Archives for "101_安宿(Hostel)"

Posted by Katsuya on 25th 11月 2010

Biotopo del Quetzal to Flores 幻の鳥ケツァールを待つ

ケツァールの木に集まるめずらしい鳥たち

宿の若女将(8歳)に教えてもらった時間の朝5時半に、ケツァールの木の前で待つ。

●会えるか!?幻の鳥ケツァール

昨日の朝は、残念ながら大雨。

もちろん、そんな状態ではケツァールのケの字も期待できたなかったが、今日は雨も降っておらず万全のコンディション。

夜明け前の5時半からケツァールの木の前で、ひたすら木の上を見上げて幻の鳥が来るのを待つ。

遠くの山がうっすら青くなってきた。そろそろ夜明けだ。

遠くから鳥の声が聞こえだす。

いよいよ、ケツァールの木にも小鳥達が集まってきた。

ケツァールが好んで食べる実がなっているこの木は、高さが結構あるため、木の上のほうで鳥の気配がしても肉眼でその種類を確認するのは結構厳しい。ただ、ケツァールの特徴的な尾っぽは未だ確認できない。

1時間待つ。

くちばしだけ黄色い黒い鳥や、緑色をした小鳥など、日本では見たことの無い鳥が、森のどこからともなくこの木にやってくる。リスも冬に備えてだろうか、木の上でむしゃむしゃ木の実を食い散らかしている。この森は生命に満ち溢れている。

さらに、1時間待つ。

すっかり日も昇ってきた。

木に生い茂る葉っぱの緑が朝日に照らされ美しい。

森の木々たちからは朝露が蒸発し、白い湯気のようなものが出ている。神秘的な世界。

ただ、ケツァールは来ない。

朝の8時を回る。

近くの道を行き来する車の量も増え、いつもの朝の姿になってきた。ケツァールの木に集まる鳥もいよいよ少なくなり、逆に地上を飛び交う虫の動きが活発になってきた。

仕方ない。諦めよう。

●コバンへ移動

コバンの町の中心部。セムクチャンペイは今回パス

次のフライトの予定も迫っており、これ以上ここにステイする日程的な余裕が無いため、なくなくチェックアウト。

宿の看板娘イザベルちゃん(だっけ?)ともお別れし、宿近くからバスを拾い、隣町コバンへ移動する。

1時間半程でコバンの街へ到着。

バスの終点から歩いて街の中心部まで移動する。

そこから、目的の宿へ行き、行くか行かないかまだ決まっていなかったが、セムクチャンペイのツアーの値段を聞いてみる。

1人260ケツァールもするか。しかも、もうシーズンではないのだろう。洞窟内も泳げないらしい。

ということで、セムクチャンペイは今回見送り、ティカル遺跡の近くの街フローレスに移動することに。

○ビオトポデルケツァールからコバンへの行き方

ケツァールが出没するはずの宿「Los Ranchitos del Quetzal」の前の通りから時々通るミニバスを拾えば、コバンへ移動できる。午前中なら15分に1本くらいは何かしらコバン行きのバスが通っているはず。午後でも1時間に2~3本くらいはあるかと。

ビオトポデルケツァールからコバンへのバス移動費用:10ケツァール(1人)

●コバンからフローレス、なかなか遠い。。

レイクビューの部屋から望むフローレスの満月

地図からしてそんな距離でもないし、明るいうちにフローレスに到着できるかなと思っていたが、コバンからフローレス、なかなか遠い。

コバンの街を発着するミニバスが集まるバスターミナルに行くと、客引きが声をかけてきた。

フローレスに行きたいことを伝え、バスを案内される。

ミニバスのシートが埋まり、いよいよ出発。

3時間程、車窓からの景色を楽しんでいると、どこかのポイントに到着。フローレスへはここで乗り換えと車掌さんから指示。指定されたミニバスに乗り換え、さらに2時間。

ようやく到着したころには、辺りも暗くなってきた。

「フローレスはあっちだぜ」

バスを降りる間際、運転手が指差す方向を見ると川がある。

おお、川の向こうがフローレス島か。ただ、橋が見当たらない。まあ、いっか。と、川を渡す小さな舟に乗り対岸へ。

全く、ここがどこかつかめていないが、イメージしていたのよりだいぶ地味な雰囲気。ここはフローレスか?

舟で対岸に着いてから、道をちょっと歩いてみる。

辺りは真っ暗。何も無い。これはおかしい。

舟が着いた場所に引き返し、そこで待っていたミニバスの運転手に聞いてみる。

「フローレスはどこ?」

すると、まだここから60km以上離れているとのこと。どうやら、ここはコバンからフローレスに行く途中に乗り換えるポイントのサヤスチェのようだ。さっきの乗り換えはなんだったんだろう?

ちょうど、そのバスはフローレス行きだったので乗車。辺りも真っ暗になった18時半にサヤスチェを出発。

真っ暗の密林の道を1時間半程走り、ようやく終点フローレスへ到着。

バスターミナルで待ち受けるトゥクトゥクに乗り、フローレス島へ。

歩き方で目星を着けていた安宿にチェックインし、明日のティカル遺跡行きのバスチケットを購入する。

中米の移動は結構大変。。

○コバンからフローレスへの行き方

①コバンの町のはずれにあるミニバスのターミナルからサヤスチェ行きのミニバスに乗る。途中、なぞの乗り換えをし、5時間くらいでサヤスチェへ到着。②渡し舟で川を渡り、③フレーレス行きのミニバスへ乗り換え。1時間半くらいでフローレスのターミナルへ到着。④トゥクトゥクに乗りフローレス島へ。5~10分くらいで到着。

①コバンからサヤスチェへのバス移動費用:50ケツァール(1人)
②サヤスチェの川の渡し舟移動費用:2ケツァール(1人)
③サヤスチェからフローレスへのバス移動費用:20ケツァール(1人)
④フローレスからフローレス島へのトゥクトゥク移動費用:10ケツァール

○フローレスの安宿「ミラドール・デル・ラゴ」

フローレス島にある安宿。歩き方にも掲載されている。

レイクビューの部屋がおすすめ。部屋は広く、バルコニーもあり。ティカル遺跡へのツアーや、メキシコ行きのシャトルなどの手配もしているため便利。設備も清潔で、商売熱心のスタッフは値段交渉にも応じてくれ対応も良い。WiFiは使わなかったけど、たぶん無料で利用可能。

宿泊費用ダブル1泊:定価140ケツァール
(※交渉可。いくらまで下がったかは・・宿のおじちゃんとの約束のため秘密・・)

かつやcat

Posted by Akie on 23rd 11月 2010

Basilica and Quetzal[Los Ranchitos del Quetzal] パシリカとケツァール

朝。車の音で目を覚ます。
・・まだ7時。
早いけど、バシリカは朝6時からやってるので早起きしてバシリカへ。

平日の早朝にも拘わらず、バシリカの前には多くの参拝客が訪れていた。
休日は人で溢れかえるらしい。

昨日はミサが行われていたので近くまで行けなかった黒いキリスト像を見にいく。

○エスキプーラスの黒いキリスト像

教会を正面に見て左側にある、外の入り口からキリスト像を目指す。
教会の裏側を通っていくルートで、祭壇奥にあるキリスト像へ。

先住民のアイデンティティとキリスト教の精神が融合していると言われる「黒い」キリスト像。
侵略者であるスペイン人と同じ肌の色「白」ではなく、先住民と同じ「黒」にする・・
現在では中米の人々に慕われている像であるけれども、
制作段階での意図については色々と考えさせられてしまう。

でも、2世紀前に作られた黒いキリスト像は独特な雰囲気を持っていて、
素直に神々しく感じられた。

このバシリカがある場所で2世紀以上昔にイエス様が降臨するのを見た人がいた。
この広いバシリカのどこら辺だったんだろ・・
考えながら歩いていたら、ちょっと空気の異なる場所があった。もしかしたらココ?
エジプトのシナイ山の麓にある修道院でも感じた空気の場所あり。
(黒いキリスト像を見るルートの帰路)
なんの確証もないんだけど、、他にもそう思った人いるかな。

アンティグアからはるばるホンジュラスとの国境近くにあるこの町まで着たのは
ひとえにこの像を見るため。
実際に見てしまうと・・あっけない気もする。
けど、それは来れたから思うことなのかな。とりあえず、来れてよかった。

バシリカの後は路上で売ってたトルティージャを朝ごはんに食べ、市場を散策。
その後10時前には宿をチェックアウトし、次の目的地を目指した。

トルティージャ・・出来立てでおいしかったな:ribon:
ふわふわ出来立の生地は一枚毎に味が違う。
あんこだったり、鶏肉、チーズ、卵など色々な具が入っていて、更に上からサルサソース。
砂糖たっぷりのコーヒーと一緒に。いい朝食。

次に向かう先は・・

ビオトポ・デル・ケツァール

そう、幻の鳥ケツァールを見に行きます:onpu1:

○火の鳥を見るためやってきたグアテマラ

ケツァールとは・・グアテマラの国鳥であり、
手塚治の「火の鳥」のモデルになったとも言われている美しい鳥。
体長はハト位。でも尾がすごーく長くて、野鳥愛好家の間では憧れの存在らしい。

最初、コスタリカまで見に行こうと思ってたんだけど、
グアテマラでも見れる!という情報をメキシコでゲット。

予定を変更し、グアテマラでケツァールを見れる場所
ビオトポ・デル・ケツァールにある安宿へ行くことに。

ここの安宿、乾季の12月から3月の早朝ならほぼ確実にケツァールが見れるらしい。
まだ12月じゃないけど時期は近い。かけてみるしかない:bikkuri1:

エスキプーラスからバスを乗り継ぎ乗り継ぎ・・
(エスキプーラス→チキムラ→エルランチョ→ビオトポデルケツァール)

16時ごろ・・やーーっと到着。
ビオトポ・デル・ケツァール。

そしてバス降りてすぐの場所にあった宿「Los Ranchitos del Quetzal」


昨日も日本人が泊まってたらしい。
もういないってことはケツァ-ル見れたって事かな?期待大:kira:

しっかりものの宿の女の子(8歳)が
お部屋から何から色々案内してくれた。

ケツァールが来る木も案内してくれて、朝5時半から待て。と指示が。

気になるのは天気。着いてから小雨が降り続いている・・
雨でもケツァール来る?と聞いてみる。

答えは「ノ」

明日の朝、晴れることを祈るしかない。

今日はその宿の女の子と遊んで過ごした。
夕食を宿でとり(周辺にお店は一切ないので注意。うちらはパンを若干買い込んできた)
明日の朝に備えて今日は早めに寝た。

でも・・夜が更けるにつれ、雨がどしゃ降りになってくる・・:ame::down:
このままだと見れない、ケツァール!

困ったな・・雨の音がこわい・・・:taran:

明日、晴れてますように。

○エスキプーラスからビオトポデルケツァールへの行き方

①エスキプーラスのパシリカ前の通りで、チキムラ行きのバスを捕まえる。バックパックをしょって通りを歩いていれば、車掌さんが「チキムラ?」と声をかけてくる。マイクロバスに乗り、チキムラへ。所要1時間半くらい。

②車掌さんにコバンに行きたいと伝えておけば、チキムラの街の入り口で次の案内係がバスに乗り込んできて、エスキプーラスからのバス終点から案内してくれる。案内されたバスは、グアテマラシティ行きで途中のエルランチョで乗り換え。大型バスに乗り、エルランチョへ。所要2時間くらい。

③車掌さんにコバンに行きたいと伝えておけば、エルランチョで降ろしてくれる。エルランチョでコバン行きのバスに乗り換え。チキムラからのバスで降ろしてもらったところのすぐ近く。ビオトポデルケツァールへ行きたいと車掌さんに伝えておけば、ビオトポデルケツァールの入り口で降ろしてくれる。ワンボックスタイプのミニバスで所要1時間半くらい。

○エスキプーラスからビオトポデルケツァールへの移動費用

①エスキプーラスからチキムラへのバス:1人15ケツァール
②チキムラからエルランチョへのバス:1人20ケツァール
③エルランチョからビオトポデルケツァールへのバス:1人25ケツァール

○ビオトポデルケツァールの安宿「Los Ranchitos del Quetzal」

庭の木にケツァールがやってくることで有名なビオトポデルケツァールの安宿「Los Ranchitos del Quetzal」。

バスで降ろしてもらうビオトポデルケツァールの入り口からコバン方面へ歩いて2,3分のところにある。

ダブルの部屋の費用:130ケツァール。若干ぬるいホットシャワー・トイレ付き。

お布団が若干カビ臭い・・以外はOK。
ちょっとごはん高いけど、この立地でごはんが食べれるならしょうがないかな。だって周囲は森の中。(朝食:コーヒー5ケツァール 昼食:パンは1個1ケツァール 夕食:35ケツァール)

節約派は、チキムラだったり近くの村で最低限の食料は買い込んできたほうがいいかも。

あきえ:a_house:

Posted by Akie on 22nd 11月 2010

go to Esquipulas アンティグアからエスキプーラスへ。怒涛の移動日

朝起きると昨日にも増して富士山くっきり。
こんなにくっきりな富士山、アンティグア初日以来かも。
始めと最後。綺麗な富士山(今更だけど名前はアグア火山)が見れて良かった。

最後にいい人達にも会えて名残惜しいけど、行かなくちゃ。
ペンション田代をチェックアウトし、中米の巡礼地、エスキプーラスを目指す。

メルカドの少年から1個7ケツァールの安たばこを大量に買い(かつや、タバコ代節約)
まずはチキンバスでグアテマラシティを目指す。

○エスキプーラスへの道のり

グアテマラシティ(通称ガテマラシティ)の終点からは
客待ちしてたタクシーに乗り込み、エスキプーラス行きを出している
Rutas Orientales社のターミナルへ。

ガテマラシティは治安が悪い事で有名で、強盗に遭ったらどうしよう・・って
ちょっと不安だったけどそんなこともなく大丈夫だった。
タクシーの運転手が強盗に化けることもなく、
タクシーの中からガテマラシティを車窓観光。

治安さえ悪くなかったら普通に歩いてみたい町なんだけどな。
まあ、昼間人通りの多い場所なら大丈夫でしょう。
平日にも関わらず、さすが首都。賑わってる~

Rutas Orientales社のバスはチキンバスじゃなくて
立派な普通のバスだった。
まぁ、背もたれのリクライニングが壊れてたりするけど、そんなのは余裕。

エスキプーラスまで片道5時間。だけどその間にトイレ休憩はなし。
寄る先々の町でお菓子やらごはんやらの売り子が乗り込んでくるからかな。
バスを降りての休憩がないのはグアテマラの特徴かも。

○やっと到着。エスキプーラス

ひたすらバスに乗ること約5時間。エスキプーラスに到着!

ここはキリスト教徒にとっての大事な巡礼地。
昔イエス様がこの地に降臨されたのを見た先住民がいて、
その後数々の奇跡を起こした事で、中米の巡礼地として賑わっている。
地元住民の依頼により彫られた黒いキリスト像が有名。
せっかくの世界一周。世界各地にある巡礼地も回ってみたいと思っていた。
けどなんだかんだとバタバタ。ちゃんとした巡礼地はイスラエル以来かな。

○水シャワー

エスキプーラスの宿・・
歩き方であらかじめ目星は付けていた。
けどなんせ地図がないから場所が分からない。コピーさせてもらったロンプラの地図のみ。
名前と住所を頼りに探そうか、と思っているとバスを降りた瞬間客引きが。
一応みてみよっか~と着いていく。
最初に案内してくれた宿は設備もいいし(ホットシャワー・トイレつき)まぁまぁの安宿。
でも値段が・・一部屋100ケツァールと、ちょっと予算オーバー。
渋ってると違う宿を紹介してくれた。・・したらこっちが激安。部屋は狭くて寝るだけ。
水シャワー・トイレは共同。

み、水シャワー・・・どうしよう・・て最初考えちゃったけど、一泊だけだし
安いしって事でここに決定。
シャワー一日我慢代。
宿決めるのに時間使いたくなかったからよかった。たぶん最安値。

○宿、以外と便利。

まだ外も明るいので、すぐ近くにあるバシリカへ。
中ではミサが行われており、静粛な雰囲気。しばらく待ってみたけどまだ終わらなさそう。
暗くなる前に市場を見に行く。
バシリカすぐ近くで出てるたくさんのお店。名物菓子か巡礼グッズを売っているお店が多い。
ぷらっと見た後でもう一度バシリカへ。
やっぱりまだミサの最中。中からは賛美歌が。綺麗な歌声に癒される。

外はもう暗い。夜になるのはあっという間だ。
黒いキリスト像を見るのは明日かな。

夜ご飯も宿の近くで。
メニューは・・ポヨ、ポヨ、ポヨ(チキンのみ)
・・グアテマラ、お肉ばっかし。

ーーーーーーーー
ポヨづくし。ポヨフリートはやっぱりうまい。
グアテマラのポヨはどこで食べてもぴかいち。
ーーーーーーーー by かつや<img src=”../wp-includes/images/smilies/cat_2.gif” alt=”cat” />

肉嫌いの私は・・:down:
ポヨクリームっての頼んだら、クリームソースもポヨが強すぎてギブアップ。
ほぼ全部、かつやへあげちゃった。
はー、、お肉以外のメインが食べたい。

外は暗くなったけど、まだ20時前。
でも狭い部屋でやることもなく(シャワーも水シャワーだし)早めに寝る。

ちなみに横は家族4人連れ。部屋の大きさは一緒。うちらの比じゃない。

○アンティグアからエスキプーラスへの行き方

①アンティグアのメルカド横からグアテマラシティ行きのチキンバスへ乗る。「グァテ~グァテ~」と車掌さんが連呼しているので、どのチキンに乗ればいいのかはすぐ分かる。10分~20分に1本はある。所要1時間ちょっと。
②グアテマラシティ行きのチキンバス終点まで行き、待ち構えているタクシーに乗車。エスキプーラス行きのバス始発ターミナル(Rutas Orientales社)へ。タクシーの運転手は場所知ってるので、行き先伝えればOK。所要20分くらい。
③ターミナルに着くとRutas Orientales社の客引きが来るので「エスキプーラス」と伝えれば、チケット売り場やバスを案内してくれる。バスは30分に一本(客が少ないとスキップするっぽい)。所要5時間くらいで、エスキプーラスへ到着。

○アンティグアからエスキプーラスへの移動費用

①アンティグアからグアテマラシティへのバス:1人10ケツァール
②グアテマラシティ内ターミナル移動タクシー:1台35ケツァール
③グアテマラシティからエスキプーラスへのバス:1人50ケツァール

○エスキプーラスの安宿「Lemus hotel」

グアテマラシティからのバスはエスキプーラスの街の中心部が終点。バスを降りると、ホテルの客引きが声をかけてくる。何件か紹介してくれた中で今回決めたのが「Lemus hotel」。

特徴はとにかく安いこと。エスキプーラスは1泊だけの予定なので、寝れればいいということで最安のこのホテルに決定。立地が良く、グアテマラシティからのバス終着点やチキムラ行きのバス出発点にも近く、パシリカに近いのも便利(全て徒歩2,3分圏内)。

ただ、部屋は狭くベッドのみで、ネット環境はもちろん、電源すら無し。水周りは共同でシャワーは水シャワーのみ。メインの通りにも近いため、車やバイクの走る音や排気ガスのにおいもちょっと気になるかも。うちらはシャワー一日我慢することにして、ここに泊まった。
だって安いの一番。

宿泊費用:ダブル1泊 50ケツァール

あきえ:a_house:

Posted by Katsuya on 30th 10月 2010

Go to Antigua ようやく到着アンティグア

グアテマラのチキンバス。グアテマラシティからアンティグアへ

タパチュラからの夜行バスはあっという間にグアテマラシティに到着。
着いたよと起こされ、時計を見ると朝の6時。

サマータイムのメキシコとは1時間の時差があるので、携帯の時計を1時間戻す。朝5時のグアテマラシティはまだ暗く、治安も良くない街らしいのでしばらく到着したバスターミナルで時間を潰すことに。

しかし、中米の朝晩は冷える。メキシコの宿に冬服は置いてきてしまったので、こんな時に大活躍なのが寝袋。包まっていると、あっという間に辺りは明るくなっていた。

●アンティグアにはどうやって行こう。。

さて、街も動き出してきたので寝袋の温もりは名残惜しいが、そろそろアンティグアへ移動せねば。といっても、このバスターミナルがどこなのかさっぱり分からない。一応、歩き方を見る限りグアテマラシティからアンティグアへはソナ3というエリアからバスが出ているらしいが。。

そこで、バスターミナルのスタッフにソナ3への行き方を聞いてみると、タクシーで移動するしかないようだ。このバスターミナルはソナ1らしいので、歩けない距離でもなさそうだが、グアテマラシティは中米でも1、2を争う治安の悪さ。それも加味して、タクシーを勧めているのだろう。

スタッフの方に呼んで頂いたタクシーがバスターミナルに到着。事前にターミナルのスタッフにタクシー料金を確認しておいたので、料金交渉がその料金に落ち着いたところで、ソナ3のグアテマラシティ行きのバスターミナルへ向けて出発。

●ローカルバスに乗りアンティグアへ

タクシーの車窓から見るグアテマラシティの街は、早朝のため、まだシャッターで閉ざされた店ばかりのせいかもしれないが、確かに物騒な気配がする。少しの金をケチって全財産奪われるよりは、日本円にして350円程で乗れるタクシーの方が間違いないだろう。

ソナ1の長距離バスターミナルから10分程で、ソナ3のアンティグア行きバスターミナルへ到着。タクシーを降りると同時に、「アンティグア、アンティグア」とローカルバスの客引きが声をかけてきた。

グアテマラのローカルバス(通称チキンバス)は、噂通りアメリカのスクールバスを改造した派手な車体。ウチら以外乗客はいないが、アンティグア行きのバスは発車。街を走りながら次々と乗客を拾っていき、あっという間にバスは一杯になってきた。運転手と客引きの連係プレーでバスを乗客で一杯にするさまはお見事。

グアテマラシティから1時間程走ったところで終点アンティグアに到着。客引きの方に現在地を聞き、今日の目的地ペンション田代へ向かう。

○グアテマラシティからアンティグアへの行き方

タパチュラからのOCC国際バスは、ソナ1にある長距離バスターミナルへ到着する。グアテマラシティからアンティグアへはソナ3からバスが出ているため、バスターミナルでタクシーを手配してもらい、ソナ3のバスターミナルへ。

ソナ3にあるバスターミナルへ着くと、「アンティグア、アンティグア」とバスの客引きが声をかけてくるので、後はバスに乗り1時間程で終点アンティグアへ到着。

グアテマラシティからアンティグアへの移動費用
・バスターミナル間のタクシー移動:Q35
・グアテマラシティからアンティグアへのバス:Q10(1人)

●ゆったりとした街アンティグア

久しぶりにほのぼのとした街アンティグア

メキシコシティの宿をチェックアウトして丸2日。ようやくアンティグアの宿へたどり着いた。

無事部屋も空いており、チェックインした後、買い物がてらアンティグアの街を見に行く。

今日は天気も良く、アンティグアの街は平和そのもの。公園では子供たちが遊んでいたり、石畳の道には観光客相手の馬車などが走っていたりとほのぼのした空気が流れている。

中央公園近くのCITI Bankでは警備員さんが目を光らせており、安心してお金を引き出すことができた。あまり治安の良くない中米においては、安心してぶらぶらできそうな街だ。

その後、スーパーで食材を調達し、2日ぶりに宿でゆったり過ごす。明日は、もう少し街を見てみよう。

●アンティグアの安宿「ペンション田代」

今日からアンティグアの街中にある日本人宿「ペンション田代」に宿泊する。この安宿は、街の中心部に位置し、グアテマラシティ発着のバス乗り場からも近いため便利。

宿泊費も格安なうえ、キッチンやホットシャワーなど設備も清潔で整っている。ネットは一応1日20分無料で使える(WiFiも普段は使えるみたいだけど、安宿ではお決まりの調子が悪いとのこと)。

情報ノートや、スペイン語学校情報なども豊富で、やっぱり日本人宿って快適。

宿泊費用(1泊):ドミ1人40Q、ダブル1室Q80

Posted by Akie on 20th 10月 2010

Go to Mexico メキシコ入国

メキシココーラ

ダラスの宿を早朝に出発し、いざメキシコへ。

○国際線でも機内食のないアメリカン航空

カナダからアメリカへ飛ぶときにも利用したアメリカン航空。
そのときもそうだったんだけど、この航空会社、国際線なのに機内食が出ない。

ワンワールドのチケットを日本で購入する際、
カナダ→アメリカ間の機内食が出ない説明は受けていたものの、
他の路線については特に聞いていなかったので今回は出るかと思いきややっぱりなし。

格安航空会社だったら分かるけど、なんで出さないんだろう?
機内食って国際線ならではの楽しみだったりするので、ないのはちょっと残念。
そこまで予算を削って果たして魅力的なのだろうか。
9.11以降大変な状況にあるアメリカの航空会社ならではなのかもしれない。
という事で、お昼はダラスの宿で握ってきたおにぎりを機内で食べる。

○メキシコ到着!

飛行機は3,4時間で第30ヶ国目のメキシコへ到着。

二人とも今迄で一番の最高レベルの厳戒態勢で望む。
だってメキシコの治安をネットで調べたら、腕時計してるだけで腕切られるとか
地下鉄でいきなり強盗に身ぐるみひっぺがされ周りの人は見て見ぬフリとか・・
恐ろしいことしか出てこなかったメキシコ。
メキシコの治安、どうなってるの??

タクシーのほうが安全だとは分かりつつもそんなお金はなし。
空港のハジのハジまで歩いて地下鉄へ。何度か乗り継ぎを繰り返し宿に到着する。

メキシコの地下鉄

なんとかまだ無事。腕ある。ふー・・
今日はこわいので、宿近くのスーパー、ウォルマートに行き終了。
暗くなったらおそわれる。。。。

スーパーはアメリカ系で広かった、でもダラスのが楽しかったかも。

メキシコシティの巨大スーパー、ウォルマート

※後でそこまで危なくないって事を知る。
腕時計してるだけで腕切られるとか昔の話しらしい。
メキシコは中米の中では安全なほうみたい。まぁ、油断は禁物。

○ダラスフォートワース空港

出発ロビーに無料のインターネット&電源有り。
但し、ノートパソコンの場合、LANケーブルが必要。フリーWiFiは無し。

○メキシコシティの安宿 ペンション・アミーゴ

フリーWiFi・キッチン・冷蔵庫・フリー調味料に加え、
何とフリーウォーター(おいしいお水)&朝食付き!!
朝食は早い者勝ち。パン・軽食・コーヒー・ミルクなど。
コモンルーム(ダイニング)と広い中庭・ハンモック有り。
水回り:若干設備は老朽化しているけど清潔。毎日清掃してるっぽい。
宿泊費用:一泊目80ペソ。二泊目以降は70ペソ。個室も同料金なので、2人旅の人にはお勧め。
WiFiも快適に使えるし、水回りも結構清潔だし、いい宿。個人的には大好き。沈没注意です。

あきえhouse

Posted by Katsuya on 19th 10月 2010

In Dallas JFKの暗殺されたシックスフロアへ行く

ダラスシックスフロアミュージアム。このビルの6階からジョン・F・ケネディは狙撃された

ベンチで仮眠を取り2時間くらいすると、寒さと大勢の人の気配に起きてしまう。

まだ早朝の4時過ぎ。早朝から目的の飛行機に乗り遅れまいと皆忙しそうだ。また、ダラスはまだこの時期暖かく外は半袖でも大丈夫なのに、空港内は真冬の様な寒さ。冷房強すぎで、風邪ひきそう。。

●前回泊まったダラスの宿へ

しばらく空港でウトウトしながら、宿のチェックインの時間を待つ。

ようやく街も動き出す時間になったので、この間ニューヨークに行く前に泊まったDallas Irving Backpackers Stopへ。TREでの移動は痛い目を見たので、今日はバスで移動。費用も安くあがり、待ち時間が少ない分、バス移動の方が快適。

10時チェックインで予約したのに、宿に到着するとスタッフはおらず、電話をすると11時に来るとのこと。結局、スタッフが来たのは12時前で、前回もチェックインは待たされたので、この宿は居心地は良いが時間に余裕があるときでないと厳しいかもしれない。

○ダラスフォートワース空港からSouth Irving駅への行き方

ダラスフォートワース空港から南リモートパーク行きのフリーシャトルバスで南リモートパークへ。そこから、408番のバスに乗ると30分程で到着します。

ダラスフォートワース空港からSouth Irving駅バス移動費用:1.75ドル(1人)

●偉大なるJFKの暗殺されたシックスフロア

ようやく宿のチェックインも完了し、ダラス観光へ出発。

South Irving駅からダウンタウンへバスで移動し、ジョン・F・ケネディの暗殺されたシックスフロアへ。

これまで、ジョン・F・ケネディのことを詳しく知らなかったが、このシックスフロアミュージアムでいかに彼が偉大だったかを初めて知ることになった。

このミュージアムでは、ジョン・F・ケネディの活躍した60年代アメリカの文化の紹介から始まり、アメリカが抱える問題、そしてジョン・F・ケネディがどのようにそれらを解決していったか、そして彼がどのような最後を迎えたかなどが、パネルや日本語のオーディオガイド、ショートムービーやその他展示物などで詳しく紹介されている。

キューバ危機、アフリカ系アメリカ人に対する人種差別、冷たい戦争、核戦争の危機、日米和平など様々な問題を解決し、そして人類への偉大なる資産であるアポロ計画を実現するなど、あの短期間でこれだけの仕事をこなすことができたのは、彼のカリスマ性やリーダーシップが計り知れないものだったのだろうと実感した。これだけの案件を抱えるのを想像しただけで、ぞっとする。。

そして、印象的だったのは、彼が政治家として絶頂期に他界してしまったことで、無限の可能性を永遠のものにしたということと、人類が戦争を終わりにしなければ、戦争が人類を終わりにしてしまうというジョン・F・ケネディの一言。

ジョン・F・ケネディはホントに偉大な大統領だったのだろう。

○シックスフロアミュージアム入場費用:13.5ドル(1人)

●ダラスといえば大型スーパー

日本でおなじみのドーナツもダラスのスーパーでは安く売ってる

前回、ダラスにステイした時もお世話になった宿近くのスーパーへ夕食の買い物に。

アメリカ郊外のスーパーはとにかく売り場も売っている物もビックサイズ。1kg近いバケツアイスが1ドルちょっとで売っていたり、コーラも販売最小単位が2ℓだったり、肉の大きさもハンパない。さらに、ニューヨークやカナダと比べてずっと安い。そりゃアメリカ人の体型もああなるわなと納得。

今日のメニューは親子丼。宿にはフリーの醤油も置いてあり、久しぶりの日本食を満喫。

明日は、いよいよアメリカを離れメキシコへ移動する。

かつやcat

Posted by Katsuya on 14th 10月 2010

Go to Niagara Falls 再びカナダへ!

大自然の中を走るアムトラックの車窓から。紅葉が美しい

今日はニューヨークからナイアガラフォールズ カナダ側へ移動する。

電車の出発時間は7時15分。30分前までには来てねと言われていたので、皆がまだ寝静まる5時に起床。昨日も寝るのは遅かったし、今日も仕事なので起きてきた猫のシロ(Shiro)だけにさよならを伝え、5時半にはエリスちゃん宅を出る。

スモールワールド。3人とはきっとどこかでまた会える。

●快適!アムトラック

6時半にはPENNステーションに到着し、ゲートが開くのを待つ。

出発ゲートの前には続々と列が伸びていき、出発15分前にようやくゲートオープン。パスポートチェックの後、電車へ乗り込む。久しぶりの長距離列車。普段の狭い飛行機やバスの座席と違ってやっぱり電車のシートは広くて快適。アメリカ人の体系を考慮してか日本の新幹線より一回り大きいシートは何時間でも乗ってられそうだ。WiFiは飛んでないけど、席に電源は付いてるし。

紅葉のきれいな景色を車窓から眺めつつ、快適なアムトラックを楽しむ。しかし、遠い。

●電車の中でパスポートコントロール

ようやく16時過ぎにアメリカ側のナイアガラフォールズ駅へ到着。カナダ側のナイアガラフォールズもすぐ近く。ということで、もうすぐ到着かと思ったが、アメリカとカナダの国境の川を渡り、カナダ側のナイアガラフォールズ駅に電車が停車してからがまた長い。

それは、長いアムトラックに乗っている全員を端からパスポートコントロールしていくからだ。停車中の電車に乗り込んできたカナダの税関は乗客を順番に入国審査を行っていく。質問は相変わらず多いが、無難にこなし無事カナダへの再入国が完了。その後も、1時間程電車の中で全員が終わるのを待ち、ようやく電車から降りることができたのはもう夕方。

そこから予約した宿へ歩いていく。

○ニューヨークからナイアガラの滝への行き方

ニューヨークのペンシルバニア駅からナイアガラの滝行きのアムトラックが出ています。カナダ側のナイアガラフォールズ駅へ行くには、行きも帰りも1日1本なので、前日にチケットを購入しておくのが賢明。

ニューヨークからナイアガラの滝へ電車移動費用:片道1人56ドル

●今日は移動で終了

カナダといえば木のマークのHI系ホステル。これまでずっと快適だったので、今日もナイアガラフォールズのHIに泊まる。

早速、チェックインし一息ついてからキッチンで夕食の準備。自分の米を料理に使ってもいいよと言ってくれる日本好きの優しい元K-1選手がいたり(KIDとも2回対戦したって言ってた)、他にもシーズンオフのナイアガラはゆったりとした雰囲気でなかなか過ごしやすい。

今日は移動だけで終わってしまった。明日いよいよナイアガラの滝を見に行く。

●ナイアガラフォールズの安宿「HI – Niagara Falls」

ナイアガラのHI「HI - Niagara Falls」もなかなかいけてる

カナダ側のナイアガラフォールズ駅から歩いて5分くらいとかなり近い。ナイアガラの滝までも歩いて30分くらいでレインボーブリッジまで行けるので、ロケーションがかなり良いナイアガラの滝周辺の安宿。

キッチンや共有スペースも広く、無料のWiFiやネットにつながった無料PC、無料コーヒーなどサービスも問題無し。ドミの部屋が若干狭く、部屋はほぼ寝るだけスペースだが、共有の水回り設備もきれいで快適。

さすがカナダのHI系ホステルは期待を裏切らない。

宿泊費用:ドミ1泊1名 25CAD(税別)

Posted by Katsuya on 11th 10月 2010

Go to dallas アメリカ入国!

ダラスFort Worth空港最寄の駅。何もないうえ、電車2時間待ち

カルガリー空港で1時間程睡眠をとり、フライト2時間前の朝5時にチェックイン。

セルフチェックイン機でチェックインすると、またしても搭乗券ではなく、unableなんちゃらと書かれたドキュメントが印刷されてきた。嫌な予感。。

●アメリカ入国にはやはり厳しいチェックが

急いでカウンターへ聞きに行くと、今回はノーシートではなくESTAの登録の有無を確認するためだった。良かった。

以前登録したESTAの登録完了画面をiPadに表示し、カウンターのお姉さんにパス。iPadの画面から登録番号を確認し、無事ボーディングパスが発見された。すんなりと画面の拡大やスライドなどiPadを操作するしぐさを見ていると、iPhoneユーザーだろうか。もはや世界標準となったiPhoneのユーザーインターフェースにちょっと感心。

いつものようにチェックインカウンターではバックパックを預けず、荷物を持ったままアメリカ行き専用のパスポートコントロールへ進む。入出国の用紙を記入し、審査官の元へ。このところ、審査官にはなぜかたくさん質問をされるが、カナダ出国(アメリカ入国)でも同様だった。アメリカではどこに泊まるのか、アメリカの次はどこへ行くのか、いつ日本に帰るのかなど、その他様々な質問をされ、最後に両手の全ての指と顔写真を採取され無事イミグレを通過。

ここでようやくバックパックを預かってもらえた。アメリカ入国を拒否される可能性もあるので、荷物預かりはパスポートコントロールの後なのだろう。

続いて、セキュリティチェック。手荷物のX線や金属探知のゲートなど設備はいつもと同様なのだが、かなりチェックが徹底している。手荷物は何度も何度もX線を行ったり来たりし、バッグの中身を全部出さされている人もいた。2時間前にはチェックインカウンターに並んでいたが、セキュリティチェックに並ぶ間に残すところ30分とフライトまでの時間が迫ってきた。それでも、列はなかなか進まない。

ようやく順番が回ってきて、手荷物のチェックと金属ゲートをくぐり、さらにCTスキャンのような全身スキャンを撮られ無事チェックをパス。急いで免税店でタバコを買い、搭乗ゲートへ歩いていく。空港のアナウンスで早く来てねと名前を呼ばれつつも、何とかぎりぎり間に合った。チェックインカウンターには2時間前からチェックイン開始と書いてあったが、2時間だと結構ぎりぎり。

●移動するだけで一苦労のダラス

カナダのカルガリー空港を7時に出発したAmericanAirlineの飛行機は、現地時間11:45にダラスFort Worth空港へ到着。第29か国目アメリカ合衆国へ上陸!

昨日予約したホステルへ向かうため、行き方を確認する。空港からバスに乗り、電車に乗り換えればすぐに着きそうだ。まずは最初の目的TRE(電車)の駅を目指す。

ダラスFort Worth空港からは無料のシャトルバスが出ているため、シャトルバスに乗りまずは中継地点であるSouth Remote Parkingへ。空港の駐車場だが、空港からは結構離れている。

空港の駐車場でTREの駅行きバスを待ち、ようやく到着したバスに乗車。駐車場から最寄の駅まで、これまた結構離れている。ようやく最寄のTREの駅に到着し、これであとは電車に乗れば2駅で宿最寄の駅だ。

駅の券売機でチケットを買い、ホームにある時刻表を見る。今は12時45分。12時代の電車はもう行ってしまった後だ。次の電車は…、14時半。。ダラス、電車なさすぎ。。

●宿でも待ち時間

駅周辺には屋台のホットドック屋が一つあるのみで、見渡す限り何もない。駅にある自販機は全て現金を投入する部分が壊されている。何もないプラットフォームでとにかく待つしかないか。。

10月のダラスは思いのほか暑い。カルガリーから移動してきたからかもしれないが、Tシャツ一枚でも日向にいると汗をかくくらいだ。1.5ドルのホットドックは簡単なものだが、アメリカを感じさせる味付けで結構いける。

ホームには徐々に人が集まってきた。乗る方面を間違ったら命とりなので何度も方向を確認し、目的のダラス方面の電車がようやく到着。市内行きの電車なのに2階建ての車両が長く連なったやけに大げさな列車に少し不安になりながらも、乗車した電車は2駅で目的の駅へ到着。

駅から徒歩で移動し、宿に到着すると閉ざされたエントランスには張り紙が。人の気配が一切無い、一軒家風の安宿にまたしても不安に。張り紙に書いてあった番号に電話すると15分待って!と。普段、宿にスタッフは常駐していないのだろうか。

電話してから約30分。ようやくスタッフが到着。昨日、今日と移動と待ち時間ばかり。。

●それでも物価は安いダラス

これだけ買っても1人400~500円。アメリカ意外と安い

一息入れた後、ご飯を食べに外へ出る。スタッフお勧めのステーキハウスは残念ながらCLOSEだったので、スーパーで食材を調達することに。

意外と物価の高かったカナダと比べると、ダラスの物価は安い。大型スーパーだからかもしれないが、今日の夕食、明日の朝、昼と食材を山ほど買っても日本円換算で1,000円くらい。輸出企業はじめ日本の経済にとってはマイナスだが、円高米ドル安の恩恵をひしひしと感じる。

ということで、宿のキッチンで豪華なディナー(って言っても1人500円にも満たない)を作りテキサスのサーロインステーキを堪能。

明日は午前中の便でニューヨークへ移動する。

●ダラスの安宿「Dallas Irving Backpackers Stop」

ダラスFort Worth空港からも、ダウンタウンからも近く(電車の本数は少ないけど。。)、最寄のSouth Irving駅や近くの大型スーパーからも歩ける距離なのでもろ車社会のダラスでは便利な安宿。

一軒家に少し手を加えた感じのホステルなので、リビングスペースやキッチンは立派。ベッド数も少ないため、共有スペースが混むこともなくゆったりと使える。無料WiFiや無料のPCもあり、不安になる外観とは異なり快適な安宿。

4ベッドドミ1泊1名:25.56USD

Posted by Katsuya on 9th 10月 2010

Bow Valley Parkway ボウ・バレー・パークウェイを走る

エメラルドグリーンに輝く午前中のボウ湖

今日がカナダ国立公園巡り最終日。

まずはレイクルイーズの街からアイスフィールド・パークウェイをジャスパー方面に戻りボウ湖を見に行く。

●国立公園入場料金1日19ドル

レイクルイーズからジャスパー方面に向かう時、レイクルイーズの街を出て一旦ハイウェイ#1に乗り、すぐに#93のアイスフィールド・パークウェイに乗るのだが、そこに国立公園パスのチェックポイントがある。

2日前に初めてここを通った時に、国立公園の入場料を請求された。その時には、今日の16時までの料金を支払ったので、午前中のうちにボウ湖を見て、すぐに帰るなら料金は不要と考えていた。

チェックポイントに到着。

「これからどこへ行くの?」

「ボウ湖です。」

「今日はどこに泊まるの?」

「バンフです。」

「明日はどこに泊まるの?」

「カルガリーです。」

「じゃあ、19ドル。」

「。。。」

あれ?フロントガラスに貼ったチケットには今日の16時までってなってるけど。どういうこと?と聞いてみる。

「あなたと議論する必要はない。はい、19ドル。」

いやいや、今日バンフに帰るってば。

「バンフに帰ったとしても19ドル。」

分かったよ。今日中にカルガリーまで行きますから。

「あなたは、今日バンフってさっき言ったでしょ。はい、19ドル。」

続いて、

「早く払わないとSP呼ぶわよ。車のナンバーも控えたから。はい、19ドル。」

ちゃんと説明してくれれば、気分よく19ドル払えたのに。もはや脅迫。全く雄大な自然を感じさせない国立公園係員のおかげで朝から気分が悪い。というか、トークオンリーで料金を決めるこのシステムってどうなんだろ?

ボウ湖を見て、気分を変えよう。

○バンフ、ジャスパー国立公園入場費用

車1台2人乗車:1日 19.6CAD

●エメラルドグリーンのボウ湖とモレイン湖

湖の上から見るモレイン湖は美しい

午前中の湖は美しい。ボウ湖の脇の道は何度か通ったが、午前中の太陽を浴びるボウ湖は一面エメラルドグリーン。この自然が国立公園として維持管理されていくなら、決して高い費用とは思わないよ。19ドルのおねえさん。

さて、昨日泊まったレイクルイーズの宿で話した日本人のスタッフの方から、モレイン湖の美しく見えるスポットを教えて頂いた。モレイン湖は初日に見て残念な感じだったっだけに、バンフに戻りがてら今日改めて見に行ってみる。

美しく見えるポイントは、モレイン湖の湖畔ではなく、入口手前のトレッキングコースを10分程徒歩で登ったところにある。今日も、湖畔の色はさえなかったが、トレッキングコースを登ってみるとそこには美しいモレイン湖が広がっていた。

エメラルドグリーンのボウ湖とモレイン湖を見て、すっかり気分を癒された。やっぱり自然って偉大。

●ボウ・バレー・パークウェイを走りバンフへ

ジョンストン渓谷の滝は迫力満点

モレイン湖からレイクルイーズの街を抜け、再びボウ・バレー・パークウェイへ。

キャッスル山やムース・メドゥと見どころをチラ見しつつ、ジョンストン渓谷へ。ここでは、ショートとロングのトレッキングコースが用意されており、長い方では見どころの滝まで行くのに1時間かかるいうので、今日は短いコースを選択。

川沿いに作られたコースを進むと道は徐々に険しくなり、崖に設置された狭い橋を通ったりとエキサイティングな感じになってくる。そこを抜けるといよいよショートコースの見どころの滝へ到着する。

小さな洞窟を潜り抜けると、上流から一気に滝壺へ流れ落ちるこれまたエメラルドグリーンの滝が現れた。滝の近くまで行くと、轟音と共に水しぶきが体を覆う。一体、これだけの水はどこから来て、なぜこれだけ流れ続けられるのだろうか。

●国立公園巡り終了。が、宿満室!?

すっかり日も傾いてきたボウ・バレー・パークをバンフ方面に走らせる。

バンフ初日に泊まった宿が快適だったので、今日の宿もそこにする予定。今はオフシーズンだからいつも空いてるよ~なんて言っていたスタッフの軽い言葉を信じたのが甘かった。宿に到着し、部屋の有無を聞いてみるとまさかのフル。やられた。違う宿を紹介してもらい行ってみるも、その宿もフル。

カルガリー行きのバスチケットも明日の日程で既に買ってしまったし、今日の宿どうしようか。そう言われてみれば、土曜日のバンフの街はやけに混んでいる。もしかして、安宿は既にどこも一杯か。最後の頼みの綱の歩き方に載っている宿へ行ってみる。

「部屋ありますよ」

良かった。空いていた。

しかし、初日に泊まった宿と比べ、格段にレベルが落ちた。混んでいる時に空いている宿って何か訳があるってことか。。

明日は朝一のバスでカルガリーへ移動する。

●バンフの安宿「YWCA」

久しぶりにいけてない安宿。YWCAとメジャーなホステルだが、そのためかまるで市場の競争原理が働いていないような感じ。名前をデータベースに入力するだけで10分かかったり、普通の鍵の部屋なのにカードキーを渡したりとスタッフのレベルは低く、部屋やキッチンなどの設備も古かったり狭かったりといまいち。さらに、食器を使うだけでIDをフロントに預けないといけないなど使い勝手も悪い。

ドミ部屋の電源は明らかに足りず、WiFiも24時間で13ドルとおかしな値段設定。初日に泊まったHI系のホステルと比べ良い点は無し(しかも宿泊費もYWCAの方が高い)。にもかかわらず、たくさんの日本人旅行者が宿泊していた。歩き方の文章の書き方一つでここまで左右されてしまうのか。

宿泊費用:ドミ1泊1名 33CAD

Posted by Katsuya on 8th 10月 2010

Icefield parkway アイスフィールド・パークウェイを走る

冬には姿を消してしまう謎のメディスン湖。既に水位が下がってきていた

今日は、ジャスパー周辺とアイスフィールド・パークウェイの見どころと回る。

●メディスン湖とマリーン湖

カナディアンロッキー最大の湖マリーン湖は深い藍色

ジャスパーから東へ山道を進み、まずはマリーン湖を目指す。

途中途中、車を停め景色を楽しみつつ、1時間程でマリーン湖へ到着。最大幅22km、最大深度97mのカナディアンロッキー最大の氷河湖であるマリーン湖は、その深さのためか他の湖と違い深い藍色をしている。湖畔に立ってみると奥に見える山まで永遠と湖が続き、豊富な水をたたえる湖にしばし見入ってしまう。

続いて、ジャスパーから来た道を引き返し、メディスン湖を目指す。

秋ごろから徐々に水位を下げ、冬には完全に干上がってしまうという謎のメディスン湖は既に水が引いてきており、雲の影から差し込む日の光に照らされ幻想的に輝いていた。豊富な水をたたえる夏と完全に干上がった冬の姿も見てみたいものだ。

●豊富な川の水が石灰岩を侵食するアサバスカ滝

深い浸食とエメラルドグリーンの水が圧巻のアサバスカ滝

続いて、アイスフィールド・パークウェイの見どころアサバスカ滝を目指す。

一旦、ジャスパーの街まで戻り、そこからアイスフィールド・パークウェイに乗りレイクルイーズ方面へ。30分程でアサバスカ滝の案内標識が見えてきた。

アサバスカ滝を見に行くには、川沿いに作られた遊歩道を通る必要がある。遊歩道の入り口には、たくさんの野生動物を説明する看板があり、そして隣には熊に注意の説明書きも。「団体で行ってね」や「食べ物は持っていかないでね」など。熊に遭遇しないことを祈りつつ、遊歩道へ入る。

無事、熊に遭遇することなく滝を眺めるメインの橋へ到着。橋から下を見下ろすと、長年の浸食で削り取られた谷はかなりの深さ。それと同時に、滝から落ちる見事な水量には自然の偉大な力をひしひしと感じる。もちろん、このあたり一帯の特徴でもあるが、川を流れる水や滝を落ちる水の色がエメラルドグリーンで美しい。

あまりのスケールに写真を撮りすぎて、PENのバッテリーは2日で無くなってしまった。。

●今日の宿を探す

今日の最終目的地は特に決めていない。とりあえず、レイクルイーズ方面に戻りつつ、HI系のホステルをあたって行こう。

最初に見つけたHI系のホステルに空き部屋はあるか聞いてみる。幸いにも部屋は空いていたが、スタッフのお兄さんがさらっと一言。

「でも、ここ電気はないけどね」

電気が通っていないホステル。今まで聞いたことが無かった。さすがカナダの国立公園内のホステルだ。折角の大自然、インターネットはおろか、電子機器なんて必要ないのだろう。もちろん、そんなステイもやぶさかではなかったが、あいにくカメラのバッテリーが切れてしまったので、別の宿を探すことに。

レイクルイーズ方面に進むと、他にもHI系の安宿はいくつかあったが、電気が通っていないところが多い。そうこうしているうちにレイクルイーズへ到着。さすがにレイクルイーズの街ともなると、電気も通っていたので今日の宿はレイクルイーズのHI系安宿に決定。

カナダの国立公園巡りは、明日が最終日。いまだに時差ボケが完全に抜けておらず、早めに就寝。

●レイクルイーズの安宿「Hosteling International Lake Louise」

カナダのHI系ホステルは意外といけてる。ここも安い割には設備はきれいで新しく、キッチンも広い。その上、電気もインターネットもある(WiFi無料)。しかも、ピークシーズンではないためか、4人用のドミ部屋を2人で使え、プライベートルーム状態。電気もシャワーもない、大自然な安宿もいいけど、最新の宿はやっぱり快適。。

宿泊費用:ドミ1泊1名 26.5CAD