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Go to Helsinki 北欧第3か国目フィンランドへ上陸
今日のフライトは、12:20にストックホルム・アーランダ空港からフィンランドのヘルシンキへ。
今回の宿がネット未接続な宿だったので(話と違う!)、早めに宿をチェックアウトしストックホルム・アーランダ空港へ。
○ストックホルム中心部からアーランダ空港への行き方
ストックホルム中央駅からアーランダ空港行きのバスが出ています(所要時間40分)。1時間に2本くらいあったかも。
ストックホルム中心部からアーランダ空港へのバス移動費用:167SEK(往復1人分、Sディスカウント)
●アーランダ空港のターミナル2にラウンジなし
早めに空港へ着き、搭乗手続きを行う。今回もnorwegianでのフライトだが、指定された搭乗ゲートのあるターミナル2が若干しょぼい。さすが格安航空会社。もちろん、目当てにしていたラウンジはなし。
そこで、連絡バスに乗りターミナル5に移動。無事ラウンジを発見し、ネットを使うことができた。この先の調べ事や予約関係など、宿でネットができないとやることがたまってしまう。
大量の食べ物もゲットし、搭乗ゲートへ向かう。今回は、ちゃんと定刻通りスムーズに搭乗完了。いよいよ北欧3か国目フィンランドへ向けて離陸!
○今日の格安航空:ストックホルムからヘルシンキ
今日搭乗する格安航空会社はまたしてもNorwegian Air。今日のフライトは時間通り行ってくれた。
ストックホルムからヘルシンキへの飛行機移動費用:52.79イギリスポンド(1人あたり)
●フィンランドに到着!も荷物が出てこない!?
フライトは実質1時間弱で、あっという間に第26か国目フィンランドのヘルシンキ・ヴァンダー国際空港へ到着。飛行機を降り、案内標識に従いBagaje Claimと書かれた方向へ進む。ヘルシンキの空港は結構広いようだ。
いつもの感じの荷物が出てくるところでしばらく待つも、中々荷物が出てこない。荷物受取場所にあったarrivalのモニタをじっくり見てみる。すると、荷物が出てくるのはターミナル1と書いてある。他の出てきている荷物を見るとここはどうやらターミナル2のようだ。
しまった。どこかで道を間違えたか、それとも格安航空会社だからか。。やっぱりnorwegianとは相性が悪い。
とは言っても、もう到着ロビーには戻れず、一旦外へ出る。空港のinfoでターミナル1の荷物受取場所を聞き、誰かが出てきたところで侵入。ちょうど荷物が出てき始めたころのようで、普通に受け取ることができた。(ということは、やっぱり到着したターミナルとは別だったってことか?)
まあ、無事荷物も受け取れたし、空港バスで予約した宿へ向かう。
○ヘルシンキ・ヴァンダー国際空港からヘルシンキ中心部への行き方
ターミナル1からも2からも、中心部行きのバス「フィンエアーバス」が出ています。所要時間は45分くらい。
ヘルシンキ 空港から中心部へのバス移動費用:5.9ユーロ(1人分)
●久しぶりにネットが快適なオリンピックの宿へ到着
今日の宿は、1952年にヘルシンキでオリンピックが開催されたときに使われたスタジアムが宿になったというちょっと変わった宿に泊まる。
空港からのバスを降り、運転手にスタジアムの方向を聞き歩いていく。すると、確かにスタジアムっぽい形の建物が見えてきた。看板を目安にホステルに到着。確かに、スタジアムの一部が宿になっている。
かなり昔過ぎるオリンピックで、ヘルシンキで行われていたということも知らなかったのであまりありがたみはないが。。
とにかく、ネットが快適に使えるのはうれしい。久しぶりに10日分くらいブログを更新したり、調べ事をしたりであっという間にいい時間。
明日は、ヘルシンキ市内を観光する。
●ヘルシンキの安宿「Hostel Stadion」
北欧はホントに安宿が少ない。そんな中、なんとか見つけた宿はなんとオリンピックスタジアム。決して安くはないが、WiFiが快適だったり、広いキッチンが付いていたりとなかなかいい宿。但し、朝食は5ユーロちょっと別途でかかり、有料の朝食を頼まないとご飯を食べるスペースから出てけと言われてしまうのが残念。。
宿泊費用:ドミ(男女別)1泊 17.5ユーロ(YH会員証で割引)
In stockholms ストックホルムのインテリアショップ巡り
スウェーデンと言えば、優れたデザインの家具。そして雑貨。
ということで、今日は1日ストックホルムの街を歩いてみる。
●北欧の家具はやっぱり良い
まずは、宿からDrottninggatan通りを南下し、セルゲル広場を目指す。
今日は土曜日のため、人通りも多くとても賑やか。通りの左右にはとにかく服のお店とカフェが多く、日本に比べるとインテリアショップも多い。ストックホルムはとても都会的でおしゃれな買い物の街という印象。
セルゲル広場からHamngatan通りを東に進み、Sibyllegatan通りへ入る。セルゲル広場周辺と比べると、この辺の家具屋さんは本格的でちょっと高め。美術館気分で、北欧デザイナーの作品を色々なインテリアショップを回り見ていく。どのお店も、まるで一昨日行ったデンマーク・デザイン・センターに展示してあった作品のようだ。ソファーが70万円くらいしたりするけど、気に入った作品をその場で購入できるのはいい。
そこからフムレ公園を通って、セルゲル広場周辺へ戻る。この辺のインテリアショップは手の届く価格で最新の北欧デザインの家具が販売されている。旅行に出るときに家具は全部売ってしまったので、ここで一式揃えたいくらいだ。何でこんなにもたくさんの優れたデザインのインテリアがここにはあるのだろう。IKEAに続く、北欧ブランドの日本進出に期待!
●ストックホルムへ来た目的の「Ordning & Reda」
インテリア以外にも、ファッション関連のお店が多い。そういえば、ここはH&Mの本場だ。1ブロックに1店舗はあるんじゃないかというくらいH&Mの店舗が出店しており、街行く背の高い北欧女性もよくH&Mの袋を持っている。
さて、今回ストックホルムに来た一番の目的は「Ordning & Reda(オードニング&レダ)」へ行くためだ。ここはスウェディッシュデザインのノート(メモを取る普通のノートね)などを扱っており、以前日本にも店舗があったが今は日本を撤退してしまったお店だ。
日本にいるときにたまたまここのノートを見つけ使っていたが、一度買って以来手に入らずにいた幻のノート。ノート一つでこれだけデザインがいいと思わせるのはやっぱり北欧ってすごい。そんなOrdning & Reda(オードニング&レダ)の本店を訪れる。
店舗は意外と小さく、びっしりとカラフルなノートが並んでいた。扱っている商品は、ノートとフォトアルバムとメモホルダーくらい。にもかかわらず、多くのお客さんで賑わっており、目が肥えているスウェーデン人にも人気なのが分かる。
カラーバリエーションは7色くらい。色別に商品が分かれて棚に収まっているが、色ごとにノートの形状が異なる。このサイズがこの色でもあったらいいのにと思うが、それもデザイナーのこだわりなのだろう。A4サイズはグレーと黒だけとか、A5サイズでオレンジが無かったりとか、店員さんにも確認したが在庫切れということではなさそうだ。
ようやく気に入った形と色がいくつか見つかり3冊ほど購入。さすが北欧デザインの文房具。3冊で8,000円以上する。ノートに8,000円って高いけどソファーは持って帰れないし、ま、いっか。
今日でスウェーデンは実質最終日。明日の昼のフライトでフィンランドのヘルシンキへ移動する。
Go to Sweden コペンハーゲンからスウェーデン ストックホルムへ
今日は、コペンハーゲンからスウェーデンのストックホルムへ移動する。
早朝、お世話になったアンちゃんとお別れし、バス、地下鉄と乗り継ぎコペンハーゲン・カストロップ国際空港へ。今日のフライトは北欧のメジャーな格安航空会社「Norwegian Air」。出発は8:35の予定なので、早速Norwegianのチェックインカウンターを探す。
●フライトキャンセル!?
チェックインカウンターに向かう途中、何気なく見た出発ボード。7時半前だったので、まだ搭乗ゲートは決まっていないだろうなと思いつつ、8:35発のストックホルム行きの文字を探す。7時代のフライトがずらっと続き、続いて8時代のフライトが並ぶ。お、あった。8:35ストックホルム行き。そのまま視線を右にずらしていくと搭乗ゲートの番号が書かれるはずのスペースに「Canseled」の文字が。キャンセル?なんだ?キャンセルって。まさか飛ばないってことか?
急いでNorwegianのカウンターへ。
「おねえさん、このフライトキャンセルって書いてあったけど。」
「はい。このフライトはキャンセルです。次の便は15時なので、あっちのチケットセンターでブッキングしなおしてください。」
「ちょっとちょっと、困るよ。なんでキャンセルなの?」
「テクニカルです。」
「・・・。」
さらっとテクニカルでキャンセルって。。航空会社的にどうなのよ。
次の便、15:15のストックホルム行きはチケットセンターで問題なくブッキングできたが、終始「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」という言葉や態度は一切なし。むしろ、これが当たり前といった感じ。謝ったら負けを認めるということか。キャンセルがあり得るということは、恐らくチケットを買う時の規約に書いてあるのだろう。ただ、お客様に対するこの対応。何か残念な気がする。
●時間があったのでiPadのキーボードを購入
iPadをローマで購入し、しばらく使ってみたが今のところの一番の問題点は文字入力がハンパなく不便なこと。メールを書くくらいなら問題ないが、ブログを書くなどのテキスト打ちは厳しい。ソフトウェアキーボードの配列はPCとあまり変わらないが、いかんせん画面上に表示されたバーチャルなキーボードなので、”F”と”J”のポッチが無くホームポジションが分からない。いちいちキーボードを見ながら入力するのは慣れてないし、感覚で指を動かしてもいつの間にか手全体が微妙にずれて大変な文字が入力される。
ということで、ちょうど空港にデジタルグッツが売っているお店が何軒かあったので、iPadにちょうどいいキーボードを探す。
検討した結果、Apple純正のbluetoothのキーボードが一番しっくりくる。そこで、お店の人に相談すると「これはMac OS専用なのでiPadでは使えません」と。そして、iPad用のApple純正キーボードをしきりに勧めてくる。iPad用のキーボードはマウント部分にかなりの重量があり、普段の持ち運びは現実的ではないためこれは買えない。
お店を一旦後にし、空港のラウンジでWiFiにつなぎ検索してみる。
どうやら使えるようだ。
もう一度、お店へ行きAppleのオフィシャルでも使えるって書いてあるよと言ってみる。店員さんはいまだに半信半疑。お互いの気持ちをすっきりさせるために、お店にあった実機で試してみる。無事、bluetoothの認識が完了しキーボードとして機能してくれた。
これでようやくまともに文字が入力できる。
●物価の高い国ほど空港のラウンジは便利
北欧の空港は水を飲むだけで300円かかる。
そこで威力を発揮するのが、空港のラウンジサービス。元々は旅行保険用にとセゾンでクレジットカードを作ったのだが、無料でラウンジサービスが使えるカードも発行できた。これがあると、空港のラウンジサービスが費用負担なしに好き勝手使える。そして、ラウンジ内にある飲み物や食べ物はすべてタダ。
大抵WiFiも飛んでおり、電源もばっちりある。空港によってはサンドイッチなどちゃんとした食べ物があったり、アルコール類も置いてあったりする。空港は何かと高いのでこれは助かる。
●空港到着8時間後、ようやく離陸
15:15発のフライトもやっぱりディレイ。これから先、ロンドンに戻るまで全てNorwegianってちょっと不安。。安いには訳があったってことか。。
15:40くらいから搭乗開始で、そこからはスムーズに離陸。1時間後には、第25か国目スウェーデンに到着。たった1時間のフライトに1日が潰れるなんてすごく無駄。。
ストックホルムの空港内で、市内行きのバスチケット(1人167SEK)を購入し45分でストックホルム中心部へ到着。空港から街まで近くて便利。フライトキャンセルが無ければ、最高だったのにねー。
○今日の格安航空:コペンハーゲンからストックホルム
今日搭乗する格安航空会社はNorwegian Air。北欧では有名な格安航空会社らしい。この先のフライトが不安。。
コペンハーゲンからストックホルムへの飛行機移動費用:46.65イギリスポンド(1人あたり)
●ストックホルムの安宿「Interhostel」
北欧は宿も高い。そんな中、比較的安い「Interhostel」は駅からも近く便利。ただ、宿の良いところと言えば、設備が新しくてきれいなのと、キッチンがあるということくらい。WiFiもネットにつながったPCも無く(HostelbookersにはWiFiフリーと書いてあったが…)、リネンも有料。その上、スタッフの対応も悪く、レセプションが時々クローズしていて不便。そのため、レセプション前は常に宿泊客vsスタッフの状態。ベッド数に対し、共有スペースやキッチンが狭く、共有の水回りも少ない。
街の中心部と駅には近いよ!
6ベッドドミ宿泊費用:25.14ユーロ(1泊1人) + リネン5.47ユーロ(1人)
In Copenhagen デザインとヒッピーの街コペンハーゲン
今日は午前中コペンハーゲンの見どころを回り、午後からアンちゃんにお勧めの場所へ連れて行ってもらう。
●昔も今も美しいデザイン
まずは街の中心部東にあるニューハウンを目指す。
運河が流れるニューハウンは、その両岸に立ち並ぶカラフルな家屋が特徴。建物の大きさや色合いが見事に統一され、しかしただ単に同じ色にして統一しているという訳ではないというのがデンマーク流。黄色や水色、赤などカラフルな壁が並ぶが、計ったように全体のバランスが取れている。北欧のデザインが優れているというのも良くわかる。この街で生まれ育ったら自然とデザインのセンスが着くはずだ。
続いて、ローゼンボー離宮。
ローゼンボー離宮の大きな目玉は、王室の豪華な宝物が置かれる宝物館にある王冠だ。そう、あの王様がかぶっている王冠のホンモノ。漠然とイメージは持っていたが、実際に見てみるとこれがすごい。ゴールドの土台にこれでもかと宝石がちりばめられてる。さらに、細部までこだわった装飾が施されており、時価でいくらくらいなんだろうかと思わず考えてしまうほど豪華。
また、近くに王妃の冠も展示されているが、こちらも形状はイメージ通りクイーンな形をしている。王妃の場合、冠よりもネックレスなどのアクセサリーの方がものすごく豪華だった。もちろん、ただ豪華なだけでなく、美しいフォルムや宝石の配置、全体から醸し出されるきらびやかさなど、デザイン技術の高さが見て取れる。
締めは、デンマーク・デザイン・センター。
デンマークデザインを象徴する家具が展示されており、北欧家具の優れたデザインのルーツを感じることができた。天井から吊るされたいくつものライトは、これまた色、形、大きさ全てにおいて絶妙な組み合わせ。そして、一日中座っていたいと思わせるようなチェアーや、色合いの優れた雑貨類など、こんな部屋に住んでみたいと想像が膨らんでしまう。
やっぱり北欧の家具は素敵だ。
○入場費用
ローゼンボー離宮 入場料:1人 45DKK(Sディスカウント)
デンマーク・デザイン・センター 入場料:1人 25DKK(Sディスカウント)
●ピースフルな別世界 クリスチャニア
コペンハーゲンの見どころを一通り見終わった後、学校から帰ってきたアンちゃんと合流。おススメの場所、クリスチャニアへ一緒に行く。
クリスチャニアに入る前に、アンちゃんからいくつかの注意点を教えてもらう。
①写真撮影禁止
②騒いではいけない
③マリファナを吸っている人がたくさんいるけど安全な場所
一体、どんな場所なんだろう。
クリスチャニアのゲートをくぐり、一歩中に入るとそこはまるで別世界。レンガ造りの家々が並び、街の所々に思い思いのアートが飾られている。たくさんの若者がくつろぎ、とてもピースフルな雰囲気。このヒッピーたちによる自治区クリスチャニアは、一昔前のそれもコペンハーゲンではないどこか違う場所にタイムスリップしてしまったかのような錯覚に陥ってしまう街だ。
しばらく街を散策してみる。道は未舗装で幅も狭い。そのため、車は一台も走っておらずとても静か。そして、所々若者が道端のベンチなどでくつろいでおり、手には見慣れぬタバコのようなものを持っている。そう、クリスチャニアはコペンハーゲンで唯一マリファナが合法の場所なのだ。
ヒッピーによるヒッピーのための自治区。少し響きは古くも感じるが、そこだけ時代が止まったように穏やかでとてもピースフルな場所でした。
その後、アンちゃん宅に友達が集まり夜遅くまでパーティー。ごちそうしてもらった手作りのデンマーク料理は格別だった。
明日は、朝8:30のフライトでスウェーデン ストックホルムへ移動する。朝早くの起床のため、隣の部屋でパーティーが続く中、お先においとま。
Go to Legoland ビルンのレゴランドへ!
今日はビルンにあるレゴランドへ行くために、朝8時のフライトでコペンハーゲンからビルンへ行く。
しかし、、ビルン行きの航空券を手配した直後、今日から2日間レゴランドが休館ということを知った。もちろん、格安航空会社の一番安いチケットなので、日程の変更やチケットの払い戻しなどは一切不可。昨日、このチケットを捨てるかどうするかで悩んだが、とりあえず行ってみることに。
○今日の格安航空:コペンハーゲンからビルン
今日搭乗する格安航空会社はCimber Sterling。コペンハーゲンからビルンへ飛行機で行くのは、たぶんこの会社だけ。ただ、ビルン行きのフライトはそこまで需要が無いらしく、ジェット機ではなく小さなプロペラ機でした。
コペンハーゲンからビルンへの飛行機移動費用:70.73ユーロ(往復、1人あたり)
●ということでオーフスへ
実際の飛行時間は30~40分くらいでビルンへ到着。今日はレゴランドが休みのためか、ビルンの空港はとても静か。空港におかれたレゴで作られた人形が出迎えてくれた。
今日の予定は、オーフスへ行くこと。昨日、ビルンからオーフスへの行き方をデンマーク版乗り換え案内で調べておいたので、予定通りバス、鉄道と乗り継ぎオーフスへ到着。
北欧の物価はホントに高い。ちょっとしたサンドイッチが日本円で600~700円したり、コンビニ(セブンイレブンがある)のコーラが300円したり、赤いきつねが450円したりする。
そんな中でも比較的納得できるのが中華のビュッフェだったので、北欧初の料理に中華を選択。意外とレベルが高くてびっくり。ヨーロッパでアジアの料理が人気なのも分かる。
○ビルンからオーフスへの行き方
ビルン空港前のバスターミナルから907Xのバスに乗り、ヴァイレ駅へ(40~50分)。ヴァイレから鉄道でオーフスへ(45分)行けます。
ビルンからオーフスへの移動費用:バス 61DKK、鉄道79DKK
●北欧アートを堪能
オーフスへ来た目的は、アロス・オーフス美術館へ行くこと。アロス・オーフス美術館は北欧最大級の現代美術館で、建物自体も魅力的な美術館だ。
チケットを購入し、美術館の各階を見学する。映像やイラスト、絵画やインスタレーションなどとても見ごたえがあった。現代美術は楽しい作品が多いので、美術に詳しくなくても楽しめるのがいい。アロス・オーフス美術館の顔ともいえる「少年」の像はかなり巨大で、にも関わらず細部まで人間そのものに作ってあったのが印象的だった。
その後、グロウバレマンを見にモースゴー先史博物館にも行きたかったが、閉館時間に間に合わなそうだったのでオーフスの街をしばらく散策する。他のヨーロッパ諸国と比べ、街行く人々がファッショナブルでお店の商品も魅力的なものが多い。さすが北欧。ただ、オーフスのメインの通りには3軒おきくらいに(言い過ぎ?)H&Mが出店していて、1つの通りに10店舗くらいあるんじゃないかとも思えるくらいのH&Mぶりだった。
●コペンハーゲン行きのフライトはディレイ
ビルンからコペンハーゲンへの帰りの飛行機は21:20の予定。ヴァイレからビルン空港へのバスの本数が非常に少ないので(3時間に1本くらい)、事前に時刻表をもらっておき、19:40ヴァイレ発の最終バスで30分後にビルン空港へ到着。
さて、搭乗ゲートは何番かなと出発ボードを見上げると、何やらコペンハーゲン行きは遅れている様子。しまいにはNew Timeが0000と意味不明な表示。12時ってことじゃなければいいけど。。
ビルン空港を出発する便も、いよいよロンドン行き(この便もホントは20時発)とコペンハーゲン行きだけとなった。こんなとき、ラウンジが使えればいいが、ビルン空港のラウンジは20時までで残念ながら着いた時には片づけをしていた。
500mlの水が300円以上するので水も買えず、喉の渇きと戦いながら出発ボードに搭乗ゲート番号が表示されるのをかたずをのんで待つ。22時30分を過ぎてようやく搭乗する飛行機が到着。急いでゲートに向かうと、同じ境遇で待っていた人はウチらの他6人のみ。
中東のセルビス並みの搭乗人数で、コペンハーゲン行きの飛行機は離陸。心なしか機体も軽そうだ。
結局、家に帰れたのは12時過ぎ。。オーフスなんて電車で3時間で行けるのに。。
イレギュラーで休みになっていたりするので、レゴランドに行く場合は必ずオフィシャルのHPで確認を!
Go to Copenhagen いざ北欧へ!まずはデンマークのコペンハーゲン
今日は夕方のフライトでコペンハーゲンへ移動する。
●やっぱり日本食が人気 in ベルリンのスーパー
夕方まで時間があるので、チェックアウト後も宿のネットを使い、色々と作業を進める。カナダのオーロラツアーを調べるも、10月という季節がらなかなかヒットしない。見られるだろうか。
飛行機の移動となると、まず空港まで移動しなくてはならないし、搭乗手続きでなんだかんだ時間がかかるので、15時前には宿を出発。
今回のコペンハーゲン行きの飛行機は格安航空会社なので、ベルリンのメイン玄関であるテーゲル空港ではなく、シェーネフェルト空港を使う。ちなみにここは、旧東ベルリンの空港だったらしい。
シェーネフェルト空港へ向かう途中、ベルリン中央駅の構内にあるスーパーへ立ち寄る。北欧は恐ろしく物価が高いため、ドイツにいるうちに食料を詰めるだけゲットしないといけないからだ。
ベルリン中央駅のスーパーはさほど広くない。とりあえず、サラミやチーズ、パンなどをカゴへ入れ店の奥に進むと、なんと日本食コーナーともいえるべき品揃えの懐かしい食べ物が並んでいる。焼きそばや出前一丁、カップヌードルなどインスタント麺が豊富で、もちろん日本米や醤油をはじめとする各種調味料が揃っていた。
2人で1kgずつバックパックが重くなったところで、ベルリン中央駅からシェーネフェルト空港へ出発。
○ベルリン中央駅からシェーネフェルト空港への行き方
ベルリン中央駅からシェーネフェルト空港まで1時間に1,2本快速電車が出ています。市内交通ABCの2.8ユーロチケットで乗車可能。発車時刻はベルリン中央駅内のInfoで確認を。
●やっぱりおしゃれ。デンマークの空港
いつも通り30、40分押して、コペンハーゲン・カストロップ国際空港へ到着。既に空港から北欧デザインは始まっている。建物自体がおしゃれに作られているのはもちろん、ロビーのベンチやカフェの椅子などちょっとしたものがおしゃれだ。
第24か国目、デンマークへ入国!これから4か国、大いに北欧デザインへ触れる。
○今日の格安航空:ベルリンからコペンハーゲン
今日搭乗する格安航空会社はEasyJet。ベルリンのシェーネフェルト空港の一角はEasyJet一色で、パブリックの空港には見えないくらいだった。さすが格安航空会社の老舗。
ベルリンからコペンハーゲンへの飛行機移動費用:36.365ユーロ(1人あたり)
●日本語を勉強するデンマークの学生
今日から、日本語を勉強するデンマークの学生アンちゃんのお宅に泊めて頂く。カウチサーファーあきえが、カウチサーフィンで知り合い宿泊リクエストに快諾してくれた心優しき人。
コペンハーゲン・カストロップ空港からA5のバスで市内へ。結構夜遅くまで運行しており、便利に使えそうだ。ただ、さすが北欧。結構な運賃を取る。
50分程でコペンハーゲン中心部からちょっと離れたアンちゃん宅へ到着。秋のコペンハーゲンはちょっと肌寒い。
彼女はコペンハーゲンの大学で日本語を学んでいる学生。もちろん、英語はエキスパートで、さらにこれから日本語を学んでいくそうだ。日本語を習い始めてまだ3週間だというのに、結構な種類の単語をマスターしている。欧米人の語学能力ってすごい。
ちなみに、デンマークの学校は全て無料だそうだ。他にも病院や図書館などの公共サービスも無料。公共サービスの充実により、税金が高いことに対する不満は一切ない。日本はなんで税金が高いだけなの??
明日は、朝8時のフライトでビルンに行くので、会話もそこそこに用意して頂いたベッドで就寝。
○カストロップ空港からコペンハーゲン中心部へのバス移動費用:34.5DKK(1人分)
Berlin Wall ベルリンの壁と日本食
今日はベルリンの壁などベルリン市内を観光する。
●ベルリンには3つのBaxPaxが。。
観光へ出る前に、予約しておいた宿に荷物を置きにいかないと。
今日の深夜に到着したベルリンのバスターミナル。果たしてここはどこ?
バスターミナルのチケット売り場のおじさんにベルリン中央駅へ行きたいと聞いてみる。
「バスターミナルを右方向に出て、最初の道を左に行くと地下鉄があるよ。」と教えてくれた。ダンケ!とドイツ初ありがとう。確かにバスターミナルを出るとすぐに”地下鉄はこちら”の看板があり、すぐにベルリンのメトロに乗ることができた。
宿最寄の駅まで、地下鉄を乗り継いで行く。バスターミナル駅の近くのKaiserdamm駅から乗ったU2線は直通では宿最寄の駅まで行かないので、途中の駅で乗り換える。すると、なぜか目的のU1線への案内板には黄色と黒の縞々ステッカーが。もしかして!ヨーロッパ得意の地下鉄工事。。日本では平日の通勤時間に地下鉄工事で運休にするということは滅多にないが、ヨーロッパではよくこの場面に遭遇する。
仕方なく、別の駅を目指す。しかし、そこでも工事中で乗り換えできず。よし、急がば廻れだ。最短経路は諦め、環状になっている山手線のような近郊列車で反対側のU1終点へ回り込む。ここでも工事中だったら諦めよう。
無事、反対側のWarschauer駅ではU1が動いており、やっと乗ることができた。最寄りの駅で降り、駅前の予約した宿「BaxPax」へ。朝から陽気なスタッフのお兄さんが出迎えてくれ、チェックインをお願いする。すると「予約が見つからないよ」と。今日は何かがおかしい。
予約完了の画面を表示したiPadをお兄さんにパス。すると「あ~ここのBaxPaxじゃないね~」。やられた。
結論から言うと、ベルリンには全部で3か所のBaxPaxがある。お兄さんにBaxPaxグループの地図をもらい、またまたU1で移動。途中U6に乗り換え、やっとのことで目的のBaxPaxに到着!地下鉄の1日券を買っておいて良かった。
でも、今日は何かがおかしい。
○ベルリンのバスターミナルから中央駅への行き方
長距離バスが到着するベルリンのバスターミナルは、ベルリンの地下鉄U2 Kaiserdamm駅の近く。バスターミナルを右方向に出るとメトロへの誘導看板があります。
ベルリンの地下鉄は東京の様に張り巡らされているので、路線図を見れば簡単に行きたい駅へ行けるはず。。
●ベルリンの壁を巡る
宿のチェックインを済ませ、早速ベルリン観光へ出かける。
今日のテーマはもちろん「ベルリンの壁」。一昨日のアウシュビッツの記憶もまだ新しいが、今日も過去の悲しい歴史をこの目で見る。
①壁博物館
②ユダヤ博物館
途中、ランチを挟んで
③イーストサイドギャラリー
と見ていく。
①壁博物館
壁博物館の前には、壁で東西に区切られていた当時のチェックポイント(国境のような感じ)が再現されていた。もうここには壁はないが、中央の看板には西側から見える注意書きと、東側から見える注意書きとが違っており、違う国だったんだなということが実感させられる。
壁博物館の外側にも、取り壊されたベルリンの壁の現物が展示されており、分厚いコンクリートの壁に色とりどりの落書きがここを訪れる人を惹きつけていた。
入館すると、当時の様子が写真や模型などがたくさん展示されている。有刺鉄線を飛び越え西側への亡命を試みる兵士、ボーダーぎりぎりで狙撃され西側の報道陣が見守る中命を落とす人、ビートル(ワーゲン)のトランクに身を隠し西側への脱出を成功させた模型など、どれも興味深いものばかりだった。
ただ、一番印象深かったのは、展示されていた大きな地球儀。ナチスドイツとも東西ドイツとも全く関係なかったが、地図上の「日本海」が削り取られ「Sea of Koria」とボールペンで殴り書きされていた。世界中の争いはいつ終わるのだろう。
②ユダヤ博物館
イスラエル、アウシュビッツとユダヤ人に関する土地を見てきただけに、この博物館の展示はやや薄いものに感じた。建築物としての建物は良かったけど。
ベルリンでの初ランチ
ベルリン名物カレーソーセージは既に壁博物館に入る前に、ちょろっとその辺で買って食べたので、今日は試しに日本食のお店へ入ってみる。
ベルリンはなぜか日本食のお店が多く、スーパーでも日本食の食材が売ってたりする。壁博物館近くの「一心」というお店でネギトロ丼を頼む。味はまあまあいける。6.5ユーロと、海外の日本食にしては良心的な価格で(スーパーの10カン入りの寿司はどこの国でも大体12ユーロくらいする)、地元の人で賑わっていた。
そこで気付いたこと。
その1. ドイツの人も箸をちゃんと使えている
その2. 味噌汁はスープ扱い。なので、最初に味噌汁が来て食べ終わったらメインの寿司とか丼が運ばれてくる
その3. 味噌汁などの汁物は、スプーンで飲む。もちろん、器を持ち上げたりはしない
その4. ガリが果てしなく辛い
その5. ホントに寿司が好きみたいで、かなりうまそうに食べている
他にも色々と面白い発見はあったので、海外の日本食屋さんで観察してみてください。
③イーストサイドギャラリー
オスト駅近くの野外展示場。当時のベルリンの壁をそのまま残し、そこに様々なアーティストが絵を描いている。基本的には平和を望む絵ばかりで、東西を分ける壁が今はキャンバスになっていることをその絵を描いたアーティストと共にうれしく思う。
残っているのは、恐らく当時と比べればほんの一部だろうが、壁沿いに歩いてみるとかなりの距離がある。絵を眺めながら軽く1駅分は歩いてしまった。一体、どれだけの規模で壁を設置し、その光景はどんな様子だったのだろう。
ベルリンの壁 観光費用(1人分)
①壁博物館 9.5ユーロ(S割引)
②ユダヤ博物館 2.5ユーロ(S割引)
③イーストサイドギャラリー 無料
●ベルリンの安宿「BaxPax Downtown hostel」
ベルリンにBaxPaxは3か所あるので、予約したところと違うところに行かないように気を付けて。
BaxPax Downtown hostelは、欧米系のバックパッカーが集まる典型的安宿。一階にはカフェや共有スペースがあり快適。朝食は5.5ユーロとちょっと高めで、リネン代2.5ユーロも宿泊費用とは別途必ず取られる。WiFiは無料で接続でき、速度も快適。ネットに接続したPCも置いてあるが有料。
一番安い部屋は30ベッドのドミで、ここはホント寝るだけって感じ。チェックイン時に番号札をもらい、ベッドに掲げるも、寝るぞって部屋に戻ったら別の人が寝てた。。最悪。。
やっぱり今日は何かがおかしい。。
30ベッドドミ宿泊費用:1泊1名 15ユーロ(リネン代は別にかかる)
Go to Germany 夜行バスでドイツへ
今日は、夜行バスでドイツへ移動する。
ドイツから北欧4か国を周った後は、ロンドンからカナダのカルガリーへ飛ぶ。
バスの時間まで、カナダ以降の予定を考えたり、アメリカ国内の航空券を予約したりする。iPadが手に入って2人同時に作業ができるとはいえ、調べ事や航空券の手配などを行っているとあっという間に時間が経ってしまう。ただ、先延ばしにすればするほど航空券が高くなってしまうのも事実。とりあえず、ダラス→ニューヨーク間の予約完了。
●夜中の2時半にベルリンのバスターミナルへ到着!
ポーランドの通貨ズウォティは、再両替のレートが良くないらしいので、残っていた日本円にして1,000円程のズウォティをクラクフ中央駅に隣接するショッピングセンター内のパン屋とスーパーで食べ物を買って使い切る。
物価が安いポーランドでは、1,000円出せばおいしいサンドイッチ2つ、パン3つ、ケーキ1つ、ジュース2つ、その他お菓子たくさんと結構な量が買える。再両替のロスを考えると、食べ物へのExchengeが一番いい。
16時にクラクフを出たバスは1時間おきくらいにバス停へ停車し、夜中の2時半にベルリンへ到着。バスは停車の度に車内を明るくするし、到着したターミナルでは寝れないし(寝てると係員に起こされる)、今日は寝られなそうだ。
ともあれ、第23か国目ドイツへ入国完了。シェンゲン条約加盟国内の移動は、国境越えの手続が無いため国内の移動と変わらない。通貨も一緒になってくれるともっと楽なんだけどね。。
日が昇ったら、ベルリン観光へ。1泊したら、コペンハーゲンへのフライトが待っている。
○クラクフからベルリンへの行き方
クラクフの中央駅に隣接するバスターミナルでチケットが購入可能。バスの乗車もここからなので便利。クラクフからベルリンへの所要時間は10時間半。
クラクフからベルリンへのバス移動費用:193.4ズウォティ(1人)
Auschwitz 悲しい歴史 アウシュビッツ
今日は、ナチスドイツの犯した犯罪を象徴するアウシュビッツを見に行く。
●アウシュビッツに到着するも入れず。。
朝早く宿を出て、昨日調べたバスの時間にクラクフ中央駅東側のバスターミナルに向かう。
アウシュビッツのあるオシフィエンチムへは30分~40分おきと比較的多くバスが出ている。早速、20人乗りくらいの小さめのバスに乗りオシフィエンチムへ向けて出発。
昨日の宿の騒ぎで寝不足だったため、オシフィエンチムへはあっという間に到着。バスの運ちゃんが「アウシュビッツだぞ~」と教えてくれ、バスを下車。アウシュビッツの受付へ。
窓口にエントリーの場所を聞くと、15時まではグループのみとのこと。入れないじゃん。
仕方ない。予定を変更し、第2アウシュビッツのビルケナウに先に行こう。
○クラクフからアウシュビッツ(オシフィエンチム)への行き方
クラクフ中央駅東側のバスターミナルからオシフィエンチム行きのバスが出ています。チケットはバス乗車時に購入可能。
クラクフからオシフィエンチムへのバス移動費用:10ズウォティ(1人)
●広大な殺人工場 ビルケナウの第2アウシュビッツ
ビルケナウには、オシフィエンチムから無料のシャトルバスが出ている。
シャトルバスで5分くらいと比較的近くに第2殺人工場が存在している。ナチスの暴走は、第1だけでは足りず第2、第3と次々とアウシュビッツを建設していった。
到着したビルケナウの正門をくぐると、広大な敷地に囚人が住んでいたバラックが整然と並び、中央にはガス室へ続く鉄道の引き込み線が敷かれていた。張り巡らされた電流が流れる有刺鉄線からは「入ったら最後」の恐怖を痛いほど感じる。
まずはバラックを見学。薄暗いバラック内部には、3段ベッドがきつきつに並べられている。バラックの壁は薄く、床も土が見えていたりと厳しい冬の寒さに耐えられるつくりではないのが見て取れる。しかも、藁を敷いた狭いベッドの1段に、時には8人も詰め込まれていたそうだ。ナチスにとって囚人は人ではないのか。
続いて、鉄道の引き込み線をゆっくりと歩いてみる。途中、1台の貨物車がポツンと置いてあった。狭い車両に大勢の人が詰め込まれ、遠いところからだと7日以上かけ食料も無しで運ばれたらしい。もちろん、そんな状態では移動中にも死者は出たそうで、命からがらたどり着いたとしてもこの線路の先はガス室と非常に残酷。今は静かに佇んでいる車両を見ると、胸が苦しくなる。
線路を進み終点へ到着すると、左右の破壊されたガス室の中央に記念碑が置かれている。ここで犠牲になった人々の母国の言葉で書かれた石碑がいくつも置かれ、慰霊に来る人々が生けた花が犠牲者の心を少しでも癒しているようだった。
ガス室は破壊されてはいるものの、当時の状況をひしひしと感じることができる。「シャワーを浴びる」と言われ人々が入っていく入り口の階段。服を脱ぐ部屋、そして天井からチクロンBを投げ込まれる部屋と続いている。今は見ることはできないが、この部屋には天井や壁にガスに苦しむ人々が付けた爪の跡が残っていたらしい。「もっと効率的に殺せ」と作られたガス室の作りはまさに殺人工場。
さらに奥へ進む。ビルケナウの敷地はホントに広い。一番奥には遺体の焼却炉の跡や、野焼きを行った場所、そして灰を捨てていた池などがある。平和が訪れた今では、キツツキがくちばしで木を叩く音が響いていた。
広大なビルケナウの見学には4時間近くの時間を要し、シャトルバスでアウシュビッツへ戻る。
●悲惨な歴史を展示 オシフィエンチムのアウシュビッツ
15時を過ぎ、ようやくエントリーができた。入場ゲートを抜けるとアウシュビッツの入り口が。「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」という入り口のアーチはあまりにも有名。この”B”がさかさまのゲートを、囚人たちは過酷な労働に出かける度にくぐっていたのだろう。
中に展示してある絵にも、よくこの門は登場する。中でも印象的だったのは、労働から帰ってくる囚人をにやにやしながら看守が見ているという絵。
当時、与えられていた食事は1日にコーヒーと呼ばれた茶色い液体、ひとかけらのパン、腐った野菜のスープが1杯くらいで、囚人たちはみるみるとやせ細り、皆栄養失調に陥っていたそうだ。そんな中で、過酷な労働が続く。もちろん、耐えられず労働中に命を落とす人もいたようで、その絵には亡骸となった何人もの仲間を抱えアウシュビッツへ帰ってくる様子が描かれていたのだ。それを見る看守の光景が忘れられなかったのだろう。元囚人が描いたその絵からは憎しみと悲しみが溢れていた。
オシフィエンチムのアウシュビッツでは、テーマ別に写真や模型、遺品などが展示されていた。大量の衣服や靴、トランクなど、アウシュビッツ到着時に奪われた身の回りの品からは殺された人々の無念を感じる。
映像の展示もあり、当時のアウシュビッツの様子を動画で見ることもできた。あの鉄道で連れてこられた様子や労働風景、多くの人々がガス室で殺され灰になっていくところまで白黒のフィルムは悲惨な歴史を現代に伝えていた。
ナチスドイツの犯罪は、なぜユダヤ人を絶滅させるとまでエスカレートしたのだろう。実際に見てみると、殺人工場の規模はものすごいものだった。
Go to Poland ポーランドのクラクフへ
今日は、ミラノからポーランドのクラクフへ移動する。
10:45のフライトに合わせ、朝早く宿をチェックアウトしベルガモにあるオリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)を目指す。
●小さな空港って便利
宿の前から市内バスに乗り、ミラノ中央駅へ。ミラノ中央駅の東側に空港行きのバスターミナルがあるので、そこからベルガモのオリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)行きのバスに乗車。既にバスのチケットは購入してあったので、発車時間ぎりぎりだったがスムーズに乗車できた。
8時過ぎくらいにオリオ・アル・セリオ空港へ到着。バスを降り、入り口を入るとすぐに今回乗る飛行機会社「RyanAir」のチェックインカウンターを発見。
特にチェックインカウンターも混んでなく、直ぐにチェックイン完了。荷物を預け、空港内を探索がてら搭乗ゲートへ向かう。セキュリティゲートで簡単なチェックを受けるとそこはもう搭乗フロア。ん~コンパクト。まるで日本の地方空港で国内線に乗るかのようだ。混んでる箇所もなく、あっという間に手続完了。
おかげで結構時間が余った。空港内のラウンジは閉鎖されていたので、マックでゆったりとポーランドの情報を調べつつ朝食を取る。時間になったので、搭乗ゲートから飛行機に乗り込む。シェンゲン条約だからだろうか、イミグレもスタンプも特になくイタリアを出国。
○ミラノ市内からベルガモ オリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)への行き方
ミラノ中央駅の東側(駅を背にすると左側)にあるバスターミナルから、ベルガモのオリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)行きのバスが出ています。1時間に2本くらいあり、ミラノからオリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)への所要時間は1時間くらい。
チケットは、駅構内の売店などで「BERGAMO BUS TICKET」と入り口に書いてあるお店で買えます(買えるところは何か所もあり)。バスの時間などもそこで確認を。
ミラノからベルガモ オリオ・アル・セリオ空港(Orio al Serio)へのバス費用:8.9ユーロ(1人分)
●クラクフ空港から市内へ
クラクフ行きの飛行機はベルガモの出発が1時間程遅れ、予定より1時間くらい遅い13時過ぎに到着。第22ヵ国目ポーランドへ入国。
到着したクラクフの空港もまた小さめ。コンパクトな空港はすぐに預け荷物が出てくるなど手続もスムーズだし、何より移動も楽。空港のATMでポーランドの通貨ズウォティを引き出し、クラクフ市内へ移動する。
クラクフ空港を出ると目の前に駅へのシャトルバスが停まっていた。早速無料のシャトルバスに乗り駅へ移動。5分くらいで駅に到着し、そこからクラクフの市内に行けるようだ。しかし、空港の駅はただの野原にぽつんとプラットホームがあるだけ。チケットを買う場所などもない。
もしかして、空港でチケットを買っておく必要があったか。30分おきのシャトルバスは空港に戻ってしまったし、なんて考えているうちに市内行きの電車が到着。乗り込む人々を見ると電車内の券売機でチケットを買っている。良かった。ここで買えそうだ。
そういえば、さっき引き出したズウォティは最大紙幣の100しかない。券売機で使えそうにもない。む~初めての土地は色々途方に暮れる。と、ちょうど駅員が通りかかったので、チケットが欲しいと伝えると、手持ちの発券機で発行してくれた。
市内への電車は30分ちょっとで到着。近くて便利。
○今日の格安航空会社 ミラノからクラクフへ
今回乗った航空会社は「RyanAir」。オンラインで予約し、予約が完了したらオンラインチェックインを行いボーディングパス(搭乗券)を自分で印刷して空港へ持っていく。ヨーロッパで人気の格安航空会社で、ベルガモでも機体に「RyanAir」と書かれた飛行機がバンバン離陸していった。もちろん、機内のサービスなど一切なく、席も自由席だが、特に不満点はなし。
ミラノからクラクフへの飛行機移動 費用:71.99ユーロ(1人)
○クラクフ空港からクラクフ市内への行き方
空港を出るとクラクフ空港駅行きの無料シャトルバスが30分間隔で運行してます。クラクフ空港駅から電車に乗り、クラクフ中央駅まで30分ちょっと。電車のチケットは車内の券売機または車内の駅員から買えます。
クラクフ空港から市内への電車移動 費用:8ズウォティ(1人)
●中世の雰囲気漂うクラクフへ到着
到着したクラクフは、駅前に大型のショッピングセンターがあり、駅を出ると第2次世界大戦の戦災を免れた中世の建物が並ぶ。街の雰囲気はとても良い。
早速、予約していた宿へチェックイン。久しぶりにちゃんとした安宿な感じ。宿にBARも併設されていて良い雰囲気だ。
その後、街へ出て明日行くアウシュビッツ行きのバスを調べたり、明後日移動するベルリン行きのバスを調べたり、歩き方に載っていた「ゴスポダ・フライドゥシャ」でポーランド料理を堪能したりであっという間にいい時間。ゴスポダ・フライドゥシャは、スタッフのお姉さんはちょっと怖いが安くておいしかった。
ついでに、歩き方に掲載されていたコーヒー屋さん「スクレップ・ズ・カヴォン」にも行ってみる。お店が見つけづらくウロウロしたが、隠れ家的なお店をようやく発見。じっくり入れてくれたコーヒーはこれまたおいしかった。
ポーランドっていい国。
明日は、ポーランドへ来た目的でもある「アウシュビッツ」へ行く。
●クラクフの安宿「Hostel Giraffe」
久しぶりの欧米系バックパッカーで賑わう典型的安宿。部屋や水回りの設備は清潔で、ドミ部屋の電源も何か所かある。また、BARが併設されていたりで共有スペースが豊富。朝食付きで、キッチンもある。もちろん、WiFi無料でネット接続のPCも1台置いてある。スタッフの対応も良く、荷物ストレージも無料できちんと保管してくれると、ここまでは完璧だが、強みでもあるBARがこれまたクセモノ。
不定期でパーティが開催され、夜中の2時、3時まで音楽ガンガン&部屋で寝ててもお構いなしに電気を付けたり消したりで、安眠はできません。パーティが行われないと、夜の部屋は静かです。
駅から徒歩15分くらい。
宿泊費用:ドミ12ベッド1泊 25ズウォティ(1人)