Archives for "ラ・パス(La Paz)"
Go to Potosi ポトシの鉱山を見学。暗闇で汗を流す男達の物語
ウユニからポトシへ来た目的は、鉱山を見学すること。ポトシには、セロ・リコという銀などが取れる山があり、この街の多くの人が鉱山作業員として従事しているらしい。
●ポトシで鉱山ツアーを申し込み
ポトシの鉱山ツアーは、午前と午後の2回。
ポトシへ到着したのが、昨日の深夜なので午前中にツアー決めをし、午後から参加することに。
事前に得ていた情報だと、カテドラルに隣接する通り「Lanza」にあるSilver Tourが主催のため安いと聞いていたが、行ってみると残念ながら今日は休み。
そのため、近くの「コアラツアー」という旅行代理店にツアー内容を聞きに行くと、内容がいい感じ。
今夜のラ・パス行きの夜行バスのチケットも合わせて買うと、ディスカウントもしてくれたので、ポトシの鉱山ツアーはここで決定。
○ポトシの鉱山ツアー費用:1人 80ボリ
○ポトシからラ・パスへの行き方
ポトシのバスターミナルは市内から離れており、バスチケットを買うのは時間とお金が無駄にかかってしまう。そのため、旅行代理店で鉱山ツアーなどと一緒に買うのが便利。
ちなみに、バスチケットの旅行代理店発行手数料は、20ボリの上乗せが相場。
ポトシからラ・パスのバス運賃は、スタンダード30ボリという格安からあり、最高級のカマでも80ボリ。(旅行代理店でお願いするとそれに20ボリ上乗せ)
ボリビアの物価って素晴らしい。
ポトシからラ・パスへの移動時間:1人 100ボリ(カマ)
●鉱山作業員へのお土産にダイナマイトを買う
午後13時からの鉱山ツアー開始に合わせ、旅行代理店へ向かう。
すると、ポトシの中心部11月10日広場では、何やらお祭りが開催されていた。
旅行代理店の人に聞いてみると、選挙か何かでボリビアの大統領がここに来ているらしい。
お祭りで中心部周辺は込んでいたため、ちょっと離れた場所まで歩きツアーバスに乗る。
最初の目的地は、服の着替え。
全身鉱山用のウェアに着替え、長靴とヘルメット、ライトを装着。
その姿で皆車に乗り込むのだが、車内の風景はまるでこれから作業に向かう車のよう。
次の目的地は、鉱山作業員用のマーケット。
ここで鉱山作業員へのお土産に、ジュースやコカの葉、ダイナマイトなどを購入。若干特別価格で高かったが、これも過酷な環境で働く作業員のためか・・・。
続いて立ち寄ったのが、鉱山で取れた原石を精製する工場。
大雑把な機械がウォンウォンと鈍い音を立てながら動いている。
生成段階が進んでいっても、機械は大雑把なまま。
そして出来た銀の最終段階の製品を25~30USドル/kgでアメリカや日本、中国などに販売するらしい。kg当たり30ドルなんて、銀とは思えない価格だが、最終段階の製品はまだまだ銀には程遠く、きらきら光る土といった感じ。
ガイドが言う。
「これが、ボリビアンテクノロジーさ。」
最終製品でこの売り上げであれば、末端の作業員にどれほどの給料が行き渡るのだろうか。
●狭く暗い過酷なポトシの鉱山の中で働く男達
ポトシの鉱山セロ・リコへ到着。
はじめはちょっとした探検気分でガイドに着いていき、狭い坑道を進んでいく。
しかし、奥へ続く道はどんどん狭くなり、這い蹲らないと進めないくらい狭い箇所も。そして、ものすごい砂埃に、マスクをしてても咳き込む。また、ぬかるんでいる箇所ではかなり足場が悪く、それに加えてこの中は蒸し暑いため、自然とヘルメットから汗が滴り落ちてくる。
ただでさえそんな環境なのに、ここは標高4,000mという高所でもある。あまりの過酷なツアーのため、8人のツアーメンバーのうち途中で2人が脱落。
うちらはただ歩いているだけなのに、この環境の中で力仕事をしている作業員っていったい。。
梯子を使って縦穴を降りたり、ヘルメットをぶつけながら横穴を進んでいくと突き当たりで何やら作業員が石をスコップですくっている。
どこからか採掘してきた石をトロッコに乗せここへ運んでくる。そして、地上へ搬出するため、トロッコからかごに石を乗せかえる作業をここで行っているわけだが、この工程すべて手作業。
何十トンとあるトロッコを男4,5人がかりでここまで押してきて、台車を横に倒し石をぶちまける。出来た石の山を何度もスコップですくい小さなかごへ乗せる。小さなかごを上の階で引き上げる。
自分でぶちまけた石が邪魔でトロッコが進まないため、そこにいる全ての作業員でトロッコを持ち上げ、レールの見える部分までトロッコをずらす。
ここでは、こんなことをひっきりなしにやっている。
次に向かったのは、作業員の休憩場所。
といっても、地べたに座ってやっとという広さの狭い暗いトンネルの突き当たりのスペースがあるくらい。
そこでは、ベテランのおじさんと青年が休憩していた。
ガイドが色々な質問をする。
「何歳からここで仕事してる?」とか「給料はどう?」なんてぶっちゃけた質問も。
今17歳だという青年は、コカの葉で頬に一杯にしながら浮かない顔でぽつぽつと答える。
「14歳からここで仕事をしている。金なんてちょっとしかもらってない。」
ガイドは言う。
「彼のお父さんが、彼が14歳のときにこの場所を用意してくれたんだ。。」
ガイド自身の父親も元鉱山作業員で、長年の過酷な作業がたたったのか既に亡くなってしまったらしい。
14歳から既に彼の人生が決まっている。
そして、既にそれを悟ったような表情で、その後もぽつぽつとガイドと話をする。
だって彼はまだ17歳。
暗い穴の中で食事もせず、ただコカの葉だけを噛みながら、朝から晩まで働く。
仕事のやり方も、仕事自体を選ぶ権利もまるで無いかのように。
ここの鉱山の中にトイレはない。これはどういうことか。
トイレがないということは、行きたくても行けないということ。
その為、鉱山労働者達は朝から晩まで食事を摂らず、ただひたすら暗闇の中で働いている。食事は朝と、仕事終わりの夕食のみ。
その重労働をまかなうものは?”コカの葉”
写真を見れば気づくと思うが、鉱山労働者は皆、頬をコカの葉で一杯にしている。
コカの葉には覚醒作用があるので、それで空腹を紛らわしているのだ。
おみやげにと渡したコカの葉。
これが彼らの食事なのだと思うと、複雑な気持ちにならざるを得ない。
その昔、鉱山で働く作業員は大規模なデモを起こし、選挙権を勝ち取ったらしい。しかし、今日この街にボリビアの大統領が来ていても、彼らは町でやっているお祭り(デモ)には参加せず、ただ黙々と石を運んでいる。
選挙権を勝ち取ったとしても、過酷な労働環境や貧しい生活は一向に改善せず、今となっては諦めの境地なのか。
鉱山出口へ向かう途中、たくさんの資材を積むトロッコを押すのをガイド筆頭に手伝う。
しかし、ろくに整備もしてないレールは、まるでその役目を果たさず、すぐに台車がレールから外れてしまう。
その度に、作業員全員で「せーの」とトロッコを持ち上げて、レールに戻す。また、すぐにトロッコはレールの外にいってしまうのに。
作業員には、どこまでの裁量が与えられているのだろう。どう見てもこの鉱山全般かなり効率が悪い。作業スペースをもう少し広くしたり、もう少し機械を入れたり、もう少しレールをちゃんと直したり、、それだけでかなり効率が上がるはずなのに、直すお金をかけるならその分作業員を安い賃金で投入しろということなのだろうか。
ツアーの途中でガイドから聞いた。
「日本で作っている多くの電化製品の基盤にも、この銀は使われている」
産業の末端で世界を支える労働者は、世界中にたくさんいる。ここで見た現実は、ほんの一部だろう。安い賃金で文句一つ言わず、ただ黙々と決められた仕事をこなす。仕事の改善を試みる裁量も与えられず。
1日の作業を終え、外で休憩している作業員のおじさんが声を掛けてきた。
「おお、日本人か。今日本大変みたいだな。がんばれよ。」
世界は一つだ。
1人1人が今出来る精一杯のことを頑張るしかない。
●夜行バスでポトシからラ・パスへ
ポトシの鉱山ツアーは、結構きつかったが色々と考えさせられた。
21時半発の夜行バスに合わせ、タクシーで新バスターミナルへ。
さっきまでの鉱山の町の質素な雰囲気とは対照的に、新バスターミナルは近代的で立派な作り。
ちょっとした先進国のバスターミナルよりも立派だ。
全く異なる資本とはいえ、狭い坑道の中のズレたレールのことを考えてしまった。
定刻の21時半、夜行バスでラ・パスへ向けて出発。
かつや
Go to Uyuni ウユニ塩湖へ向けて夜行バスで出発
今日の夜行バスで、ウユニへ向けてラ・パスを出発する。
●ラ・パスの街をぶらぶら
今朝も、日課となったメルカドでボリビアン定食&フルーツ。
続いても、日課となったラ・パスでのお買い物。
買っても買っても欲しい物が大量に出てくる。
今日はマフラーを大量買い。1つ8ボリ(約90円)のマフラーとか普通におしゃれだし、アルパカ100%でも25ボリとかかなり安い。
この2,3日でかなりの量になってしまったお土産を、今泊まっているラ・パスの安宿エル・ソラリオに預けるため、インディヘナのおばちゃんが使っている頑丈な袋を街角で購入し、荷物をまとめる。
ちなみに、エル・ソラリオの荷物預かりの部屋はかなり狭く、たくさんの預け荷物が山のように積みあがっているうえ、扱いもかなり乱暴。そのため、壊れ物は要注意だし、ちょっとした袋とかだと中身が行方不明になってしまう可能性もある。ということで、インディヘナの袋は必須アイテム。
●ウユニへ向けて出発!
19時発の夜行バスに合わせて、ちょっと早めにラ・パスのバスターミナルへ。
近くの食堂で夕食を済ませ、バスを待つ。
到着したバスは、外見こそ普通の観光バスだが、シートはまあまあ広くて快適。さらに、ブランケットも用意されていたので、夜の寒さも、悪路の道もなんとかなりそうだ。
出発時間を30分程過ぎたころ、いよいよバスが動き出した。
バスの中のモニターには、ロードオブザリングが映し出される。
スペイン語吹き替え&遠く小さなモニターには英語字幕。
おやすみなさい。。
かつや
Shopping & Boliper in La Paz 買い物とボリパーの街ラ・パス
昨日に引き続き、今日もラ・パスでお買い物。そして、もう一つのラ・パス名物といえばボリパー。
これまたボリビアを通ってきた旅人が行う定番のスタイルで、ちょっと強めのパーマをあまりの安さにノリでかけてしまうというもの。
●ウユニ行きのバスチケットを購入
今日も宿近くのメルカドで朝食。
ペルー、ボリビアと外食が安いため、すっかり自炊をすることが無くなった。
メルカドでは、フルーツサラダと定食。
昨日の夕食とはうってかわって、やっぱりボリビア料理はうまい。
お腹が一杯になったところで、バスターミナルへ。
電車は日程が合わなかったため、辛いと噂のバスで直接ウユニへ行くことに。
ラ・パスのバスターミナルは、ラ・パス中心部から徒歩20分くらいのところにあり、結構立派なバスターミナル。入り口付近で案内係のお姉さんにウユニ行きのバス会社を教えてもらい、カウンターへ(No.16とNo.18だったかな)。
2社とも値段や出発時間(1日1本)は一緒だったが、後に聞いた方のバス会社の方が車両が立派そうだったので、そっちに決定。ちなみに、バス会社の方もウユニまでは未舗装道路も多く、結構辛い道のりだと言っていた。
○ラ・パスからウユニへの行き方
ラ・パスからウユニへバスで行く場合、ラ・パスからポトシへ行って、ポトシからウユニへ行く方法と、ラ・パスから直接ウユニへ行く方法がある。ポトシで乗り継いだ方が費用を抑えることができる。但し、バスで移動の場合、悪路や寒さで辛いので、車両のグレードやブランケットや暖房などのオプションを確認する必要あり。
また、ラ・パスからオルーロまでバスで移動し、オルーロからウユニまで電車で移動する方法もある。ただ、電車は週に4便、そのうち2便は夜中2時にウユニ到着という便なので、事前にラ・パス市内のチケットオフィスで確認を。
移動費用
ラ・パスからウユニへのダイレクトバス:1人 100ボリ
●ラ・パスのスコールと決死のボリパー
無事明日のウユニ行きのチケットが買えたため、ラ・パスで再び買い物を楽しむ。
このところ、夕方前くらいから天気が急に悪くなり、激しいスコールが降ってくる。今日も、15時過ぎから雲行きが怪しくなり、突然のスコール。この雨では、落ち着いて買い物もできないので、一旦宿で待機することに。
ここ最近、ウユニへ行ってきた旅人の話では、3月の終わりともなると雨季も終わり、鏡張りのウユニはもう期待できないかもしれないとよく言われる。
ただ、このスコールは雨季の特徴。ウユニ塩湖周辺にもスコールが来ていることを期待しよう。
雨もひとしきり降ると、すっかり止んでいた。
そして、いよいよボリパーをかけに、エル・ソラリオ周辺の美容室を覗いていく。
ボリパーをかけたことのある旅仲間に色々とリサーチしてみたが、結局のところボリパーの仕上がりは”運”という感じ。運次第で、おしゃれな髪型になったり、パンチパーマ→時間が経つとアフロという激しい髪型になったり。
ということで、美容室を何軒か覗いた結果、感を頼りにお店を決定。
ボリパーをかけたお店の場所は、エル・ソラリオを出て正面の小道を入った突き当たりの美容室(隣が床屋)。
担当のお姉さんに2人して細かく要望を伝える。
お姉さんはばっちり理解してくれたようだ。
後は、お姉さんの腕を信じて、おとなしく身を任せる。
まずは、ボリパーをかける前。
髪が長いと、まずまとめるところから。
丁寧に巻いていきます。
ちなみに、ボリパーをかけた旅人には結構出逢い、イースター島で一緒だったヒデくんもボリパー。みんな、結構激しい感じに仕上がっていた。
この写真を撮った直後、メモリーカードがクラッシュした経験もあってか、ボリパーと聞くと特殊な”ナニか”を使って巻くとか、はたまた薬草か何かの溶剤を使うのかと思っていたが、巻き方も溶剤もいたって普通。
日本の美容室となんら変わりなく、とにかくその値段が安いだけ。
仕込みが終わったら、保温するための帽子みたいなのをかぶって溶剤が浸透するのをひたすら待つ。
この待ち時間がやたら長く感じ、時間が経つにつれ不安になってくる。
大丈夫か、オレの髪。
・・・
そしてついにボリパーが完成!
先に完成したあきえはこんな感じ。
そして、オレ。
後ろはこんな感じ。
良かった。パンチパーマにはなってない。。
丁寧な仕事でとても満足いく仕上がりでした。お姉さんありがとう!
○ボリパー費用:2人合わせて120ボリ
2人合わせて、1200円ちょっと。東京の美容室はなんで1万も2万もするんだろう。。
●ラ・パスの韓国料理「コリア・タウン」へ
今日の夕食は、ボリパー記念(?)に韓国料理。
歩き方に載っているラ・パスの「コリア・タウン」という韓国料理のお店へ。
韓国料理定番のビビンバ(ケチャップの容器にはコチュジャン)と、
キムチチゲをオーダー。
ラ・パスは、ボリビア料理、日本食もおいしいけど、韓国料理もかなりうまい。
ラ・パス最高。
かつや
In La Paz お土産天国(地獄?)のラ・パス
ラ・パスと言ったら民芸品のお土産。なんといっても品質に対しての物価が魅力的。
●ウユニ行きの電車と食い倒れ
まずは、朝の腹ごしらえ。
今泊まっているラ・パスの安宿エル・ソラリオには日本語の情報ノートがあり、ラ・パスの情報がたくさん載っている。
そこで発見した情報に、ラ・パスはフルーツサラダが安く食べれるとあった。
ということで、今日の朝食はフルーツサラダをたらふく食べることに。
朝一で宿近くのメルカドに行くと、たくさん並ぶ店舗の中でフルーツを扱うお店がいくつもある。
激しい呼び込みを聞きながらお店を見極めて行く。
といっても、外見で分かる訳もなく、適当にお店を決定。
相場は普通のサイズが5〜6ボリ。
山盛りのカットされたフルーツが皿に山盛りに盛られ、特製ソースがかけられている。
今日は3店舗を食べ歩き。
ちょっとずつ個性があって、どこのお店も美味しい。
次の目的は、ウユニ行きの電車を調べること。
情報ノートにも載っていたが、一応最新の情報を調べるために、ラ・パス市内にある鉄道オフィスへ行ってみる。
外観からは一見普通の家のように見える鉄道オフィスの中に入ると、ラ・パスからウユニへ行く電車の時刻表が掲示してあった。
ラ・パスからウユニ行きの電車は週に4本しかなく、その内2本は夜中の2時にウユニに到着するため使い勝手の悪い。残る2本の日時を確認すると、次の便が火曜日ということで、そこまで待てないため電車でのウユニ行きは却下。
鉄道オフィスから宿周辺に戻るついでに、ラ・パスの街を散策。
ラ・パスで話題のクリスピークリーム風のSOSドーナツ、そしてコールドストーン風のアイスを道中食べ歩き。
物価が安いって素敵。ついつい財布の紐が緩んでしまう。
さらに、SOSドーナツ近くの通りには、コンタクト屋も発見。ちょうど、コンタクトが切れそうだったので良かった。ウユニから戻ってきたら買ってみよう。
●買い物天国(地獄?)ラ・パス
ボリビアを通ってきた旅人は必ずボリビア産の民芸品を見に付けている。
特に有名なのが、ボリビア産の布を使ったズボンの通称ボリパン。
ということで、ボリパン探しを中心に色々お土産通りを散策。
エル・ソラリオ近くの通りには所狭しとお土産屋さんが並んでおり、入るお店入るお店どれもかわいい。そして、とにかく安い。
手当り次第、気に入ったものを買っていく。バックパックの容量が許す限りとにかく買い物。
お目当てのボリパンも見つけ、今日の買い物終了。
最後に、地元の食堂で夕食。今のところボリビアの料理は美味しかったが、残念ながら今回のお店ははずれ。。肉とスープがおいしくない。。
このままでは、夜も眠れないので、近くのチキンのお店で口直し。これは間違いなかった。
ラ・パスの買い物は明日へ続く。買っても買ってもキリがない、ラ・パスはまさに買い物地獄。。
かつや
Arrival at La Paz 国境を越えボリビアの首都ラ・パスへ到着
快適なクスコからのバスは、朝の6時過ぎくらいに最初の乗り換え地点プーノへ到着。
●国境を越えボリビアの首都ラ・パスへ到着
プーノで7時発のボリビアのコパカバーナ行きのバスに乗り換える。
しばらく走り国境へ到着。
国境では不思議な飲み物が売られていた。
うん。あんまりおいしくない。。
近くにいた女の子はうれしそう。
ちなみに、ペルー出国、ボリビア入国ととてもスムーズ。
巨大なティティカカ湖をボートに乗って越え、少し走るとコパカバーナへ到着。
ここで、またバスを乗り換え。
ただ、乗り換えまで1時間あり、ちょうど昼時だったこともあり、その辺で昼食を取ることに。
ウロウロしてみると、地元の人で賑わういい感じの屋台を発見。
地元の人が頼んでいる品を見よう見まねで注文。
日本円にして約80円のランチの味は果たしてどうか。初ボリビア料理に、期待と不安で一杯になった最初のスプーンを口に運ぶ。
なんだこりゃ、ヤバイ!
期待をはるかに上回る美味しさ。
注文したビステという料理は、白いご飯に玉ねぎをスパイスで煮込んだようなソースに牛肉のステーキが入ったような感じで、味付けが日本人好み。素材の深い味がする。
近くに売っていた、ゼリーのようなものも頼んでみる。
これも20~30円くらいなのに、味はかなりいける。これから先、ボリビアにいる間見つけ次第買ってしまうだろう味。
入っていきなり、ボリビアのとりこ。
そして、約束の時間にラ・パス行きのバスに乗り込み、コパカバーナを出発。
昨日の20時にクスコを出てから、約20時間。ようやく、ラ・パスへ到着。予定だと13時くらいに着くはずだったのに、3時間押し。かといって、道中至ってスムーズでどこかで遅れた感じもしなかった。
ということで、クスコからラ・パスへのバス移動時間はこんなもんなんだろう。
●ボリビアで本格的な日本食を堪能
コパカバーナからのバスは、バスターミナルではなく、ラ・パスの中心部が終点。
ちょうど、目星を付けていた安宿が近かったので、歩いて移動しチェックイン。
すると、見覚えのある顔が。
南極で一緒だったともこちゃんとこんなところで再会!
せっかくなので、ラ・パスで有名な日本食レストランのけんちゃんへ、皆で行くことに。
海外で日本食はあまり食べたことはないが、けんちゃんのレベルはかなり高い。
十分日本でもやって行けるレベル。
まずは餃子。
そして、スタミナラーメン。
トゥルーチャ(ティティカカ湖で獲れる魚)ちらし。その身はまるで極上なサーモンのよう。
からあげ定食。
しかも、ボリビアの物価なので、東京の食堂と比べると結構安く、ついいっぱい頼んでしまった。
3,650mの高地で食べ過ぎは注意。
●ラ・パスの安宿「エル・ソラリオ」
ラ・パスで有名な安宿「エル・ソラリオ」。南米を旅する日本人旅行者のほとんどがこの宿を知っている。
何故かというと、ここは泥棒宿としてあまりにも有名だから。
とはいっても、最近はドミを無くしたり、改善がされているようなので、実質最安値のエル・ソラリオに泊まることに。
設備は清潔で、ツインの部屋はかなり広い。無料のWiFiやキッチンもあり、宿としては全く問題無し。
※結局、ここに計10泊くらいしましたが、最後の最後で貴重品ロッカーに預けていた現金(ペルーのソル)が無くなったり、預け荷物に入れていたヘッドホンが無くなりました。貴重品ロッカーには自前の鍵(南京錠)もし、常にスタッフが常駐していました。
夜は貴重品ロッカーのあるレセプションの扉も閉まり、中にはスタッフだけという、外部の人間が取るのは難しい状況。さらに、預け荷物のバックは受け取るといつも鍵をしていない部分のチャックが開いていたりと、噂どおりかなり注意が必要な宿です。
また、預け荷物の取り扱いがかなり乱暴だったので、荷物を宿に預ける際は壊れ物など要注意です。
宿泊費用:ツイン 1室 60ボリ
かつや
Go to La paz クスコでオーダメイドの靴が完成。夜行バスでラ・パスへ
今日でクスコ最終日。の予定。
●なかなかできないクスコのオーダメイドの靴
というのも、マチュピチュに行く前にオーダーしていた靴が、納期の昨日の夜の段階ではまだ出来上がっておらず、朝一で工房を訪れるも完成はまだとのこと。
何せ、職人のおじさんと弟子の2人でやっているような小さな工房に、同じ宿に泊まっている日本人6人で同時に発注したもんだから、そりゃ工房はてんやわんや。
ということで、靴を受け取れないとクスコを出発できないので(とはいってももうバスチケット買っちゃったけど)、今日がクスコ最終日の”予定”。
●クスコの街でお土産を物色
クスコと言えば、民芸品を中心としたお土産天国。
うちらの世界一周の旅は、2010年4月にスタートし1年の予定なので、そろそろ終盤。
そして、ちょうどここはお土産天国のクスコ。
所狭しと並ぶ民芸品を時間をかけて吟味。
結構な量のお土産をゲット。クスコのお土産屋さんは値段交渉に応じてくれるので買い物が楽しい。
●豪華絢爛なクスコのカテドラル
クスコに来て以来、アルマス広場は何度となく通っており、そこに建つカテドラルの存在はとても大きなものだった。
ちょうどオーダーメイドの靴はまだまだ出来なそうなので、クスコの中心的存在のカテドラルの中を見学することに。
カテドラルの見学なのに、結構いい入場料を取るだけあって、オーディオガイドが無料で付く。
順路通りにオーディオガイドを聞きながら、カテドラルを見学。
オーディオガイドでは、「カテドラルコンプレックス」と表現されるくらいとにかくこのカテドラルは巨大。
特に印象に残ったのは、黄金やシルバーに輝く装飾と最後の晩餐の絵に描かれたクイ(ペルーで食べられるネズミの料理)。
カテドラル内にいくつもある祭壇は、どれもこれもペルー産の金や銀を使っていたり、最後の晩餐のクイもペルーにとっては欠かせないものだからとかオーディオガイドでは説明されていたが、その説明を聞くのはちょっと複雑。
カテドラルの説明のベースには、ペルーの生活に根ざしてきたかのような設定になっており、元々この地域に暮らしていたインカをスペインが侵略し、インカの全てを壊し、宗教までも入れ替えたという歴史は一切出てこない。
マチュピチュも見てきたことだし、せっかくなので、もう少しフラットな立場の説明が聞きたかった。
まあ、カテドラル自体はものすごく素晴らしかった。
カテドラル入場費用:12.5ソル(S割引)
●オーダーメイドの靴完成!そしてラ・パスへ
午前中に工房を訪れた時に約束した完成の時間は15時。
ただ、とても15時までに完成しそうではなかったので、1時間遅れの16時に工房へ。
すると、95%は出来上がっており、あとは仕上げの靴紐を通す穴を付けることくらい。
良かった。これで、今日ラ・パスへ向かうことができそうだ。
そして、工房の外で靴の完成を待つ。
30分程待ったところで、待望の靴が完成。
とても1足3,000円の靴には思えない程、完璧な出来栄え。
これで、世界一周残りの旅路も楽しく歩けそうだ。
宿に預けてあった荷物を受け取り、バスターミナルへ。
22時発のバスは予定通り、クスコを出発。
今日もセミカマのバス2階席の一番前。見晴らし最高の席で、最初の乗り換え地点のプーノを目指す。
かつや
Back to Cusco 快適なペルーレイルでマチュピチュからクスコへ
クスコからマチュピチュへ来る時は、最も費用のかからない方法で来た。
しかし、安い分かなりきつかったため、帰りは真っ当な方法でマチュピチュからクスコへ帰ることに。
●快適なペルーレイルのバックパッカー
歩き方には、最安の「バックパッカー」はあまり乗りたくならないような書き方がされていたが、実際に乗ってみるとかなり快適。
前日のうちに、マチュピチュ村のマチュピチュ駅でチケットを買っておき、9時ちょっと過ぎの電車に乗車。
車内は、ビスタドーム同様車両の上部がガラス張りになっており、座席も広々快適。
しかも、軽食のサービスまである。
これで33USドルなら、行きもペルーレイルで来れば良かったかとちょっと後悔。
電車を使わないでマチュピチュへ行くのも、なかなかアドベンチャーだったからまあ良かったけど。
ちなみに、ここで見かけた現地の新聞には日本の津波のニュースが一面から出ていた。
遠く離れたペルーでも日本のことを連日報道している。
2時間くらいで、マチュピチュからの終点オリャンタイタンボ駅へ到着。
オリャンタイタンボ駅からクスコ中心部までは、コレクティーボで移動。
オリャンタイタンボ駅に着くと同時に、客引きに声をかけられついて行くと、そこはコレクティーボ乗り場。
はじめに声をかけてきた客引きとは、オリャンタイタンボ駅からクスコ中心部まで1人10ソルで話がついていたが、いざ車を見てみると乗る人数よりも座席が少ない。
マチュピチュ行きのコレクティーボのぎゅうぎゅう詰め状態が、クスコから一緒に行動していた皆の頭に浮かぶ。
そして、ちょうど横の車の運転手が声をかけてきた。
こっちの車は、ツーリストバスで座席も余裕で車両もベンツの新しいやつ。
しかも、クスコまで1人8ソルだって。
客引きのおじさん、ごめん!
そして、快適な車で3時間程走りクスコへ到着。
○マチュピチュからクスコへの移動費用
マチュピチュからオリャンタイタンボ(ペルーレイル):1人 33USドル
オリャンタイタンボからクスコ(コレクティーボ):1人 8ソル
●クスコのサン・フランシスコ広場からバスターミナルへ
オリャンタイタンボからのコレクティーボは、クスコのサン・フランシスコ広場へ到着。
いつもは、宿が近いということもありアルマス広場を中心に動いていたが、サン・フランシスコ広場周辺の方が地元エリアになっており、ご飯なども安い。
早速、サン・フランシスコ広場前で軽いランチ。
その後、明日のラ・パスへの移動のため、サン・フランシスコ広場前からコレクティーボで長距離バスターミナルへ。
クスコのコレクティーボはよくわからなかったが、お店のおばちゃんに教えてもらい、無事コレクティーボでバスターミナルに到着。
○クスコ中心部から長距離バスターミナルへの行き方
タクシーだと5〜6ソル。コレクティーボを使う場合は、サン・フランシスコ広場の西側から乗れる。コレクティーボが次々と来るので「アウトブステルミナル?」と聞けばOK。運賃は1人0.6ソル。
●財布の残金0.5ソル(約15円)
バスターミナルでラ・パス行きのチケットを購入。
クスコからラ・パス行きのバスは何社も出しているので、条件などを確認し、簡単に買うことができる。
○クスコからラ・パスへの移動費用
夜行バス運賃:1人 50ソル
バスチケットは買えたものの、そろそろ財布の中のペルー現地通貨ソルが少なくなってきた。
一旦、宿に戻り、海外での引き出し用の口座にメインバンクからお金を入れようとすると、なんとみずほダイレクトが死んでいる。
日本のニュースで話題になっていた、みずほのシステムダウンがこんなところにまで影響している。
いざという時はクレジットカードで何とかはなるが、とりあえず日本の週明けにあたる明日までみずほの出方を待ってから対応を考えよう。
ということで、財布の中の現金を計算しつつ、サン・フランシスコ広場前の安いレストランで夕食。
それでも、ここはペルー。物価が安いことが幸いし、少ない現金でお腹一杯食べることができた。
宿へ帰る途中、1ソルの水を買うと財布の中の現金は2人合わせても残り0.5ソル。
みずほさん、明日には復活してますように。
かつや