Antarctic Dream Day 6 南極上陸クルーズ6日目 ルーメア海峡を越えるも天候に泣かされる
今日の最初の目的地は、南緯65度にあるピーターマン島。
●ルーメア海峡(Lemaire Channel)を越える
朝6時半に目を覚ます。
昨日の夜にスタッフから聞いた話では、今日の朝7時に大型船では決して通ることができない南極の秘境ルーメア海峡を通るからだ。
南極の早朝は、夏のこの時期でもさすがに冷え込むだろうと思い、船で借りた防寒着を着てデッキに出る。
元々南極調査船だったというAntarctic Dream号は、氷河を力強く書き分けながらガリガリと進んでいく。
視界の両側には岩肌むき出しの山々と、青く光る氷河。
素敵な景色。
しかし寒い。海峡を吹き抜ける極寒の風に、天気が悪く冷たい雨だかヒョウだかが吹きつける。
防寒着を着込んできたはずなのに、デッキの上では10分も持たずにギブアップ。
●南極上陸6本目 極寒の地 Yalour Islandへ上陸
当初の目的地は、ジェンツーペンギンの営巣地として南限でもあるピーターマン島だった。
しかし、周辺海域の天候が悪いのか予定が変更され、上陸目的地はYalour Islandという島に。
12人乗りの上陸用ゴムボート ゾディアックに乗り、Yalour Islandへ上陸。
この島は、アデリーペンギンの営巣地らしく、子育てをしたり走り回ったりするアデリーペンギンがあちこちにたくさんいる。
しかし、ここまで南下してくるとかなり寒い。
アザラシはもうここにはおらず、ペンギンのみ。
南極の島をいくつか巡ってきたが、島によって生息するペンギンの種類が違うのはなかなか興味深い。それぞれの種ごとに、縄張りのようなものが決まっていて、毎年同じ島で巣を作るのだろうか。
この島のペンギンも子供が大人になりかけで、毛が生え変わってきている。
また、この島には肉食の鳥も多く、ペンギンの亡骸や空の卵も島のあちこちにちらほら見られる。
極寒の地 南極でも、壮絶な弱肉強食の世界で今日も動物は戦っている。
まあ、ペンギンのペタペタ歩く姿を見ているとそんな風には全く見えないけど。
2時間の上陸はあっという間に終了。
●南極上陸クルーズでは今日も豪華ランチ
しかし、毎食フルコースってすごい。
この生活にも、いつか終わりが来るのだろうか。
●南極の天候に泣く
午後のアクティビティはZodiac(上陸用のゴムボート)での氷河クルーズの予定。
が、しかし、残念ながら天候に恵まれず、外は強風&雪。そのため、波も荒くクルーズは中止。
ルーメア海峡を戻ることに。
しかし、氷河がすごい。
朝よりもパワーアップしている。
ガリガリと進むAntarctic Dream号。
そして、ルーメア海峡を越えるとそこはクジラの生息海域。ということで、今日の午後は終始ホエールウォッチング。
しかし、クジラといえば、レクチャーでも時々出てきたけど、未だにクジラを獲っているということで日本がバッシングされている。なぜ、クジラだけが特別扱いなのだろうか?羊を食べるのも、ウサギを食べるのも尊い生命を頂くということは同じだと思うけど。。
南極上陸ツアーも実質あと2日。
あっという間だ。
かつや
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