Museo Mural Diego Rivera ディエゴ・リベラ壁画館へ行く
メキシコシティでは、日本人宿ペンションアミーゴに泊まっている。
この宿、建物も古く設備もなかなかボロイのだが、唯一(!?)すごいのが中庭の壁に描かれた絵。この絵は、巨匠ディエゴ・リベラの描いた最高傑作「アラメダ公園の日曜の午後の夢」をパクった壁画なのだ。
当初、壁画の中に「神は存在しない」とリベラが書き話題になったことで有名なこの絵が、近くの美術館で見ることができるというのでこれは見ておかねば。
早速、Hidalgo駅近くのディエゴ・リベラ壁画館まで歩いて行ってみる。
●しばし傑作に見入る
途中、行き先表示の看板があさっての方向を向いていたため、若干迷ったが歩き方に書かれているような強盗被害もなく無事到着。
博物館の外では、地元の人達がチェスを楽しんでいたり、平和な雰囲気。
エントランスを通り、美術館の中へ入ると、すぐ右手に壁画が展示されている部屋がある。しかし、「まずはその他の作品を見て、最後にここに来なさい」と係員に壁画の部屋に入るのを止められ、仕方なく1階、2階とリベラの作品を見てその作風など雰囲気を掴むところから始める。
すると、2階からは1階に展示されている壁画が一望できる場所があり、まずは遠いところから壁画の全体像を見ることができた。ぶっちゃけ、他の作品はそこまで…な感じなので、すぐに1階に降り間近でリベラの最高傑作を見てみる。
壁画の横幅は非常に広く、ダイナミックに活き活きとメキシコの著名人が描かれている。時代背景や書かれている人物など正直詳しくは分からないが、その巨大な壁画に圧倒され、部屋に用意されているソファーでしばらく壁画をゆったりと眺めてしまった。
中央のガイコツの婦人が絵全体のアクセントになっていて、広い壁面を存分に活かしたとても素敵な作品だ。
入場費用:S割引で無料
●パスタパーティ
宿に戻ると、皆でパスタを食べようとお誘い頂いた。いわゆるシェア飯と違い、皆で食材をもちよりその材料でできる夕食を作るのは一体感があっていい。旅人は時に孤独。帰属意識という人間の欲求を感じる。
そんな良い仲間たちが集う日本人宿ペンションアミーゴは実に快適(最初にボロイとか書いたけど…)。そして、本物のディエゴ・リベラを見た後に、中庭の壁画を見るとこれまた忠実に再現されていることに感心する。描かれている人物の顔はオリジナルとは全く違うらしいが。。
ということで、当初2泊3日予定だったメキシコ滞在はまだまだ続く。
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