Iguazu colonial Day 2 イグアス移住地で農家を訪ねる
ペンション園田さんの元オーナー(今は引退されて息子さんがオーナー)園田さんが、北海道出身の日系1世の方のところへ行くというのでご一緒させて頂いた。
●広大な土地で今も現役の77歳のおじいちゃん
ペンション園田のあるイグアス市のセントロから車を走られること約15分。
この辺一体のすべての土地が昨日聞いたお話の「当時はジャングルだった」場所かと思うと、そのすごさを実感する。
メインの通りから未舗装の道に入ってからも、両脇に豊かな作物がどこまでも続いている。
そして、大豆畑の間の細い道をさらに進み、パラグアイのさんさんと照りつける太陽を浴びて緑に輝く稲が生い茂る田んぼに到着すると、おじいちゃんが畑仕事に精を出していた。
園田さんにご紹介頂き、おじいちゃんに当時のお話をお伺いすることができた。
おじいちゃんは、北海道の網走出身で約50年前にパラグアイに移り住んできたとのこと。イグアス移住地に来る前も、パラグアイの別の場所で農業を営んでおり、このイグアス移住地に来てから大きな農地を手に入れ、今では30人のパラグアイ人を雇うほど農業に成功している。
どこまでも続く大豆畑、
そしてたくさんの牛、
とにかく巨大な農機具、
イグアス移住地に移ってきたときに活躍していた機械など
たくさんのお話を聞かせていただいた。
しかし、一番の苦労話といえば、北海道時代の雪。網走の冬はとにかく寒く、トイレに行くだけでも雪かきが必要だったという。それに比べて、雪の降らないパラグアイは天国のよう。移住当時の苦労など、それに比べたらたいしたことないと言わんばかりに、パラグアイの生活を楽しんでおり、今でも現役。
開拓の苦労について多くは語らなかったが、おじいちゃんにとってはホントにそうだったのかもしれない。目の前に広がる大きな困難を最大のチャンスと捉えるその精神。見習わなくては。
ということで、園田さん公認で、おじいちゃんの長男マリオさん(5人兄弟のうち唯一日本名じゃないらしい)の畑から大量の大豆を盗み、ペンション園田へ帰宅。
移住の苦労が詰まった枝豆をおいしくいただきました!
かつや
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