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In La Paz お土産天国(地獄?)のラ・パス
ラ・パスと言ったら民芸品のお土産。なんといっても品質に対しての物価が魅力的。
●ウユニ行きの電車と食い倒れ
まずは、朝の腹ごしらえ。
今泊まっているラ・パスの安宿エル・ソラリオには日本語の情報ノートがあり、ラ・パスの情報がたくさん載っている。
そこで発見した情報に、ラ・パスはフルーツサラダが安く食べれるとあった。
ということで、今日の朝食はフルーツサラダをたらふく食べることに。
朝一で宿近くのメルカドに行くと、たくさん並ぶ店舗の中でフルーツを扱うお店がいくつもある。
激しい呼び込みを聞きながらお店を見極めて行く。
といっても、外見で分かる訳もなく、適当にお店を決定。
相場は普通のサイズが5〜6ボリ。
山盛りのカットされたフルーツが皿に山盛りに盛られ、特製ソースがかけられている。
今日は3店舗を食べ歩き。
ちょっとずつ個性があって、どこのお店も美味しい。
次の目的は、ウユニ行きの電車を調べること。
情報ノートにも載っていたが、一応最新の情報を調べるために、ラ・パス市内にある鉄道オフィスへ行ってみる。
外観からは一見普通の家のように見える鉄道オフィスの中に入ると、ラ・パスからウユニへ行く電車の時刻表が掲示してあった。
ラ・パスからウユニ行きの電車は週に4本しかなく、その内2本は夜中の2時にウユニに到着するため使い勝手の悪い。残る2本の日時を確認すると、次の便が火曜日ということで、そこまで待てないため電車でのウユニ行きは却下。
鉄道オフィスから宿周辺に戻るついでに、ラ・パスの街を散策。
ラ・パスで話題のクリスピークリーム風のSOSドーナツ、そしてコールドストーン風のアイスを道中食べ歩き。
物価が安いって素敵。ついつい財布の紐が緩んでしまう。
さらに、SOSドーナツ近くの通りには、コンタクト屋も発見。ちょうど、コンタクトが切れそうだったので良かった。ウユニから戻ってきたら買ってみよう。
●買い物天国(地獄?)ラ・パス
ボリビアを通ってきた旅人は必ずボリビア産の民芸品を見に付けている。
特に有名なのが、ボリビア産の布を使ったズボンの通称ボリパン。
ということで、ボリパン探しを中心に色々お土産通りを散策。
エル・ソラリオ近くの通りには所狭しとお土産屋さんが並んでおり、入るお店入るお店どれもかわいい。そして、とにかく安い。
手当り次第、気に入ったものを買っていく。バックパックの容量が許す限りとにかく買い物。
お目当てのボリパンも見つけ、今日の買い物終了。
最後に、地元の食堂で夕食。今のところボリビアの料理は美味しかったが、残念ながら今回のお店ははずれ。。肉とスープがおいしくない。。
このままでは、夜も眠れないので、近くのチキンのお店で口直し。これは間違いなかった。
ラ・パスの買い物は明日へ続く。買っても買ってもキリがない、ラ・パスはまさに買い物地獄。。
かつや
Arrival at La Paz 国境を越えボリビアの首都ラ・パスへ到着
快適なクスコからのバスは、朝の6時過ぎくらいに最初の乗り換え地点プーノへ到着。
●国境を越えボリビアの首都ラ・パスへ到着
プーノで7時発のボリビアのコパカバーナ行きのバスに乗り換える。
しばらく走り国境へ到着。
国境では不思議な飲み物が売られていた。
うん。あんまりおいしくない。。
近くにいた女の子はうれしそう。
ちなみに、ペルー出国、ボリビア入国ととてもスムーズ。
巨大なティティカカ湖をボートに乗って越え、少し走るとコパカバーナへ到着。
ここで、またバスを乗り換え。
ただ、乗り換えまで1時間あり、ちょうど昼時だったこともあり、その辺で昼食を取ることに。
ウロウロしてみると、地元の人で賑わういい感じの屋台を発見。
地元の人が頼んでいる品を見よう見まねで注文。
日本円にして約80円のランチの味は果たしてどうか。初ボリビア料理に、期待と不安で一杯になった最初のスプーンを口に運ぶ。
なんだこりゃ、ヤバイ!
期待をはるかに上回る美味しさ。
注文したビステという料理は、白いご飯に玉ねぎをスパイスで煮込んだようなソースに牛肉のステーキが入ったような感じで、味付けが日本人好み。素材の深い味がする。
近くに売っていた、ゼリーのようなものも頼んでみる。
これも20~30円くらいなのに、味はかなりいける。これから先、ボリビアにいる間見つけ次第買ってしまうだろう味。
入っていきなり、ボリビアのとりこ。
そして、約束の時間にラ・パス行きのバスに乗り込み、コパカバーナを出発。
昨日の20時にクスコを出てから、約20時間。ようやく、ラ・パスへ到着。予定だと13時くらいに着くはずだったのに、3時間押し。かといって、道中至ってスムーズでどこかで遅れた感じもしなかった。
ということで、クスコからラ・パスへのバス移動時間はこんなもんなんだろう。
●ボリビアで本格的な日本食を堪能
コパカバーナからのバスは、バスターミナルではなく、ラ・パスの中心部が終点。
ちょうど、目星を付けていた安宿が近かったので、歩いて移動しチェックイン。
すると、見覚えのある顔が。
南極で一緒だったともこちゃんとこんなところで再会!
せっかくなので、ラ・パスで有名な日本食レストランのけんちゃんへ、皆で行くことに。
海外で日本食はあまり食べたことはないが、けんちゃんのレベルはかなり高い。
十分日本でもやって行けるレベル。
まずは餃子。
そして、スタミナラーメン。
トゥルーチャ(ティティカカ湖で獲れる魚)ちらし。その身はまるで極上なサーモンのよう。
からあげ定食。
しかも、ボリビアの物価なので、東京の食堂と比べると結構安く、ついいっぱい頼んでしまった。
3,650mの高地で食べ過ぎは注意。
●ラ・パスの安宿「エル・ソラリオ」
ラ・パスで有名な安宿「エル・ソラリオ」。南米を旅する日本人旅行者のほとんどがこの宿を知っている。
何故かというと、ここは泥棒宿としてあまりにも有名だから。
とはいっても、最近はドミを無くしたり、改善がされているようなので、実質最安値のエル・ソラリオに泊まることに。
設備は清潔で、ツインの部屋はかなり広い。無料のWiFiやキッチンもあり、宿としては全く問題無し。
※結局、ここに計10泊くらいしましたが、最後の最後で貴重品ロッカーに預けていた現金(ペルーのソル)が無くなったり、預け荷物に入れていたヘッドホンが無くなりました。貴重品ロッカーには自前の鍵(南京錠)もし、常にスタッフが常駐していました。
夜は貴重品ロッカーのあるレセプションの扉も閉まり、中にはスタッフだけという、外部の人間が取るのは難しい状況。さらに、預け荷物のバックは受け取るといつも鍵をしていない部分のチャックが開いていたりと、噂どおりかなり注意が必要な宿です。
また、預け荷物の取り扱いがかなり乱暴だったので、荷物を宿に預ける際は壊れ物など要注意です。
宿泊費用:ツイン 1室 60ボリ
かつや
Go to La paz クスコでオーダメイドの靴が完成。夜行バスでラ・パスへ
今日でクスコ最終日。の予定。
●なかなかできないクスコのオーダメイドの靴
というのも、マチュピチュに行く前にオーダーしていた靴が、納期の昨日の夜の段階ではまだ出来上がっておらず、朝一で工房を訪れるも完成はまだとのこと。
何せ、職人のおじさんと弟子の2人でやっているような小さな工房に、同じ宿に泊まっている日本人6人で同時に発注したもんだから、そりゃ工房はてんやわんや。
ということで、靴を受け取れないとクスコを出発できないので(とはいってももうバスチケット買っちゃったけど)、今日がクスコ最終日の”予定”。
●クスコの街でお土産を物色
クスコと言えば、民芸品を中心としたお土産天国。
うちらの世界一周の旅は、2010年4月にスタートし1年の予定なので、そろそろ終盤。
そして、ちょうどここはお土産天国のクスコ。
所狭しと並ぶ民芸品を時間をかけて吟味。
結構な量のお土産をゲット。クスコのお土産屋さんは値段交渉に応じてくれるので買い物が楽しい。
●豪華絢爛なクスコのカテドラル
クスコに来て以来、アルマス広場は何度となく通っており、そこに建つカテドラルの存在はとても大きなものだった。
ちょうどオーダーメイドの靴はまだまだ出来なそうなので、クスコの中心的存在のカテドラルの中を見学することに。
カテドラルの見学なのに、結構いい入場料を取るだけあって、オーディオガイドが無料で付く。
順路通りにオーディオガイドを聞きながら、カテドラルを見学。
オーディオガイドでは、「カテドラルコンプレックス」と表現されるくらいとにかくこのカテドラルは巨大。
特に印象に残ったのは、黄金やシルバーに輝く装飾と最後の晩餐の絵に描かれたクイ(ペルーで食べられるネズミの料理)。
カテドラル内にいくつもある祭壇は、どれもこれもペルー産の金や銀を使っていたり、最後の晩餐のクイもペルーにとっては欠かせないものだからとかオーディオガイドでは説明されていたが、その説明を聞くのはちょっと複雑。
カテドラルの説明のベースには、ペルーの生活に根ざしてきたかのような設定になっており、元々この地域に暮らしていたインカをスペインが侵略し、インカの全てを壊し、宗教までも入れ替えたという歴史は一切出てこない。
マチュピチュも見てきたことだし、せっかくなので、もう少しフラットな立場の説明が聞きたかった。
まあ、カテドラル自体はものすごく素晴らしかった。
カテドラル入場費用:12.5ソル(S割引)
●オーダーメイドの靴完成!そしてラ・パスへ
午前中に工房を訪れた時に約束した完成の時間は15時。
ただ、とても15時までに完成しそうではなかったので、1時間遅れの16時に工房へ。
すると、95%は出来上がっており、あとは仕上げの靴紐を通す穴を付けることくらい。
良かった。これで、今日ラ・パスへ向かうことができそうだ。
そして、工房の外で靴の完成を待つ。
30分程待ったところで、待望の靴が完成。
とても1足3,000円の靴には思えない程、完璧な出来栄え。
これで、世界一周残りの旅路も楽しく歩けそうだ。
宿に預けてあった荷物を受け取り、バスターミナルへ。
22時発のバスは予定通り、クスコを出発。
今日もセミカマのバス2階席の一番前。見晴らし最高の席で、最初の乗り換え地点のプーノを目指す。
かつや
Back to Cusco 快適なペルーレイルでマチュピチュからクスコへ
クスコからマチュピチュへ来る時は、最も費用のかからない方法で来た。
しかし、安い分かなりきつかったため、帰りは真っ当な方法でマチュピチュからクスコへ帰ることに。
●快適なペルーレイルのバックパッカー
歩き方には、最安の「バックパッカー」はあまり乗りたくならないような書き方がされていたが、実際に乗ってみるとかなり快適。
前日のうちに、マチュピチュ村のマチュピチュ駅でチケットを買っておき、9時ちょっと過ぎの電車に乗車。
車内は、ビスタドーム同様車両の上部がガラス張りになっており、座席も広々快適。
しかも、軽食のサービスまである。
これで33USドルなら、行きもペルーレイルで来れば良かったかとちょっと後悔。
電車を使わないでマチュピチュへ行くのも、なかなかアドベンチャーだったからまあ良かったけど。
ちなみに、ここで見かけた現地の新聞には日本の津波のニュースが一面から出ていた。
遠く離れたペルーでも日本のことを連日報道している。
2時間くらいで、マチュピチュからの終点オリャンタイタンボ駅へ到着。
オリャンタイタンボ駅からクスコ中心部までは、コレクティーボで移動。
オリャンタイタンボ駅に着くと同時に、客引きに声をかけられついて行くと、そこはコレクティーボ乗り場。
はじめに声をかけてきた客引きとは、オリャンタイタンボ駅からクスコ中心部まで1人10ソルで話がついていたが、いざ車を見てみると乗る人数よりも座席が少ない。
マチュピチュ行きのコレクティーボのぎゅうぎゅう詰め状態が、クスコから一緒に行動していた皆の頭に浮かぶ。
そして、ちょうど横の車の運転手が声をかけてきた。
こっちの車は、ツーリストバスで座席も余裕で車両もベンツの新しいやつ。
しかも、クスコまで1人8ソルだって。
客引きのおじさん、ごめん!
そして、快適な車で3時間程走りクスコへ到着。
○マチュピチュからクスコへの移動費用
マチュピチュからオリャンタイタンボ(ペルーレイル):1人 33USドル
オリャンタイタンボからクスコ(コレクティーボ):1人 8ソル
●クスコのサン・フランシスコ広場からバスターミナルへ
オリャンタイタンボからのコレクティーボは、クスコのサン・フランシスコ広場へ到着。
いつもは、宿が近いということもありアルマス広場を中心に動いていたが、サン・フランシスコ広場周辺の方が地元エリアになっており、ご飯なども安い。
早速、サン・フランシスコ広場前で軽いランチ。
その後、明日のラ・パスへの移動のため、サン・フランシスコ広場前からコレクティーボで長距離バスターミナルへ。
クスコのコレクティーボはよくわからなかったが、お店のおばちゃんに教えてもらい、無事コレクティーボでバスターミナルに到着。
○クスコ中心部から長距離バスターミナルへの行き方
タクシーだと5〜6ソル。コレクティーボを使う場合は、サン・フランシスコ広場の西側から乗れる。コレクティーボが次々と来るので「アウトブステルミナル?」と聞けばOK。運賃は1人0.6ソル。
●財布の残金0.5ソル(約15円)
バスターミナルでラ・パス行きのチケットを購入。
クスコからラ・パス行きのバスは何社も出しているので、条件などを確認し、簡単に買うことができる。
○クスコからラ・パスへの移動費用
夜行バス運賃:1人 50ソル
バスチケットは買えたものの、そろそろ財布の中のペルー現地通貨ソルが少なくなってきた。
一旦、宿に戻り、海外での引き出し用の口座にメインバンクからお金を入れようとすると、なんとみずほダイレクトが死んでいる。
日本のニュースで話題になっていた、みずほのシステムダウンがこんなところにまで影響している。
いざという時はクレジットカードで何とかはなるが、とりあえず日本の週明けにあたる明日までみずほの出方を待ってから対応を考えよう。
ということで、財布の中の現金を計算しつつ、サン・フランシスコ広場前の安いレストランで夕食。
それでも、ここはペルー。物価が安いことが幸いし、少ない現金でお腹一杯食べることができた。
宿へ帰る途中、1ソルの水を買うと財布の中の現金は2人合わせても残り0.5ソル。
みずほさん、明日には復活してますように。
かつや
Machu Picchu in the cloud 天空都市マチュピチュは雲の中
マチュピチュを見下ろすことができるワイナピチュの登山には人数制限がある。
1日400人の枠に入るには、マチュピチュ村を出るバスの始発に乗らないといけないらしい。ちなみに、そのバスは朝5時半くらいから出発するのだが、もちろんワイナピチュ目当ての観光客はそれ以前からバス乗り場に行列を作る。
ということで、ウチラは朝4時半から並ぶことに決定。
●マチュピチュ村の朝。まさかの大雨
ちなみに、バス乗り場はバスチケットを買ったのと同じ場所。そういえば、昨日バスチケットを買うとき、前に並んでいた現地ガイドがこんなことを言っていた。
「インカのカレンダーだと、明日はすごくいい日なんだ。しかも、見てみなよ、この星空。明日は絶対良い天気だね。」
朝4時。目覚ましの音に混じり、なんだか不穏が音が聞こえる。
「ザー」
宿の近くにアグアスカリエンテス川という川が流れているので、その音だろうか。にしては、やけに音が大きい。
恐る恐る窓を開けてみると、なんと雨。しかも、結構大雨。
この雨の中、ワイナピチュ登山は厳しいだろうし、折角のマチュピチュもよく見えないんじゃないかと、しばらく悩む。
1時間ほどすると、雨が弱くなってきた。
昨日トレッキングをした感じや、クスコ滞在時の天気を考えると、恐らくこの辺りの早朝は天気の悪い日が多いはず。
ということで、時間が経つにつれ徐々に天候が回復するという予想をし、5時の時点で今日マチュピチュへ行くことに決定。
●間に合うかワイナピチュの登山制限人数
準備を整え、バス乗り場へ行ってみると既にそこには長蛇の列。みんなのマチュピチュにかける情熱を感じる。
5時半くらいからマチュピチュ行きのバスが出発しだした。
ようやくウチらの番になりバスへ乗車。
マチュピチュ村からマチュピチュへは、バスで20分くらい。マチュピチュへ向かうバスの車窓からは、既にマチュピチュへ観光客を送り届けたバスが、次々と引き返してくる姿が見える。
ん〜、決断が遅かったか。
1台、2台、3台・・・。折り返してくる空席のバスを数えてみる。1台40人乗れるとして、マチュピチュ到着までに折り返してきたバスは9台。ってことは、ウチらで10台目。ちょうどワイナピチュ登山制限人数の400人。
こんな早朝にマチュピチュへ行くってことは、全員ワイナピチュのチケット目当てだろうし、このピストンバス以外にもツーリストバスも見かけた。
最後の望みをかけて、バスを急いで降り、入場ゲート横にあるワイナピチュ登山エントリーの窓口の列に並ぶ。
すると、締め切られることもなく係員のもとへ到着。
「7時と10時どっちがいい?」
やった!まだ、登山制限人数に達していなかった。
まだまだ天候は回復しそうになかったので、少しでも遅い方の10時の登山開始を希望し、マチュピチュ入場チケットの裏にワイナピチュのスタンプを押してもらう。
●これぞ天空都市マチュピチュ
しとしとと雨は降り続く中、マチュピチュへエントリー。
まずは、マチュピチュ全体が見渡せる「見張り小屋」へ。
本来はここからマチュピチュの遺跡全体がよく見渡せるはずだが、マチュピチュはすっかり雲の中。
まあ、これも雰囲気があって良い。すごく神秘的な感じがする。雲の中にあるマチュピチュ、これぞ天空都市か。
続いて「インカの橋へ」。
山の中をほんの少しのトレッキングし、20分程でインカの橋へ到着。
断崖絶壁に石を積み上げ、丸太の橋をかける。敵が侵入して来たらこの橋を落とすという仕掛けらしいが、一体全体どうやって断崖絶壁にこの橋を築いたのだろう。
謎深きインカの文明に、知らず知らず惹きつけられる。
●ワイナピチュへ登る
石切り場や主神殿など、主要なところへ立ち寄りながら、いよいよワイナピチュの登山道入り口へ。
そして、10時の開門と同時に登山スタート。
パタゴニアでパイネやフィッツロイなどある程度トレッキングをこなして来たので、ワイナピチュのトレッキングなんてマチュピチュのコースの一つでしょと、若干なめていた。
しかし、この山。なんと、毎年トレッキング中に落下事故が起きているらしい。
それも分かるくらい、実際登山を開始すると、かなりきつい急勾配が待っていた。
さらに、トレイルは狭く、場所によってはロープが張ってあり、それに掴まって登らないと上へ行けないくらい激しい山道。
しかも、多少は天気が回復してきたとはいえ、足元はかなりぬかるんでいる。
トレッキングは自分との戦い。天気が悪いから、ワイナピチュの頂上へ登ってもマチュピチュは見えないんじゃ、、なんて関係ない。
とにかく、登り坂が続く限り登って行く。
登り始めて約1時間。ついに、ワイナピチュの頂上へ到着。
果たして、マチュピチュは見えるか!?
見渡す限りこの辺りは雲に覆われているのに、なぜかマチュピチュの上空だけぽっかりと雲が無くなっている。
しばし、この幻想的な光景に見とれる。
しかし、30分もしないうちにワイナピチュは大雨。たいした装備もしていないので、急いで下山。山から落ちないように、慎重に。。
●太陽に照らされるマチュピチュに見とれる
ワイナピチュから下山後、持ってきたパンをかじり軽いランチを済ます。
マチュピチュ観光後半戦は、マチュピチュの北側。
「太陽の神殿」「コンドルの神殿」「王女の宮殿」「王の別荘」など、見どころ満載。
特に良かったのが、太陽の神殿と王女の宮殿。
マチュピチュの中でも、特に大事な建物は壁となっている石の積み方が周りの建物と明らかに違う。
それぞれの建物に対する、職人達の気合を感じる。
400年も500年も経っているのに、今でも石はきっちり組み合わさっているその様子には、思わず見入ってしまう。
全ての見どころを身終えるころ、今までどんよりしていた雲が徐々に晴れてきた。
これは、またとないチャンス。
改めて、始めに行った見張り小屋へ。
太陽に照らされるマチュピチュ。インカが繁栄し、大勢の人々が暮らしていた頃の姿がまるで蘇ったかのように、マチュピチュに命が吹き込まれる瞬間。
これは、感動する。
最初が最初だっただけに(あれはあれで良かったけど)、しばらくその姿に見とれてしまった。
●マチュピチュ村まで歩く
マチュピチュ村からマチュピチュへの行きは、登り&早朝だったためバスを使ったが、帰りは下りなので歩いて帰ることに。
マチュピチュからマチュピチュ村へは、高低差約400mを下る最後のトレッキング。
バスが通る道とは違う、人専用のトレイルが整備されており、マチュピチュの遺跡エントリー付近のバス乗り場横からトレイルに入ることができる。
約30分程、とにかく下る。道は結構整備されているので、比較的歩きやすい。
下まで降りたら、あとは行きのバスと同じルートで、川沿いに30分程歩けばマチュピチュ村へたどり着ける。
それにしても、朝から歩き疲れた。
今日の夕食は、なぜか皆知っていた地元の食堂で、7ソルのおいしい定食を食べる。
ペルー料理、レベル高い。
かつや
Go to Machu Picchu クスコからマチュピチュへ格安に移動する
クスコからマチュピチュへの行き方は2通りあると言われている。一つは一般的な方法でペルーレイル(電車)を使う方法、もう一つは地元の人が使うコレクティーボを乗り継いでいく方法。
●過酷なコレクティーボでマチュピチュへ。まずはサンタマリア
朝、6時半。宿を出発し、アルマス広場に停まっているタクシーを捕まえ、まずは第一の目的地「サンタマリア」行きのコレクティーボ乗り場へ。
サンタマリアまでのコレクティーボ料金は30ソルだという。
事前の情報では、相場が20~25ソル。さらに、出発時間が近くなると空席を埋めるため、簡単に10ソルくらいまで下がるらしい。
次のサンタマリア行きのコレクティーボは7時発ということで、ギリギリまでちょっと粘ってみる。
しかし、今日の仕切り屋は女将さん。
7時ギリギリになっても、決して値段を下げることはなく、結局25ソルで交渉成立した段階で次のコレクティーボは7時半に。
しかも、9人乗りくらいのワンボックスに12人以上は乗っている。
ぎゅうぎゅう詰めのコレクティーボは、8時過ぎに出発。
途中、悪路も続き、ようやく舗装道路に出たかと思うと、今度は山道をくねくねと上がったり下がったり。
雲の上まで道が続いていた。
高地に住んでいる貧しい女の子に、コレクティーボの中から現地の女の人が食べ物をあげたり、
あまりの激しいワインディングロードに、乗り物酔いの末期のご家族がヤバかったりと、マチュピチュ行きのコレクティーボの旅は続く。
乗客全員がぐったり仕切った5時後にようやくサンタマリアへ到着。
安くクスコからマチュピチュへ行く方法、結構きつい。
●まさかの土砂崩れで通行止め。サンタテレサ経由で水力発電所へ
次の目的地は、サンタテレサを経由して「水力発電所(イドロエレクトロニカ)」へ。
サンタマリアに到着すると、早速コレクティーボの客引きが声をかけてくる。
ちょっと休憩の後、コレクティーボで水力発電所を目指す。
するといきなりの悪路にコレクティーボは立ち往生。
泥沼のような路面に、車がスタックする可能性があるため乗客は全員降りて車重を軽くし、勢いをつけて突破。
オフロード仕様のバイクですらあまりの悪路に苦戦。
もちろん、乗客はそこを徒歩で通過。靴もズボンもぐっちゃぐちゃ。
少しでもコースを外れるとすぐ崖という、車1台やっと通れるような道を進んでいく。
サンタテレサに着く前に、またしてもコレクティーボがストップ。
また悪路かなと思いきや、これ以上コレクティーボは進めないという。どうやら、数日前の土砂崩れで車が通れないらしい。
ここからサンタテレサを目指し、徒歩で移動。
途中、バラバラと山の上から道へバラバラと石が降ってくるミニ土砂崩れエリアを通過し、いよいよ土砂崩れ現場へ。
たくさんの重機が道の復旧を目指し、土砂を片付けている。
今までどんな悪路も物ともしなかったバイカーも、さすがに立ち尽くす。
徒歩だと何とか通過することができ、ちょうど通行止めの反対側でコレクティーボが待っていたので、水力発電所まで連れて行ってもらうことに。
サンタテレサを経由し、さっくりと水力発電所へ到着。
●最後は徒歩でマチュピチュを目指す
15時過ぎ。水力発電所にあるトレッキングのエントリーで名前を記入し、トレッキング開始。
エントリーのおじさんに教えてもらった方向に歩くと、すぐにペルーレイルの駅に到着。ここからは、線路沿いに歩けばマチュピチュに到着するらしい。
しかし、線路に沿って先に進むと、いきなり線路が土砂に埋まっている。
工事のおじさんに進む方向を聞き、山の中を登る。すると、目の前に線路が現れた。
あとは、とにかく線路沿いに歩く、歩く。
この辺は雨も多いのか、近くを流れる川は茶色く濁った濁流、歩く足元の道も良くない。
線路の敷石も、これまた歩きづらい。
途中、狭いトンネルの中で正面から迫ってくる電車に驚かされたりしながら、なんとかマチュピチュ村(アグアスカリエンテス)へ到着。
ここまで、かなり辛い道のりだった。
そういえば、どこかで会った旅人が言っていた。
「電車を使わないでマチュピチュへ行くのは結構ハードだよ。」
うん。帰りは電車にしよう。
●クスコからマチュピチュへ電車を使わず安く行く方法まとめ
①クスコ市内からタクシーでサンタマリア行きのコレクティーボ乗り場へ
②コレクティーボでサンタマリアへ(乗り物酔いに注意)
③コレクティーボでサンタテレサを経由し、水力発電所(イドロエレクトロニカ)へ
④ペルーレイルの線路沿いにひたすら歩けばマチュピチュ村へ到着
費用および所要時間
①タクシー料金1台 5ソル 5~10分
②コレクティーボ料金1人 25ソル 5時間
③コレクティーボ料金1人 15ソル 1時間
④徒歩 2.5時間
※③は途中通行止めが無ければ
●マチュピチュの入場チケットを購入
アルマス広場にある観光案内所(ツーリストInfo)隣のチケット売り場で、マチュピチュの入場チケットを購入。日曜日だったので、チケット売り場が閉まっているのではと心配していたが、営業時間は20時くらいまでのよう。
その後、みんなで近くのペルー料理で15ソルのディナー。
片道8USドルのマチュピチュ行きのバスチケットを買い、明日の早起きに備えて早めの就寝。
○マチュピチュ入場費用 1人:63ソル(S割引)
●マチュピチュ村の安宿「Hostal Sayac-Marca」
マチュピチュ行きのバス乗り場すぐ近くにあるマチュピチュ村の安宿「Hostal Sayac-Marca」は、この辺では最安値ラインの安宿。
バス乗り場すぐ近くなので、早朝並ぶのにはかなりの好立地。また、マチュピチュ村のセントロ「アルマス広場」や、マチュピチュ駅にも近いのでかなり便利。
ただ、古いホテルのような作りのため、欧米系ホステルのような快適さは無い。部屋も若干カビ臭く、朝食やWiFi、キッチンなどのサービスも無し。
マチュピチュに行くためだけで、とにかく安くマチュピチュ村に泊まりたいという方にはおすすめ。
宿泊費用:ドミ1泊 15ソル(1人)
場所:マチュピチュ駅から民芸品マーケットを抜けた西側の橋を渡って、アグアス・カリエンテス川沿いの通りに降りるスロープの途中(Sinchi Roca通り)にある。
水力発電所から歩きの場合は、マチュピチュ村に入って始めに見える人が渡る用の橋のたもとの路地を左に入るとすぐHostalの看板が見える。
かつや
Go to Cusco 夜行バスでリマからクスコへ
今日の夕方発の夜行バスで、リマからクスコへ移動する。
●高級店マックでWiFi
今泊まっている宿サンフランシスコにはWiFiが無い。
性格に言うとあるらしいが、故障中で使えないため、マックへランチがてらWiFiへ繋ぎに行く。
アルゼンチンやチリなど、ペルーと比べると先進国な所では、観光客の来るような街だと、必ずWiFiが使えるカフェがあった。
しかし、ペルーのような途上国な香りのする国だと、WiFiが使える場所はなかなか無い。
そんな時頼りになるのがマック。
WiFiはばっちり無料で使えるし、席によってはちゃんと電源もある。そして、店舗内は清潔でクーラーまで効いていて、ここはまるで先進国。さらに、門番&巡回の警備員もいるので、安心してパソコンを広げられる。iPadなんて目立ってしょうがないから、こういう所じゃないと使えない。
ただ、そのクオリティよろしく値段も先進国。
クオーターなんちゃらのおいしそうなセットが16ソルもする。日本円にすると500円弱なので若干安いが、6ソルも出せばセビッチェの前菜付きのおいしいランチがお腹いっぱい食べられる国ってのを考えるとなかなかなもんだ。
久しくマックを食べていなかったので、WiFi代込みということでセットを注文。
世界共通の味。やっぱりマックはおいしい。
一通り日本の津波関係の情報や、今後の調べごとなど。
ネットをしていると時間が経つのはあっという間。もうすぐバスの時間だ。
●クスコへ向けてリマを出発
急いで宿へ戻り、預けていた荷物を受け取り、宿の外へ出ると早速「タクシー?」とお声がかかる。
いつもはなかなかウザいこの掛け声も、急いでいる時は渡りに船。ちょっとだけディスカウントしていただき、8ソルでバス乗り場まで。
バス乗り場へ向かう道は結構混んでおり、そこら中で「どけ、どけ」とクラクションがこだまする。
「地震の影響で信号が止まった交通量の多い交差点でも、感謝のクラクション以外は耳にしませんでした」というさっき見た日本のニュースが蘇る。
ただの国民性の違いだとは思うけど、やっぱり日本ていい国だな。
時間ギリギリで到着したCIVA社のバス乗り場は、結構立派なターミナルになっている。
情報ノートには、CIVA社は危ないからやめた方がいい。と書いてあったが、今は全くそんな感じがしない。
荷物預けの窓口でクレームタグと引き換えに荷物を預け、予定より30分押しでバスへ乗車。
恐らくアルゼンチンなどで使っていた車両の払い下げだろうけど、なかなか快適。なんたって、2階の最前席を確保したし、一応セミカマなので足元は結構広々で視界もかなり良い。
リマの街を抜け、夕食の時間に。
バス内で配られた食事はチキンとピラフ。
LAN航空の機内食よりおいしいし、スタッフの対応もかなり良い。
CIVAにして良かった。
○リマからクスコへの夜行バス移動費用:100ソル(1人)
かつや
China Town in Lima リマの中華街で癒される
ほとんど寝られないままリマの空港で朝を迎える。
●リマの現地通貨ソルを手に入れる
初めての国に訪れてまずやることといえば、その国の現地通貨を手に入れること。
リマの通貨ソルを入手するため、リマの空港内にあるATMにCITI Bankのカードを差し込んでみるも、手続きの最後でなぜか「お取引できませんでした」と表示される。
空港内には何台かATMがあるが、どのATMも一緒の系列のため、引き出しは諦め、手元のドルを両替することに。
久しぶりの両替だったためレートが気になったが、空港出口付近にある両替商は以外とレートが良く、ドル⇨ソル 2.705と100ドルで270ソルを手に入れることができた。
●タクシーでリマの旧市街へ
現金も手に入ったので、空港からリマの旧市街へ移動する。
ホルヘ・チャベス国際空港からリマの旧市街までは、いくつか移動手段があるようだが、ペルー初日ということもあってこの辺のバス事情や治安など理解していないため、とりあえずタクシーを利用することに。
もちろん、リマの空港にも他の発展途上国同様、タクシーの客引きはたくさんいる。
バックパック担いで空港内を歩くものなら、すかさず「タクシー?」と声をかけてくる。
事前にある程度調べてあったので、ホルヘ・チャベス国際空港からリマの旧市街までのタクシー料金は、20〜25ソルが目標。
しかし、空港内の客引きは45ソルスタート。交渉しても40ソルまでしか下がらない。
思ったより物価が上がっているのか?とも思ったが、空港内のミネラルウォーター同様ここの敷地内は特別料金なのは間違いない。
ということで、敷地は広くない空港なので、歩いて空港の外へ。
タクシーはバンバン走っており、荷物を持って立っているだけでタクシーは停まってくれた。
「セントロまで行きたいんだけど。」
「じゃあ、20ソルで。」
おお、さすが。話が早い。
20〜30分くらいの道のりをひた走り、しかも、ホテルの目の前まで送り届けてくれ、ジャスト20ソル。
ペルー初日、なかなか好調なスタート。
早速、チェックインを済ませ、しばらく続いた移動の疲れを癒しにリマの中華街へ繰り出す。
●リマの安宿「ホテル サンフランシスコ」
リマの旧市街の中心部にある安宿。
サンフランシスコ教会のすぐそばで、長距離バス乗り場や中華街も近くなかなか良い立地。
部屋や共同の水周りも清潔で、屋上スペースにはちょっとしたキッチンも有り。洗濯スペースも広く快適。
また、日本語の情報ノートも有り。情報量も結構充実している。
WiFiはあるらしいが、故障中で使えず。ちなみに、ネットにつながったPCやWiFiは有料。
住所:Jr. Azangaro 127
宿泊費用:ドミ 1泊 20ソル(1人)
●リマの中華街で沖縄そばを食べる
ホテル サンフランシスコの情報ノートには、中華街の情報も充実している。
その中でも特に目を引いたのは「沖縄そば」。
中華街の門近くのそのお店に入ると「うどんでしょ?」と早速店員さん。1杯 6ソルの沖縄そばを頼み、出来上がりを待つ。
それにしても、このお店をはじめ中華街全体は現地人だらけ。隣の席でも現地の人が沖縄そばをすする。リマでは、中華や日本食が人気のようだ。
待つこと5分。
沖縄そばが完成。きしめんのような麺に透明なスープ。生姜が効いていてなかなかうまい。東京で食べるちょっとした沖縄料理店の沖縄そばよりもうまいかもしれない。
折角なので、情報ノートにあった話題の中華のお店も回って見る。
肉まんはちょっと残念な感じ。
餃子は本番中国な感じでうまかった。
それにしても、ここ最近の移動はハンパ無かったし、昨日も空港でほとんで寝られなかったため、ちょっと疲れてきた。
リマ観光は後日ということで、今日は宿でゆっくりしよう。
かつや
Arrive at Santiago and Go to Peru! サンティアゴ到着!そしてペルーへ
怒涛の南米北上はまだまだ続く。
●オソルノからサンティアゴ到着
オソルノからの夜行バスは、朝8時くらいにサンティアゴのサンティアゴバスターミナルに到着。
今日のサンティアゴからリマへのフライトは21:00なので、それまでに最後のサンティアゴ観光をする。
サンティアゴで唯一見たかったのが、国立自然史博物館にあるロンゴロンゴ板。ロンゴロンゴは、イースター島で昔使われていた文字で、そのロンゴロンゴが彫られた木板のオリジナルはこの博物館にしか無いらしいからだ。
イースター島の博物館も閉鎖してたし、ここがラストチャンス。ということで、地下鉄を乗り継ぎサンティアゴの国立自然史博物館へ。
国立自然史博物館最寄り駅のQuinta Normal駅に到着。
すると、駅構内で国立自然史博物館の特別展がやっており、本館に行く前にちらっとのぞく。
その後、地上へ出て国立自然史博物館を探すも、なかなか見つからずその辺のおじさんに聞いて、何とかたどり着く。
公園を横切って、国立自然史博物館に到着するも何かがおかしい。
明らかにひと気が少ないし、メインの入り口付近が思い切り工事中。
むむっと思いながら入り口へ行くと、門はクローズ。そして、駅の展示を見てね的な貼り紙がしてある!
結局、ロンゴロンゴは見ることはできず、公園で簡単なランチを済ませ、まだ早いが特にサンティアゴでやることもないため、足取り重くアルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港へ向かうことに。
○サンティアゴ市内から空港への行き方
地下鉄Pajaritos駅からアルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港へ空港バスが出ています(空港バスは他の駅からも出てる)。
バス会社2社が運行しており、今回はTur Busを利用。ちょっと高いが、車両が快適。
移動費用
地下鉄Pajaritos駅からアルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港へのバス運賃:1,700ペソ
●なかなかウザいアメリカ行きの飛行機
チェックインの前にしばらくロビーでWiFi。日本の津波の被害をここで初めて知ることになる。想像以上に甚大な被害にとても心配。
その後、無事チェックインを済ませ、免税店で買い物。
あきえが化粧水を購入するも、何故かその場では商品を受け取れず搭乗ゲートの後に渡すという。
水物なのでセキュリティの関係か?でも、セキュリティチェック受ける前に水は処分したし、セキュリティゲート後の免税店の商品なのにな。。と半分状況を飲み込めないまま、免税店を後にする。
搭乗時間までは、空港ラウンジでほっと一息。サンティアゴの空港には、Priority Passが使えるラウンジが3箇所あるが、その中でも航空会社系じゃないところをチョイス。
食べ物も豊富で無料WiFi も有り、そして飲み物も持ち帰りができるタイプの缶などで用意されていた。ということで、リマに着いてから飲む用にとちょっとだけ頂く。
そして、いよいよリマ行きの搭乗が開始。搭乗ゲートは乗るまでに二転三転しなかなか惑わされたが、時間通り搭乗はスムーズに行われた。
ところが、チケットもぎりの後、タラップへ向かう通路の途中で何故か荷物チェックが行われている。
そして、次々と没収されていく液体物。
もちろん、セキュリティチェック後に制限区域内で買った飲み物。通常価格の3倍以上で売られている飲み物を、中には全く開封することなく没収される方も。
苦笑いしながら「誕生日おめでとう」と未開封のミネラルウォーターを置いていく欧米系の観光客。
例外無くラウンジから貰ってきたジュースもここで飲み切るか、置いていけと係員から指示。
この不自由な程のセキュリティは、恐らくこれから乗る飛行機がサンティアゴ発、リマ経由のニューヨーク行きだからだろう。
免税店で買った化粧水も、この後に渡されるという意味がようやく分かった。
アメリカ行きの飛行機、ほんとにめんどくさ。
先に言ってくれりゃいいのに。
●3ヶ月ぶりにサンティアゴを出発
去年の12月14日にメキシコからサンティアゴに入ってから、約3ヶ月チリ・アルゼンチンを中心に(途中イースター島の往復など含め)南米の南部をぶらっとした。
そして、いよいよサンティアゴからOne World世界一周航空券、次の目的地ペルーのリマへ向かう。
滑走路から勢いよく空へ飛び出したボーイングから眺めるサンティアゴの夜の街並みは、今日の雲一つ無い天気のおかげもあってものすごくきれい。
3時間ちょっとの短いフライトだが、安定飛行になると機内食くが
配られた。チキンとトマトのラザニア。LAN航空の機内食はそこまで美味しくなく、ちょっと飽きてきた。
●定刻通りリマへ到着。荷物検査も無事パス
LAN航空530便は定刻通り、現地時間の23時くらいにリマのホルヘ・チャベス国際空港へ到着。
入国時の荷物検査(税関)は、メキシコの時と同じくロシアンルーレット式の荷物検査。
預け荷物を受け取った後、出口に設置されたボタンを押し、”青”なら素通り、”赤”なら徹底チェックが待っているというもの。
確率をちょっとでも下げるため、ウチらは荷物を一つのカートにまとめボタン一回の勝負。
光ったライトは、みごと青。
良かった。
もちろん、青のライトが光るとX線はおろかチェックは全く無い。
チリのあの食べ物の持ち込みに対する入国チェックの徹底ぶりを経験すると、逆にこんなのでいいのかと不安を感じるほど。
まあ、時間がかかる検索よりも楽でいいのは確か。
●リマの空港は空港泊には向いてない
もう、夜も遅いので、今日は街に出ずにリマの空港に泊まることにする。
しかし、リマのホルヘ・チャベス国際空港にはなかなかいい感じのベンチが無い。
欧米系のバックパッカー達は、半分野生の民族なので、硬いタイルの床を物ともせず、その辺の地べたに寝っ転がっているが、さすがに地べたはきつい。
色々探したあげく、大きなソファー席のある喫茶店で24時間空いている店があったので、今日の宿泊はそこに決定。
まだ、金銭感覚がアルゼンチン・チリのまま、ペルーにしてはかなり高い飲み物やご飯を頼み、夜明けを待つのでした。
かつや