Easter Island Day 6 イースター島6日目 トンガリキで15体のモアイと共に就寝
イースター島といえばエンパナーダ。
●有名どころ2箇所でエンパナーダを食べる
朝はイースター島中心部にある市場をぶらり。
市場内は、野菜や魚、みやげ物など売っているが、そこまで広くはない。そして、ここももちろんイースター島価格。ということで、そこまで賑わっておらず、売り物をチラッと見た後は、今日の目的エンパナーダを探す。
エンパナーダとは、パイ生地に様々な食材を包み揚げた軽食。イースター島では、マグロ(ツナ)を包んだエンパナーダが美味しいらしいが、残念ながら市場内の軽食屋さんにはマグロのエンパナーダは無く、挽肉と玉ネギを刻んだPinaという一番スタンダードなものしか残っていなかった。
ということで、初エンパナーダはイースター島の市場で一番スタンダード種類をオーダー。
熱々のエンパナーダはうまい。
大きな春巻きのような感じ。こりゃ、醤油をかけて食べたい。
そして、2軒目は宿近くのDonde el Gordoというお店。
ここにはマグロが入荷したのか、ツナのエンパナーダも置いてあった。
ということで、マグロ含む3種類のエンパナーダを注文。
日本人にはやっぱりマグロ。イースター島へ来たら、是非一度ツナのエンパナーダをご賞味ください。
●サムライをゲットし、トンガリキを目指す
イースター島に来てもっぱらの足はスクーターだった。
しかし、今日は初のレンタカー。
街中で安いお店を探し、ちょっと古めのサムライ(日本名はジムニー)を借りる。
イースター島は未舗装の道も多く、ここを走る車には頑丈な足回りが要求されるため、このサムライも結構カスタムしてある。車体からはみ出すほどの太いタイヤ、そして車体の四方を鋼鉄のフェンダーが固める。
感じのいいお店のおじさんからキーをもらい(このお店は国際免許証不要でパスポートのコピーだけで借りられた)、サムライへ乗車。もちろん、左ハンドルでシフトもマニュアル。その上、パワステ無し。ぶっといタイヤが災いしてか、ものすごくハンドルが重い。。久しぶりのマニュアルだし、店の前の路駐を脱出するだけで一苦労。
まあ、イースター仕様のサムライは、運転に慣れたら快適そのもの。
今日の目的地トンガリキを目指す。
○イースター島レンタカー費用:24,000ペソ(1日)
●せっかくなのでイースター島の見所を巡る
バイクと違い、車は雨が降っても大丈夫だし、砂埃で目が痛くなることもない。
快適な足があるうちに、イースター島の見所を見れるだけ回ろう。
○アナ・カイ・タンガタ(食人洞窟)
その昔、部族間の争いで負けた部族の人間の肉を、儀式としてここで食べていたと言われる場所。
洞窟に降りてみると、確かにちょっと不気味な感じがする。
洞窟の壁には、この間モアさんがあきえの背中に書いてくれたマケマケの鳥人の絵がうっすら残っている。ここでは、どんな風に儀式が行われていたのだろう。
○オロンゴの儀式村跡
ここはUS60ドルという、かなり高めの入場料が設定されているポイント。
今日は下見ということで、儀式村跡手前の火山湖を見下ろすことのできる場所まで来てみる。
今は静かに眠っている休火山ラノ・カウだが、この火山湖の規模を見ると昔の様子が手に取るように分かる。イースター島の海岸沿いは今でも溶岩流の跡が見て取れるが、このぽっかりと大きく口を開けた火山から噴火してたんだなと思うと少し恐ろしい。
US60ドルの入場料はもっと恐ろしいけど。
○アナ・テ・パフ
夕陽を見るために、アフ・アキビまで来てみたが、まだ20時と夕暮れまで1時間はあったので、ちょっと足を伸ばしアナ・テ・パフまで来てみる。
ここは、ヨーロッパ人の奴隷狩りから逃れるための隠れ家として使われていたと言われる洞窟。
これはイースター島に共通して言えることだが、こういった見所が全くもって観光地化されていない。アナ・テ・パフという看板こそあるものの、いってみればただの洞窟。しかも、歩き方を見ると、”確認されているだけで”910mというとんでもなく長い洞窟らしい。
ケータイのライト片手に恐る恐る洞窟の中に入っていく。
昔は祭壇だったのか、岩の残骸がごろごろ転がる場所、崩落が起きたのか、天井にぽっかりと穴が開き瓦礫が散乱する場所、奥へ進むごとに暗さは増し、ケータイのライトくらいだと、2m先も見えない状態。
奥へ行けば行くほど何か「来るな」という気を感じる。
あきえからは、「ぴちょんぴちょん」とか「ブルゥルゥ」とか変な音が仕切りに聞こえると。
これ以上進むのは無類の洞窟好きでもない限り無理かも。
今日はおとなしく引き返そう。
○アフ・テペウ
アナ・テ・パフからオフロードをもう少し進むと、海岸沿いにアフ・テペウが広がる。
アフやモアイの残骸らしき岩がごろごろと転がる開けた場所。
今はその面影くらいしかないが、ここも昔は神聖な場所だったのだろう。
西の空がうっすらとオレンジ色になってきた。
イースター島の夕陽ポイント「アフ・アキビ」へ戻ろう。
○アフ・アキビ
ここはイースター島の内陸部に7体のモアイが並ぶ場所。
小高い丘の上にあるため、タハイ遺跡に並ぶイースター島の夕陽ポイントだ。
しかも、ここはなかなかの穴場らしく、太陽が沈むこの時間にはウチら以外だれもいない。
7体のモアイが見つめるのと同じ方向を見ながら、今日も一日強い日差しをこの島に降り注いでいた太陽を見送る。
空にぽつぽつと浮かぶ雲と、南太平洋の雄大な海が美しく染まる。そして、7体のモアイの表情もいつしかオレンジ色に。
聞こえるのは、夕方からちょっと強くなってきた島の風が揺らす木の葉の音と、夏真っ盛りで元気になってきた虫の声、日没と同時に森の家に帰ってくる鳥の声くらい。
贅沢な時間はあっという間に過ぎていく。
さて、そろそろ今日の最終目的地へ。
#ちなみに空港近くの見所アフ・ビナプはまたしても見つけられず
●アフ・トンガリキで15体のモアイと就寝
今日、車を借りた目的は明日ご来光を見るため。
ご来光ポイントは、もちろんイースター島一朝日が美しく見える「アフ・トンガリキ」。
せっかくなので、今日はその前で寝てみることに。ただ、島全体に野犬が多いため、就寝は車の中で。
この時期、思ったより暖かく、車はちょっと狭いけど快適。
明日ちゃんと起きられますように。
かつや
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