Archives for "102_行き方(How To Go)"
Fitz Roy Trekking Day 2 朝日に染まるフィッツロイ
今回のフィッツロイトレッキングの目的は、朝日に染まるフィッツロイを見るため。
●満点の星空とフィッツロイ
朝5時、寝袋から抜け出し、テントの入り口を開けると外はまだ真っ暗。
昨日、エル・チャルテンのエントリーで確認した日の出の時間は7:15だったので、余裕を持ってキャンプ場を出発できる。
着替えなどを済ませ、5:30にPoincenotキャンプ場を出発。
昨日、ミラドールまでの道を途中までは確認しておいたので、真っ暗の中でもライト一つである程度方向感覚は掴める。
キャンプ場から近くの川へ降りて行き、橋を渡る。
ふと空を見上げると、暗闇の中にとんでもない数の星が。こんなにも天の川をくっきりと見たのは始めて。
この辺り、唯一ある明かりといえば、手元のライトのみ。そのため、今にも降って落ちてきそなくらいの星が見られるのだろう。
折角なので、星空の写真を撮っておきたかったが、日の出までの時間も迫っていたので時間のかかる星空の撮影は諦め、フィッツロイが赤く染まるミラドール「Lag. de los Tres」を目指し、足を進める。
出発から30分程で最初の目印にしていたキャンプサイト Rio Blancoへ到着。
昨日の下見ではここまで来ていなかったので、この先たどり着けるか心配だったが、幸いにもキャンプサイトにミラドール Lag. de los Tresへの標識が立っていた。
ここまでの道のりは比較的平坦な道だったが、看板によるとどうやらここから先は結構デンジャラスなトレッキングになるらしい。
今回は、パイネの時と違ってトレッキングシューズを借りずに、普通のスニーカーで来ていたのでちょっと不安。
どの位デンジャラスなのだろうか。
●朝日に照らされ次々と表情を変えるフィッツロイ
Climber Onlyのキャンプサイト Rio Blancoを越えると、急に山道が険しくなってきた。
大きめの岩がゴロゴロしてる急な山道。富士山登山の終盤のような感じ。
ただ、パイネの過酷なトレッキングを経験してきたし、このくらいの山道は登りきれるだろう。
1時間もすると、次第に東の空が明るくなってきた。
そして、視界の先には暗闇にそびえ立つフィッツロイの姿があらわに。ミラドールまでもうちょい。
キャンプ場を出発してから1時間ちょっと。7時前にはフィッツロイと朝日を見るのに最適なミラドール Lag. de los Tresに到着。
いよいよ、辺りは明るくなってきた。
ミラドールに到着し、待つこと約20分。吹きすさぶパタゴニアの冷たい強風にあっという間に体温を奪われ、岩陰で風を凌いでいると、さっきまで薄い水色のようなフィッツロイが急にオレンジに染まってきた。
これが噂の神の世界が見える瞬間か。と、ここへ来てにょきっと伸びるフィッツロイの山頂に雲が掛かってきた。
ん〜、ちょびっと残念。。
完璧な状態のオレンジに燃えるフィッツロイを見る事は出来なかったが、時間が経つにつれオレンジから黄金にフィッツロイの山肌が変化していく姿など、かなり美しい風景を見る事ができた。
そして、昨日から一緒だったヤハギさんがフィッツロイのミラドールで恒例の凧揚げ。パタゴニアの強風に凧が踊る。
気が付くとさっきまで朝日を見にきていた人々が一人もいなくなっている。さすがの寒さに、名残惜しい思いに後ろ髪を引かれつつ、8時くらいからキャンプ場に向けて下山開始。
行きでは真っ暗の中、それこそ闇雲に登っていたデンジャラスな山道。すっかり明るくなった帰り道で見ると、ホントにハードな山道なことに以外とびっくり。
●帰りはゆったりトレッキングを楽しむ
フィッツロイのミラドールから、帰りは1時間程でRio Blancoキャンプ場へ到着。
シゲルさんに借りたガソリンのストーブでお湯を沸かし、3人で朝食&コーヒーブレイク。10時を過ぎた辺りからようやくテントの撤収を始める。
それにしても、エル・チャルテンで借りたテントは快適だった。パイネの時の狭いテントとは大違い。1泊で終わってしまうのがもったいないくらい。
まあ、フィッツロイの朝日も見れたし、天候に恵まれて良かった。
エル・チャルテンまでの帰り道は、緩やかな下り坂と平坦な道が続く。途中、昼食を食べたりゆったりとロス・グラシアス国立公園のトレッキングを楽しむ。
●エル・チャルテンからエル・カラファテへ
エル・チャルテンからエル・カラファテへのバスは8:00、13:00、18:30の一日3本。
13:00のバスには余裕で間に合わなかったので、エル・カラファテ行きの最終バス18:30までエル・チャルテンのバスターミナルでひたすら待つことに。
しかし、この町フィッツロイ以外何もない。椅子ですら、バスターミナルに3つあるのみ。
18時過ぎにようやくカラファテ行きのバスが到着したため、3人で乗り込み早起きだったせいかあっという間に熟睡。
気づいたらエル・カラファテへ到着。
○エル・チャルテンからエル・カラファテへの行き方
エル・カラファテからエル・チャルテン行きのバスチケットを往復で購入し、帰りのチケットに日付が入っていないオープンチケットの場合(当日のうちに帰らない場合など)、エル・チャルテンのバスターミナルのバス会社のカウンターでチェックインが必要。
ちなみに、バスチケットは片道で買っても往復で買っても値段は一緒。
エル・チャルテンからエル・カラファテまでは所要3時間。
●Fuji旅館で引き続きキャンプ生活
エル・カラファテでは、今回もチャルテンに行く前に泊まっていたFuji旅館にステイする。
宿に到着し、夕食後キャンプ生活でたまった洗濯をしていると、なんだか水道の出が悪くなってきた。
そして、ついに宿の設備の全ての水道がダウン。
どうやら2階に水を汲み上げるポンプが故障したようで、1階にある水撒き用の水道からは何とか水が出る。
そのため、生活用水をバケツや鍋に汲み、皆で何とかその晩を凌ぐ。バケツの水で顔を洗う生活。キャンプ生活がやっと終わったと思っていたのもつかの間、パタゴニアの大地恐るべし。
※ちなみに、オーナーさんの迅速な対応で翌日の朝には水道設備はきちんと回復しました
●エル・カラファテの安宿 Fuji旅館
エル・カラファテにある日本人宿「Fuji旅館」は、エル・チャルテンに行く前に泊まっていた宿。
今回は、ドミ部屋が1ベットしか空いていなかったため、ツインの部屋にステイ。
1人10ペソしか変わらないが、ツインの部屋は広くてかなり快適。
エル・カラファテの安宿 Fuji旅館 宿泊費用(ツイン):1人 50ペソ
かつや
Fitz Roy Trekking Day 1 フィッツロイ近くのキャンプ場へ一泊
パタゴニア周遊もいよいよ終盤。パイネ国立公園やロス・グラシアスの氷河などはすっかり満喫し、最後はフィッツロイ。
●エル・チャルテンの町でキャンプ用品をレンタル
今ステイしているエル・カラファテの町でもキャンプ用品のレンタルはやっているお店が何軒かあったが、微妙に高かったので今回のフィッツロイのトレッキングのキャンプ用品は、現地のエル・チャルテンで調達することに。
朝の7時にエル・カラファテの日本人宿Fuji旅館を出発し、バスターミナルから8時出発のバスでエル・チャルテンへ向かう。
◯エル・カラファテからエル・チャルテンへの行き方
エル・カラファテからエル・チャルテンへのバスは、それぞれの町のバスターミナルから毎日運行している。
時間はどちらも8:00、13:00、18:30の1日3本。所要3時間。
チケット購入もバスターミナルでできる。
移動費用
エル・カラファテからエル・チャルテンへのバス運賃:片道1人 75ペソ
しばらくバスに揺られていると、エル・チャルテンの町に着く手前でパタゴニアの山々の間からにょきっとフィッツロイの姿が見え出した。
今日は天気も良いし、なかなか楽しみ。
11時くらいにエル・チャルテンの町へ到着。まずは、国立公園内をトレッキングする際の注意事項など、ビジターセンターでレクチャーを受ける。
フィッツロイ(ロス・グラシアス国立公園)入場料:無料
エル・カラファテから乗ってきたバスは、終点であるエル・チャルテンのセントロにあるバスターミナルに到着。
まずは、キャンプ用品のレンタル屋さんを探さないと。
エル・チャルテンのバスターミナルにあるツーリストインフォで町の地図とレンタル屋さんの情報をGETし、何店か聞いてまわる。
今回のトレッキングでレンタルが必要な道具は、テントとマットくらい。必需品のクッキングストーブは、たまたまエル・カラファテの日本人宿Fuji旅館で再会したバイカーのシゲルさんに、ガソリンのクッキングストーブをお借りしたのですごく助かった。
結局、エル・カラファテで聞いたどのお店よりも安い、キャンプ用品のレンタル屋さんでテントとマットを調達。
まるで新品のような広いテントを格安で借りることができたので、フィッツロイのキャンプはかなり快適にできそう。
エル・チャルテン キャンプ用品レンタル費用
2人用テント 1泊:30ペソ
マット 1泊:6ペソ
●フィッツロイの無料キャンプ場 Poincenotへ
エル・チャルテンの町のはずれの登山道入り口から、フィッツロイトレッキングを開始。
最初の目的地は、トレッキングルート中盤のトーレ湖。
ここまでは、しばらく登りが続くため、余分に持ってきた食料とキャンプ用品の詰まったバックパックが肩に重くのしかかる。
パイネ国立公園のトレッキングで鍛えたとはいえ、なかなかきつい。
なんだかんだ景色を楽しみつつ、出発から1時間半くらいで最初の目的地トーレ湖へ到着。
トーレ湖で空になったペットボトルに水を補給し、今日の最終目的地ロス・トレス湖を目指しトレッキング再会。
ここからは比較的平坦な道で1時間ちょっとの道のり。。のはずが、いつまで経っても目的地のロス・トレス湖近くにあるフィッツロイの無料キャンプ場「Poincenot」に着かない。
公園内のところどころにある案内標識の到着予定時間はもうとっくに過ぎている。
ビジターセンターでもらった地図を改めて見る。
何かおかしい。
さっきのトレッキングコースの分岐点には「C. Fitz Roy」と「El Pilar」と書いてあった。
地図に書いてある分岐を見ると、フィッツロイ方面にはクライマー専用のキャンプ場 Rio Blancoがあり、El Pilar方面に目的の無料キャンプ場 Poincenotが表示されている。
ちょっと待てよ。
事前に調べた情報では、クライマー専用のキャンプ場 Rio Blancoの手前がPoincenotだったはず。
ということで、一旦しばらく歩いてきた道を戻り、疑惑の分岐点まで。
そこで、すれ違ったトレッカーに道を聞いてみる。
「ああ、Poincenotなら、El Pilar方面じゃなくてFitz Roy方面だよ」
やっぱり、この地図間違ってる。
山歩きでオフィシャルの地図が間違ってるなんて致命的。
疑惑の分岐点から目的のPoincenotキャンプ場まではほんの2、3分程で到着。
●フィッツロイの朝日ポイントのミラドールを下見
Poincenotキャンプ場では、エル・チャルテンの町で会ったヤハギさんと再会。
エル・チャルテンの町の宿がどこも一杯だったため、テントを借りてキャンプ場まで来たらしい。
折角なので、フィッツロイの朝日ポイントまで一緒に下見に行くことに。
キャンプ場から近くを流れる川に降り、フィッツロイの見える方向にあるそれっぽい道を進む。
しかし、いつまで経っても最初の目的地Rio Blancoキャンプ場に到着しない。それどころか、川沿いに出来たトレイルは次第に細くなり、最後は大きな川に挟まれる形で行き止まりに。
入場料といいキャンプ場といい、フィッツロイのトレッキングは基本無料なだけあって、なかなか楽しませてくれるぜ。
これ以上勘任せでウロウロするとさすがに遭難しそうなので、一旦Poincenotキャンプ場まで引き返してみる。
すると、キャンプ場近くに標識を発見。
「Rio Blancoはこっち」と書いてある。
標識を頼りにしばらく進んでみる。
さっき行く手を阻まれた大きな川にぶつかる。しかし、今回は正規のルートなのでちゃんと橋が掛かっている。
この川を渡る時に、辺りが真っ暗だと広い川原で先のトレイルを見失うという情報があったので、先の道をしっかり確認する。
Poincenotキャンプ場へ来るときと、フィッツロイのミラドールへの道で2度迷っただけあって、もうすぐ日没の時間。
朝日ポイントまでのミラドールの下見は、残念ながらここで終了。
まあ、これが本番じゃ無くて良かった。ぶっつけ本番だったら日の出の時間までには、確実にたどり着けなかっただろう。
●フィッツロイ&朝日が見れますように
今日の夕食は宿で作ってきたお弁当。
時間と火を節約できる最強のキャンプご飯。プエルト・ナタレスの宿で一緒だったトレッキングマスターのカップルがやっていた技。
それに加え、お借りしたガソリンストーブで温かいスープを作る。
日が暮れると同時に急に寒くなるPoincenotキャンプ場。パタゴニアは夏でも夜は特に冷える。
重い荷物を担ぎ、きつい上り坂を何時間も登った疲れた体も、星を見ながらの温かいコーヒーで一発で癒される。
シゲルさん、ありがとう!
明日は、朝日で染まるフィッツロイを見るために、日の出前にキャンプ場を出発する。
晴れますように。。
かつや
Go to El Calafate プエルト・ナタレスからエル・カラファテへバス移動
パタゴニア周遊の次の目的地は、エル・カラファテ。ペリトモレノ氷河とフィッツロイのあるロス・グラシアス国立公園へ行くため。
●昼の便でエル・カラファテへ
プエルト・ナタレスの街で、エル・カラファテ行きのバスを探す。
プエルト・ナタレスにはバスターミナルが無いので、街中のバス会社のオフィスを探さないといけない。
メイン通りを歩いていると、窓に「エル・カラファテ」と書いてあるバス会社を発見。
しかし、このバス会社の発車は早朝と夜の1日2本のみ。早朝の便はもう出てしまったし、真夜中にエル・カラファテに着くのも避けたい。
ということで、歩き方に書いてあった住所を頼りに、もう一社のバスオフィスへ。
プエルト・ナタレスは街の作りが簡単なので、住所が分かれば簡単にたどり着ける。
もう一社のバス会社からは14時発でバスがあった。
早速、宿に戻りチェックアウトし、WiFiの飛んでいるカフェでネットのチェックをしてから、エル・カラファテ行きのバスに乗り込む。
○プエルト・ナタレスからエル・カラファテへの行き方
プエルト・ナタレスからエル・カラファテへのバスは2社が運行している。1社は早朝と夜の1日2本、もう1社は14時発。所要時間4.5時間。
2社とも歩き方に住所が載っている。
移動費用
プエルト・ナタレスからエル・カラファテへのバス運賃:1人 11,000ペソ
●明日は雨のペリトモレノ氷河
プエルト・ナタレスからのバスは順調に進み、予定の時間でエル・カラファテのバスターミナルに到着。
エル・カラファテでの宿泊先は、日本人宿 Fuji旅館を予定している。
しかし、ベッド数も少なくなかなか空きの無い宿らしいので、バスターミナルから空き確認の電話をしてみる。
良かった。空いている。
ということで、Fuji旅館にチェックイン。
早速、無料のWiFiにiPadを接続し、msnの天気予報をチェック。
残念ながら、予報だと明日は1日雨らしい。
氷河の長時間トレッキングで雨は辛いし、1日待つことにするか。
●エル・カラファテの安宿「Fuji旅館」
エル・カラファテにある日本人宿 Fuji旅館。1室4人のドミ部屋2つとダブルの部屋が2つのみの小さな安宿。
オーナーご夫婦の家の一部を宿泊者に貸しているような形のため、普通の家みたいでゆったりくつろげる。
部屋や水周りは清潔で、使い勝手の良いキッチンには調味料や道具も充実(おいしい醤油もあり)。
無料のWiFiもあり、十分な速度でネットにつなぐことができる。また、無料のPCもあるので、自分のPCが無くてもネットが使える。
宿泊費用 ドミ1泊1人:40ペソ
かつや
Go to Puerto Natales パイネ国立公園の起点 プエルト・ナタレスへ
最南端の地ウシュアイアを後にし、これからパタゴニアを北上する。
●さよなら上野山荘
上野山荘のマスコット犬トゥルーチャとも、南極を共にした仲間ともお別れ。
朝8時ウシュアイア発のバスでプエルト・ナタレスを目指す。
上野山荘から長距離バスが出るセントロまでは、いつものコレクティーボB線でも行けるが時間が定かではないので、タクシーを呼んでもらいウシュアイアのセントロまで行く。
○移動費用:12ペソ
上野山荘からウシュアイアセントロまでタクシーで10分くらい。バスが発着する住所(バスチケット購入時教えてくれる)をタクシーの運ちゃんに伝えれば連れて行ってくれる。
●ウシュアイアからプエルト・ナタレスへ
パンパが広がる荒野がひたすら続く。
リオ・ガジェゴスからウシュアイアに来た時と同じ国境を越え、チリへ入国。
チリへの入国は食べ物の持ち込みが厳しいが、イミグレではX線に荷物を通すだけの簡単チェックで終了。
その後、バスがしばらく進んでからフェリーに乗り込みマゼラン海峡を越える。
プンタ・アレーナスでバスを乗り換え、朝8時にウシュアイアを出たバスは22時にようやくプエルト・ナタレスへ到着。イミグレでの手続き等含めて、移動時間は14時間程。
ちなみに、このバス移動、バスの食事サービスが無いだけでなく、途中食べ物が食べれるようなところへの休憩も一切なし。アルゼンチンからチリへは食べ物が持ち込めないのにも関わらず、国境でちょっとした食べ物が買えるくらい。
なかなか過酷な移動でした。
●プエルト・ナタレスの安宿「Estrellita Del Sur」
プエルト・ナタレスの安宿情報はあまりない中、上野山荘で出会った旅人から教えてもらった宿。家族経営の民宿といった雰囲気。宿は清潔で快適。キッチンもあるが、ここのご家族と共有なので、使いたいときに好き勝手使えないのはちょっと不便。
また、無線LANも無いので(有料でネットに繋がったPCは使える)、無線LANが必要な時は近くのネットカフェへ行く必要がある。ただ、街の中心部に近いため、長距離バス到着時や買出しなどに便利な立地。
パイネ国立公園へショートトリップの際など、荷物を無料で預かってくれる。さらに、街中の相場よりちょっと安くパイネ行きのバスの手配してもらえるので、パイネに行くための宿としては申し分ない。
部屋の形式はツインが主だが、ドミとして使われているようなので、2人でもドミ料金で1部屋借りられる。
宿泊費用:1泊 1人 5,000ペソ
プエルト・ナタレスの安宿 Estrellita Del Sur 住所:Chorrillos 855
かつや
Ushuaia Day 7 上野山荘でアサドパーティー
いよいよ明日、南極ツアーの出発日。ウシュアイアの港近くにある、アーティスティックなお土産屋さんを少しぶらついてから、用事を済ますことに。
●プエルト・ナタレス行きのバスチケットを購入
南米のバカンスシーズンである今の時期、南米の長距離バスは非常に混んでいる。
南極から帰ってきてから、バス待ちの足止めを食らうのは嫌なので、今日のうちにウシュアイアからプエルト・ナタレス行きのチケットを買っておく。
ウシュアイアでバスチケットを購入する場所は、先日調べておいたので、旅行代理店に行き即購入。10日以上先ということもあってか、席はまだがらがら。
○ウシュアイアからプエルト・ナタレスへの行き方
代理店の場所などは、一昨日のエントリー参照。
ウシュアイアからプエルト・ナタレスへの移動費用
夜行バス セミカマ運賃:290ペソ(1人)
●One World世界一周券のルート(区間)を検討
当初予定に無かった南極が日程に入ってきたため、今後行く国の見所のシーズンを考えないと。
今のところ、この後のOne World世界一周券のルート(区間)は、サンティアゴ→サンパウロ→リマ→日本だが、鏡張りのウユニ塩湖は、今がシーズンどんぴしゃなので一刻も早くリマに飛びたいし、ブラジルにあるレンソイスのラグーンが溜まるには、今からの時期は遅ければ遅いほどいい。
ということで、この間日程を変更したばかりなので、ちょっと気が引けるが、いつものJAL担当者の方にSkypeでコール。
しかし、何度試しても出ない。
いつも2,3コールですぐ出てくれるのに、おかしい。
何気なくメキシコのカレンダーを調べてみると、今日のメキシコは祝日!
日本やヨーロッパのJALはいくら電話してもなかなか出ないし、南米のJAL(代理店)だと変更が出来ないところも多いので、One World世界一周券のルート(区間)変更は明日に持ち越し。
●上野山荘でアサドバーティー
アルゼンチンと言えばアサド(南米流バーベキューみたいなもの)。
上野山荘の宿泊者のうち、ウチら含め5人が明日から南極なので、上野山荘のみんなで最後の夕食をシェア飯にすることに。
もちろん、メニューはアサドということで、近くのスーパーLAに買出しに行きアサド用の肉を購入。
火おこし班と、仕込み班に分かれ準備を進める。
ちなみに、アルゼンチン流アサドのポイントはこんな感じらしい。
○アルゼンチン流アサドの作り方
・肉はスーパーで買ってきた巨大なカタマリのままじっくりと両面を焼く
・炎を出さないように炭火を調整し、遠赤外線で焼く
・肉の味付けは粗塩とコショウのみ
・基本的に野菜は焼かない(サラダとかにする)
焼肉やバーベキューとは、作法が全く異なるようだ。
肉の塊は、牛1.5kg、羊1kgとなかなか巨大なので、片面20分くらいかけじっくり焼き上がりを待つ。
チャリダーヨシさんがアサドール(アサドを仕切る人のこと。アルゼンチンの男はアサドができて一人前らしい)となり、肉が焼きあがった。
牛はもちろんのこと、チョリソーや羊はアサドにするとかなりうまい。
味付けは粗塩とコショウのみという意味が分かる。肉自体のうまみがぎゅっと閉じ込められ、余分な油や臭みなど落ちているため、タレなどでごまかす必要が全くないからだ。
ウチラが乗るAntarctic Dream号で南極に行ってきた3人が今日上野山荘に戻ってきたため、3人も一緒にアサド。
巨大な肉のかたまりはあっという間にきれいさっぱり。
明日からの南極船のディナーも楽しみ。
かつや
Ushuaia Day 5 ウシュアイアで一眼をゲット
せっかく南極にまで行くし、ツアーに払う費用に比べたらたいした金額じゃないし、、ってことでカメラをもう一台買うことに決定。
●南極のお供にNikon D5000+SIGMA 18-200mmを購入
ウシュアイアのツーリストインフォメーションで、いつものごとく無料のWiFiを使い買う機種を決める。
しかし、いざ店頭に行ってみるとD3000なら標準レンズ付きで4,500ペソ、と合わせて300mmの望遠も1,000ペソちょっと。しかし、D5000だと本体だけで4,200ペソするし、使いまわしのよさそうなSIGMA 18-200mmは1,850ペソもする。
D3000の値段には惹かれるし、スペックも十分そうな気はするが、荷物を1gでも減らしたい中、レンズ2本持ちはつらいし、D5000と比べるとスペックも若干劣る。
せっかく南極まで行くんだったら、と、D5000とレンズも1本で広く使えるSIGMAの18-200mmに決定!
4GBのSD HCも買って、これで南極行きの準備はOK。
あとは、カメラの使い方を覚えないと。
○カメラ購入費用
Nikon D5000:4,200ペソ
SIGMA 18-200mm:1,850ペソ
SD HC 4GB:100ペソ
しかし、日本製品は海外で買うと高い(ちなみに、アルゼンチンペソは1ペソ約20円)。世界一周ともなると機械にとって過酷だし、南米はスリとか危険だし、、といいカメラを日本から持ってくるのを躊躇するのはもったいない。これから世界一周をする方で持っていくカメラを迷っているなら、断然一眼をオススメします!
●ウシュアイアからプエルト・ナタレス行きのバスを調べる
南極から戻ってきてから、次の目的地はパイネ国立公園の起点となるプエルト・ナタレス。
しかし、ウシュアイアにはバスターミナルが無い。いったい、バスチケットはどこで買うのだろうか。
ここで、困ったときのツーリストインフォ。
海岸沿いのツーリストインフォにプエルト・ナタレスに行きたいと相談すると、バスチケットを扱うお店の住所を教えてくれた。
しかし、そこの住所に行ってみるとなんと土産物屋。お店の人に聞くと、そこを2ブロック行ったところに移ったわよとのこと。そこで、2ブロック先に行ってみるも、バスチケットが売っているようなお店は一向に見つからない。近くのお店で聞いてみると、そこを曲がったところにあるよと。
ツーリストインフォのくれたヒントを元に、だんだん近づいてきたぞ。
角を曲がったところを進むと、、あった!バス会社の名前がお店のウインドウにシールが貼ってある。
土曜日のウシュアイアからプエルト・ナタレスへは、8時発で席もまだまだ余っていた。しかし、このお店はクレジットカードが使うことができず、手持ちの現金もそこまで持っていなかったので、改めて後日買いにくることに。
○ウシュアイアからプエルト・ナタレスへの行き方
ウシュアイアからプエルト・ナタレスへのバスを買うには、下記代理店で購入できます。ウシュアイアの街は分かりやすいので、下記住所さえ分かれば簡単に辿り着くことができる。
住所:GODOY 41
窓にTAQSAとかMARGAとかバス会社のシールが貼ってあります。
しかし、南極ツアーを扱う代理店もツーリストインフォでもらったリストを参考に何軒か回ったけど、中には潰れているお店もあったりと、ツーリストインフォの扱う情報はしばらく更新されてないのかなぁ。
かつや
Go to Ushuaia 世界最南端の町ウシュアイアへ
リオガジェゴスを朝9時に出発したバスは、いよいよ世界最南端の町ウシュアイアへ向かう。
●国境を越え、ウシュアイアへ
アルゼンチンのリオガジェゴスを出発し、アルゼンチンのウシュアイアに到着する。
しかし、南部パタゴニアはチリとの国境が入り組んでいるため、ウシュアイア行きの幹線道路でどうしてもチリ国境をまたぐことになる。
そのため、バスに乗っていきなりチリ入国カードを手渡されることに。チリ入国では、以前梅干を没収された経験がある。チリ国内へ、野菜や種子、肉などを持ち込んではいけないからだ。
そして、今回はそんなことが無いように、事前に荷物で持っている食べ物類を確認し、準備を整えてきた。今回の懸念は、マテ茶と米。これらは、持ち込んではいけない野菜や種子に該当するのだろうか。
バスは出発して1時間ほどでアルゼンチンを出国。アルゼンチンの出国は、バスの添乗員さんが全員のパスポートを集め、30分程バスの中で待っているとスタンプを押されたパスポートが帰ってくるという楽チンタイプ。
そして、いよいよチリ入国。
荷物を持ってバスを降り、ちゃんとしたチリのイミグレオフィスへ向かう。
出国スタンプの後、いよいよ荷物検査。X線の機械に荷物を通す。何か係員に聞かれるかなと思っていたが、全くのスルー。バスでその日のトランジット入国なので、形式上検査をやるだけなのだろうか。
●海峡を渡り、アルゼンチン入国。そしてウシュアイアへ
車窓に見えるバンパの景色を見ながら、夜でもないのでヒマな時間を過ごす。
そして、南に向かう道は一旦終わる。
ここでフェリーにバスごと乗り込み、マゼラン海峡を渡る。特に、船に乗り換える必要もなく、あっという間に南米の南の果てフエゴ島に上陸。
しばらく未舗装の道をバスが進み、ようやくチリ出国。イミグレオフィスでは、スタンプ ポンの流れ作業。続く、アルゼンチン入国も6,7時間前の出国と同じく、添乗員おまかせタイプ。
リオ・グランデで半分程乗客が降り、日も傾いてきた21時過ぎ。ついに、南の果ての町ウシュアイアへ到着。
移動費用
リオ・ガジェゴスからウシュアイアまでのバス運賃:290ペソ(1人)
●ウシュアイアの安宿「上野山荘」
ウシュアイアに来る日本人の旅人は、ほとんどがここに宿泊するというくらい有名な安宿。
残念ながら、上野山荘を開いたご夫婦はもういらっしゃらないが、最南端にある日本人宿の醸し出す雰囲気はとても良い。
宿の設備としては典型的な日本人宿といった感じで、キッチンや共有スペースなど設備は充実。WiFiはないが、愛犬トゥルーチャと五右衛門風呂が南の果てまで辿り着いた旅人を癒してくれる。
ドミ1泊宿泊費用:40ペソ(2泊以上でそれ以下に)
ウシュアイア 上野山荘への行き方
町中を走っているコレクティーボのB線(バスターミナルの近くだとDeloqui通りを走っている)に乗り、10分ほどで丘を登ったところの住宅地へ入る。鉄塔を目印にコレクティーボを降りると分かりやすい(詳しくは上野山荘オフィシャルHPを参照)。
といっても、バスで夜着くと、コレクティーボを乗るところも降りるところも分かりづらいし、めんどくさいという方にはタクシーがおすすめ。ウシュアイアのタクシーにはちゃんとメーターも着いている(乗る前に念のため確認を)ので、ボラれることも無い。ちなみに、バスターミナルから上野山荘まで16ペソ前後。
かつや
Go To Rio Gallegos カマでプエルト・マドリンからリオ・ガジェゴスへ
今日は移動日。プエルト・マドリンからリオ・ガジェゴスまで夜行バスで移動する。
●南米の最高級夜行バス
プエルト・マドリンからウシュアイアを目指したかったが、昨日プエルト・マドリンのバスターミナルを片っ端から確認しても、ウシュアイア行きは月曜日まで満席。プエルト・マドリンで2日間足止めはもったいない。
ということで、ウシュアイアの手前リオ・ガジェゴスまでは行くバスが見つかったので、とりあえずリオ・ガジェゴスまで行き、現地でウシュアイア行きのバスを見つけようという作戦。
プエルト・マドリンのバス会社の人に南米のバス検索サイトを教えてもらい、調べたところプエルト・マドリンには窓口のないバス会社でリオ・ガジェゴスからウシュアイアまで若干の空きがあるみたい。
○南米のバス会社検索サイト
南米の長距離移動といえば、飛行機かバス。飛行機の検索には様々なサイトがあるが、バスの検索サイトで優れたものはあまりない。ということで、業界の方も使っている南米のバスの検索サイトを教えてもらったので紹介します。
スペイン語のサイトだが、使い方は至って簡単。路線やバス会社、日時や運賃など調べることができます。
Plataforma 10 http://plataforma10.com/
●南米初のカマクラス
今まで南米の移動では、費用的な問題からセミカマのバスを選んでいたが、今回たまたまセミカマよりも安いカマを発見したので、南米初のカマクラスでプエルト・マドリンからリオ・ガジェゴスへ移動。
そうはいっても南米クオリティ。
プエルト・マドリン出発予定時刻の13時を1時間過ぎてもターミナルにバスが来ない。
14時半を回ったあたりでようやくバスが来たかと思うと、隣町トレレウで一旦バスを降ろされ何も無いバスターミナルで2時間待ち。
なぜ、セミカマより安いか分かった気がする。。
それ以外はさすがカマ。
3列シートとか
料理とか
ワインとか
飛行機のビジネスクラスに乗っているみたいでした。
料理はメインが付き(昼食は鶏肉、夕食は牛肉を使ったメインでした)。
そして、味もおいしい。
飲み物もサービス係のお兄さんがサーブしてくれます。(コーラ・スプライト・ワイン・お水)
ただ、セミカマと違って、自分で飲み物注ぎに行っちゃいけないんだって!
移動費用
プエルト・マドリンからリオ・ガジェゴスまでのバス運賃:325ペソ(1人)
あきえ
Peninsula Valdes tour バルデス半島ツアー
今日は、バルデス半島ツアーに参加。
ペンギン、グアナコ(リャマに似ている)、オタリア(オットセイみたいなの)
見れました。
朝7時半のピックアップは、1時間遅れ。
このままお迎え来なかったらどうしよ~
て不安になったところでようやく来てくれました。
ほっ
ガイドさんはスペイン語・英語2ヶ国語OK。
ツアーメンバーはスペイン語のみで問題ない人が多いらしく、
英語の説明のときは、もれなくこちらを見て話してくれる。
ありがたい。けど正直そこまで分からない英語。><
でも分かった振りして笑顔。にこ。うーん情けないー
●展望台 兼 博物館
まずやってきたのは博物館。展望台もあり、眺めもいいらしい。
期待して、まずは展望台へ。
・・
違う角度からもう一枚
車窓から見た景色のほうがよかったかも。
博物館にはクジラの骨が飾ってました
まぁいいや。こんなのは序章♪
アザラシとペンギンが待ってる!
●プラタ・ノルテでゾウアザラシの群れに遭遇
かなりの数のゾウアザラシがビーチに寝そべっている。
ただ、ビーニャで見たほうが近かった。
●カレタ・バルデスで間近にペンギンを見る
かわいい。けど旭山動物園のほうがいいかも?
人懐っこくて、近寄ってきてくれる子が何匹か。
●ただのビーチ プンタ・ピラミデ
シャチを見にいく人は追加料金でフェリーへ乗り込み、海へ。
ただ、このフェリー、本来はホエールウォッチングが目玉。
今(1月)はオフシーズンのため、高いお金を払ってフェリーに乗り込む人は少ない。
フェリータイムは約2時間。
その間、他の人は・・
待つ。
待つ場所はビーチ!
けど寒くて泳げませんー
あ、寒さに強ければ大丈夫かな?
だって
うちら以外の方は全員服を脱ぎだして、あっという間に水着姿に。
ん?
昨日持ち物について聞いたら「暖かい服装で」って言ってなかったっけ・・
気温は低く寒いから、当然水も寒いと思うんだけどな。
うちらは水着着てなかったし、着てたとしてもこの寒さじゃ遊泳はムリ・・
ってことで
ぼーーー
として過ごした。
シャチを見にボート行かない人は本気で暇です・・
日差しが強いので、焼きたい人はいいかな?
岩から海へ飛び込んでる人もいました
どうして白人さんはあんなに寒さに強いんだろ。
ほんとすごいと思う。
まとめ
バルデス半島、今の時期は飛ばしちゃってもいいと思う。
クジラが見れる時期はいいのかもね。
特に期待せず、の~んびーり遠足気分でツアー参加することをお勧めします。
(にしてはツアー代金高い)
※プンタ・トンボって場所は良いらしい。ペンギンの営巣地で、何万というペンギンの姿が見れるとか。
でもウシュアイアまで行くならビーグル海峡で見れると思うし・・うーん。
結論
~パタゴニアの廻り方・ルートについて~
●ブエノス・アイレスからスタートの場合
ブエノスアイレスからウシュアイア迄は、飛行機で飛んじゃったほうがいいと思う!
で、ウシュアイア~サンティアゴまで陸路で行きつつ、パタゴニアを楽しみましょ。
ちなみに今現在ブエノスアイレスでアルゼンチン国内学生証は作成不可です。
作ってくれる旅行代理店が突然閉鎖してしまい、学生証作成代金だけ払い、作成してもらえなかった人もいたらしい。
●サンティアゴからスタートの場合
そのため、サンティアゴスタートの人は先にパタゴニア行っちゃいましょう!
ブエノス経由しても特にメリットなしです。
陸路でパタゴニア南下→ウシュアイアからブエノスアイレスまで飛行機。がいいかと。
ブエノス~ウシュアイア。
飛行機と長距離バスの値段の差はわずか2000円程度。
かかる時間の差は・・
あきえ