In Copenhagen デザインとヒッピーの街コペンハーゲン
今日は午前中コペンハーゲンの見どころを回り、午後からアンちゃんにお勧めの場所へ連れて行ってもらう。
●昔も今も美しいデザイン
まずは街の中心部東にあるニューハウンを目指す。
運河が流れるニューハウンは、その両岸に立ち並ぶカラフルな家屋が特徴。建物の大きさや色合いが見事に統一され、しかしただ単に同じ色にして統一しているという訳ではないというのがデンマーク流。黄色や水色、赤などカラフルな壁が並ぶが、計ったように全体のバランスが取れている。北欧のデザインが優れているというのも良くわかる。この街で生まれ育ったら自然とデザインのセンスが着くはずだ。
続いて、ローゼンボー離宮。
ローゼンボー離宮の大きな目玉は、王室の豪華な宝物が置かれる宝物館にある王冠だ。そう、あの王様がかぶっている王冠のホンモノ。漠然とイメージは持っていたが、実際に見てみるとこれがすごい。ゴールドの土台にこれでもかと宝石がちりばめられてる。さらに、細部までこだわった装飾が施されており、時価でいくらくらいなんだろうかと思わず考えてしまうほど豪華。
また、近くに王妃の冠も展示されているが、こちらも形状はイメージ通りクイーンな形をしている。王妃の場合、冠よりもネックレスなどのアクセサリーの方がものすごく豪華だった。もちろん、ただ豪華なだけでなく、美しいフォルムや宝石の配置、全体から醸し出されるきらびやかさなど、デザイン技術の高さが見て取れる。
締めは、デンマーク・デザイン・センター。
デンマークデザインを象徴する家具が展示されており、北欧家具の優れたデザインのルーツを感じることができた。天井から吊るされたいくつものライトは、これまた色、形、大きさ全てにおいて絶妙な組み合わせ。そして、一日中座っていたいと思わせるようなチェアーや、色合いの優れた雑貨類など、こんな部屋に住んでみたいと想像が膨らんでしまう。
やっぱり北欧の家具は素敵だ。
○入場費用
ローゼンボー離宮 入場料:1人 45DKK(Sディスカウント)
デンマーク・デザイン・センター 入場料:1人 25DKK(Sディスカウント)
●ピースフルな別世界 クリスチャニア
コペンハーゲンの見どころを一通り見終わった後、学校から帰ってきたアンちゃんと合流。おススメの場所、クリスチャニアへ一緒に行く。
クリスチャニアに入る前に、アンちゃんからいくつかの注意点を教えてもらう。
①写真撮影禁止
②騒いではいけない
③マリファナを吸っている人がたくさんいるけど安全な場所
一体、どんな場所なんだろう。
クリスチャニアのゲートをくぐり、一歩中に入るとそこはまるで別世界。レンガ造りの家々が並び、街の所々に思い思いのアートが飾られている。たくさんの若者がくつろぎ、とてもピースフルな雰囲気。このヒッピーたちによる自治区クリスチャニアは、一昔前のそれもコペンハーゲンではないどこか違う場所にタイムスリップしてしまったかのような錯覚に陥ってしまう街だ。
しばらく街を散策してみる。道は未舗装で幅も狭い。そのため、車は一台も走っておらずとても静か。そして、所々若者が道端のベンチなどでくつろいでおり、手には見慣れぬタバコのようなものを持っている。そう、クリスチャニアはコペンハーゲンで唯一マリファナが合法の場所なのだ。
ヒッピーによるヒッピーのための自治区。少し響きは古くも感じるが、そこだけ時代が止まったように穏やかでとてもピースフルな場所でした。
その後、アンちゃん宅に友達が集まり夜遅くまでパーティー。ごちそうしてもらった手作りのデンマーク料理は格別だった。
明日は、朝8:30のフライトでスウェーデン ストックホルムへ移動する。朝早くの起床のため、隣の部屋でパーティーが続く中、お先においとま。
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