Go to World trip! 世界一周の旅に出かける
旅の準備の怒涛の2か月もいよいよ終わりを告げる。
●世界一周 怒涛の準備
会社を辞め、世界一周の旅にあきえと一緒に行くことを決断したのが2010年1月の後半。それからというもの、破傷風やA型肝炎、黄熱病などの予防接種、ワンワールドの世界一周チケットのルート決め(あきえにほとんど決めてもらっちゃってたけど。。)、クレジットカードの複数社申し込み、その他旅の準備に必要な様々なことがここには書ききれないほど。
でも、それ以上に大変だったのが、持っているものの処分。
あの大量のヤフオク販売はホントに大変で、3月の後半は残り少ない会社生活も満喫できないくらい時間を取られた。愛着のある家具や車、バイクなど手放すのは惜しかったけど、全109点をヤフオクで売ることができ、買っていただいた方から喜びの声を頂けたのがせめてもの救いだった。
●多くのモノに囲まれた生活からバックパック1つに
さて、そんなこんなで10年の東京暮らしが一旦終わりとなる最終日、部屋の片づけも終わるころふと思う。
人間は非常に多くのモノに囲まれて生活しているんだなと。たいして広くもない部屋に2人の荷物しかないはずなのに、家具のほとんどはヤフオクで売ったし、それぞれの大事な荷物は実家に運んだのに、でもまだあんなにゴミ捨て場にモノを捨てなきゃならないなんて。。
さあ、1年間生活するのに最低限の荷物を65リットルのバックパックに詰め込んで、まずはあきえの地元の札幌へ出発。
羽田から札幌への移動費用:SKY 15,800円(1人)
●いよいよ世界一周の旅に出発!
札幌でも引き続き旅の準備を行い、不足している必要なものの調達などを行っている間にあっという間に1週間が経ち(途中原因不明の39度の熱も出るし…)、いよいよ出発の時となる。あきえファミリーに見送ってもらい、新千歳空港から羽田へ。
羽田から札幌への移動費用:SKY 11,000円(1人)
羽田からは、空港リムジンバスを使い、成田へ直行。
初めての激重バックパックに四苦八苦しながら、最安の電車移動を諦め、バスでゆったりと移動。運賃は一人3千円と、この予算の限られた旅行を考えるとちょっと割高だが、2人とも体調が万全では無かったので安全策を選ぶことに。
●初めてのOne World世界一周券のチェックイン
1時間ちょっとで成田空港に到着したとき、ワンワールドのeチケットって、この先どうやってチェックインするんだろう?とふと思う。
今更感は否めないが、日本語が通じるうちに確認しておこうと早速JALのサポートデスクへ。
答えはすごく簡単で、eチケットの控えをそれぞれの空港でチェックインの際に見せればわかるよとのこと。それだけでも便利なもんだと思ったが、それ以上に自動のセルフチェックインシステムには関心。自動チェックインなんちゃらの機械にパスポート読み取らせるだけで、チェックインが完了するのだ。
いよいよ、搭乗手続きも完了し、飛行機へ向かう通路でようやく世界一周に出かけるんだって実感がわいてくる。
空港を照らす夕日がすごく素敵で、幸先よいスタートとなりそうだ。
●最初に向かうのはタイ
いよいよJALのボーイングが離陸。世界一周、第1ヶ国目タイに向けて出発!
機内食などを終え、2時間ほど乗ったところで、ひと寝入り。しばらくして起きて、時差の分(タイは日本の-2時間)時計を調整すると、到着まであと3時間もある。前の席にひざが当たるくらいエコノミーの席は狭く、6時間半のフライトは結構厳しい。
隣の席の人は100kgは超えてそうだったので、もっと辛そう。まあ、これから正月のタイへ帰省する乗客の多かったこの便の中の雰囲気は人々のうきうきとした感じが伝染し、明るい機内だったので狭いのはあんまり気にならたかったけど。
到着まで時間はまだまだあるので、地球の歩き方をぱらぱら見る。
すると、公用語 タイ語(英語はほとんど通じない)とある。ん?英語はほとんど通じない!? 英語もほとんど話せないけど、タイ語なんてまったくもってチンプンカンプン。さて、どうしようということで、電子辞書を開き、トラベルなんちゃらというコンテンツでタイ語学習を行う。
もちろん、そんな短時間ではそのコンテンツに慣れるのが精一杯で、覚えたのは、「コップンカ」と「サワディーカップ」くらい。まあ、「ありがとう」と「こんにちは」が言えればなんとかなるだろう。
●深夜にタイへ到着!
長いフライトを終え、ようやくタイ スワンナプーム国際空港へ到着。
入国手続きや荷物の受け取り、Exchengなどを済ませると、あっという間に夜中の12時近くに。実は、出発前色々な準備で時間がなく、いきなり初日の宿を事前に手配しておらずちょっとだけ不安に。ただ、ある程度事前に調べてはあったので、目星を付けていた日本人宿があるカオサンへタクシーで向かうことに。
空港を出たところに早速タクシー乗り場があり、なにやらオッチャンが仕切っていたので「カオサンへ行きたい」といったら、気が進まない様子。隣にいた、恐らく客乗せの順番待ちをしていたタクシーのオッチャンもかなり気が進まない様子。
「もうホテルは抑えているのか?」や「その辺りはなんやらかんやら」と色々言っていたけど、「まあ、大丈夫だろう(笑顔)」と仕切りのオッチャンとタクシーの運転手で話が付き、タクシーへ乗り込む。
さて、郷に入れば郷に従えとのことだが、タイのタクシーの乗り方はどうなんだろうと、地球の歩き方を開く。
何やら色々注意しなければいけない点があるらしく、出発時にちゃんと初乗り料金でメーターが動いているかとか、有料道路を使うときに後から高い値段を吹っかけられないようにしろとか、料金を精算するときは50バーツのせて払うとか書いてある。
メーター … OK。ちゃんと初乗り料金で動いている。有料道路 … OK。運転手は料金所で直接ウチらに払えと言ってきた。精算時 … OK。メーターが271バーツだったので400バーツ渡したら、おつりで80バーツくれた(1バーツおまけ!)。いい人で良かった。
●初の宿探し
そうはいっても、異国 宿無し & 夜中の1時。。
藁をも掴む思いで、目星を付けていた日本人宿に行くが、あいにくの満室。
困ったときの地球の歩き方をチェックし、不安な夜道を進み、その辺の人に道を聞き、やっとの思いで別の宿に到着。「満室です」と言われたらどうしようと内心ドキドキしながら、カウンターでエクスキューズミー。ちょっとおしゃれなタイ人のフロントからは、全然空いてるよとのこと。ラッキー。さすが「ハッピーハウス」(宿の名前)。っていうか、全然英語通じるじゃん。余裕なさ過ぎて、コップンカ言い忘れたし。
記念すべき最初の宿は一泊600バーツ。ホットシャワーとエアコン付きのダブル。さすがに、この暑さ&湿度でファンのみだとつらいだろうし、さっきまで0度の札幌にいたし、エアコン付き空いててよかった。
●危険なカオサン
部屋のチェックが済んで、この部屋に決めたとフロントのお兄ちゃんに伝え、チェックインの手続を済ませてると、「これからカオサン通りには行かない方がいいよ。明日の行かない方がいいかもね。」と。
「なんで?」と聞くと、「トゥデイ、パン!パン!、ジャパニーズ、ダイ」。
「ジャパニーズ、ダイ?」
そういうことか。あのタクシーの運転手も怪訝な感じだったのは。。詳しく聞いてみると、どうやら例のタクシン派のデモ隊と政府の衝突が激しくなったようで、すぐ近くのカオサン通りで銃撃戦になり、日本人ジャーナリストが流れ弾に当たって死んでしまったとのこと。
非常事態宣言出てるけど大丈夫だろうと、気軽に来てしまったタイ。もしかしたら、いまはホントに大変な場所かもしれない。
詳しい情報を入手するためにGoogleニュースをチェック。タイに来て、タイで起きた日本人死亡のニュースをGoogleニュースで日本のメディアをチェックって、インターネットってつくづくすごいなと感心(してる場合じゃないかもしれないけど…)。
衝突のあった場所の詳細を報じているメディアもあれば、日本の夕方のニュース動画をストリーミング配信しているメディアもある。色々調べた結果、危ない場所には近づかないこと。これでいこう。
あっという間に、朝の4時半。日本時間だったら6時半だ。シャワーを浴びて、寝ることにしよう。長い一日でした。コップンカ。
●カオサンの安宿「Happy House」
1階がレストランになっているカオサンの安宿「Happy House」。クーラー付きの部屋もあり、フリーのWiFiも使えるなど設備が良い。スタッフの対応もよく、ゆったり過ごせる安宿です。
宿泊費用:ダブル(クーラー付)1泊1室 580バーツ
かつや
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