Posted by Katsuya on 12th 2月 2011

Antarctic Dream Day 5 南極上陸クルーズ5日目 南極代満喫の1日

ついに南極大陸へ上陸。Neko Harborからの眺めはハンパない

昨日上陸した南シェトランド諸島から、Antarctic Dream号はさらに南下を続ける。そして、いよいよ南極半島へ到着。

●早めの朝ごはん

南極上陸クルーズ船、Antarctic Dream号の朝ごはんは通常8時から。しかし、今日はランディング(上陸)があるためいつもよりちょっと早い7時半から。

ちなみに、朝食のみビュッフェ形式。乗客全員、1日4食満足行くまで食べているはずなのに、ビュッフェとなると開始時間前にフライングして料理を取り出す人がいる。それでは準備が出来ないため、開始の時間前に手を付けたらだめ、とスタッフから注意。子供じゃないんだから。。

南極上陸クルーズ船、Antarctic Dream号の朝ごはんはビュッフェ形式

●南極上陸3本目 ペンギン営巣地Cuverville Islandへ上陸

さすがに南極大陸のすぐそばの島ともなると、昨日の南シェトランド諸島よりも寒いようで、夏の今でも雪は結構残っている。

そのためか上陸1本目と同様のジェンツーペンギンが多く生息しているのにも関わらず、ここCuverville Islandには小さなひなが多い。

南極半島近くの島Cuverville Islandにはまだ小さなひなが多い。

営巣地であるCuverville Islandには、雪の無い岩場に小石を敷き詰めたペンギンの巣がいたるところにある。そこでは、生まれたばかりの雛に口移しで親ペンギンがえさを与えている姿や、卵を温めてるところを見ることができた。

南極半島近くの島Cuverville Islandで巣をつくり雛を育てるジェンツーペンギン

他の鳥では考えられないくらい、ペンギンは人間を恐れない。こんな小さな雛のときから近くを人間が多く通っているためか分からないが、おかげで5mというかなりの至近距離で愛らしい姿を眺めることができる。

さらには、アザラシとも仲良くやってる。

アザラシの隣にペンギン。南極半島近くの島Cuverville Islandはペンギンの楽園

まさにここはペンギンのパラダイス。

●ゾディアックで南極流氷ツアー その1

高台から南極の景色を眺めた後は、ゾディアックでボートツアー。

Cuverville Islandへの上陸を終えるとゾディアックで南極の流氷ツアーへ

南極の海をゾディアック(南極上陸用の小型ゴムボート)が進む。

南極の海をゾディアックが進む南極流氷ツアー

極寒の南極の海には小さなものから大きなものまで流氷がぷかぷかと浮かび、

南極の海には小さな流氷から大きな流氷までサイズは様々

青い流氷の上では時折アザラシの昼寝を見ることができる。

南極の海に浮かぶ流氷ではアザラシが昼寝

Cuverville Island周辺は、多くの島に囲まれた内海にあるためか波もなく、南極の海のとろりとした水が夏を迎えて多少雪が解けた山肌を映している。

南極のとろりとした海水が雪解けの山肌を移す

ゾディアックの流氷ボートツアーはまだまだ続き、南極の流氷ロックまでゲット。近くで見ると透き通っている南極の流氷はとてもきれいだ。

南極の流氷をゲット。透き通っていてとてもきれい

●ホエールウォッチングをしながらのランチ

今日のランチも魚介尽くし。見た目がおせち料理のような明太子っぽい味のするパテとえび。そして、ほたて入りリゾット with チキン。

主食が”肉”という南米の中で唯一、チリは魚介を多く食べる。南極上陸クルーズでチリ船を選んでよかった。

南極上陸クルーズ船 Antarctic Dreamのランチは魚介を使った料理が多い

そして今日のランチは、船のいる場所もいい。

窓からは、時々くじらやペンギンが息継ぎをするために海上へ姿を見せる。さらに、大きな流氷がその辺をごろごろ通り過ぎる。

なんて贅沢なランチ。

南極上陸クルーズ船 Antarctic Dreamの窓からクジラを見ながらランチ

●南極上陸4本目 ついに南極大陸へNeko Harborから上陸

今日2本目のランディングで、ついに南極大陸へ上陸。

目の前には、ごつごつした黒い岩肌を見せる雪山があり、その山々の間にはばかでかい氷河が広がる。

雄大な南極の山々とその間の巨大な氷河には圧巻

これが南極大陸かぁ~としみじみしていると、上陸メンバーが動き出した。歩き出した正面には雪山が広がる。

南極の雪を踏みしめながら山を登っていく。

時々、近くの雪山からバラバラと大きな雪崩の音が聞こえたりするのが、若干恐怖だったりもするが、

隣の山では雪崩が時々発生

雪山を上りきると、そこには見事な南極の景色が広がる。

南極大陸から見る見事な景色

こういう大自然に来るといつも地球のスケールの大きさに驚かされる。

もちろん、ここにもペンギンは生息しており、無数のコロニーがある。

相変わらずビーチでは、狩の前のウォーミングアップなのか軽く泳ぐペンギンがいたり、

南極の海を泳ぐペンギン。Neko Harborのビーチにて

人間の上陸を横目に、同じ場所から海へエントリーするペンギンがいたりと、目の前に見えてかわいかった。

南極のNeko Harborのビーチでは人間もペンギンも同じポイントから海へエントリー

海で泳ぐペンギン、山に登るペンギン、よくこけるペンギン。

南極はペンギン三昧だ。

●ゾディアックで南極流氷ツアー その2

午前に引き続き、南極上陸後はゾディアックで南極流氷ツアー。午前は船に帰るついでという感じだったが、今回は2時間みっちりボートで南極の海を探検する。

ここでもアザラシが流氷に寝そべっていたり、

南極のNeko Harbor近くの流氷に寝そべるアザラシ

富士山のように美しい山が、流氷で埋め尽くされる海面に反射していたり、

富士山のように美しい山が、流氷で埋め尽くされる南極の海面に反射

南極の海に浮かぶ巨大な流氷の近くをボートで通ったり、

南極の海に浮かぶ巨大な流氷の近くをボートで通る

とにかく美しい景色ばかりで驚かされた2時間だった。

南極の景色はとにかく美しい

しかし、寒かった。。

●南極上陸5本目 ディナーの後、今日3本目の上陸へ

今日のディナーは、パタゴニア料理。

アナゴの燻製がとてもおいしかった。

南極上陸クルーズ船 Antarctic Dreamの今日のディナーはパタゴニア料理

そして、食後のデザートはこのところビュッフェ形式で好きなものが取れるのだが、もっぱらフルーツが人気。船の中ではフルーツが特に貴重なため、すぐに無くなってしまう。

メインが終わると、急いでデザートの列にスタンバイ。早めに並んだ甲斐もあり、貴重なフルーツをゲット。南極の海の上で食べるメロンとキュウイは格別。

と、いきなり、20時半から今日3本目のランディングをするよとアナウンス。

2時間のゾディアック流氷クルーズといい、今日は予定外で色々楽しませてくれる。

●チリ南極基地へ上陸

本日3度目の防寒着へ着替え、ゾディアックでチリ南極基地へ。

チリ南極基地へ到着すると、たくさんのペンギンが迎えてくれた。

基地なのに、そこはまるでペンギンの営巣地ってくらいペンギンの巣ばかり。

ペンギンで埋め尽くされるチリ南極基地へ上陸

基地の中では記念のスタンプを押す。しかし、スタンプ帳を忘れたため、手元にあったパスポートのコピーが台紙に。

基地で暮らす中ビーニャ・デル・マル出身の軍人さんは、とてもいい人でお茶をごちそうしてくれた。

チリ南極基地の中でお茶をごちそうになる

と、そろそろ時間なのでボート乗り場へ戻ろうと、基地の建物を出た瞬間「ガラガラ~ン」とかなりきな音が。そして、ボート乗り場のほうからは「逃げろ!」とたくさんの乗客が逃げてくる。

なんと、目の前にあった巨大な氷河の大崩落。津波的な危険があるのか、近くにいた人間もペンギンも鳥も一斉に建物の方へ非難してきた。

巨大な氷河の大崩落に逃げ惑う人間、ペンギン、鳥

氷河の崩落も特に被害は無く、ボートで船に無事戻ることができた。

それにしても南極上陸クルーズ、ドレーク海峡を越え、ようやく南極への上陸が始まったと思っていたのに、11日のスケジュールはもう折り返しポイントに差し掛かっている。

楽しい生活はいつまでも続かないものだ。。

しかし、今日は盛りだくさんの1日でした。

かつやcat

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