Bucuresti to Sofia ブカレストからまたソフィアへ
風邪も少し良くなってきた。
今日はいよいよルーマニアを離れ、ギリシャへ向かう。
宿のおじさんにギリシャ行きのバスがどこで乗れるか聞いてみる。ぶっちゃけ知らない感じだ。ただ、色々調べてくれた結果、おじさんは近くのアウトガラから(アウトガラ・チネ)出ているとの情報をキャッチ。早速、タクシーを呼んでくれ(ルーマニアはタクシーが安いので)5分程でアウトガラへ。
ここ最近経験してきたアウトガラとかオトガルとかと雰囲気は異なり、何かさびれている。1件だけやっているバスオフィスで聞いてみると、なんとギリシャ行きはないとのこと。宿のおじさん、めんどくさくなったのか間違った情報をつかまされたのか。。仕方ない、ソフィア行きはあるか尋ねてみると1本だけあるって。ソフィアでギリシャ行きは探そう。ルーマニアでギリシャ行きを探せる気がしないし。
16時発ソフィア行きのバスチケットを購入し、出発までの約2時間半、ブカレスト観光へ出かける。唯一、ブカレストで見てみたかった「国民の館」はこのアウトガラから近い。早速、歩いて行ってみる。
昨日ブカレストに入った時に感じた何か淀んだ空気感は、国民の館近くの方が強く感じた。無機質に整備された街並みは緑こそ豊かに配置されているが、建物や広場などに血が通っていない。人やテナントがまばらな一本道を進んでいくと、そこに立派な建物が虚しくたたずんでいた。故チャウシェスク大統領は、どんな野望を胸にこの館を築いたのだろうか。
ルーマニア最後の観光をするために来た国民の館だが、エントランスで聞いてみるとなんと今日はもう一杯だそうだ。ガイドツアーのみの見学なので、1日にこなせる数も限られているのだろう。明日なら空いてるよと言ってくれたが、今日のバスでルーマニアを離れるので外観だけをしっかりと目に焼き付け、その場を離れる。
残り少しだった手持ちのルーマニアレイを使い切るため、統一広場近くのスーパーでお買いもの。オトガルへ戻り、外でたばこを吸っているとたくさんの子供たちが集まってきた。ブラショフでもそうだったが、この国は物乞いの子供が多い。一見すると先進国のようだが、近年の政治・経済不安で不幸せな子供たちが増えてしまったのだろう。お金も使い切ってしまったし、あげられるものは飲みかけのコーラくらい。ちょっぴり切ない気持ちで16時発のソフィア行きバスに乗り込む。
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