Petra ダイナミックで神秘的なペトラ遺跡
今日は1日かけてペトラ遺跡を見て歩く。
●これぞペトラ!いきなり現れる巨大な神殿風の彫刻
ホテルからの無料送迎が朝7時なので、6時半から朝食を食べ、その後無料送迎のハイエースに詰め込めるだけ詰め込まれ(なんと助手席に3人!)、5分程でペトラ遺跡に到着。
遺跡内は暑く、しかも1日がかりなので、2人で1.5?の水3本を持っていく。遺跡内は間違いなく足元見られる価格だろうし、と水にばかり気を取られていたら帽子を宿に忘れた。。
朝の日差しはまだ緩く、はじめの道は左右に大きな岩盤がある隙き間の道なので、日陰で風も通り涼しい。
左右にちょこちょこ祠らしき穴などを眺めつつシークを進むと、ペトラ遺跡の顔とも言えるエル・ハズネが見えてきた。
岩盤をくり抜いて創った神殿風の建物の彫刻は、結構巨大でとても精巧な作り。そして、昔の作品とは思えないくらい保存状態もいい。
建物の正面入口から中が続いているのかと思ったが、中をのぞき込むとすぐ壁になっている。昔の人は何のために、この建造物を創ったのだろう。
とても神秘的だ。
●当時は立派だっただろう街の中心部
その先の道も左右にを岩盤に挟まれる格好で狭い通路が続く。
先へ進むと道も開け、至る所に墓のような岩をくり抜いた祠がある。
円形劇場を左に見ながら、さらに先へ。この時点で、既に結構な距離を歩き、日差しも強くなってきた。水を大量に持ってきて良かった。
昔はここに人が住んでいたのだろうか、川の跡のようなものと、一本道のメインストリートに差し掛かる。
そして、Great Templeと書かれた遺跡を散策する。
建っていたころはきっと立派な建物だったのだろう。今では柱が少し残り、その面影をかろうじて感じられる程度だ。
さらに奥へ進んだところで、一旦広い道は終了。
●頑張れロバ!
と、ここでロバ引きに「ここから先はロバに乗っていかないと進めないよ」と声をかけられる。またまた?と、今までしきりに呼びかけてくるロバ引きと同じ様に断ろうと思ったが、ここから先の道は険しそうで「ガイド付きじゃないとダメ」というネンキの入った看板も立っている。
仕方なく交渉開始。
1人10JDから始まり5JDまで下がったが、そこから先はロバ引きは一歩も引かない。仕方ない。5JDで交渉成立。
ロバにまたがり、山道を進む。
だんだんときつくなる坂にロバの息も上がる。
頑張れロバ!
途中、徒歩&ノーガイドで登っている人(やっぱりロバに乗らなくてもいいんじゃん!)を追い越しつつ、20分程登ったところで最終ポイントへ。
この気温でこの坂を自力でここまで登るのは、かなりきついだろう。これで、ロバ5JDは有り。
ただ、ここからは徒歩。最後の5分を自力で登り山の頂上付近へたどり着く。
●BEST OF VIEW IN PETRA
開けたその場所には最初に見たエル・ハズネよりも大きく立派なエド・ディルが。
岩山の一部になっているその神殿はホントにすごい。人間が作ったとは思えない程ダイナミックで、元々の岩盤の模様も美しい装飾となっている。
ここで周りを見渡すと、BEST OF VIEW IN PETRAと書かれた看板が、山のてっぺんに掲げられている。
これは登らねば。
いくつかのビューポイントを登り、ペトラ遺跡からの眺めを楽しむ。
乾いた大地の山々は、日本の風景とは全く違う。
「この世の終わり」というビューポイントもあったが、まさにそんな感じ。
そこで、持ってきた昼食を済ませ、ゆっくりと下山を開始する。
●ナチュラルなペトラ遺跡
正午も回り、いよいよ周辺の岩も熱を帯びてきた。
直射日光を地球の歩き方で遮るも(帽子を忘れちゃったので。。)、全身がどんどん熱くなってくる。
日陰を見つけては休み、行きと同じくらいの時間をかけて戻る。
ペトラ遺跡は思ったほど観光地化されていない雰囲気で、所々ある店の客引きもそこまで積極的ではない。
また、遺跡内が広大なため観光客の密度も低く、ルート表示もNo Entry表示も無く、すごく自由に動き回れてとても楽しめた。
時には柵も全くない断崖絶壁に不安も感じたが、その適当な感じもアラブっぽくていい。
○ペトラ遺跡入場費用:33JD(1人)
●宿で日本人と情報交換
ホテルへの帰りの送迎は17時。1時間程、外のレストランでコーラを飲みながら待つ。
迎えの車で宿に戻ると、たくさんの日本人がいた。ホテルの夕食を一緒に食べ、色々と情報交換をする。
やっぱり実際に回ってきた人の話を聞くと、これから訪れる場所がとても楽しみになる。
さて、明日はアンマンに移動する。
ちょうど、明日アンマンに移動する日本人が2人いたので、4人でタクシーを予約。ホテルの手配で1人7.5JD。
ホテルから見えるペトラの街の夜景を楽しみつつ、早めに就寝。
かつや
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