.40の乗り場はバスターミナルのInfoで確認が必要。
●サン・ピエトロ寺院はすごい
テルミニ駅から15分くらいで、ヴァティカンへ到着。ヴァティカンは人口1,000人の小さな国だが、ローマの中にあるため国境を越えたという感じは全くしない。もちろん、手続きも一切なく、ローマの市内バスで簡単に来れる国だ。
まずは、サン・ピエトロ寺院に行く。到着するとまず目に入ってきたのは長蛇の列。サン・ピエトロ寺院前のサン・ピエトロ広場は結構広いが、そこの3/4周ほど列は伸びている。列の最後尾に行くために歩いている間にも列はどんどん伸びていき、なかなか最後尾にたどり着けない程だ。
ただ、列の進みは早く、30~40分くらいでサン・ピエトロ寺院内へ。ミケランジェロのピエタや、豪華な宝物館など荘厳で巨大な寺院内を見学する。特にすごいと感じたのは、その巨大な建物と壁面や柱にある彫刻。力強く躍動感があり、今にも動き出しそうなくらいその目に魂を感じる。ナポリでもそうだったが、イタリアの彫刻は見るものをひきつける力を持っている。
サン・ピエトロ寺院 宝物館入場料:1人 4ユーロ(Sディスカウント)
●システィーナ礼拝堂で聖書の世界へ
サン・ピエトロ寺院のクーポラへ登った後は、ヴァティカン博物館へ。
ヴァティカン博物館の内部はかなり広く、歴代の教皇による収集品が数多く展示されていた。立派なコレクションを眺めながら、ヴァティカン博物館一番奥のシスティーナ礼拝堂へ。
大きな礼拝堂の天井と壁は一面宗教画。天地創造や最後の審判など、色鮮やかに聖書の世界を描写している。ミケランジェロの傑作を一目見に、システィーナ礼拝堂はたくさんの観光客が埋め尽くしている。高い天井に描かれたアダムの創造や楽園追放。人間は生まれながらにして罪を背負っている。
サン・ピエトロ寺院 クーポラ入場料:1人 5ユーロ(エレベーター不使用料金。階段でも簡単に登れます)
ヴァティカン博物館 入場料:1人 8ユーロ(Sディスカウント)
●締めくくりはコロッセオ
ローマの見どころは何日滞在しても見切れないくらい多い。もう明日にはローマを発たなければいけないので、コロッセオを一目見てローマ観光は終了することに。
ヴァティカン博物館近くのOttaviano駅からColosseo駅まで地下鉄で移動。Colosseo駅を降りるとすぐに円形闘技場が見えてきた。夕日を浴びるコロッセオの周りでは、結婚式が行われていたり、コントのような観光客相手の剣闘士がいたりと、とても平和な風景。過去にここで殺し合いが行われていたなんてとても信じられない。
しばらくコロッセオの立派な造りを眺め、ローマ観光は終了。
テルミニ駅へ戻り、明日のフィレンツェ行きの電車のチケットと、今日の夕食を構内のスーパーで購入し、宿へ戻る。ローマの見どころは見ごたえがあったし、宿もリラックスできるところでとてもいいところでした。
Apple Store in Roma ローマのアップルストアへ行く
ルーマニアの宿に愛用していたiPodを忘れてきてしまった。
移動の際のリラックスタイムや、周りがうるさい中寝ることがあるため(夜行バスとかドミとか)、iPodは旅の必需品だ。ルーマニアで忘れたのも、ドミでiPodを聞きながら就寝し、枕の下か何かに置いてきてしまった。バックの中に入ってない!と気付いたのが、もう国境を越えた後だったので、戻るのも時間の無駄だし諦めた。
ということで、今日はiPadを買いにローマにあるApple Storeに行く。旅の後半のガイドブックはデータしかないので、かねてからiPadは欲しかったが、旅に出る前までに発売せず日本では買えなかった。しかも、PCが1台しかないとWiFiにつながる宿で取り合いになるので、ブラウジング端末としても重宝しそう。なので、iPodの代わりにiPadを買う。
●ローマのショッピングモールRomaEstへ
ローマのApple Storeはちょっと郊外のショッピングモールRomaEstに入っている。事前にローマの詳細な路線図が見つからなかったので、RomaEstに行くのにどのくらい時間がかかるか分からなかったが、地下鉄から郊外列車に乗り換えのTiburtina駅で路線図を見ると目的の駅まで結構遠い。しかも、最寄りの駅からバスに乗る。ローマにいられる時間も短いため、早いとこ買ってローマ市内に戻らねば。
乗り換えのTiburtina駅で電車の時間を待ったりで、宿から結局目的のLunghezza駅まで1時間くらいかかってしまった。Lunghezza駅に電車は到着し、急いで改札を抜ける。すると、目の前に乗る予定の055番のバスが!もう発車寸前だったためバスに飛び乗る。ふ~何とか間に合った。
Lunghezza駅からRomaEstまでは、バスで5分くらいと比較的近いはず。しかし、飛び乗ったバスは10分経ってもまだ着かない。同じ055番でも逆方面に乗ってしまった。。改めて055番の駅方面のバスに乗り今度こそRomaEstへ到着。
○RomaEstへの行き方
まず、地下鉄などでTiburtina駅へ。Tiburtina駅からFR2線Tibori方面行きの電車に乗り30分くらいでLunghezza駅へ。Lunghezza駅を出て(出口は1か所のみ)駐車場っぽいところを超えてすぐの道からバスに乗れる。
RomaEst行きのバスは055番か314番で、駅を背に右方面に行くバスに乗車し(左方向は逆方面のためRomaEstにたどり着きません)、5分くらい。帰りのバスは、降りたところで乗ると一旦終点まで行きLunghezza駅まで折り返してくれます。RomaEst前にバス停は無いため、周りの人の動きを参考に。
料金:ローマの地下鉄やバスなどの共通1日が有効 1人4ユーロ
●RomaEstのApple Store
RomaEstは、大型ショッピングモールだが、そこまで広すぎず日本によくあるショッピングモール(ららぽとか)くらいのちょうどいい規模。なので、目的のApple Storeもすぐに発見。
iPhoneやiPod、iPadなど新製品が出そろったからか、Apple Storeは結構混んでる。大勢のおしゃれなイタリア人が何十台と用意された実機を触りじっくり吟味している。何とか空いているiPadを見つけ一応触る。むむ、意外と重い。。
荷物が重くなるのは厳しいが、悩んでいる時間がもったいないので購入決定。さあ、どこで買えばいいんだ。店舗がおしゃれすぎてレジっぽいところは一切ない。辺りを見回すと、店舗の奥に何かを待っている人がたくさんいる。
一番奥に店員さん用のMacがずらっと並んだカウンター、手前にもテーブルが一列に並んでいる。一番奥のカウンターには、どうやら相談窓口のようだ。ブルーのMacのTシャツを着たスタッフが10人くらいでお客さんの対応をしている。と、近くを店員さんが通ったのでどこで買ったらいいか聞いてみる。
「ちょっとこの辺で待ってて」、とイタリア語(イタリア語わかんないけど)。確かに手前のテーブルのMacでは会計が行われている。早速列に並んでいると、iPhoneやiPadがバンバン売れていく。そして、商品を買うだけなのにお客さんと店員さんとのからみが長い。。おしゃべり好きのイタリア人だからか、手続きが面倒なのか。しばらく列の後ろで待つ。
●ローマでiPadをゲット!そして電車は来ない
ようやく順番が回ってきた。ボウズ頭のちょっと小柄な店員さんは、いきなりのアジア人にもにこっといらっしゃい的な挨拶。iPad欲しいんだけどと伝えると、WiFiと3Gどっちにする?と。WiFiオンリーで32GBのモデルを注文。すぐに店舗裏からパッケージを持ってきてくれた。
代金は599ユーロ。日本だといくらなんだろ?と考えつつ、目の前のMacがクレジットカードを読み取る。PCのソフトが入ってるくらいの大きさのパッケージを受け取り、ようやくiPadをゲット!
やはく触りたいけど、今日のうちに行けるローマの見どころは行っておかないと。RomaEstのマックでイタリアンなビックマックを食べ(味は同じだった)、バスで駅まで戻る。しかし、10分待っても20分待っても電車は来ない。30分待っても来ない。いくら郊外とはいえおかしい。
電光掲示板を見ると何とディレイ50分…。一筋縄にはいかないRomaEst。
●ようやくローマの休日
郊外鉄道から市内の地下鉄に戻ってくるころにはきれいな夕日が。夜でも見れるところへ行く。
まずは、スペイン広場。Tiburtina駅からTermini駅でA線に乗り換え、Spagna駅へ。
夜のスペイン階段は、ライトアップされていい雰囲気。階段はローマの夜を楽しむ人でいっぱい。若者がビール片手にピザを食べていたり(飲食禁止じゃなかったっけ?)、恋人が語り合ったり、そこに物売りがバラを勧めたり、夜も大勢の人で盛り上がっていた。さすが人気スポット。
次もローマの人気スポット。トレヴィの泉へ。スペイン広場から歩いて10分くらいでトレヴィの泉へ到着。夜のトレヴィの泉もライトアップがとてもきれいだ。泉の水は幻想的なブルー、そして泉の背に建つ彫刻はとても立派。ローマに来たって実感できる場所だ。
もちろん「後ろ向きコイン」を2人で実践。まあ、あんだけ泉が大きかったらコインは入るよ。次は、時間とお金に余裕をもってローマに来よう。
パスタの夕食を食べた後、パンテオンを眺めつつSpagna駅へ戻る。そこから1時間かけて宿へ戻る。ピックアップバスの最終便にぎりぎり間に合い、キャンプ場へ到着。明日は、ヴァティカンへ行く。
Go To Roma 永遠の都ローマへ!
今日は、夕方の電車でローマへ行く。
午前中のうちに、ローマの宿を予約したり、ローマでやることなど調べ事を済ませる。この宿はネットが早くて気持ちいい。
●ナポリの国立考古学博物館へ
昨日ナポリの中央駅でローマ行きの電車を調べたところ、時間によって電車の種類が異なるため料金に開きがある。最安の16:36のチケットが売り切れると困るので、午後一でまずは中央駅までチケットを買いに出かける。無事、最安のチケットをゲット。
また、昨日は遠出してしまったので、まだナポリ市内の見どころを見れていない。そこで、夕方の電車までにナポリの国立考古学博物館を見学することに。幸いにも宿から歩いて2,3分の距離なので、大きな荷物は宿に預けたまま時間を有効に使うことができる。
考古学博物館は1階と2階に分かれており、1階は彫刻が中心に展示されている。たくさんの彫刻がずらりと並んでおり、まるで美術室のよう。特に巨大な彫刻は見ごたえがある。あの躍動感と力強さは製作者の魂が感じられた。しかし、どうやってあの巨大な大理石を扱ったのだろうか。古代の技術はかなりのものだったのだろう。
2階は昨日見に行ってきたポンペイなどの発掘品が展示されている。ペンペイレッドで彩られた数々の壁画が展示され、美しい絵ばかりだが実際の現場を見てきただけに複雑な思いだ。どれだけ街が栄えていても、技術が進んでいても、自然の力には到底及ばない。人間はちっぽけで、もしかしたら明日にでも滅んでしまうかもしれない。
ナポリの国立考古学博物館 入場料:1人 8ユーロ
●最後のナポリピザを楽しみローマへ移動
考古学博物館の後、昨日とは別のお店でナポリのピザを食べ、その足で中央駅へ。
16:36の鈍行でナポリを出発。電車の外は相変わらず落書きで一杯だが、車内は快適。最安の電車だが、座席は長距離移動にも耐えられるちゃんとしたやつだ。ローマのテルミニ駅へは定刻通り19時ちょっと過ぎに到着。そこから、予約した宿へ移動する。
○ナポリからローマへの行き方
電車での移動が安くて便利。ナポリの中央駅からローマのテルミニまでダイレクトで行きます。
料金:10.5ユーロ
予約するときに読んだ案内文は、街の中心から20分くらいだよなんて書いてあったが、さすが安いだけあって結構遠い。テルミニ駅から地下鉄で移動し、さらに郊外鉄道で30分。。ここはホントにローマか。。
ようやく目的の駅に到着し、ピックアップのバスを待つ。宿のピックアップと言えば普通ハイエースくらいのバンだが、迎えに来たのは大型の観光バス。駅前で待っていたたくさんの宿泊客をあっという間に飲み込んだ。どれだけ大きなところなんだろう。
バスは5分くらいで到着し、レセプションでチェックイン。辺りを見回すと、その敷地はかなり広大で、所々キャンピングカーが停まっていたりする。結構本気のキャンプ場だ。ただ、ミコノス島の時のように青空寝袋ではなく、ちゃんとコテージが並んでおり渡された鍵で部屋に入るとちゃんとベッドが用意されていた。ローマのキャンプ場で宿泊。何となく楽しい!
●ローマ安宿「Tiber Village Hostel」
ローマの宿は高めだが、ここは安くておすすめ。キャンプ場ながら、部屋はちゃんとしており水回りなどの設備も問題なし。グレードの低い方だと、共同の水回り+部屋はプレハブ、グレードの高い方だと水回り付きのちょっといいプレハブ。2泊目から後者の部屋にアップグレードしてもらい快適でした。但し、ローマの中心から離れてるのが難点。なんだかんだテルミニから1時間くらいかかります。
歩き方には載っていないので、HostelBookersなどで予約を。行き方なども書いてあります。
1泊ダブル:1名 10ユーロ
Grotta Azzurra & Pompei イタリアの青と赤
今日は青の洞窟を見に、カプリ島へ行く。
ナポリからカプリ島へは、通常高速船で16ユーロかかるが、宿の人が隣の港から10ユーロでフェリーが出ていると教えてくれた。隣と行っても歩ける距離なので、朝7:35出発のフェリーを目指し宿を出発。
歩けど歩けど港は遠い。宿の人は歩いて20分くらいで着くよと言っていたが、30分歩いてようやく通常の高速船が出る港 Molo Beverello の辺りに到着。この時点で、船が出るまであと10分しかない。間に合わないかと諦めかけた瞬間、Molo Beverello – Calata Porta 港間のシャトルバスが目の前を横切り、運転手が声をかけてくれた。
シャトルバスがあるとは知らなかったので、運転手の思いやりに感謝だ(隣の港に行きたいことがなぜわかったのかは不明…)。シャトルバスは5分程で目的の Calata Porta 港に到着。カプリ島へ向けて出発!
○ナポリからカプリ島への行き方(節約版)
通常の高速船を使う場合は Molo Beverello 港から1時間に1本くらいは出ています(16ユーロ)。ナポリからカプリ島への移動を節約したい場合は、隣の Calata Porta 港から7:35にフェリーが出ています(10ユーロ)。いずれにせよ青の洞窟は午前中が見頃なので、ナポリからカプリ島への移動は朝早くがおすすめです。
●青の洞窟はホントに青いか!
ナポリからのフェリーは9時ちょい前にカプリ島へ到着。フェリーは揺れも少なくいたって快適。
カプリ島へはるばる来た目的は、イタリアの青の洞窟を一目見るため。早速、青の洞窟行きのボートを出しているショップを探す。フェリーを降りたところから街へエントリーする道の途中に早速「Grotta Azzurra」の看板を発見。
チケット売り場の上にはツアーの内容などが書いてある。見上げてみるとツアーのプランは2つある。1つはカプリ島一周+青の洞窟で14ユーロ(2時間のコース)、もう一つは青の洞窟のみで12ユーロ(1時間のコース)。今回は青の洞窟が目的で来たので2つ目の方を選ぼう。さて、次の出発時間は、カプリ島一周の方が10時で、青の洞窟は…ん?書いてない。あれ?
空を見上げると、朝からぐずついていた空からちらほら雨が落ちてきている。嫌な予感を抱えながら、チケット売り場のお兄さんに青の洞窟行きの次の出発時間を確認すると、彼の表情もさえない。今の段階では波が高くてボートが出せない。あと30分待ってとのこと。不安…
それから、30分待っても1時間待ってもチケットを売ってくれない。天候は回復せず、今日は無理かもしれないとお兄さんも弱気。すると、日本人ツアー客が大勢青の洞窟から帰ってきた。彼らは口々に「良かったね~」と言っている。お兄さん!ほら、ツアー客青の洞窟行ってきたって!それでも、お兄さんはとりあえず午前中はもう無理。午後行けるかもしれないけど、それも天候次第でどっちかっていうと今日は無理だろうと。
しびれを切らし、違うボートの会社を探す。港を左にぐるっと回ったところにもう1社あった。しかもちょうど今ボートが出るらしい。窓口でチケットを購入(14ユーロ)し、ボートに飛び乗る。港から15分くらいで青の洞窟入り口に到着。ここから手漕ぎボートに乗り換え、青の洞窟内部に潜入するのだ。
先に着いていた別のボートのお客さんが手漕ぎボートに乗り換え、青の洞窟内に吸い込まれるように入って行った。乗客はボートに仰向けになり、ホントにボート分の隙間くらいしか入り口がない。ウチらのボートでもアナウンスが流れる。「4人ずつ手漕ぎボートに乗り洞窟に入ります。あと5分程お待ちください。手漕ぎボートの料金は11.5ユーロで…」ん~楽しみだ。
先ほど青の洞窟に入ったボートが出てきた。2人の乗客は何と全身ずぶ濡れ。普通のボートに乗り換え、デッキでTシャツを絞っている。濡れるとは聞いていたがあそこまで濡れるのか、それか飛び込んだのかな、なんて話していると、またアナウンスが。
「I’m Sorry… 波が高くなったため、入れなくなりました。」なんと!英語を聞き間違えたか。いや、確かに Can’t って言ってたよな。急いで洞窟の方を見ると、さっきまでちょっとだけ空いていた青の洞窟への入り口が波でほとんど見えなくなっている。それで、さっきの2人はずぶ濡れになって出てきたのか。。
ボートは踵を返し、島一周のツアーへ出発。青の洞窟、、さようなら。
カプリ島の周辺の海は、やっぱり青がきれい。浅瀬は薄い緑に近いアクアブルー、深い部分は濃紺のような深い青。確かに良かったけどね。14ユーロ×2が海のモクズに。
青の洞窟は諦め、12:40の高速船でソレントへ行く。ソレントから電車でポンペイへ行くためだ。
高速船は20分くらいでソレントへ到着。港近くのInfoで駅までの道を聞いて、ソレントの街並みを観察しながら港からの坂道を登って行く。ソレントは、観光客も多く優雅な雰囲気だ。ゆったりした雰囲気で、ウチらもパスタのランチ。イタリアは、どこで食べてもパスタのレベルがハンパない。トマトソースが絶妙なのはさすが。
14:20くらいの電車に乗り、ソレントからポンペイへ移動。駅を降り、すぐにポンペイへエントリー。
○カプリ島からポンペイへの行き方
①カプリ島からソレントへ高速船がたぶんたくさん出てます(20分くらい 14ユーロ)
②ソレントから電車でヴィッラ・ディ・ミステリ Villa di Misteri へ(30分くらい 1.9ユーロ)
あいにくの雨模様の中、ポンペイの街を見学。チケット売り場で街の地図をもらい、見どころに印を付け地図を見ながら歩く。普通に街だ。普段、初めての街を歩く時と全く同じように地図を見ながら歩いている。この規模の街が一瞬にして灰に埋もれ、最近丸ごと発掘されるなんてすごく興味深い。
人々がさっきまで生活していたかのようにキッチンがあったり、きれいな壁画が描かれた客間があったり。発掘された品が展示されていたスペースでは、壺などの生活用品に交じって石化した犬や人のミイラも展示してあった。灰から逃れるように顔を腕で覆い、うつ伏せになったままの姿で。
2000年も前に埋没した都市とは思えないくらい、街は区画整備され、残っている壁画は美しい。ポンペイの赤は現代の技術をもってしても再現できないらしい。イタリアの青は見れなかったが、赤は見れて良かった。
ポンペイへの入場料:11ユーロ(1人)
ポンペイから電車でナポリへ戻る。
ナポリでの今日のディナーは、130年続くナポリのピザ屋さん。歩き方にも載っている「ダ・ミケーレ」に、ナポリの中央駅から徒歩で向かう。お店が見えてくると、目に入ってきたのは長いピザ待ちの列。ナポリは至る所にピザ屋があり、どこもおいしいはず。なのに、ここに来るまで行列が出来ていたのは唯一この店だけだ。
整理券をもらい、ごうごうと燃える窯の赤い炎を見つつ1時間近く待つ。ようやく手に持っていた札の番号26番が呼ばれた。
通してもらった席は、イタリアンのご家族と一緒の席。この店はピザ2種類とコーラとビールくらいしかメニューがない。もちろん、それらすべてを注文。ピザは次々と窯から上がり、注文から10分位でテーブルに乗った。
待ちに待ったピザを最初にイタリアンのお父さんに間違えて食べられ、場が和んだところで改めていただきます。真っ赤なトマトソースに、これでもかとモッツァレラチーズが乗っている。味は至ってベーシック。決して、ピザに詳しいわけではないが、飾らない味でこれが元祖な味なんだなと感じる。
夕食後、ナポリの夜の街を30分くらいかけて徒歩で宿に帰る。治安が悪そうな雰囲気の通りもあるが、大通りを中心に歩いていたので特に問題はなかった。
明日は、ローマへ移動する。青の洞窟は、日本に帰ってから沖縄で見ることにしよう。