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Antarctic Dream Day 5 南極上陸クルーズ5日目 南極代満喫の1日
昨日上陸した南シェトランド諸島から、Antarctic Dream号はさらに南下を続ける。そして、いよいよ南極半島へ到着。
●早めの朝ごはん
南極上陸クルーズ船、Antarctic Dream号の朝ごはんは通常8時から。しかし、今日はランディング(上陸)があるためいつもよりちょっと早い7時半から。
ちなみに、朝食のみビュッフェ形式。乗客全員、1日4食満足行くまで食べているはずなのに、ビュッフェとなると開始時間前にフライングして料理を取り出す人がいる。それでは準備が出来ないため、開始の時間前に手を付けたらだめ、とスタッフから注意。子供じゃないんだから。。
●南極上陸3本目 ペンギン営巣地Cuverville Islandへ上陸
さすがに南極大陸のすぐそばの島ともなると、昨日の南シェトランド諸島よりも寒いようで、夏の今でも雪は結構残っている。
そのためか上陸1本目と同様のジェンツーペンギンが多く生息しているのにも関わらず、ここCuverville Islandには小さなひなが多い。
営巣地であるCuverville Islandには、雪の無い岩場に小石を敷き詰めたペンギンの巣がいたるところにある。そこでは、生まれたばかりの雛に口移しで親ペンギンがえさを与えている姿や、卵を温めてるところを見ることができた。
他の鳥では考えられないくらい、ペンギンは人間を恐れない。こんな小さな雛のときから近くを人間が多く通っているためか分からないが、おかげで5mというかなりの至近距離で愛らしい姿を眺めることができる。
さらには、アザラシとも仲良くやってる。
まさにここはペンギンのパラダイス。
●ゾディアックで南極流氷ツアー その1
高台から南極の景色を眺めた後は、ゾディアックでボートツアー。
南極の海をゾディアック(南極上陸用の小型ゴムボート)が進む。
極寒の南極の海には小さなものから大きなものまで流氷がぷかぷかと浮かび、
青い流氷の上では時折アザラシの昼寝を見ることができる。
Cuverville Island周辺は、多くの島に囲まれた内海にあるためか波もなく、南極の海のとろりとした水が夏を迎えて多少雪が解けた山肌を映している。
ゾディアックの流氷ボートツアーはまだまだ続き、南極の流氷ロックまでゲット。近くで見ると透き通っている南極の流氷はとてもきれいだ。
●ホエールウォッチングをしながらのランチ
今日のランチも魚介尽くし。見た目がおせち料理のような明太子っぽい味のするパテとえび。そして、ほたて入りリゾット with チキン。
主食が”肉”という南米の中で唯一、チリは魚介を多く食べる。南極上陸クルーズでチリ船を選んでよかった。
そして今日のランチは、船のいる場所もいい。
窓からは、時々くじらやペンギンが息継ぎをするために海上へ姿を見せる。さらに、大きな流氷がその辺をごろごろ通り過ぎる。
なんて贅沢なランチ。
●南極上陸4本目 ついに南極大陸へNeko Harborから上陸
今日2本目のランディングで、ついに南極大陸へ上陸。
目の前には、ごつごつした黒い岩肌を見せる雪山があり、その山々の間にはばかでかい氷河が広がる。
これが南極大陸かぁ~としみじみしていると、上陸メンバーが動き出した。歩き出した正面には雪山が広がる。
南極の雪を踏みしめながら山を登っていく。
時々、近くの雪山からバラバラと大きな雪崩の音が聞こえたりするのが、若干恐怖だったりもするが、
雪山を上りきると、そこには見事な南極の景色が広がる。
こういう大自然に来るといつも地球のスケールの大きさに驚かされる。
もちろん、ここにもペンギンは生息しており、無数のコロニーがある。
相変わらずビーチでは、狩の前のウォーミングアップなのか軽く泳ぐペンギンがいたり、
人間の上陸を横目に、同じ場所から海へエントリーするペンギンがいたりと、目の前に見えてかわいかった。
海で泳ぐペンギン、山に登るペンギン、よくこけるペンギン。
南極はペンギン三昧だ。
●ゾディアックで南極流氷ツアー その2
午前に引き続き、南極上陸後はゾディアックで南極流氷ツアー。午前は船に帰るついでという感じだったが、今回は2時間みっちりボートで南極の海を探検する。
ここでもアザラシが流氷に寝そべっていたり、
富士山のように美しい山が、流氷で埋め尽くされる海面に反射していたり、
南極の海に浮かぶ巨大な流氷の近くをボートで通ったり、
とにかく美しい景色ばかりで驚かされた2時間だった。
しかし、寒かった。。
●南極上陸5本目 ディナーの後、今日3本目の上陸へ
今日のディナーは、パタゴニア料理。
アナゴの燻製がとてもおいしかった。
そして、食後のデザートはこのところビュッフェ形式で好きなものが取れるのだが、もっぱらフルーツが人気。船の中ではフルーツが特に貴重なため、すぐに無くなってしまう。
メインが終わると、急いでデザートの列にスタンバイ。早めに並んだ甲斐もあり、貴重なフルーツをゲット。南極の海の上で食べるメロンとキュウイは格別。
と、いきなり、20時半から今日3本目のランディングをするよとアナウンス。
2時間のゾディアック流氷クルーズといい、今日は予定外で色々楽しませてくれる。
●チリ南極基地へ上陸
本日3度目の防寒着へ着替え、ゾディアックでチリ南極基地へ。
チリ南極基地へ到着すると、たくさんのペンギンが迎えてくれた。
基地なのに、そこはまるでペンギンの営巣地ってくらいペンギンの巣ばかり。
基地の中では記念のスタンプを押す。しかし、スタンプ帳を忘れたため、手元にあったパスポートのコピーが台紙に。
基地で暮らす中ビーニャ・デル・マル出身の軍人さんは、とてもいい人でお茶をごちそうしてくれた。
と、そろそろ時間なのでボート乗り場へ戻ろうと、基地の建物を出た瞬間「ガラガラ~ン」とかなりきな音が。そして、ボート乗り場のほうからは「逃げろ!」とたくさんの乗客が逃げてくる。
なんと、目の前にあった巨大な氷河の大崩落。津波的な危険があるのか、近くにいた人間もペンギンも鳥も一斉に建物の方へ非難してきた。
氷河の崩落も特に被害は無く、ボートで船に無事戻ることができた。
それにしても南極上陸クルーズ、ドレーク海峡を越え、ようやく南極への上陸が始まったと思っていたのに、11日のスケジュールはもう折り返しポイントに差し掛かっている。
楽しい生活はいつまでも続かないものだ。。
しかし、今日は盛りだくさんの1日でした。
かつや
Antarctic Dream Day 4 南極上陸クルーズ4日目 いよいよ到着南シェトランド諸島
朝、目を覚ますと2日間悩まされた船の大きな揺れが治まっている。いよいよ、荒れるドレーク海峡を越え、南極半島の北に位置する南シェトランド諸島に到着だ。
●南極上陸1本目 Aitcho Islandsは右も左もペンギン
70人ちょっとの乗客が乗るAntarctic Dream号は小さい船とはいえ、港も何もない天然の島への接岸は無理。ということで、南極上陸クルーズでは、ゾディアックと呼ばれる10人乗りくらいの小さなゴムボートで上陸する。
朝食後の朝9時。
ゾディアックの準備が整ったと、アナウンスが船内に響く。
船で借りた長靴と防寒着を身に着け、救命胴衣を装着。Antarctic Dream号のタラップを降り、ゾディアックに乗り込む。
ゾディアックで初ランディング!そして、ついに上陸。南極。
とにかくペンギンの数がすごい。
ゾディアックを降りた直後からペンギンが間近に数百羽。そして、視野を少しばかり広げると数千羽のペンギンが海岸に広がっている。5m以内に近づくなとレクチャーでは教えられていたが、そんなのとても無理なくらい島がペンギンで埋め尽くされている。
ペンギンの間を何とか進み、島をくまなく見て歩く。上陸時間はだいたい2時間くらいの予定。ペタペタと歩くペンギンの姿はたまらない。
この島に生息するジェンツーペンギンは、この時期、羽毛が抜けはじめ、大人になりかけの子供ペンギンがたくさんいる。
ペンギンだけじゃなく、オットセイも浜辺でごろごろしてたりする。
●南極上陸後のスープ
ペンギンが住む世界、南極は今のシーズンが夏。
それでも恐らく一桁代の気温。そんな場所に2時間もいると、たとえ防寒着を着ていても体の芯から冷え切ってしまう。
そんな状態を分かっている南極上陸クルーズでは、ランディング(上陸)から帰ってくると、暖かいスープが待っている。
ここで働くスタッフは、まるで高級ホテルで働いているかのような振る舞いでサービスをする。ランディング後のスープは、そんなスタッフの優しい心遣いを感じる。
午前中のランディングが終わると、レストランフロアにはランチが用意される。今日のランチのメインはさばのような魚の料理。Antarctic Dream号はチリ船のため、魚介を使った料理が多い。さっぱりした味付けが飽きずに食べれそうで良かったが、醤油が恋しくなる。
南極上陸クルーズでチリ船(Antarctic Dream号)を選ぶ場合は、醤油を持ってくると重宝するかもしれない。
●南極上陸2本目 Half Moon Islandは変な顔のペンギン
南極上陸2本目のHalf Moon Islandには、変な顔のヒゲペンギンたくさんいる。
一回目に上陸したAitcho Islandsとは近い距離にある島だが、ここはヒゲペンギンの島のようだ。
ここも2時間ほどかけて、島をぐるっと見て回る。
まだまだ小さなペンギンもいてかわいい。でも、みんな泥だらけ。。
足場も悪く、船で借りた長靴が大活躍。ペンギンの小さな体で、ぴょんぴょんと岩を飛び移っての移動は大変そう。
帰り道の途中、潮が満ちてきたため歩いてきた道が海に浸かりはじめていた。危なく南極に取り残されるところだった。
そして、この島には壊れた船が浜に打ち上げられていた。
この壊れた船の船員はこの後どうしたのだろうか。。。
また、ここHalf Moon Islandには、アルゼンチンの基地もあったが、ウチらの船はチリの船なので特にそこへは寄らず。
そして島の近くには、黒いアルゼンチン軍の船が停泊している。
ここは南極。本来どこの国にも属さない領土のはずだが、なんだかこの両国ピリピリしている。
●チリワインと酔い止め薬
ランディング(上陸)から帰って来ると、ランディング後のスープ、コーヒーブレイクと続き、すぐにディナー。
間違いなく食べすぎ。南極上陸クルーズ恐るべし。
ディナーが終わると、翌日のポイントに向けて、Antarctic Dream号は移動し始める。と同時に、またしても大きな波に身を任せるように船は大きく揺れる。
早めに酔い止めを摂取。すると、とたんにガクンと眠くなる。この薬、恐るべし。
ちなみに、チリ船であるAntarctic Dream号はチリワインもディナーの時間に飲み放題。あきえはで赤ワインでガクンと眠くなる。赤ワイン、恐るべし。
かつや
Antarctic Dream Day 3 南極上陸クルーズ3日目 ドレーク海峡での暇つぶし
ドレーク海峡は相変わらず大きな揺れで、船の中の世界をゆがめ続ける。
●南極上陸クルーズ船の中で暇つぶし
あまりにも揺れが続く環境に身をおくと、能動的に行動しようという意欲を削がれる。
ドレーク海峡の2日間でのクルーズ船の楽しみといえば、シェフの豪華な料理くらい。
朝、昼、コーヒーブレイク、夜と1日に4回の食事が出るのだが、これがまた凝っている。
11日間の南極上陸ツアーで、よくもまあこんなに豊富に食材を使って料理できるもんだと関心する。
南極上陸ツアーから帰った後の体重が心配。。
他に、ドレーク海峡を渡る南極上陸クルーズ船の中での暇つぶしといえば、船の後についてくる鳥の撮影くらい。
出発前にウシュアイアで一眼を買ったばかりのため、いざ南極上陸の際まごつかないように、練習のためNikon D5000で鳥を撮影しまくる。
D5000のオートフォーカス非対応レンズを買ったため、動き回る小さな被写体はピントを合わせるのがなかなか大変だ。
もう一つ。暇つぶしと言っては失礼だが、南極上陸クルーズ船の中ではドレーク海峡を渡っている間に、南極に関するレクチャーが各種開かれる。
南極に生息する生物や南極の歴史など。
しかし、講義で使われる英語も難しく、何より酔い止めの薬を飲むと意識が朦朧とする。
上野山荘から借りてきた、本でも読むか。
かつや
Antarctic Dream Day 2 南極上陸クルーズ2日目 突入!揺れるドレーク海峡
南極上陸ツアーにつき物なのが、ドレーク海峡。ウワサには聞いていたが、これは人生最大の”揺れ”かもしれない。
●ドレーク海峡で何もかもが上下左右に揺れる
大きな揺れで、ベッドから振り落とされそうになり起床。
昨日の夜、部屋のテーブルの上に色々物を置いておいたはずなのに、朝起きてみると一切無くなっている。
そして、クローゼットの扉も引き出しもすべて全開。扉についているちょっとした留め具の意味がようやく分かった。
歯ブラシなど、小物はなくなると探すのが大変だ。
食事の時間になり、レストランへ行くとテーブルには滑り止めのシートが敷いてあった。確かにこの揺れでは、普通のテーブルクロスだけだと、フォークやナイフがいたるところに散乱してしまうだろう。
そして、船の中では歩くのも大変。。
●南極上陸ツアー必須の酔い止め
そんなドレーク海峡の大きな揺れに対応できる三半規管は、もちろん持ち合わせていない。
船乗りですら、酔うという揺れなのだ。
そこで南極上陸ツアー必須アイテムの一つとして、”酔い止め”があげられるが、自分で持っていかなくてもレセプションでタダでもらうことができる。
しかし、それは酔い止めという名の睡眠薬(かもしれないくらい強力)。
飲んだら最後、本来気持ち悪くなるはずの大きな船の揺れが、まるでゆりかごのように心地良く感じられるようになる。
そして、大きな揺れが続く船の中では特にやることもないため、1日のうち起きているのはご飯のときくらいになってしまう。
人間、こんなに連続して寝てても大丈夫なんだなというくらい寝られる。薬の効果、恐るべし。
折角のレクチャーに出席しても、まるで高校の時の授業のよう。
船から見えるドレーク海峡の景色や、南極に関するレクチャーなど、貴重な経験だが、それを楽しむにはこの薬は強すぎる。薬ナシで揺れに耐えるか、いっそのこと薬を飲んで楽になるか悩みどころ。
かつや
Go to Antarctica! 南極上陸クルーズいよいよ出発!
今日の夕方、いよいよウシュアイアの港から南極へ向けて出航する。
●ウシュアイアの郵便局から荷物を送る
南米で郵便を送るのは危ないと言われている。
パラグアイでは、送ったはずのTシャツが届かず、郵便局へ確認に行くと郵便局員がそのTシャツを着ていたなんて笑い話もあるくらい、荷物が途中で消えてしまうという。
もちろん、ブエノスなんかでもそうらしい。
そんな中、以外と安全とされているのが、ここウシュアイア。
他の郵便局と異なり、極地手当てのようなものが局員に支給されているらしく、悪さをしないようだ。
ウシュアイアの街中にある郵便局へ行くと、確かに安全そう。
郵便局員が優しく手順を教えてくれ、荷物を抜き取られないようにダンボールの上から包装紙を巻くというアドバイスもしてくれたくらいだ。
○ウシュアイアの郵便局から日本へ荷物を送る
ウシュアイアの街中に郵便局があります。ウシュアイアが免税エリアということもあってか、たくさんのツーリストがお土産を送るのに使っています。
①郵便局の(Sanmartin通りじゃない方の)向かいにある文房具屋で包装紙を買う
②送る荷物には封をせず郵便局へ持ち込む
③荷物のチェックを受け、OKが出たら封をする
④包装紙でダンボールを包み込み、再度封をする
⑤宛名などを書く紙を2種類もらい記入
⑥宛名を書く紙とは別に、荷物そのもの(包装紙の上から)にも住所を書く
⑦窓口で計量し、郵便代金を支払い
ウシュアイアから日本への郵送費用:325ペソ(5kg)
●One World世界一周券のルート(区間)を変更
昨日検討した、One World世界一周券のルート(区間)を変更するため、今日改めていつものJALに電話をする。
休日の昨日と異なり、2,3コールですぐに受付の方が出てくれた。
担当の方に取り次いで頂き、One World世界一周券のルート(区間)を変更したい旨伝える。
日程変更と異なり、ルート(区間)変更には時間がかかるようで、後ほど折り返して頂くことに。
1時間後、ルート変更は問題ない(空席あり)と、折り返しお電話を頂く。
サンティアゴ→サンパウロ→リマ→ロス(トランジット)→成田
を
サンティアゴ→リマ→サンパウロ→サンフランシスコ(トランジット)→羽田
に変更。
いつの間にか、羽田も国際化されてたのね。。
ちなみに、One World世界一周券のルート(区間)変更手数料は1人 202ドル。
今のところ、サンフランシスコ→羽田の便がConfirmされていない(キャンセル待ち)ので、確定し次第変更手数料はクレジットカードで支払うことに。
●南極へ向けて出発!
集合時間の16時に、ウシュアイアの港へ到着。
港には、何隻か船が停泊しており、その中に今回11日間お世話になるAntarctic Dream号を発見。
隣で越前丸という日本の船が作業している中、タラップからAntarctic Dream号へ乗り込む。
元々、南極の調査船だったというAntarctic Dream号。無骨な造りのその船は、外観こそ調査船の面影を残すものの、内装はまるでホテルのよう。
レセプションでチェックインを済ませ、部屋へ案内してもらう。
まるでホテルの一室のようなきれいな部屋。若干狭いが、水周りも部屋についており設備は清潔。11日間快適に過ごせそうだ。
その後は、スタッフの紹介があったり緊急時の避難訓練があったりと出航前の準備が行われ、18時を回った辺りでいよいよウシュアイアの港を出港。
ビーグル水道を通りながら、船の中では豪華ディナー。
ウエルカムドリンクに何種類か前菜が運ばれ、メインディッシュ。最後にデザートとフルコースのディナーに大満足。
夜ベッドに着くころに、船はいよいよドレーク海峡へ差し掛かる。
南極へ行ってきた人は、必ずといっていいほど南極の美しさと、このドレーク海峡の激しさを話していた。
さっきまでの静けさがうそのように、中型の船体は右へ左へ大きく揺れる。
船酔いに陥る前に、レセプションで酔い止めをもらい、早めに就寝。
かつや
Ushuaia Day 7 上野山荘でアサドパーティー
いよいよ明日、南極ツアーの出発日。ウシュアイアの港近くにある、アーティスティックなお土産屋さんを少しぶらついてから、用事を済ますことに。
●プエルト・ナタレス行きのバスチケットを購入
南米のバカンスシーズンである今の時期、南米の長距離バスは非常に混んでいる。
南極から帰ってきてから、バス待ちの足止めを食らうのは嫌なので、今日のうちにウシュアイアからプエルト・ナタレス行きのチケットを買っておく。
ウシュアイアでバスチケットを購入する場所は、先日調べておいたので、旅行代理店に行き即購入。10日以上先ということもあってか、席はまだがらがら。
○ウシュアイアからプエルト・ナタレスへの行き方
代理店の場所などは、一昨日のエントリー参照。
ウシュアイアからプエルト・ナタレスへの移動費用
夜行バス セミカマ運賃:290ペソ(1人)
●One World世界一周券のルート(区間)を検討
当初予定に無かった南極が日程に入ってきたため、今後行く国の見所のシーズンを考えないと。
今のところ、この後のOne World世界一周券のルート(区間)は、サンティアゴ→サンパウロ→リマ→日本だが、鏡張りのウユニ塩湖は、今がシーズンどんぴしゃなので一刻も早くリマに飛びたいし、ブラジルにあるレンソイスのラグーンが溜まるには、今からの時期は遅ければ遅いほどいい。
ということで、この間日程を変更したばかりなので、ちょっと気が引けるが、いつものJAL担当者の方にSkypeでコール。
しかし、何度試しても出ない。
いつも2,3コールですぐ出てくれるのに、おかしい。
何気なくメキシコのカレンダーを調べてみると、今日のメキシコは祝日!
日本やヨーロッパのJALはいくら電話してもなかなか出ないし、南米のJAL(代理店)だと変更が出来ないところも多いので、One World世界一周券のルート(区間)変更は明日に持ち越し。
●上野山荘でアサドバーティー
アルゼンチンと言えばアサド(南米流バーベキューみたいなもの)。
上野山荘の宿泊者のうち、ウチら含め5人が明日から南極なので、上野山荘のみんなで最後の夕食をシェア飯にすることに。
もちろん、メニューはアサドということで、近くのスーパーLAに買出しに行きアサド用の肉を購入。
火おこし班と、仕込み班に分かれ準備を進める。
ちなみに、アルゼンチン流アサドのポイントはこんな感じらしい。
○アルゼンチン流アサドの作り方
・肉はスーパーで買ってきた巨大なカタマリのままじっくりと両面を焼く
・炎を出さないように炭火を調整し、遠赤外線で焼く
・肉の味付けは粗塩とコショウのみ
・基本的に野菜は焼かない(サラダとかにする)
焼肉やバーベキューとは、作法が全く異なるようだ。
肉の塊は、牛1.5kg、羊1kgとなかなか巨大なので、片面20分くらいかけじっくり焼き上がりを待つ。
チャリダーヨシさんがアサドール(アサドを仕切る人のこと。アルゼンチンの男はアサドができて一人前らしい)となり、肉が焼きあがった。
牛はもちろんのこと、チョリソーや羊はアサドにするとかなりうまい。
味付けは粗塩とコショウのみという意味が分かる。肉自体のうまみがぎゅっと閉じ込められ、余分な油や臭みなど落ちているため、タレなどでごまかす必要が全くないからだ。
ウチラが乗るAntarctic Dream号で南極に行ってきた3人が今日上野山荘に戻ってきたため、3人も一緒にアサド。
巨大な肉のかたまりはあっという間にきれいさっぱり。
明日からの南極船のディナーも楽しみ。
かつや
Ushuaia Day 6 ウシュアイアの天気に惑わされる
今日は一日ダメダメDay。
●ウシュアイアの国立公園に行こうとするも・・・
上野山荘からいつものコレクティーボB線でセントロへ降りる。
ウシュアイアの国立公園へ行くには、近距離バスが発着する港のツーリストインフォ近くの場所からミニバスが出ているというので、そこへ行ってみる。
すると、突然の雨。
今日のウシュアイアの空は、朝から薄暗くどんよりとした雲に覆われており、いよいよ天候が崩れてしまった。
残念ながら国立公園行きを諦め、セントロへ戻り始めると、今度は晴れ間が差してくる。
国立公園行きのバスは14時にウシュアイアを出発し、戻りは16時か19時。時間も微妙だし。。
ということで、国立公園は再度諦め、今度はウシュアイア名物の斜めの木に行ってみることに。
しかし、歩き始めるとまたもや雨。
今度は強い風も吹き始め、寒くなってきた。
仕方ない。今日は諦めよう。
と、セントロへ戻りB線のコレクティーボを待っていると、またしても晴れ間が出てきた。
もういい。。
ということで、今日は暖かい上野山荘でゆっくりすることに。
記念のスタンプでももらって帰るか。
ウシュアイアの天気に惑わされた一日でした。
かつや
Ushuaia Day 5 ウシュアイアで一眼をゲット
せっかく南極にまで行くし、ツアーに払う費用に比べたらたいした金額じゃないし、、ってことでカメラをもう一台買うことに決定。
●南極のお供にNikon D5000+SIGMA 18-200mmを購入
ウシュアイアのツーリストインフォメーションで、いつものごとく無料のWiFiを使い買う機種を決める。
しかし、いざ店頭に行ってみるとD3000なら標準レンズ付きで4,500ペソ、と合わせて300mmの望遠も1,000ペソちょっと。しかし、D5000だと本体だけで4,200ペソするし、使いまわしのよさそうなSIGMA 18-200mmは1,850ペソもする。
D3000の値段には惹かれるし、スペックも十分そうな気はするが、荷物を1gでも減らしたい中、レンズ2本持ちはつらいし、D5000と比べるとスペックも若干劣る。
せっかく南極まで行くんだったら、と、D5000とレンズも1本で広く使えるSIGMAの18-200mmに決定!
4GBのSD HCも買って、これで南極行きの準備はOK。
あとは、カメラの使い方を覚えないと。
○カメラ購入費用
Nikon D5000:4,200ペソ
SIGMA 18-200mm:1,850ペソ
SD HC 4GB:100ペソ
しかし、日本製品は海外で買うと高い(ちなみに、アルゼンチンペソは1ペソ約20円)。世界一周ともなると機械にとって過酷だし、南米はスリとか危険だし、、といいカメラを日本から持ってくるのを躊躇するのはもったいない。これから世界一周をする方で持っていくカメラを迷っているなら、断然一眼をオススメします!
●ウシュアイアからプエルト・ナタレス行きのバスを調べる
南極から戻ってきてから、次の目的地はパイネ国立公園の起点となるプエルト・ナタレス。
しかし、ウシュアイアにはバスターミナルが無い。いったい、バスチケットはどこで買うのだろうか。
ここで、困ったときのツーリストインフォ。
海岸沿いのツーリストインフォにプエルト・ナタレスに行きたいと相談すると、バスチケットを扱うお店の住所を教えてくれた。
しかし、そこの住所に行ってみるとなんと土産物屋。お店の人に聞くと、そこを2ブロック行ったところに移ったわよとのこと。そこで、2ブロック先に行ってみるも、バスチケットが売っているようなお店は一向に見つからない。近くのお店で聞いてみると、そこを曲がったところにあるよと。
ツーリストインフォのくれたヒントを元に、だんだん近づいてきたぞ。
角を曲がったところを進むと、、あった!バス会社の名前がお店のウインドウにシールが貼ってある。
土曜日のウシュアイアからプエルト・ナタレスへは、8時発で席もまだまだ余っていた。しかし、このお店はクレジットカードが使うことができず、手持ちの現金もそこまで持っていなかったので、改めて後日買いにくることに。
○ウシュアイアからプエルト・ナタレスへの行き方
ウシュアイアからプエルト・ナタレスへのバスを買うには、下記代理店で購入できます。ウシュアイアの街は分かりやすいので、下記住所さえ分かれば簡単に辿り着くことができる。
住所:GODOY 41
窓にTAQSAとかMARGAとかバス会社のシールが貼ってあります。
しかし、南極ツアーを扱う代理店もツーリストインフォでもらったリストを参考に何軒か回ったけど、中には潰れているお店もあったりと、ツーリストインフォの扱う情報はしばらく更新されてないのかなぁ。
かつや
Ushuaia Day 4 ウシュアイアで南極行きの準備
南極行きは当初決まっていなかったので、今後の日程の変更や道具の準備などが必要。
●南極に行くのに必要なもの
今回申し込んだ南極船Antarctic Dream号では、長靴や防寒ジャケットは貸してくれるので、必要なのは防水のズボンと旅行代理店の人が言っていた。
さらに、旅行代理店の方に防水グッズの安いお店を聞いたので、そこに行ってみる。
すると、Sanmartin通りにあるようなアウトドアグッズを扱うきらびやかなお店ではなく、どちらかというと現場系の服を扱うようなお店。
ということで、防水ズボンも70ペソという安い価格でゲット。
お店の住所:Deloqui 942
手袋は上野山荘のフリーボックスに入っていたので、あと必要なものと言えば、双眼鏡。もしくは、カメラの望遠レンズ。
南極では動物など間近によって見れない場合もあるので、どちらかは必要不可欠な道具だろう。
そう言われてみると、街中を歩いているツーリストは、バカでかい一眼をよくぶら下げている。まるでバズーカのようだ。
●ウシュアイアで一眼レフを検討
ウシュアイアは免税エリアのため、電化製品を扱うお店がたくさんある。
ウシュアイアのメイン通りSanmartin通りには、パソコンや携帯、そしてカメラが多く並んでいる。
カナダから愛用しているカメラ(Olympus PEN)の望遠レンズとファインダーが欲しかったが、残念ながらPENを扱うお店がなく、ウシュアイアでPENのアクセサリーを扱うお店は無いようだ。
ということで、別の一眼を検討。
WiFiのカフェでコーヒーを飲みながら、ネットで情報集め。ある程度、分かったところで、改めてカメラ屋へ。
狙いはNikonのD3000かD5000。免税エリアとはいえ、日本と比べるとなかなか高い(1.5倍~2倍くらい)。
一晩悩もう。
●One World世界一周券の日程変更
さて、南極行きを決定したことにより、今後の日程を変更しなければいけなかったので、JALに電話しようとiPadでSkypeを立ち上げようとしたその時、ケータイが鳴る。
もしもし、と電話に出ると、なんとJALのいつも日程を変更する担当者の方からちょうど電話がかかってきた。
すごいタイミング。
次のフライトの時間が変更になった旨、連絡をしてきてくれたので、ついでにフライトの変更をリクエスト。
なかなか、希望の日のフライトに空きがなく、日程決めに苦戦したもののサンティアゴ→サンパウロ、サンパウロ→リマのフライト日程を決定。
JALの担当者の方、いつもお世話になってます。
かつや
Ushuaia Day 3 ウシュアイアの街でインターネット
世界最南端の町ウシュアイアでは、インターネットの環境はあまり良くない。
●ウシュアイアのインフォメーションセンターでWiFi
日本人宿にしてはめずらしく、ウシュアイアの上野山荘にはWiFiは無い。
ということで、上野山荘の情報ノートにはWiFi情報が色々書かれている。その情報の中でも有力なのが、ウシュアイアの観光案内所(ツーリストインフォメーションセンター)。
ここでは、旅行者に対し無料でWiFiを開放しているらしく、南極関連など調べごとが溜まっていたので、ネットをしにツーリストインフォに行ってみることに。
ウシュアイアには、2箇所のツーリストインフォがあるが、そのうちの港の方がWiFiが使える。Infoへ入ると、設備の半分くらいのスペースがフリーネットスペースのようになっており、電源まである。パスワードは掛かっているが、柱に書いてあるのですぐに分かる。
無料にしてはスピードもまあまあ。FFFTPが繋がらなかったこと以外は、まあまあ使える。
ただ、Infoの営業時間は18時までなので、WiFiが飛んでいるカフェを探す。
メインのSanmartin通りは、さすがツーリスト通りなだけあって飲食店も多く、WiFiと書かれたお店もある。
しかし、地球の果てなだけあって回線は細い。
暖かい店内でコーヒーでもゆったり楽しみつつ、インターネットをするくらいでちょうどいい。
○ウシュアイアのおすすめネットカフェ
Sanmartin通りにあるCesar Hostalというホテルに併設されているカフェがオススメ。向かいのマルコポーロ(Marcopole)というネットカフェより回線は早く、お店もすいている。電源もあり、コーヒーもおいしい。
ミディアムサイズのコーヒー:7ペソ
かつや