Archives for "010_ヨルダン(Jordan)"

Posted by Katsuya on 23rd 7月 2010

Go to syria 意外と大変。。シリアへの入国

ライトアップされた美しいウマイヤドモスク

今日は、昨日に引き続き国境越え。
ヨルダン(アンマン)からシリア(ダマスカス)へ移動する。

●セルビスの運転手がどっかいっちゃった。。

朝6時半にホテルを出発。セルビス乗り場までタクシーで移動(メーターで1JD弱)し、シリア行きのセルビス乗り場のチケットオフィスで1人11JDを支払う。オフィスのスタッフと交渉の結果、3人×11JDでOKだったのだが、オフィス側の話とセルビスの運転手とで話が折り合わず、怒った運転手は車を走らせどこかへ行ってしまった。

ということで、ウチらは待ちぼうけ。しかも、今度はオフィスのボスが出てきて4人集まらないと出発しないと言ってきた(もちろん1人11JDのまま)。若干、ボスと言い争うもすぐに別の乗客が1人来て4人そろったので、時間ももったいないし悔しいが引き下がる。7時には出発するはずだったが、結局アンマン出発は8時過ぎ…。今日の目的はシリアのクネイトラへ行くこと。果たして間に合うだろうか。

●ヨルダン出国完了。が、シリアの国境でビザ取得に時間かかる

セルビスは国境へ向け順調に進む。最初のヨルダン側国境へ到着。コントロールの事務所では、現地の人が並ぶ窓口とは別のオフィスでパスポートを預け、すぐに出国スタンプの押印完了。

セルビスに戻り、次はシリアの入国事務所へ。アンマンの日本人宿では、シリアビザは国境で簡単に取れるとのことだったが、シリア国境の係員が「なんでシリアビザ持ってないの?」と突っ込んでくる。何とか手続きをしてもらい、支払い窓口でビザ代を払おうとすると、今度はおつりのドルがないと、ここでも時間をくってしまう。早く行きたいドライバーはもうカンカン。そうはいってもウチらもどうしようもない。またそこでもめる。

結局、ビザ代はシリアポンドで払うことが出来たので、3人分1,300SPを払いやっとのことでビザをGET。そこからさらに行列に並び、ようやく入国スタンプを押してもらえた。入国に時間がかかっている外国人は他にもおり、乗ってきたバスにおいていかれてしまった人もいた。セルビスの運転手はちゃんと待っててくれてよかった。

そこからセルビスで移動し、荷物チェックや入国ゲートなど、シリアへの入国は意外と大変だ。結局、セルビスの終点(ダマスカスの郊外)に到着したのが13時45分。クネイトラへ行くための許可証を申請するオフィスが14時までのため、急いでタクシーに飛び乗る。

●クネイトラ行きの申請は間に合わず

そこまで200SPと言われたが、交渉している時間もないのでとにかく行ってもらう。しかし、飛び乗ったタクシーは残念ながら英語が全く通じず、意思疎通が困難なためクネイトラの申請オフィスへ到着したのは14時をとっくに回ってしまっていた。しかも、オフィスでは金曜日はCLOSEと言われ、どのみち今日は申請できなかった。

近くの広場からセルビスに乗り、ダマスカス市内に戻る。アンマンの日本人宿の情報ノートで目星を付けていた宿にチェックイン。今日は、朝早くから色々あってとにかく疲れた。とりあえず3人でダマスカス名物のチキンを食べに行く。

さて、クネイトラの申請場所を探すときや市内へ帰るためのセルビスを探すときなど、シリアの人はかなり親切にしてくれる。さらに、市内に着いたセルビスからホテルを探すときなど5~6人がかりでホテルまで案内してくれたり、チキンのお店を探しているときも地元のお兄さんがそこまで連れて行ってくれたりと、今までのアラブの国では考えられない程(もちろん他のアラブの国も親切な人は多いが)良い人ばかりだ。もちろん、客引きでもなく、バクシーシの要求も一切ない。シリアって素敵な国かも。

●ダマスカスの見どころを回る

カシオン山からの夜景はやばい

シリア滞在の日数は限られている。明日ダマスカスを離れる予定なので、今日のうちに見どころを見て回ろう。

初めに訪れたのがダマスカスの旧市街。時間も遅いうえ今日は金曜日なので、お店も結構閉まっていたが、ライトアップされたウマイヤドモスクはきれいだった。また、スークの途中のアイス屋は地元の人に人気のようで、皆そこのアイスを片手に旧市街の通りを歩いている。大混雑したお店でなんとかアイスをGET。ちょっと甘いが確かにおいしかった。

アイスを食べながら外でモスクを眺めていると、地元の人が話しかけてきた。そのシリア人は日本が好きで、日本に行くのが夢だそうだ。いつかは行きたいが日本入国のパーミッションを取るのが難しいらしく、行ける目途が立たないと残念がっていた。自由に世界を旅行できるというのは恵まれた環境なのだろう。また、日本に行きたいのに行けないとう外国人の話を聞くと、何とも寂しい気持ちになる。

次は、カシオン山の夜景。

旧市街前でタクシーを捕まえ、いくらでいけるか聞いてみる。One Way 500SPとかなりふっかけてくる。それから複数台タクシーを止めやりとりしていると、地元のおじさんが助けに来てくれた。間に入って交渉してくれるも、片道300SPがやっとの金額。諦めずに別のタクシーを捕まえた、ちょうどその時ポリスが登場。タクシーの運ちゃんに一言。

「メーター使ってるよね?」

「はい。使ってます」

ラッキー。値段交渉無しでメーターで行ってくれることに。ようやくタクシーを確保できた。

カシオン山から見るダマスカスの夜景はホントにきれい。地元の人たちも夜景を楽しんでおり、とてもいい場所だった。結局、カシオン山の上で1時間以上待たせてしまい、タクシー運賃は270SP程になってしまった。ただ、純粋に片道だけならメーターで80SPくらい。どんだけふっかけてくるのよ。

明日こそクネイトラへ。

●ダマスカスの安宿「ZIAD HOTEL」

ダマスカスの中心部にある安宿。アンマンの日本人宿マンスールホテルの情報ノートに記載あるのみ。典型的な中東の安宿で、空調はファンのみ、水回りも清潔とは言い難い。建物も古く、寝るだけなら問題ないといったレベル。

トリプルの部屋:1人250SP

Posted by Katsuya on 22nd 7月 2010

Go to amman ノースタンプでヨルダンに戻る

ダマスカス門前のアレンビー橋行きのセルビス

今日は、エルサレムからヨルダンのアンマンに移動する。

●セルビスでイスラエルの国境へ

朝7時にチェックアウトし、ダマスカス門前にあるセルビス乗り場へ。セルビス仕切りのおじさんに教えてもらい、アレンビー橋行きのセルビスの前で待つ。

人数が集まらないと出発しないセルビス。しばらく待つも全く人が集まらない。何かがおかしい。そこで、周辺を見回すと、近くに動きのあるセルビス乗り場が。ウチらが待ってたこのセルビス、ただ路駐してただけだ。。

動きのあるセルビス乗り場へ行き、チケットオフィスでヨルダン行きのチケットを購入。セルビスの定員人数はすぐに集まり出発(さっきの待ってた時間なんだったんだろう・・・)。

アレンビー橋手前でポリスのチェックがあり、ちょっとした車の渋滞。1台1台車体下部や乗客のパスポートをチェックしていく。大型バスが何台も待ち、その横にはボーダーの有刺鉄線が地平線まで続いている。

●無事ノースタンプで帰って来れた

ようやく順番が回ってきた。ポリスチェックはすぐにパスし、ボーダー内部へセルビスは進む。

アレンビー橋の国境で簡単な出国手続きを行い、ヨルダン入国のためのシャトルバスに乗り替える。ちょっとの距離を走るシャトルバスに2人で8.5JD(高い!)のバス運賃を支払い、ヨルダンへ入国。

パスポートは既にバスの中で預けていたため、それを窓口で受け取る。イスラエルの入出国は別紙で行ったため、最初にヨルダンに入国した以外のスタンプはない。なんか不思議だが、これで問題なくシリアにも行けそうだ。

○エルサレムからヨルダンへの移動費用(1人分)

セルビス代 36NIS
イスラエル出国税 167.5NIS
ヨルダン入国のシャトルバス 4.25JD

●アンマン最後の夜を満喫

キングフセインの国境からセルビスでアンマン市内へ。

セルビス乗り場からダウンタウンに向かうセルビスに乗り替え、マンスールホテルへ。

できれば今日のうちにシリアに入りたかったが、意外と待ち時間が多く、アンマンのホテルについたのは14時過ぎ。外も暑いし、国境越えで疲れたので、今日は最初のヨルダンでゆっくりすることに。

余ったイスラエルのシュケルをシリアポンドへ両替したり、地元のおいしいレストランやスイーツのお店でアンマンを満喫。

明日一緒にダマスカスに行く人が見つかったため、セルビスシェアでシリアへ向かうことに。

明日も早起きだ。

Posted by Katsuya on 14th 7月 2010

Go to Jerusalem ノースタンプでイスラエル入国!

ノースタンプでイスラエル入国!宿近くのダマスカス門

昨日、ルアイさんにタクシーを手配して(特別料金で!)頂き、約束のタクシーは6時過ぎにホテルへ到着。

特別料金からさらに値切り、1人4JDでキングフセイン橋へ向けて出発。1時間程でヨルダンとイスラエルの国境キングフセイン橋へ到着。

●ノースタンプでヨルダン国境を越える

ノースタンプの方法は情報ノートできちんと予習していたので、後は運次第か。

まずはX線の荷物チェック(出発ロビーの機械が壊れているのか、なぜか到着ロビーの機械を案内された)を受けた後、出発ロビーで待つ。

8時に窓口がOPENし、パスポートを提出。今日最初の「ノースタンププリーズ」。

ヨルダン側では、問題なく別紙にスタンプを押してくれた。ちなみに、ヨルダンの出国税は無くなったようだ。

パスポートを預けたまま、イスラエル行きのJETTバスに乗る。途中、車内チェックのため乗客全員がバスを降ろされ、銃を構えた格好のまま軍人がバスの中へ突入。ここはヨルダンとイスラエルの国境。物々しい。

預けていたパスポートはバスの中で返却後、スタンプを押した別紙は回収された。

●いよいよ勝負のイスラエルイミグレ

9時前にはイスラエルへ到着。

バスを降り、まず大きな荷物を預ける。その時、パスポートに荷物預かりのステッカーが貼られたが、これもシリア入国時にひっかかるらしいので、後で剥がさないと。

まずは、ロビーに入る前にパスポートチェック。ここでも「ノースタンププリーズ」と念のため伝える。

その後、ロビーに入り手荷物のX線と、金属探知のゲートを潜る。まるで飛行機に乗る前のようだ。

次に、旅行者用の列に並び、係員のお姉さんからの合図を待つ。しばらく待つと、1番の窓口へどうぞと合図があり、ヨルダンの宿から一緒だった4人でいよいよ勝負のイミグレへ。

今日最後の「ノースタンププリーズ」。

入国審査官からすかさず「Why?」。

そう。その流れ。その質問は知っている。答えはばっちり用意済みだ。

「トルコへ陸路で行く時にシリアを通るから。」さらっと答える。

特に不信感は無し。そして、他の質問も全て想定通りで「イスラエル入国の目的は?」とか「どこに泊まる?」とか、終始にこやかなやり取りで4人への尋問は終了。

無事、別紙のスタンプをGET。パスポートは無傷のまま、荷物をピックアップし、別紙が回収されるポイントを通りイスラエル入国が完了。

さっそくヨルダンディナールをイスラエルシュケルへ両替。気になるレートは街中の両替商と比べて3?4円高いくらい。

その後、バスチケットを40NIS(荷物込み)で購入し、バスでエルサレムのダウンタウンへ移動。

ホテルへチェックインするころには13時を回るくらいになってしまった。朝早くからなかなかハードだった。

ただ、エルサレムは金・土と身動きが取れなくなるので、今日のうちに見れるところを見ておこう。

●聖墳墓教会を訪れる

聖地の重みを感じるエルサレムの聖墳墓教会

ちょっと宿で情報を調べてからダマスカス門へ。

1週間分くらいの現金を入手しておきたかったが、その辺のATMはATM使用料のかかるタイプ(ATM側で手数料を取られて、さらにCITI BANK側でも取られてしまう)で割に合わないので、手持ちの100ユーロを取り合えずスーク入口付近で両替。レートは1NIS=0.2ユーロ=23円くらい。

さて、今まで色々なスークを見てきたが、イスラエルのスークは他よりちょっと洗練されている。

物価も高いが、その辺のレベルも高そうだ。

最初の見どころはスークを進み、聖墳墓教会へ。

他のチャペルと違い、さすが聖地という重みがすでに周囲の空気から感じられる。地下や上の階にも様々な形でイエスキリストが祭られている。

多くのクリスチャンの人々が巡礼に訪れており、この風景はとても美しい。

あっという間に2時間近く経ち、次は嘆きの壁へ。

●嘆きの壁を訪れる

ユダヤの聖地エルサレムの嘆きの壁

今度はユダヤ教の聖なる場所だ。

近くまで行くと、壁の向こうにはイスラムのモスクの金のドームが見える。

3つの宗教全ての聖地エルサレム。すごいパワーを感じる。

嘆きの壁では、正装のユダヤ教徒が壁に向かって祈りを捧げている。祈りの方法も独特で、興味深い光景だ。

今日はハードだった。

ピザとビールを買って、4人でピザパーティ。

しばらくゆっくりと寝てない気がする。今日は特に眠い。。

●エルサレムの安宿「PalmHostel」

ダマスカス門近くでエルサレム観光に便利な立地。部屋はあまり清潔とは言い難いが、キッチンや無料のWifiがあり設備やコモンスペースは充実している。

清潔さを求めなければ、安く快適な宿。

宿泊費用(ドミ):1泊 40NIS(1人)

かつやcat

Posted by Katsuya on 13th 7月 2010

Go to Amman ペトラからアンマンに移動。そして死海へ

死海に浮かぶペトラから一緒だった旅人と現地の人

今日は、ペトラからアンマンに移動する。

●アンマン市内に入るも突然のマシントラブル

昨日、ホテルで予約したセルビスが8時に迎えに来る。セルビスシェアの約束をした4人で乗り込み出発。

砂漠の道をひたすら進み、3時間程でアンマン市内に入る。

と、ここでドライバーが緊急停止。

ボンネットを開け、何やら調子を見ている。

これまで調子良く走っていたが、ブレーキに問題が見つかったらしい。

アンマン市内は交通量も多く、シビアなブレーキングが要求されるので、念のため車を乗り換えてくれとのこと。

何やら怪しいが、ブレーキトラブルがホントだったら走り続けるのも確かに危ない。

代わりのタクシーが到着し、乗り換える。

これまた人相の怪しいドライバーにますます不安は募るが、結局何の問題もなく目的のホテルへ到着。乗り換えたタクシーでも約束通り料金は発生せず良かった。

●日本人宿として有名なマンスールホテル

さて、到着したホテルはあの有名なマンスールホテル。

地球の歩き方にもその方の名前が出ている程、日本人好きのスタッフがいることで有名。

到着するなり、早速冷蔵庫からジュースを出してくれたり、タバコをいきなり箱ごとくれたり、今日死海に行きたいと伝えるなり特別料金でセルビスを手配してくれたりと、至れり尽くせりだ。

もし、事前にここのホテルの情報を知らずこの待遇だったら間違いなく怪しさ満天だが(まさにタダより高いものは無いって感じ)、ペトラから一緒にセルビスシェアで来た方がペトラに来る前にもここに泊まっており、その時の待遇を聞いていたので、逆にその通りで驚いた程。

その待遇の良さからか、宿には他にもたくさんの日本人が泊まっていた。

情報ノートも充実しており、イスラエルのノースタンプのノウハウをしっかりと予習する。

●定番の楽しみ方で死海を満喫

さて、死海へはホテルを15時半に出発。

宿からタクシーで1時間程で死海に到着。

噂通り死海の体験は楽しい。死海に入るとホントに勝手に体が浮き上がる。そして、ほんのちょっとでも死海の水が目に入るとヤバイくらい痛いし、口に入ると苦い。

さらに、タクシーのドライバーがすばらしい状態の泥を秘密の場所から発掘し、死海で定番の泥パック体験。

そして、定番の死海に浮きながら新聞を読む写真を撮り大満足。

ただ、はしゃぎすぎて、塩の結晶で手を切ってしまった。。

マンスールホテル名物!?の特性スパイスおにぎりをみんなで作る

ホテルへ戻ると、ルアイさんが特製スパイスのご飯を炊いてくれ、宿のみんなでおにぎりを作る。

おにぎり片手に、夜遅くまで旅の話しで盛り上がる。

●アンマンの安宿「マンスールホテル」

アンマンの有名な日本人宿マンスールホテル。スタッフのルアイさんが日本人好きで、旅の相談など色々親切に教えてくれる。設備は多少老朽化しているが、特に問題無し。

宿泊費用ドミ1泊: 4JD(1人)

かつやcat

Posted by Katsuya on 12th 7月 2010

Petra ダイナミックで神秘的なペトラ遺跡

ペトラ遺跡の顔の巨大なエル・ハズネ

今日は1日かけてペトラ遺跡を見て歩く。

●これぞペトラ!いきなり現れる巨大な神殿風の彫刻

ホテルからの無料送迎が朝7時なので、6時半から朝食を食べ、その後無料送迎のハイエースに詰め込めるだけ詰め込まれ(なんと助手席に3人!)、5分程でペトラ遺跡に到着。

遺跡内は暑く、しかも1日がかりなので、2人で1.5?の水3本を持っていく。遺跡内は間違いなく足元見られる価格だろうし、と水にばかり気を取られていたら帽子を宿に忘れた。。

朝の日差しはまだ緩く、はじめの道は左右に大きな岩盤がある隙き間の道なので、日陰で風も通り涼しい。

左右にちょこちょこ祠らしき穴などを眺めつつシークを進むと、ペトラ遺跡の顔とも言えるエル・ハズネが見えてきた。

岩盤をくり抜いて創った神殿風の建物の彫刻は、結構巨大でとても精巧な作り。そして、昔の作品とは思えないくらい保存状態もいい。

建物の正面入口から中が続いているのかと思ったが、中をのぞき込むとすぐ壁になっている。昔の人は何のために、この建造物を創ったのだろう。

とても神秘的だ。

●当時は立派だっただろう街の中心部

その先の道も左右にを岩盤に挟まれる格好で狭い通路が続く。

先へ進むと道も開け、至る所に墓のような岩をくり抜いた祠がある。

円形劇場を左に見ながら、さらに先へ。この時点で、既に結構な距離を歩き、日差しも強くなってきた。水を大量に持ってきて良かった。

昔はここに人が住んでいたのだろうか、川の跡のようなものと、一本道のメインストリートに差し掛かる。

そして、Great Templeと書かれた遺跡を散策する。

建っていたころはきっと立派な建物だったのだろう。今では柱が少し残り、その面影をかろうじて感じられる程度だ。

さらに奥へ進んだところで、一旦広い道は終了。

●頑張れロバ!

ペトラ遺跡は広い。移動のためのらくだやロバはそこらじゅうに

と、ここでロバ引きに「ここから先はロバに乗っていかないと進めないよ」と声をかけられる。またまた?と、今までしきりに呼びかけてくるロバ引きと同じ様に断ろうと思ったが、ここから先の道は険しそうで「ガイド付きじゃないとダメ」というネンキの入った看板も立っている。

仕方なく交渉開始。

1人10JDから始まり5JDまで下がったが、そこから先はロバ引きは一歩も引かない。仕方ない。5JDで交渉成立。

ロバにまたがり、山道を進む。

だんだんときつくなる坂にロバの息も上がる。

頑張れロバ!

途中、徒歩&ノーガイドで登っている人(やっぱりロバに乗らなくてもいいんじゃん!)を追い越しつつ、20分程登ったところで最終ポイントへ。

この気温でこの坂を自力でここまで登るのは、かなりきついだろう。これで、ロバ5JDは有り。

ただ、ここからは徒歩。最後の5分を自力で登り山の頂上付近へたどり着く。

●BEST OF VIEW IN PETRA

山を登り終えるとペトラ遺跡最大のエド・ディルが

開けたその場所には最初に見たエル・ハズネよりも大きく立派なエド・ディルが。

岩山の一部になっているその神殿はホントにすごい。人間が作ったとは思えない程ダイナミックで、元々の岩盤の模様も美しい装飾となっている。

ここで周りを見渡すと、BEST OF VIEW IN PETRAと書かれた看板が、山のてっぺんに掲げられている。

これは登らねば。

いくつかのビューポイントを登り、ペトラ遺跡からの眺めを楽しむ。

乾いた大地の山々は、日本の風景とは全く違う。

「この世の終わり」というビューポイントもあったが、まさにそんな感じ。

そこで、持ってきた昼食を済ませ、ゆっくりと下山を開始する。

●ナチュラルなペトラ遺跡

正午も回り、いよいよ周辺の岩も熱を帯びてきた。

直射日光を地球の歩き方で遮るも(帽子を忘れちゃったので。。)、全身がどんどん熱くなってくる。

日陰を見つけては休み、行きと同じくらいの時間をかけて戻る。

ペトラ遺跡は思ったほど観光地化されていない雰囲気で、所々ある店の客引きもそこまで積極的ではない。

また、遺跡内が広大なため観光客の密度も低く、ルート表示もNo Entry表示も無く、すごく自由に動き回れてとても楽しめた。

時には柵も全くない断崖絶壁に不安も感じたが、その適当な感じもアラブっぽくていい。

○ペトラ遺跡入場費用:33JD(1人)

●宿で日本人と情報交換

ホテルへの帰りの送迎は17時。1時間程、外のレストランでコーラを飲みながら待つ。

迎えの車で宿に戻ると、たくさんの日本人がいた。ホテルの夕食を一緒に食べ、色々と情報交換をする。

やっぱり実際に回ってきた人の話を聞くと、これから訪れる場所がとても楽しみになる。

さて、明日はアンマンに移動する。

ちょうど、明日アンマンに移動する日本人が2人いたので、4人でタクシーを予約。ホテルの手配で1人7.5JD。

ホテルから見えるペトラの街の夜景を楽しみつつ、早めに就寝。

かつやcat

Posted by Katsuya on 11th 7月 2010

Go to petra アカバからペトラへ移動

アカバのナッツは一度食べると病みつきになる味

1泊だけしたアカバを後にし、今日はペトラへ向かう。

●アカバのナッツには要注意

その前にアカバでヨルダンディナールを調達しておかねば。

近くの銀行へ行ってみるが混んでいたため、両替商で手持ちのエジプトポンドをヨルダンディナールへ両替する。港の両替所よりもレートは良く、1JD=8LEで小銭も全てレート通りに変えてくれた。

加えて銀行のATMで現金を引き出し、アカバのナッツを買ったら準備完了。

アカバはナッツが有名ということは知っていたが、まさかここまで美味しいとは。何気なく試食したが最後、400gを3JDで購入してしまった。日本では食べたことない、ナッツのバーベキュー味。これはうまい。

●アカバからペトラへはバスで移動

その足で、ペトラ行きのバスが出るアカバのバスターミナル(ムジャンマ)へ。もちろん、時刻表もバスの番号も無いが、ムジャンマに着くなり客引きのおじさんが声をかけてくるので、直ぐにバスに乗ることができた。

アカバからペトラまで1人5JD(荷物込み)とちょっと高かったので、値切りにかかったが、おじさんは一歩も引かず。

タクシーと違い、複数の供給がある訳ではないのが需要側からすると弱い。

ムジャンマに何台か止まっているペトラ行きのバスに端から客を乗せていき、席が埋まった段階で発車するからだ。

仕方なく5JDでバスに乗り込む。

○アカバからペトラへの行き方

アカバ中心部のムジャンマからペトラ行きのバスが出ています。マイクロバスタイプのバスは直ぐに乗客で一杯になるので、待ち時間はそんなに無く出発します。

アカバからペトラへの移動費用:5JD(荷物台込み)

●暑苦しいバスでペトラへ到着

バスはきれいだったが、日本でいうマイクロバスタイプのバスなので結構狭い。しかも、なぜか途中でエアコンがOFF。横の席のおじさんもでかくてなおさら暑い。

アカバからペトラまで2時間半ほどバスに揺られ、15時くらいにペトラのワディ・ムーサに到着。ちょうど歩き方で目を付けていたホテルの客引きが車で来ていたので、バスの終点からホテルの車でそのホテルまで行く。

●ヨルダンの物価は以外と高いか

宿から見るペトラの街の夜景はすばらしい

ドミの安宿なのに、2人2泊で47JDとヨルダンの物価は思いの外安く無い(今日の昼と、朝夕付きだけど)。宿近くの商店でも日本円換算でコーラが100円する。エジプトの物価が懐かしい。

ヨルダン滞在の目的はペトラ遺跡なので、ペトラの安宿は夕食、朝食付きを選択。また、この宿はペトラ遺跡までの無料送迎も付いているため便利。

夕食はビュッフェ形式でヨルダン料理を満喫。久しぶりに米が食べられて良かった。

明日は早いので、宿からのペトラの街の夜景を楽しみながら今日は早めに就寝。

●ペトラの安宿「Valentine inn」

アカバからのバスの終点にホテルの客引きが来ています(車に「Valentine inn」と書いてある)。12ベッドくらいの大きなドミ部屋内に水回りがあり、設備に問題無し。部屋に電源が少ないのは不便かも。

朝食と夕食付きを選べ、ビュッフェ形式の夕食はおすすめ。ホテルからのペトラの街の夜景もきれい。

宿泊費用 ドミ1泊1名: 11JD(朝食・夕食付き)

かつやcat

Posted by Katsuya on 10th 7月 2010

Go to Aqaba エジプトのダハブからヨルダンのアカバへ移動

エジプトのヌエバアから出るヨルダンのアカバ行きのフェリー

海の近くは蚊が多い。

●今日がエジプト最終日

1泊だけしたDeepBlueの宿は窓全開の扇風機タイプなので、夜ベッドに着くなり蚊が全身を襲ってくる。暑いのとかゆいので昨日はなかなか眠れなかった。

シーツにくるまり何とか眠れたが、朝起きると体中集中砲火を浴びた後が。。眠い目をこすりながら荷物をまとめる。

長かったエジプトも今日が最終日。

朝9時半くらいにお世話になったZENさんとお別れし、タクシーでダハブの街からバスターミナルへ(タクシー代 1人5LE)。バスターミナルの窓口のおじさんからダハブからヌエバア行きのバスチケットを買い、10時半発車のバスを待つ。

もちろんここはエジプト。出発時間になってもバスは来ず、30分遅れ(なかなかいいタイム!)でバスは発車。

○ダハブからヌエバアへの行き方

ダハブの街中からバスターミナルまでは距離があるのでタクシーが便利。ダハブの街の車が入れなくなる場所でタクシーが客待ちをしているが、そこはふっかけてくるので、大通りまで歩いてそこで流しを拾うのが無難。

ダハブのバスターミナルで窓口のおじさんからヌエバア行きのバスチケットを買えば、後はバスが時間通りに来るのを祈るだけ。

ダハブからヌエバアまでのバス移動費用:11LE(1人)

●なかなか面倒なヌエバアの港

13時前にヌエバアへ到着。港入り口手前のチケットオフィスでアカバ行きのフェリーチケットを買い、近くのレストランで最後のエジプト料理を食べる。ターメイヤのサンドイッチがうまかった。

フェリーに乗るまでに何ヶ所かでパスポートチェックを受け(港に入る所で荷物検索やチケットチェック→左の建物内で出国手続き→そこからシャトルバスでフェリー乗り場へ→フェリー入り口でパスポートチェック→フェリーに乗りチケットチェック。。いろいろめんどくさい)、ようやくフェリーへ乗船。

○ヌエバアからアカバへの行き方

ヌエバア港入り口手前にフェリーのチケットオフィス有り。ちょっと場所が分かりづらいので、フェリー乗り場入り口の守衛さんに聞くと良いかも。チケットを買ったら、港へ入り、色々と手続きを。。

ヌエバアからアカバへのフェリー移動費用:400LE(1人)

●船が出ない。。

フェリーは中も広く快適だ。

ヌエバアの港に停泊中にフェリー内でヨルダンの入国手続きを行うう。他の外国人はパスポートを預かられ引換え券のようなものをもらっていたが、日本人はその場でパスポートにスタンプが押され、直ぐに返してくれた(現地の人と同様の手続き)。さすが、世界最強の旅券。

第10ヶ国目ヨルダンへ入国!

ただ、しばらくたっても船は出ない。そう、ここはまだエジプト。

14:00発のフェリーは17:15にようやく港を離れる。

バイバイ、エジプト。約1ヵ月と長くいてしまったが、とても素敵な国でした。

3時間以上遅れて出発したヌエバアからアカバへのフェリーは、21時くらいにようやく接岸。港に着いたはいいが、今度はなかなか降りられない。

ゆったりと作業を進める様子を船の上から眺めること30分。ようやく降船開始。フェリーを降りて、シャトルバスに乗り港出口の建物へ。

●ここでも日本人には友好的

到着ロビーで手持ちのエジプトポンドをちょっとだけ両替し(港のレートはあまり良くなさそうなので)、荷物検査の列に並ぶ。

X線を通した後、現地の人達は荷物を全部開け係員がチェックをしていたが、ここでも日本人は特別待遇。

Well come to Jordan. とにこやかに言われただけで行っていいよと。

外ではタクシーの客引きがいつもの通り声をかけてくる。街までの料金は5JDからスタート。何人か客引きを断り続け、最後の1台が3JDまで下がったところで交渉成立(港付近は真っ暗だし、これで最後の一台という状態で内心不安だったけど。。)。

アカバの街へ着き、歩き方でチェックしていた安宿へ。

アカバはゆったりとしていていい感じの港町だ。

●アカバの安宿「ペトラホテル」

アカバは1泊だけの予定だし、とにかく安いところを探す。フェリーが着いたのが夜だったのもあり、歩き方に載っていた安宿に決定。

「ペトラホテル」は、典型的な安宿。いい感じに設備もボロく、清潔とはいい難い感じ。スタッフの対応は良いので、まあ、寝るだけなら問題無し(階段がちょっときついかな)。

宿泊費用 ダブル1泊: 10JD

かつやcat