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Ramen in Paraguay イグアス移住地でラーメンを食べる
昨日イグアスの滝ショートトリップを終え、イグアス移住地へ戻ってきた。
●地元のおじさんに感謝
パラグアイの国境の町シウダー・デル・エステから、イグアス移住地へ戻るためのバスを探す。
行きは園田さんに送って頂いたため、帰りのバスをどこで乗るか検討が付かず、とりあえずそれらしいところをウロウロ。しかし、そこを通るバスは7km地点や15km地点など近距離のバスばかり。
タクシーの運転手に聞くと、バスターミナルまでここから4kmあるからタクシーに乗らないとだめだよ、と。それでも、タクシーに乗る気にはならず、バスターミナル方面に歩いてみる。そのうち、30kmくらいまで行くバスが通るのではないかと思いながら。
まだ明るいのは幸いだが、道を進むにつれ人通りが無くなってきた。シウダー・デル・エステは決して治安の良い場所ではないらしいので、暗くなる前にバスを捕まえねば。
しかし、バスターミナルまでの地図もなく、場所もなんとなくしか分からないので、地元の少年サッカーを見ていたおじさんに道を聞いてみる。
あっち?そっち?とスペイン語の道案内に四苦八苦していると、「よし。分かった。一緒に行こう」とおじさん。
「あのマンションはアラブ人のコロニアルであっちがスペイン人のだ」とか「俺はアスンシオン出身でシウダー・デル・エステには仕事で3年前から来ている」など、色々と世間話をしながらバスターミナルを目指す。
結構、遠い。タクシーの運ちゃんの話は本当だったようだ。運ちゃん、疑ってごめん。
バスターミナルも近くなってきた頃、うっすらと日も暮れてきた。周辺には物乞いがたくさんいる。
「彼らは仕事をしようとはせず、靴もはかず、体も洗わない。そして、物乞いや、時にはスリを行うから気をつけろ」とおじさん。物乞いで近づかれたら、立てた人差し指を横にチッチッと振るのが、ここのお断りのサインだそうだ。
ようやくバスターミナルに到着。夕暮れに見る周辺の治安はあまりよろしくない。
おじさんお勧めのバス会社まで紹介してもらって(ちょっと高かったけど)、おじさんはそのまま帰宅。もちろん、チップなどの要求もなく「家に帰るついでさ」とさりげない一言。サッカー見てたのに、20~30分の道のりを送って頂いた。
危うく治安の悪い町で途方に暮れるところだった。本当に家に帰るついでだったとしても、見知らぬ外国人をバスターミナルに送り届けるなんて、なかなかできるもんじゃない。
旅先では、困っているときに大きな親切を頂くことがある。訪れた国の印象は、そういった人々の優しさが大きく占める。逆に、そこに住んでいる人々に対していい印象を持てないと、国全体の印象もそうなることが多い。日本は「言葉が通じない国」と欧米人に良く言われる。どんなに英語がしゃべれなくても道案内くらいはできる。
困っている人がいたら、人種問わず助けないと。
○シウダー・デル・エステからイグアス移住地への行き方
シウダー・デル・エステの中心部から4kmはずれにバスターミナル有り。そこから、アスンシオン行きのバスを探し、バス乗車時に「41km地点で降ろしてくれ」と伝えておけば、イグアス移住地入り口で降ろしてくれます。
シウダー・デル・エステからイグアス移住地へのバス移動費用:25,000グアラニー
●イグアス移住地の有名なラーメン
そして、昨日は夜遅くなってしまったにもかかわらず、ペンション園田さんも快く受け入れてくれた。
パラグアイ、素敵な人達ばかりだ。
イグアス移住地の楽しみ方というのが、ここにある情報ノートに書いてあった。
今日は日曜日。
何とイグアス移住地には、土日の11時~13時しかやらない幻のラーメン屋があるという。ラーメン屋のラーメンなんて、日本を出てから食べていない。これは行かねば。
近くの球場では、イグアス移住地50周年の野球をやっていたが、盛り上がる試合を横目にラーメン屋を目指す。
この時期のパラグアイはとにかく暑い。強い日差しもさることながら、湿度も高い。日本の内陸部の夏って感じ。
ようやく目的のラーメン屋に到着。外から見ると店舗という雰囲気はなく、ただの一軒家。目印は庭にやけに車が停まっていることと、入り口に書かれた小さないらっしゃいませ。
入り口を開けると店内は思いのほか広く、おばちゃん達が威勢よく働いてる。早速、ラーメン、餃子、ライスの黄金セットを注文。しばらく待つもなかなか注文の品は来ない。さすが、土日だけの名店。お客さんが多い。しばらく前に来ていたペン園仲間のJunさんの冷やし中華も、一向に来る気配がない。
確認すると、ラーメンは後から来た隣の席の人のところへ行っており、冷やし中華にいたっては消えてしまったようだ。そして、冷やし中華を急いで作り直す厨房では、ドンガラガッシャーンと食器のなだれが発生してんやわんや。まだ、しばらくお預けだな。
久しぶりのラーメンはシンプルな醤油。だしも恐らく魚系であっさりな感じ。さらに、餃子もライスも完全に日本品質。海外で食べる日本食というと、何かしら違う部分があるが、ここは移住地なだけあって完全に日本。
ごちそうさまでした!
イグアス移住地のラーメン、餃子、ライス:26,000グアラニー(約500円)
かつや
Go to IGUAZU FALL at Brasil side ブラジル側のイグアスの滝へ
今日はブラジル側へ行ってみる。
イグアスの滝はアルゼンチン・ブラジルの国境にあるため、
ブラジル側の滝も見たい人はブラジルビザの取得が必要。
うちらはこの後もブラジルへ行くのでエンカルナシオンでブラジルビザGET済み。
「ブラジル側のイグアスの滝」というと・・
アルゼンチン側に比べると迫力に欠けるらしい
+
ブラジルビザの取得必須
+
別途国立公園入場料必要
・・・なため、イグアス行ってもブラジル側は行かない人。結構多い。
でも。
私は断然お薦めします!
ブラジル側のイグアスの滝
迫力に欠ける・・?
ううん、全然そんな感じしない!!
目の前を滝が流れ落ち、水しぶきが降りしきる。
アトラクション参加してないのにずぶ濡れ。
大したことないって聞いてたからあんまり期待せずにいったんだけど
ほんとすごかった!よかった!
やーーおもしろい。
滝もすごい。
なんというか、昨日と今日。
全く別の場所へ来ている気がした。
要所要所、見所をギリギリまでの目の前で眺めることの出来るアルゼンチン側と、
滝の全体像を把握しつつ迫力も楽しめ、
イグアスの滝の巨大さ、果てしなさを感じさせてくれるブラジル側。
正直どちらも甲乙付けがたい迫力。そして魅力。
これは両方いったほうがいいと思う。
入場料高いけど・・><
世界遺産だから、国立公園の入場料取るのは分かるよー、
でもさー、
せめてちょっとは安くしてくれてもいいのにね・・。
アルゼンチン←→ブラジルは国境のイミグレも時間かかるし、
(バスが待ってくれないから置いてかれちゃう&次のバス来るまで1時間待ち・・とか。)
共通割引チケットみたいなのもないし。
今後良い方向に変わってくれるといいなぁ・・
ナイアガラの滝は便利だったな。
ブラジル側は入場したら見所の目の前まで
無料のバスで乗り付けてくれるから歩かなくてもいいし、ほんと楽チン。
遊歩道から眺める滝も素敵すぎだったな。
自分の好きな楽しみ方を選択できる。
はー楽しかった、楽しかった。
イグアスの滝、大満喫っ
イグアス居住地へ戻りまーす。
~本日の移動~
アルゼンチン→ブラジル→パラグアイ。
ブラジルの国境、めんどくさかった。から今日はスルーーー・・・・
しちゃダメだけどね。
ノーチェックなので・・
○ブラジル側、イグアスの滝の荷物預かり場情報
コインロッカー有り。バックパックも入りそうな大きめサイズです。
ブラジルレアル以外に、アルゼンチンペソでも支払い可能。
滝見学では結構濡れるので、大事な電子機器や重たい荷物はロッカーへ。
ロッカー代:22ペソ
○イグアスの滝 ブラジル側入場料:37レアル(1人)
あきえ
Go to Iguazu fall at Argentina side まずはアルゼンチン側のイグアスの滝へ
イグアスの滝はアルゼンチン側・ブラジル側で見え方が異なるという。ということで、今日は世界最大級の滝と言われるイグアスの滝をアルゼンチン側から見にいってみる。
●ものすごい濁流 悪魔ののどぶえ
プエルト・イグアスのバスターミナルから、滝を意味する「CATARATAS」行きのバスに乗り込む。
30分程でイグアスの滝入り口へ到着。
入場料を払い、まずは最大の見所「悪魔ののどぶえ」を見に行くことに。
ちなみに、イグアスの滝は、周辺も大きく国立公園として保護されているので、園内にはたくさんの生き物が生息している。滝に行く途中でもそういう楽しみがある。
かわいいアナグマや
たくさんの喋々など
さて、悪魔ののどぶえに行くには園内の電車に乗り、1回乗り換えの終点まで行き、さらにそこから遊歩道を30分くらいかけて歩いていく。
園内ののどかな電車に揺られ、まずは終点の駅へ。
電車を出て、川の上に設置された遊歩道を歩き出す。ここ最近の大雨のせいかいつもこうなのか分からないが、川の水はにごっている。
そして、南米のバカンスシーズンのため、とにかく混んでいる。照りつける太陽もハンパない。
と、聞こえてくる轟音と共に、大きな川の水面の一部が崩れている箇所が見えてきた。いよいよ悪魔ののどぶえに到着。
ものすごい量の水が、滝つぼへ落下し続け、水煙が立ち込める。
偉大なる自然の力を肌で感じながらも、灼熱の太陽の下では長い時間滝を見ることはできず、遊歩道を戻り次の見所へ。
●イグアスの滝へボートで突っ込んでみる
世界最大級の滝を身をもって体験するには、やっぱりボートで突っ込むのが一番。
ボートのチケットを買い、乗り場まで川沿いの道を歩いていると、遠くから真っ黒の雨雲が迫ってきた。昨日も同じような状況で雨が降ってきたので心配していると、ボートに到着する直前で案の定大雨が。
こんな状態でボートに乗っても雨だか滝だか分からないので、雨が止むまでしばらく待機することに。
あたりもすっかり涼しくなった1時間後には、雨も大分弱くなってきた。あまり悠長に待っていると、終了の時間になってしまうので、そろそろと列に並ぶと雨もあがり、ボートに乗るころには晴れ間も見えてきた。そして、ボートの最前列を確保。準備万端。滝へ向けてボートは出発!
滝の近くまで来たボートは、少しの間合いを取り、エンジンのスロットルを全開にしたと思うと、一気に滝の真下まで。
ものすごい水を全身に浴びる。これはヤバイ。乗客のテンションも全開に。
ボートが滝から離れたので別な場所へ行くのかと思ったら、くるっとボートがターン。そして、再度滝へ突っ込むサプライズ。
さすがイグアスの滝の船長。滝の楽しませ方を知っている。
さすがにこれで終わりかと思ったら、ボートは港を通過し、別の滝の前でスタンバイ。そして、案の定ボートの頭から滝つぼへ。
3度も滝へ突っ込んだので、もちろん全身ずぶ濡れ。イグアスの滝へ突っ込む場合は、水着の着用をお勧めします!
○イグアスの滝 入場費用など(1人)
プエルト・イグアスからのバス移動費用:7.5ペソ
イグアスの滝 アルゼンチン側 入場費用:100ペソ
滝つぼボートツアー費用:110ペソ
かつや
Go to Puerto Iguazu 国境を越えてプエルト・イグアスへ
イグアス移住地からブラジルを越えて、アルゼンチンのプエルト・イグアスへ行く。
●時間のかかる国境越え
シウダー・デル・エステに用事があるとのことで、園田さんにブラジルとの国境の町まで送って頂く。
パラグアイの国境の街シウダー・デル・エステは、免税エリアでもあり、電化製品が安く買えるということでブラジル人が良く買い物にくる場所。そして、この国境を行ったり来たりは簡単に行えるのも特徴で、逆にうっかりすると出国、入国の手続きもスルーしてしまうらしい。
まずは、パラグアイを出国。
シウダー・デル・エステのメイン通りの「友情の橋手前」にあるイミグレの建物に入り、出国スタンプを押してもらう。
イミグレ前でフォズ・ド・イグアス行きのバスに乗り、友情の橋を渡る。川を越えるのはあっという間で、イミグレに到着すると一旦バスが止まったためそこで下車。
ブラジル入国のイミグレは結構混んでおり、30分ほど並びブラジル入国スタンプをもらう。ビザも事前に取っていたため、特に厳しい質問はなく、どこに行くの?程度。
バスを降りた場所でフォズ・ド・イグアス行きのバスが来たため、改めて同じ行き先のバスに乗る。チケットはバスを降りた時にもらっていたため、改めて買う必要はなく、30分ほどでフォズ・ド・イグアスのバスターミナルへ到着。
アルゼンチン側のプエルト・イグアスへ行くには、ここでバスを乗り換え。乗ってきたバスの運転手に聞くと「次のバスだよ~」とのことなので、降りた場所でバスをしばらく待つことに。
30分後、ようやくプエルト・イグアス行きのバスが来たため乗車。ブラジルレアルは持っていなかったが、アルゼンチンペソでも支払いOKだったので良かった。
続いて、ブラジル出国。今までで最短の滞在だったかも。
ここもなかなか混んでいる。多くのツーリストがブラジル出国のイミグレに列をなしている。ここでも時間をかけて、スタンプを押してもらい、バスを待つ。ブラジル入国・出国ともに乗ってきたバスは手続きが終わるのを待ってはくれない。逆に、バスに乗ったまま国境をスルーできちゃう場所でもあるのだ。
プエルト・イグアス行きのバスは何社か運行しているようだが、プエルト・イグアス行きのバスが来ても、乗ってきたバス会社と違うと、乗せてくれない。何台もバスを見送り、ひたすら待つ。
1時間ほど待って、ようやくさっき降りたバス会社のバスが来た。続いて、アルゼンチンの入国。
ここでは、バスから全員降ろされ手続きを行うため、全員終わるまでバスも待っていてくれた。
ということで、とにかく面倒な国境越えをようやく完了し、プエルト・イグアスへ到着。
○シウダー・デル・エステからプエルト・イグアスへの行き方
①パラグアイのイミグレで出国手続き後、イミグレ建物前でフォズ・ド・イグアス行きのバスへ乗る
②ブラジルのイミグレでバスを降り入国手続き。その後、次のバスに乗りフォズ・ド・イグアスへ
③フォズ・ド・イグアスのターミナルでプエルト・イグアス行きのバスに乗り換え
④ブラジルのイミグレでバスを降り出国手続き。その後、次のバスに乗りプエルト・イグアスへ
◇移動費用
シウダー・デル・エステからフォズ・ド・イグアスまでバス運賃:8,500グアラニー
フォズ・ド・イグアスからプエルト・イグアスまでバス運賃:7ペソ
●プエルト・イグアスの安宿「Hostel Iguazu Falls」
イグアスの滝は朝一から行きたいので、今日は宿探し。事前に調べておいた2箇所の宿を回り、安いほうの Hostel Iguazu Falls に決定。
ここは快適な中庭など共有スペースが広く、無料のWiFiやキッチンも使える。水周りなど設備も清潔で充実しており、洗濯物干し場や、小さいけどプールまである。ドミにはクーラーも付いており、快適に過ごすことができる。また、バスターミナルにも近く、移動に便利。
宿泊費用 ドミ1泊1名(YH会員証使用):55ペソ
かつや
Iguazu colonial Day 2 イグアス移住地で農家を訪ねる
ペンション園田さんの元オーナー(今は引退されて息子さんがオーナー)園田さんが、北海道出身の日系1世の方のところへ行くというのでご一緒させて頂いた。
●広大な土地で今も現役の77歳のおじいちゃん
ペンション園田のあるイグアス市のセントロから車を走られること約15分。
この辺一体のすべての土地が昨日聞いたお話の「当時はジャングルだった」場所かと思うと、そのすごさを実感する。
メインの通りから未舗装の道に入ってからも、両脇に豊かな作物がどこまでも続いている。
そして、大豆畑の間の細い道をさらに進み、パラグアイのさんさんと照りつける太陽を浴びて緑に輝く稲が生い茂る田んぼに到着すると、おじいちゃんが畑仕事に精を出していた。
園田さんにご紹介頂き、おじいちゃんに当時のお話をお伺いすることができた。
おじいちゃんは、北海道の網走出身で約50年前にパラグアイに移り住んできたとのこと。イグアス移住地に来る前も、パラグアイの別の場所で農業を営んでおり、このイグアス移住地に来てから大きな農地を手に入れ、今では30人のパラグアイ人を雇うほど農業に成功している。
どこまでも続く大豆畑、
そしてたくさんの牛、
とにかく巨大な農機具、
イグアス移住地に移ってきたときに活躍していた機械など
たくさんのお話を聞かせていただいた。
しかし、一番の苦労話といえば、北海道時代の雪。網走の冬はとにかく寒く、トイレに行くだけでも雪かきが必要だったという。それに比べて、雪の降らないパラグアイは天国のよう。移住当時の苦労など、それに比べたらたいしたことないと言わんばかりに、パラグアイの生活を楽しんでおり、今でも現役。
開拓の苦労について多くは語らなかったが、おじいちゃんにとってはホントにそうだったのかもしれない。目の前に広がる大きな困難を最大のチャンスと捉えるその精神。見習わなくては。
ということで、園田さん公認で、おじいちゃんの長男マリオさん(5人兄弟のうち唯一日本名じゃないらしい)の畑から大量の大豆を盗み、ペンション園田へ帰宅。
移住の苦労が詰まった枝豆をおいしくいただきました!
かつや
Iguazu colonial Day 1 イグアス移住地の歴史を知る
そもそも日本人移住地とは何なのか。そして、なぜ多くの人がここへ移住してきたのだろうか。
ということで、今日はイグアス移住地にある日本人会へお話を伺いに行く。
●広大な土地を切り開いた移住者たち
ペンション園田から歩いて15分くらい。イグアス移住地のセントロにある日本人会を訪れる。
もちろん、ここは旅行者のためではなく、ここに暮らす人々のための団体。そして、事前のアポイントも無しに訪れたのにもかかわらず、職員の方が優しく出迎えてくれた。
お仕事中のためロビーで待っていると、広報担当の壱番さん(お名前です)が登場。場所を変えてお話を聞かせて頂けるとのことなので、近くのイグアス日本匠センターへ移動する。
ここは、日本語学校としても使われているとのことだが、今は3ヶ月(!)の夏休みとのことで教室はきれいに片付いている。
端に寄せられた机といすをセッティングし、お話が始まる。
お仕事中のお忙しい中にもかかわらず、貴重なお話を約1時間半にも渡り聞かせていただいた。
簡単にまとめるとこんな感じ。
- 三国同盟戦争によってパラグアイの人口は21万人まで減少してしまったため、パラグアイ政府が移住者を誘致したのが始まり
- はじめにこの地を訪れた日本人は7家族。当時ジャングルだった87千haを開拓し、現在では大豆の輸出が世界第4位になるまで農地を育てた
- 出身地域は高知県や岩手県などが多く、元々狭い土地で農業をしていた人達が、広大な農地を求めて移住。開拓の努力が実り今ではそれを手に入れた
- ちなみにそれぞれの農家が持っている土地の広さは小さくても50ha。大きな農家だと1,000ha以上のところも。十勝で一番大きな土地を持っている農家でも30haというのだから驚きだ
- 南米には他にも日本人移住地はあるが、ここの日本人会は特にうまくいっている。採石場の事業による利益を、農協や病院、学校などを運営費用に回しているため(普通は会費による収入のみ)
- ここは今でも1世の方が活躍される若い移住地。そのため日本語が今でも根付いているが、日本語学校の教育にも力を入れている。他の移住区は3世、4世と進むにつれ薄れている
- 子供たちはパラグアイの義務教育+日本人会運営の学校に高校まで通っている。さらに、ポルトガル語や英語、現地の民族の言葉など様々な言語を操る
他にも様々なことを聞けたが、とにかく50年前にジャングルを切り開いたことから始まったこのイグアス移住区は、移住者のがむしゃらな努力により現在では豊かなくらしを手に入れたみたいだ。
さらに、教育やライフラインなどの自治も日本人会で行っており、ここはまるで日本。でも、何も無かった土地に小さな日本を作ったということを考えると感慨深いものがある。
今の日本人にも同じようなことができるだろうか?
かつや
Get a tourist visa to brazil at Encarnación エンカルナシオンでブラジルビザを取得し、イグアス移住区へ移動
エンカルナシオンに来た目的、それはブラジルビザを取得するため。
●エンカルナシオンのブラジル領事館で簡単ビザ取得
ブエノスアイレスやシウダーデルエステ、アスンシオンなど、海外でブラジルのビザを取得できる場所はいくつかある。
しかし、どこもいい噂を聞かない。
1ヶ月のシングルしか取得できなかったり、クレジットカードの限度額の証明が必要だったり、係員が親切じゃなかったり、ブラジルin-outの航空券が必要だったり、とにかくめんどくさそう。
そんな中、ここエンカルナシオンだけはいい噂ばかり。90日間のマルチビザが取得できるのはもちろん、申請の際操作するPCを手取り足取り係員の人が教えてくれたり、ビザの発行時間も即日発行だったりと。
ということで、朝一番でバスターミナル近くのブラジル領事館へ。
確かに、エンカルナシオンのブラジル領事館のスタッフの人は優しい。事務所内に設置してるPCを使って必要情報を入力する時も、わからない箇所を質問すると丁寧に教えてくれたり、おいしいコーヒーまでご馳走になったり。
ということで、エンカルナシオンでブラジルビザを取得する方法をまとめるとこんな感じ。
【必要なもの】
・証明写真1枚
・パスポート
・取得費用 現金:150,000G(1人)※ドル払い不可
・ブラジルでの滞在先の住所(宿泊するホテルの住所など)
・航空券のチケット(Eチケット可)
【申請方法など】
・申請は領事館内に設置されたPCで入力する(英語の選択可)
・申請する際、ブラジルでの滞在先(ホテル名・住所など)の入力が必要
・航空券を持っているかと聞かれたので、Eチケットを提示
【取得時間】
8:30にブラジル領事館へ。9:30に2人分の申請を完了し、3時間後に来てとのことで12:30に取得
【その他】
親切なおじさんが手取り足取り教えてくれます。朝一で領事館へ行くと、全く混んでいません。
●パラグアイのイグアス移住地へ
無事ブラジルビザも取れたことだし、次の目的地イグアス移住地へ移動する。
イグアス移住地は、今から50年前に日本人が移住を開始し、現在では850人ほどの日系人が暮らしている町らしい。
日本から見ると地球の真裏のパラグアイに、どうしてこれだけの日本人が移住したのだろうか。そして、多くの日系人が住むイグアス移住区はどんなところなのだろうか。
ということで、エンカルナシオンのバスターミナルからシウダー・デル・エステ行きのバスに乗り、灼熱のバスに揺られること3~4時間。最初の乗り換えポイント「30km地点」に到着。そこで、次のバスへ。すると、バスの客引きの人から声がかかり、「41km地点へ行くんだろ?」と。さすが、分かってる。
言われるまま、バスに乗り込み15分くらいでイグアス移住地の入り口へ到着。
ペンション園田への行き方が分からなかったので、バスが止まった近くのガソリンスタンド(ESSO)で場所を聞いてみる。
ESSOのスタッフの方は幸いペンション園田の場所は知ってはいたものの、彼のスペイン語の説明が完全に理解できず、何度もこっち?あっち?と聞き返す。すると、奥から日本語で「あそこに街頭が見えますよね?その奥に見える屋根の建物がそうですよ。」と日系の方に丁寧に説明してもらえた。
そして、教えて頂いた建物の前あたりに到着するも、看板も番地もなく、うろうろしていると中から日本語で「何かお探しですか?」とスタッフの方に声を掛けて頂いた。
さすが日系の町。ここでは完全に日本語でやり取りができる。
○エンカルナシオンからイグアス移住地への行き方
エンカルナシオンのバスターミナルからシウダー・デル・エステ行きのバスへ乗車。30km地点でバスを乗り換えたい旨スタッフや運転手に伝え、そこでアスンシオン方面へ向かうバスへ乗り換え。そのバスで41km地点へ行きたいと伝えると、イグアス移住地の入り口で降ろしてくれる。
ちなみに、この~km地点というのがこの辺の住所に該当するもの。シウダー・デル・エステからの距離そのものが住所となっている。
エンカルナシオンから30km地点までのバス費用:40,000グアラニー
30km地点から41km地点までのバス費用:5,000グアラニー
○イグアス移住区の安宿「ペンション園田」
イグアス移住区の入り口近くにある日本人宿。多くの日本人旅人が集まるため、情報ノートも充実しており、無料のWiFiやキッチンなど設備も整っている。この時期は暑いので、部屋にクーラーがあったり、無料で洗濯機が使えたりというのもうれしい。ただ、蚊やハエが多いのが難点かも。
宿泊費用(部屋によって違う):1人 7USドル前後
かつや
In Encarnación ブエノスアイレスからエンカルナシオンへ到着
ブエノスアイレスからの夜行バスの旅は続く。
●まだまだ遠いエンカルナシオン
昨日の夜、20時にブエノスアイレスを出た夜行バス。
南米の夜行バスのサービスのレベルは高く、今回乗ったバスでも車内食が振舞われた。
しかも、それはパンやジュースなど簡単なものではなく、まるで日本のお弁当のように一つのパッケージ内に肉やご飯、デザートまで入った素敵な夜食。
意気揚々とパッケージをオープンし、フォークを伸ばす。
まずはご飯(米)から食べてみる。
ん・・・
なんかねちょねちょしてる。。
こういう料理なのか??
続いて、肉を食べてみる。
むむ・・・
匂いがやばい。。そういわれてみると、さっきの米も匂いがやばいかも。。
ちなみにデザートは消しゴムの味がした。消しゴムって・・・
ということで、そのまま特性弁当とはさよならし、残念な夕食を忘れるべく就寝。
そして、グルーポンのおせち状態のお弁当が出てから数時間が経った。
ちょこっと口をつけたので少し心配だったが、俺は問題なく朝を迎える。良かった。
が、あきえは夜中に軽い腹痛があったらしい・・
しかし、なかなか到着しない。
昨日の夜20時半にブエノスアイレスを出発した夜行バスは、10時にはエンカルナシオンに着くはずだった。
時計を見るともう10時。バスは一向に動かない。
ここは、アルゼンチン側の国境。南米がバカンスシーズンだからか、今日が日曜日の朝だからか分からないが、とにかくすごい量の車。
ようやくバスを降り、アルゼンチンのイミグレの列に並べたのが12時。さらに、1時間列に並び、ようやく出国手続き完了。
乗ってきたバスに再度乗車し、川を渡る。
国境を越え、今度はパラグアイ側のイミグレの渋滞にはまる。
結局、エンカルナシオンのバスターミナルに到着したのは、15時過ぎ。いやー、ブエノスアイレスからエンカルナシオン遠かった。。
○ブエノスアイレスからエンカルナシオンへの行き方
ブエノスアイレスのバスターミナルでエンカルナシオン行きのバスを出しているバス会社が何社かあります。ターミナル入り口のInfoで聞くか、200番以降の国際バスカウンターへ行けば、窓口にEncarnaciónと書いてあります。
ブエノスアイレスからエンカルナシオンへのバス運賃:250ペソ(1名 セミカマ)
●暑い。。エンカルナシオン
ブエノスアイレスも暑かったが、エンカルナシオンも暑い。。
日本の夏のように湿度も高く、恐らく30度超え。早いとこ宿を探さねば。
事前の情報では、バスターミナル周辺に宿があるとのことだったので、周辺を散策。
するとバスターミナルを出たすぐのところで宿を発見。入ってみると、なんとフロントの女の子が日本語を話せる。後で聞くと、日系2世の方がオーナーの宿で、日本語の情報ノートまであった。たまたま見つけた日系の宿。ホント多くの方がこの辺りに移住されたんだなと実感。
その後、日系3世の女の子に周辺の情報を教えて頂き、近くのスーパーで買出し&パラグアイグアラニーをATMでゲット。
ブラジル領事館の場所も聞いたし、準備完了!
●エンカルナシオンの安宿「Hotel Germano」
日系2世の方がオーナーのエンカルナシオンの安宿。
フロントの3世の女の子も日本語が話せ、1世のおじいちゃんも同居している(今回残念ながら貴重なお話はお伺いできず)。
宿の設備も清潔で、クーラー付きの部屋もあり。情報ノート、無料WiFiも用意されており、おいしい井戸水も飲める。但し、キッチンは無し。
エンカルナシオンのバスターミナルに近く、ブラジル領事館へもすぐの場所なので、ロケーションはすごくいい。そして、この辺だと最安。
地図などはこちら
宿泊費用ダブル1室(ファン):60,000グアラニー
かつや
2 Flip-flops ! サンダルの日
最近、ビーサンを無くしました。
というか・・ボカ地区を探索中・・
わんこの落し物を踏んでしまい。
ナイアガラの滝でもらったサンダルと、とうとうお別れ。
もうボロボロになってたから、ちょうどいい別れ際だったのかも
いま手元には重たーい登山靴しかないので、
お風呂&町歩き用のサンダルを急遽探さなくてはいけなくなった。
登山靴、ほんと重いし・暑いし・蒸れるし・・頑丈な作りなのでなかなか壊れてくれない。
壊れたら新しいの買おうと思って、気軽に日本から履いてきたの失敗だったなー
ここ何日か観光しながら探してたんだけど、なかなか良い靴がない。
しょうがないのでバスターミナル前の露店でサンダル購入。
35ペソ(700円くらい)
ちょっと安っぽいけど・・うん、まぁまぁかな♪
でも歩き出した途端・・
イター!
おされーな飾りが足に食い込んで痛い。
・・失敗?
気を取り直してランチ後の話し。
今日は宿チェックアウトしちゃってるのでキッチン使えず。
なので近くまでバーガーキングしにいきました。
私はチョコ入りアイス。かつやさんはがっつりバーガー。
一応これでグランデ(Lサイズ)
・・なんか、ちょっと、ちっちゃくない?
うん、
イメージ写真とはいつも違うね、ファーストフードの不思議。
・・帰り道。
2足目購入~
まさかの一日サンダル2足買い!!
だって安いしかわいいし、足に食い込んでこないし・・
しかもね、これオサレ地区行くとき、
地下鉄で地元の女の子が履いてたんだよね~
かわいいなー
って思ってたらまさかの激安商品。
17ペソ
買わない訳にはいかないでしょーー
探してると無いのに、買った瞬間出てくる。
いつもそう。
あきえ
Buenos Aires Day 5 ブエノスアイレスのおしゃれ地区とタンゴ
ブエノスアイレス一おしゃれな地区パレルモ地区。
●おしゃれな服、雑貨、カフェのパレルモ地区
地下鉄を乗り継ぎ、パレルモ・ソーホー近くの駅プラザ・イタリアを降りる。
地下鉄の駅を抜け、パレルモ・ソーホーに向けて路地を進む。
“おしゃれ地区”と聞いて来た割には、どうも街の雰囲気がすさんでいる。治安面の不安も若干感じるくらい。
しかし、10分ほど歩き中心部に着く頃にはその雰囲気も一転、街行く人も通りに並ぶお店もいい雰囲気になってきた。
まず、カフェが多い。公園の周りのカフェで、ゆったりと午後を楽しんでいる人々を見るとまるでヨーロッパのよう。
そして、周辺にある服や雑貨のお店を覗くと、置いてある商品のレベルが高いこと高いこと。デザインがいいだけでなく、値段が手ごろ。そして何より日本人好みのデザインが多い(あくまでウチら2人の主観ですが・・・)。青山とか表参道とか、東京のおしゃれエリアに迷い込んだよう。
残念ながらバックパックにも容量の限界があるので、雑貨や服などの購入は泣く泣く見送り、どうしても欲しかったマテ茶の容器をあきえが購入。(ちなみに、日本にいるときは近所のカルディでインスタントマテ茶を買って会社で毎日飲んでました)
ちなみに、マテ茶とは南米でよく飲まれるお茶(詳しくは日本マテ茶協会へ)なのだが、このような専用の容器は買ってすぐに飲めるものではないらしい。
容器を買ってからマテ茶が飲めるまでを、お店の人に教えて頂いたので折角なのでご紹介。
○マテ茶の容器を買って最初にすること
①容器にマテの茶葉を半分くらい入れ、容器一杯まで熱々のお湯を注ぐ
②そのままの状態で1時間待ち、お湯だけを捨てる
③もう一度、容器一杯まで熱々のお湯を注ぎ、そのままの状態で1晩置く
④容器の中身を全部捨て(茶葉も)容器の中を水ですすぐ
⑤これで下準備は完了。お気に入りの容器でおいしいマテ茶が飲めます
○パレルモ地区への行き方
地下鉄D線 Plaza Italia駅を下車。そこから南南西方面に伸びる路地を10分程歩くとパレルモ・ソーホーと言われるエリアの中心部に出る。中心部付近に到達すると、それまでの雰囲気から一転、おしゃれなカフェや雑貨、服などのお店が並ぶ。
ブエノスアイレス地下鉄運賃:1.1ペソ(1人)
●ブエノスアイレスのBarSurで極上のタンゴを
アルゼンチンといえばタンゴ。
この間、ボカ地区へ行ったときも店先で踊っているタンゴを見たが、折角なので本気タンゴを一度見ておこうとタンゴで有名なBarSurのチケットを購入(格安チケットの入手方法は上野山荘に情報があります)。
タンゴのスタートはブエノスアイレスでようやく日も傾いてくる20時。時間に間に合うように、152番のコレクティーボでBarSurへ。
前情報通り、準備が押しており20時半になってようやくお店がOpen。
Bar Surへ足を踏み入れるとそこはもう別世界。いきなりアコーディオンとピアノの生演奏でお客様をお出迎え。そして小さな店内に並べられたテーブルにはろうそくがともされ、かなりいい雰囲気。
恐らく、お店のOpenと同時に入ってきたお客さんは皆格安チケット。ということで、気になるドレスコードも特に無く思い思いラフな服装をしている。ただ、折角のいい雰囲気の場なので、おしゃれをしていった方が気分は高まるかもしれない。
20分程演奏が続き、頼んだシャンドン(シャンパン)の栓を開けて頂いたところで、タンゴが始まる。
少し小柄な男性と細身の女性のペア。ステップがすごい。かなりの近距離でのタンゴに思わず見入ってしまう。
間髪をいれず2組目が登場。
こちらは、ややマッチョな男性とセクシーな女性のペア。タンゴの雰囲気が全く違う。すばらしい。
タンゴのことは全くの素人なので、詳しくは分からないがとくかくBar Surのロケーションがいい。狭い店内に数脚のテーブル、生演奏に合わせて狭い店内をテーブルぎりぎりまで攻めるダンサー、照明も極限まで落とし、お客さんの手元を照らすのはテーブルの上のローソクのみ。
そして、いつまでもお客さんを飽きさせないショーの編成。
生演奏から始まり、お客さんを交えてのタンゴをはさんだり、歌があったり、ピアニストが交代したり、それぞれの区切りでは出演者全員によるセッションをしたりととにかく見ていて楽しい。
残念ながら格安のチケットは22時までの時間制限付き。23時過ぎまで粘ったが、あっという間の2時間半でした。
○ブエノスアイレス Bar Sur への行き方
ボカ地区へ行くときと同じく152番のコレクティーボで、Bar Surの近くを通ります。但し、終点ではないので地図を見ながら「この辺か!」というところで降車ベルを押しましょう。
ブエノスアイレス152番コレクティーボ費用:1.25ペソ
かつや