Posted by Katsuya on 3rd 10月 2010

In Calgary カルガリーの日常に触れる

オーガニックな食材が揃うカルガリーのファーマーズマーケット

中欧、北欧と結構駆け足で回ったので、このところスケジュールが結構ハードだった。

カナダといえば大自然。ということで、カナダ滞在の約10日間はゆったりと過ごすことに決定。

●チャーリーさんご夫婦の休日にご一緒させてもらう

今日は、ステイさせてもらっているチャーリーさんご夫婦の休日にご一緒させていただき、カルガリーの日常に触れる。

今日は日曜日なので、まずは教会へ行きミサに参加する。

●カジュアルなキリスト教の集会

カルガリーの今風なミサ。ロックバンドによる讃美歌の演奏

以前、ロンドンでもたまたま訪れたウェストミンスター寺院でミサをやっており、伝統的な衣装を見にまとった合唱団による讃美歌に荘厳な響きのパイプオルガン、牧師さんのありがたいお言葉とトラディショナルな儀式を見てきた。

それと比べ、カルガリーの日曜日は全くといっていい程違うものだった。

まず、車で到着したのは教会ではなく映画館。日曜日に集まるのは教会ではなく、映画館の一室を借りて集会をやるそうだ。

通された映画館のホールの椅子に着席し始まるのを待つ。最初の讃美歌は何とロックバンドによるオリジナルソングの演奏。イエスを讃える歌詞をロックのメロディーに乗せ、会場も一緒になってサビを熱唱する。

そして、30分程の演奏が終わると、ステージには牧師さんが登場。

牧師さんと言っても厳かな感じは一切なく、ジーンズにカジュアルなシャツを着こなしたラフな感じのおじさん。しかも、聖書の一説を会場の笑いも誘いながら皆に説明をしている。更に、音楽や映像など映画館の設備を存分に使った演出をし、雰囲気を盛り上げながら聖書の一説を会場に浸透させていっていた。

午前中一杯でミサは終了。終始いまどきな感じのカジュアルな集会は、若者からご年配の方まで意義のある時間を過ごしていた。形を変え、宗教が生活に密着している。ちなみに、アラブの世界では、宗教が生活に密着しているのはここと変わりないが、今もトラディショナルな形式が守られていた。無宗教の日本人にとっては、どちらもとても興味深い。

●オーガニックなマーケットと大自然を満喫

続くカルガリーの休日の過ごし方は、オーガニックなCALGARY FARMERS MARKETへ。

ここは、広い市場のような建物内に産直系の野菜や果物、新鮮な肉などがブース形式で出店されているにぎやかなマーケットだ。

それぞれのブースで試食もたくさんあり、カルガリーの味をタダで楽しむことができる。ぐるっとマーケット内を回りながら、色々な試食を頂く。カルガリーの大自然が育んだ味はどれもおいしく、また、明らかに試食目当てのウチらのような客にも嫌な顔ひとつしない店員さんがこのマーケット、そしてカルガリーの良さを象徴していた。

カルガリーの大自然には動物が良く似合う

マーケット内でランチの後(試食だけで済ませた訳じゃないよ)、チャーリーさんの計らいでカルガリー郊外にあるファームの見学に連れて行ってもらった。車で1時間程走ると、見渡す限りの農場と地平線のカナディアンロッキーが車窓に広がり、牛や馬、鹿など様々な動物が飼育されていた。

また、たくさんの木々は黄色に色づき、カナダの秋を演出していた。オフシーズンのため、オーロラを見るのは断念したが、この季節のカナダも捨てたもんじゃない。

その後、お宅へ戻り、庭のバーベキューグリルで焼いたアルバータ牛をごちそうになる。朝昼晩とごちそうになりっぱなしで、申し訳ないくらいだ。優しいご夫婦には本当に感謝。

明日は、カルガリー市内を散策する。

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