Posted by Katsuya on 10th 3月 2011

Arrive at Bariloche エル・カラファテからバリローチェへ到着

バリローチェ行きの夜行バス

昨日の夕方16時にエル・カラファテを出発した夜行バスは、夜が明けてもまだまだ快調にパタゴニアの大地の中をかっ飛ばしている。

●主張の強い欧米人

南米のバスは、トイレも付いているし、基本ご飯も配られるので、なかなかバスを停めての休憩が無い。

寝てれば問題無いが、夜が明けてしばらくすると、眠くも無いし特にやることも無い。そして、タバコが吸いたくなってしまう。

ここで、欧米人は主張してナンボという国民性なんだなということを改めて実感する。

日本的な考えなら、自分がタバコを吸いたいがために、バスを停めるなんて考えられないが、欧米人はそんなの全く関係ない。

欧米系の女性ツーリストがおもむろに運転席へ。

「ねぇ。タバコが吸いたからバス停めてよ。」

そして、それを了承するゆるい南米の運転手。

バスが停まるやいなや、中毒者が一斉に外に出る。パタゴニアの早朝の気持ちいい空気の中で吸う朝一のタバコはやっぱりたまらない。これ、喫煙者にしか分からない幸せの瞬間だけど、あのバスが停まった瞬間にどどっと出て行く姿はちょっとみっともなかった。。

一斉に外に出た喫煙者(自分も)。。

非喫煙者の皆様、お待たせしました。

気を取り直してバリローチェ行きのバスは北上を開始。

●主張の強い欧米人 その2

長距離バスと言えば、映画上映はつきもの。

昨日のバスでは、ナント「忠犬ハチ公」の日本映画がスペイン語字幕で上映された。

アルゼンチンの夜行バスで上映された「忠犬ハチ公」

日本の真裏で見る日本映画は格別で、改めて日本の良さを感じていた。

しかし、今日の欧米人はそんな状態を黙って見ているはずがない。

今度は別の欧米系女性ツーリストが自分のDVD3枚を片手におもむろに運転席へ。

「ねぇ。このDVD見たいから再生してよ。」

そしてワビもサビも全くない映画の上映が始まる。1本目のDVDがプレーヤーの中で回り出すと、早速画面に映されたのはWARNINGとR-18の文字。

起承転結もへったくれもなく、終始殺し合いの映画が2時間続き、ここで昼休憩。

簡単な昼食を食べた後、2本目の映画が始まる。

今度はちょっとした恋愛系かと思いきや、またしても殺し合いが始まる。そして、話もうまいこと展開されないままエンドロール。

映画を見終わった後の余韻を楽しむ、みたいな感覚が一切起きない。こんなのでいいのだろうか。

●バリローチェへ到着

結局、3本目の映画が上映されたかどうかは分からないけど、予定よりも2時間遅れてエル・カラファテからのバスはバリローチェのバスターミナルへ到着。

まずは、今夜の宿探し。

すっかり外が暗くなっていることと、バリローチェの街はセントロとバスターミナルが離れており、かつ安宿はセントロにあるということを考えると、1泊だけの宿探しにしては大分めんどくさい。

ということで、事前にHostel bookersでチェックしていたバスターミナル近くの安宿に行ってみることに。

外が明るければ全く問題無いが、初めての街で尚且つ手元の地図もかなり大ざっぱ、そして大荷物というのは結構厄介。

暗い道をバスターミナルからセントロ方面に向かって歩いていくと、標識に書いてある住所が目的のものにどんどん近づいていく。

そして、15分程歩いた所で無事目的の安宿に到着。部屋に空きもあって良かった!

●バリローチェの安宿「Tangoinn Soho hostel」

Hostelling International加盟の安宿。そのため、YH系の会員証があると、Hostel bookersの価格よりもさらに安く泊まれる。

ピーク時にはかなり混雑するんだろうなと思える広い設備はかなり優秀。メインのロビーにはビリヤード台が置いてあったり、ネットに繋がった無料PCも何台もある。夕食などを食べるテーブルもいくつもあり、大画面TVのくつろぎスペースも用意されている。

バリローチェの安宿「Tangoinn Soho hostel」はいい宿

もちろん、キッチンもかなり広く、無料のWiFiや朝食も完備。

部屋もきれいで、シャワー、トイレ付き。古いホテルを改造したような作りで、浴室の湿気がこもっているのは若干気になる。

アルゼンチンの物価を考えると、この値段でこの内容はなかなかすごい。

Tangoinn Soho hostel 宿泊費用:ドミ1名 40ペソ(YH会員証利用)

かつやかつや

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